ブラックとホワイトの2種類の故障が。ホワイトをパラリ。まずは透き通ったスープ…。
近くの住宅展示場の建売を35年ローンで買ってしまいそうになる味である。喜多方や佐野より鶏ガラ強め。醤油と鶏ガラの王道。あっさりを超越した濃厚な天国が広がる。
麺は手もみ縮れの平打ち。これがスープと絡む。幾分柔らかめだが、のど越しが良い。
焼豚の旨味も深い。青菜のシャキシャキが絶妙。煮卵の黄身は魔性。私はハードボイルド派なのだが、ソフトボイルドの方がこのスープには合いそうだ。
海苔を麺と絡めて啜る。このメンマでビールが飲みたい。ナルトの安定感も嬉しい。
気づけば残すところ、ワンタンのみに。たっぷりとある。口に運ぶ‥‥‥。
天女の沐浴である。羽衣が口の中で解ける。肉の旨味も深い。汁1滴残さず飲み干した。
シウマイも好きだが、ワンタンも大好き。宇都宮と浜松は餃子、シウマイは鹿沼、ワンタンでどこか仕掛けてくれないか‥‥‥。
酒田を思い出した。数年前、1年間で10回ほど訪問。啜りまくった記憶が鮮明である。
酒田のワンタンメンを我が訪問地で啜れる日が来ることを切に祈りつつ、腹ごなしに駅前のララガーデンへ。その対面に会津ラーメンの店があった。この店は実食済。これに喜多方が加われば、春日部は福島県内の3大実力ラーメンを啜ることができる力強すぎる街である。
コンビニに立ち寄ると「とら食堂」カップ麺が売られていた。何という奇遇。味の記憶が舌に残っている間に啜り比べねばならない。今晩のホテルの夜食にしようか。
その夜は飲み放題懇親会。普段は最初から最後までホッピーだが、ひたすらメガハイのジョッキを開けまくる。
Iイヤン行きつけにもう一軒となったが満席で断念。定宿まで車で送って頂いたら深夜1時前。Tら食堂カップ麺を啜るべく湯を沸かしている間に爆睡。湯を入れてから爆睡せずに安堵である。

弟子。

本家のクローン。
(付記)
それから2日後。春日部から特急で90分ほどの栃木県日光市から深夜24時前に帰宅。食べ損ねたとら食堂カップ麺を啜る。カップ麺、スープも麺もかなりの再現度。美味さは…当たり前だが実店舗で啜った味は100馬身ぐらいで優っていた。