2021年06月29日

第2717夜:ステイホテルの流儀【春日部(埼玉)】(前編)

 時短要請。アルコール提供の有無や細かな違いはあれど、平時は20時以降まで営業している飲食店に対し、20時までに閉店してね(イートインはやめてね)という緊急事態宣言発令に伴う営業自粛要請である。

 2020年4・5月の緊急事態宣言時は全国すべてで発令され、時短要請というより営業そのものの自粛を強いられている夜間飲食店が多かった記憶がある。テイクアウトに力点を注ぎ「ステイホーム」が合言葉に。私もほぼ完璧に「ステイホーム」だった。

 令和3年早々の2度目の緊急事態宣言は幾分色合いが異なっている。売上に応じた給付金ではなく、時短要請に対する協力金である点など数え上げれば無数にあるだろう。

 大規模店や飲食卸売業は気の毒だが、大将やママが独りまたは2人で切盛りしている小さな店やスナック、バーなどは時短要請に応じる店が圧倒的多数。

 賃料はともかく人件費、仕入れ経費等を勘案すれば「真水」ゆえ一息つけるのかもしれない。20時まで全力で営業し、以降は完全に閉める店が一般的なのだろう。

★ステイホテル1泊目:2021年1月中旬★

 緊急事態宣言が絶賛発令中な令和3年1月中旬の埼玉県春日部市。20時にミッション終了。

 ホテルに到着する直前、油断したのかゴキっと音がなるほど左足首を激しく捻挫した。捻挫のおかげか功名か、ステイホテルが揺るぎないものに。

 私の痛風発症や捻挫の際はいつも横にチョッキ(30代男性・埼玉在住・地方公務員)がいる。この夜、チョッキは何故か不在。春日部駅東口商店連合会の若頭には夕方に電話で「今日の会議早めに行きます!」。私にはメッセンジャーで「仕事が忙しくて今夜行けません」。5歳児でも矛盾を感じるサボリアリバイである。

 緊急事態宣言中という戒厳令にも等しい皆さまの貴重な会議時間の中で「県庁でも春日部でもない。チョッキは結局どこにいるんだ」という議論を10秒もさせるとは。凄いぜ、チョッキ。皆さん何の関心もなかったようだが。

 普段ならそのまま数人で呑み屋に流れる。この夜はある意味で爽快なほどどこも開いていない。たとえ開いていたとしても、喜んで入りにくい空気が日本中に充満している。

 私は定宿に戻る途中、コンビニで発泡酒や缶ハイボールなどを数本買った。さらに牛丼3大メジャーの中で私の中では攻めっぷりがぶっちぎり感のある<M屋>へ。M屋も20時以降はイートイン不可。すべてテイクアウト対応である。

 券売機と対峙。「オマール海老ソースのチキンフリカッセ」という牛丼チェーンを超えた凄すぎるテイクアウトをホテル晩酌のメインに据える。数年前からⅯ屋は目が離せない。〔次夜中編〕

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この夜のステイホテル晩酌。豪華絢爛。
posted by machi at 08:27| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月28日

第2716夜:メリハリ考【岡山(岡山)】

 <ホテルマイラ>。岡山市内の中心を走る緑道沿いのこのホテルに緊急事態宣言再発令後、初チェックインした。このホテル、最高だった。サービスにメリハリがある。

 朝食はパン数種類無料。ドリンクバーは24時間呑み放題。宿泊者限定で2種類のお菓子(チップスターなど)が10円。繰り返す。10円である。そしてアイスクリームも無料で食べ放題。1階のビールの自販機。市販の缶ビールよりも何故か安い。発泡酒ではなく、ビールである。

 部屋も十分に広い。コンセントも豊富。机も広々。このホテルなら1か月でも余裕で滞在可能。アメニティも申し分なし。Wi−Fiもパスワードが必要ないドフリータイプ。チェックアウトは11時でチェックインは14時。宿泊費も十分に安い。これから絶対に岡山ではココである。

 荷を解いてから表町商店街へ。コロナ禍で貸店舗が増えていた。しかし、手ごろな物件はすぐに解消されていく。

 コロナで牛歩となるなど色々あったが、2020年度の表町商店街ミッション、無事大団円。コロナ禍でもじっくりじわじわと我をご召還下さった表町商店街の皆さまに心の底から多謝する。

 理事長やY部氏たちと4人で<桃太郎商店>。岡山市内の飲食店で私が通った店である。

 ミッション先である商店街事務所から最も近いからだが、飲食店がほとんどない表町商店街の夜遅くまで開いているラーメン居酒屋であること、気合のこもった内装であること、日々様々な工夫にまい進されていることなど、メリハリが随所に感じられるからである。

 久々に人様と一緒なので嬉しくてメガハイをガンガン。絶品の手羽先は売り切れ、おでんもほとんど売り切れていたのであるだけすべて捕獲。

 店頭で喫煙しつつ店の女将と少し話す。この店に限ったことではないが、コロナの厳しさは心中察するしかない。私を商店街の役員と勘違いされていたようで、何故か頭を下げられた。

 2軒目は久しぶりに理事長ご用達ラウンジへ。理事長がこの店の1階で捕獲したケーキをご馳走になる。久々にラウンジ。心地良し。しかし金曜の夜なのに客は我ら4人だけ。

 解散後、コンビニで『刃牙道』廉価版最新刊を捕獲。ホテルの無料24時間アイス食べ放題サービスを満喫する深夜1時。

 緊急事態宣言の有無に関わらず北は福島、南は沖縄まで飛び回る私が岡山で肌身に感じたことがある。岡山のように緊急事態宣言が発令されていない地域の方がパッとしない。景気が悪そうである。要するに、市民の外出や飲食、買物に関して「メリハリ」が感じられない。

 宣言が出ていない以上、店は何の制限もなく営業可能だが、黒霧のごとき顔色伺い気味の自粛ムードが外出と消費を鈍らせている。店にも伝搬する。重く、複雑な気分に駆られる。

 メリハリには定義がない。感覚的な言葉であり、メリハリの感じ方は人によって異なる。昔、どんな大型店も正月3ヶ日は閉まっていた。年中無休、24時間営業など一般的ではなかった。

 超大国による外圧を起因とする法律(大店立地法)施行前はメリハリがあった。消費者が使えるお金の額が増えるわけではない。買いだめするなど、消費や行動にメリハリがあったからである。

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フリードリンク。

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フリーアイス。

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衝撃の10円。

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表町商店街にて。コロナ対策万全。

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ハイボールとサラダ(ポテトフライ)。

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旨し。

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ありったけ。

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ありがとうございます。

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2軒目にて。
posted by machi at 07:46| Comment(0) | 岡山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月27日

第2715夜:岡山ラーメンの定義とは?【岡山(岡山)】

 金八。アラフィフ世代以上の御仁にとっては、真っ先にロン毛に赤ネクタイの熱血教師を思い浮かべるだろう。私(アヅマ47歳)も2020年3月5日14時まではそうだった。

 岡山市内在住のアラフィフ以下かつ老若男女を問わずラーメン者であるならば、金八といえば教師ではなくラーメンを真っ先に思い浮かべるはずである。私も2020年3月5日14時以降はラーメンを思い浮かべるように。

 2020年3月5日13時45分ごろ。私は<金八>へ向かっていた。その数か月前、大学時代か何かを岡山で過ごしていた高校時代の旧友が、私のFBに金八を勧めるコメントを書き込んできた。コロナ禍もあり情報を得てから数カ月が経過していたが、私は片時も忘れることはなかった。

 ネットで場所を調べ向かう。思いっきり目立つ場所に屹立していた。官公庁街でもあり、幹線道路沿いであり、店の前は路面電車が走り、岡山駅から徒歩10分ぐらいであり、近くに岡山県最大最強の表町商店街や天満屋本店が。

 これほどの好立地なのに、なぜか孤高に聳えている。繁華街や歓楽街のど真ん中でもなく、官公庁の中心でもない。エアポケットのような不思議な立地である。

 入店時間は14時。14時半から昼休憩らしくギリギリ。店内はすべて男性の一人客。観光客風は皆無。地元の男性一人客やサラリーマン、ガデン系が中心のラーメン屋にハズレなし。これは天地開闢以来の普遍定理である。

 定番の金八ラーメンが700円。よくわからないが金太ラーメンが800円。そして旧友が勧めてくれていた太肉ラーメンが950円。焼豚ラーメンと同額である。

 太肉ラーメンを大盛(+200円)で召還。卓上のつぼ漬は食べ放題。ニンニク常備も心強い。

 程なくしてブツ降臨。コーンの黄が眩しい。太肉の正体は、豚の角煮。かなり大きい。

 胡椒をパラリし、まずはスープ。……。好きな味である。濃い目で少々甘めの醤油味。啜れば啜るほど、回数を重ねるごとにハマリ度が増しそうなジャンキー系である。

 たっぷりの細モヤシの下にはストレート麺。これぞ中華そば。スープが濃厚なのでストレート麺との相性も良い。

 太肉は柔らかく蕩ける。脂のクドさ皆無。気づけば汁1滴残っていなかった。太り過ぎの私は太肉を齧りながら犬猿雉な桃太郎啜。

 接客も実に好もしい。オープンして何年か分からぬが、風格がある。歴史を感じさせる。岡山ではデミカツ丼にハマったが、金八先生にもハマることオール5である。

 その夜。備前最強最大の表町商店街旦那衆と呑んでいる際、岡山ラーメンの話題を振った。聞かなきゃよかったことも聴かされたが、それはともかく「岡山ラーメン」という定義はないとのことだった。

 私もこれまで岡山市内の数店舗で啜ってきた。何となく共通していると感じたことは、スープが甘いことである。醤油が甘口なのだろうか。金八先生なら教えて下さるだろうか。

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孤高の立地。

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迷わずに、太肉。

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お察しいたします。

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密を避けたゆとりある店内。

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旧友オススメの太肉ラーメン。
posted by machi at 09:55| Comment(0) | 岡山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月26日

第2714夜:昼メシは「ずらす」と面白い【神戸(兵庫)】(その6)

●2月某日 11時15分 三宮駅<三宮肉劇場>

 あじさい通りの肉丼専門店に初ダイブ。一番人気が4種類の肉が入った大劇場丼らしいが1300円もするのでワンランク下の「劇場丼」に。それでも1000円。キャストはカルビ、ハラミ、セセリである。脇役としてスープとモヤシナムルが共演する。

 13種類のタレから選択。想定していなかったので少し焦ったが「にんにくダレの辛口」に。

 ブツ降臨。なかなかの迫力。一気呵成に喰らいつく。3つの主演が引き立て合いながらも主張する見事な演目。エンドロールまで満喫。

 次回はもうワンランク下の2種類の丼で。100円ほど安くなるし。ちなみにご飯は大盛、特盛がサービス。私はもちろん特盛で。

210626【肉丼】210220神戸地下鉄ランチ@三宮肉劇場.jpg

●2月某日 15時40分 三宮駅<青森ねぶた祭小屋>

 三宮あじさい通りの<青森ねぶた祭小屋>初ダイブ。夜まで定食をやっている模様。この通りの土佐清水と隠岐の島の店とこの3店舗はたぶん同じグループ。夜も定食が食べられて、ライスも食べ放題。居酒屋なので魅力的すぎる夜のラインナップ。

 八戸沖の鯖や「源たれ」に心騒いだが「十和田バラ焼き&唐揚げ」定食。小鉢が2品から選べる。青森の珍味っぽい魚と生卵に。唐揚も大きなサイズが3ヶ、玉子焼を従えて。バラ焼きもかなりの量。ライスすかさずお替り。大満足であります。

210626【定食】210222神戸地下鉄ランチ@青森ねぶた祭小屋.jpg

(インターミッション)

 1カ月の定期の有効期限が終わった。しかし、兵庫県の緊急事態宣言は以前解除されていない(2021年2月22日時点)。

 自粛と経済活動の両立。たった独りのささやかで微細な昼めし徘徊は私に新たな出会い、発見、地平を与えてくれた。特に「あじさい通り商店街」に。

 2月下旬、1か月ではなく3カ月定期を購入した。それから1週間も経たぬうちに兵庫県の緊急事態宣言は解除。下記は緊急事態宣言中のラスト昼めし。いわば、延長戦である。

●2月某日 11時30分 三宮駅<光大家>

 地下鉄ランチ満喫中、このご時世(コロナですね)に内装工事している店があり、何が出来るかと思いきや、なんと横浜家系ラーメン店。あじさい通りを抜けてすぐに2月下旬にオープンした模様。

 最近神戸にも横浜家系ラーメンの進出激しい。私は横浜家系を愛しているが、横浜を愛しているわけではない。神戸人として横浜という地名を市内で目にすると、心がざわつくというか、落ち着かないというか、イラっとする。家系ラーメンの進出はもろ手を挙げて歓迎なのだけど。

 券売機に対峙。初めての店ではノーマルだが、家系は私もかなりのクロオビ。新規オープンのご祝儀も兼ねて「スペシャル(醤油)」1100円に食べ放題ライス150円。

 お客がひっきりなし。やはり年齢層は低めだが、女性も目立つ。そして女性も含め、皆さん好みの味、麺の硬さ、脂の多さ。味の濃さなどをカスタマイズしている。頼もしい限りだが、横浜家系の神戸っ子への浸透ぶりに幾ばくかの焦燥感がチリチリする。

 ブツ降臨。チャーシュー大きい。胡椒パラリし、まずはスープ……。醤油よりも豚骨強め。海苔をライスに巻いてクルン。後半はニンニクをラストは刻み生姜を投下。スープは全部呑み切らんかったが、かなりの高得点だ。そもそも横浜家系のスープを飲み干すのは容易でない。

 改めて私は<山岡家>を深く深く愛して愛しすぎていることを痛感させられた。神戸市営地下鉄沿線に<山岡家>が誕生すれば、私の今回の企画は成立しない(その1参照)。何故なら、3回に2回は山岡家へ足を運んでしまうからである。〔終〕

210626【横浜家系】210228神戸地下鉄ランチ@光大家.jpg
posted by machi at 09:45| Comment(0) | 兵庫県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月25日

第2713夜:昼メシは「ずらす」と面白い【神戸(兵庫)】(その5)

●2月某日 11時10分 三宮駅<餃子の王将(下山手通)>

 階段を上ると、そこは東急ハンズだった……。はずなのにいつの間にか閉店。高校の頃からの思い出が消え、切ない思いを噛みしめながら王将へ。宇宙最強の街中華チェーンといえる。

 すぐ近くの<リンガーハット>まで滅失していた。神戸新長田時代、つまり長崎に頻繁に足を運ぶ前まではよく通っていたのに。これも悲しい事実である。

 奥歯を噛みしめながらカウンターへ。私の大好物の天津麺が「極王天津麺」としてスケールアップ。小ライスと餃子3ヶ付のセットに、さらに餃子3ヶを100円で追加。

 天津麺のスープ、かなり魚介が効いている。高級感も増している。単品では680円。通常の天津麺が550円。130円分豪華だが、550円バージョンのチープさも大好きである。

210625【街中華】210214神戸地下鉄ランチ@餃子の王将(三宮下山手通).jpg

●2月某日 11時50分 三宮駅<山陰隠岐の島ワールド>

 ポートライナー乗場に近いあじさい通り商店街には土佐清水、隠岐の島、青森のアンテナショップ的な居酒屋が林立し、ランチも展開中。その中の<山陰隠岐の島ワールド>初ダイブ。消毒、検温、カウンターパーテーションとコロナ対策も万全。

 アジ、カマ、イワシのフライが旨そうだ。3種を楽しめるミックスも。境港直送とある。私は隠岐の島は行ったことがないが、境港って隠岐の島だっけ?そんなことを思いながら「アジフライ&蟹クリームコロッケ定食」。ライスお替り自由らしく、最初から大盛に。

 気づけばあっという間に満席。私が頼んだランチも税込740円でコスパ良し。ブツは揚げたてサクサク。アジフライにソースをドボドボ。蟹クリームコロッケもまろやか。ミニ冷奴に掛かっているのは蟹味噌。山陰を神戸で思う存分満喫。

 緊急事態宣言が開けたら、夜の居酒屋部門で来てみるべ。旨そうな肴が目白押しである。

210625【定食】210215神戸地下鉄ランチ@山陰隠岐の島ワールド.jpg

●2月某日 10時15分 ハーバーランド駅<モジャカレー>

 諸事情で朝10時に神戸駅へ。フードテラスという数店舗集まった一角がこの時間でも全店舗営業中。朝定食系が心強い。その中の1軒<モジャカレー>でカツカレーを召還。初ダイブだ。

 カツが揚がる間、店内を見渡す。モジャは人の名前と思いきやバングラディッシュ語で「美味しい」らしい。ちなみにモジャさんではなく「ビッラルさんの特製カレー」だった。

 辛さが選べる。若い頃は激辛によく挑戦していたが、40を超えたあたりから軟弱に。この店はノーマルが中辛。1000倍(KO辛)がプラス500円で体験できる。その手前が500倍でプラス300円。この違いが分かるのだろうか。ちなみにお店として勧められるのが100倍までらしい。

 私はカレーを頼む際、ほぼ100%カツカレー。「ほぼ」とあるのはセンタープラザ地下の<スタミナカレーの店>ではカツカレー以外を頼んでしまう。らっきょ、福神漬は卓上食べ放題が嬉しい。私は立ち飲み屋などの安居酒屋でらっきょがあれば注文するほど好物である。

 ブツ降臨。すでに大盛サイズ。様々なトッピングあれど、王道のビジュアル。揚げたてサクサクを齧り、ルーを大胆にライスに絡め、福神漬やららっきょでリフレッシュ。朝から熱果喰である〔次夜その6〕

210625【カレー】210217神戸地下鉄ランチ@モジャカレー.jpg
posted by machi at 11:22| Comment(0) | 兵庫県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする