2026年04月22日

第3905夜:根室太陽まる【札幌(北海道)】(後編) 

 ホット珈琲を飲みながら夢中でPC。気づけば50分経過していた。首を回して表示を観ると、呼び出し番号は68番。私は「69番」。次でないか。

 店を出るとほぼ同タイミングで呼び出された。空腹感皆無どころか満腹継続中ゆえ、いかにも道産らしいネタを23枚だけ味わおう。ビールや酒は平日の昼ゆえ断念。普通の寿司屋なら絶対に頼むが、回転寿司ならお茶でも充分に楽しめる。

 オススメPOPの羅列が眩しい。レーンは回っているが、オススメ商品のサンプルやPOPが回あるだけ。オーダーしたいメニューを紙に書いて手渡し、握りたてを受け取るスタイルだ。

 とりあえず、23枚。オススメから「活たこ(2貫)」「野付産帆立白子ポン酢握り(2)」「根室産あぶらがれい(2)」「紅鮭すじこ醤油づけ握り(2)」を召還。

 活たこ、キャッチコピー通りの「プリプリでなくブリブリ」。帆立白子は濃厚な旨味が溢れ、ポン酢が爽やかさを演出。あぶらがれいは濃厚な甘みとサラリなのにコクのある脂。あまり脂の強い生魚が苦手な私でも大満足。食べ放題の卓上ガリで口内をリフレッシュさせる。

 すじこヅケのコクに蕩け、23枚のつもりが、心に着火してしまった。第2陣は「とろにしん(2貫)」「炙り鯖焦がし醤油(2貫)」「三度炙りサーモンちゃんちゃん焼き握り(2貫)」。

 にしんといえば、北海道。軽く湯引きしているのでさっぱりと味わえる。サーモンちゃんちゃんは、まさに北海道回転寿司の面目躍如。楽しさと旨さがハイブリッドである。炙り鯖焦がし醤油、名称だけで旨さが想像できるはず。

 他にも目白押しだが、さすがに満腹。しかし、第3陣として「たらばガニ外子軍艦(2貫)」「山わさび鉄火巻」でフィニッシュしよう。

 オレンジ色に煌めくカニの内子はお宝である。外子はあまり口にすることはない。キャビアのごとき漆黒だった。口に運ぶと、プチプチが楽しい。痛風には大敵っぽいが。山わさび鉄火は手巻を丸かじり。爽やかな辛さと鮪の旨さ。完璧な着地である。2時間半前に<煮干しラーメン山岡家>のランチセットで「山わさびチャーシュー丼」を完食していたけれど。

 回転寿司なので、レーンに「デザート系」の商品POPも回っている。異様に気になったのが「手作りバスクチーズケーキ」。バスク「風」でなく、バスク。しかも手作り。バスクがどこか分からぬが、バスク人でも厨房にいるのか。注文してしまう。

 待つ間、板さんが「出来立て、握りたての帆立炙り醤油いかがですか〜」と客席へ。分厚くて旨そうな2貫。つい手を伸ばしてしまった。そして、手を伸ばして良かった。

 手作りバスクチーズケーキ、決して大きくないが濃厚の極み。回転寿司だからこそ許される外道フィニッシュ。お会計すると、酒を飲んでいないこともあるが11枚で4000円もしなかった。花まるどころか、太陽まるである。

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2026年04月21日

第3904夜:根室太陽まる【札幌(北海道)】(前編) 

 <根室花まる>。常に活気あふれる札幌駅ステラプレイス飲食ゾーンの中でも屈指の人気を誇っている回転寿司屋でなかろうか。一度通りかかった時、100人待ちぐらいだった。

 札幌で味わえる寿司は当然旨いが、回転寿司のレベルも超絶。ただし全国チェーンでない方がより道産を味わえるだろう。

 23日の札幌滞在。最終日は朝10時から開いている狸小路<煮干しラーメン山岡家>でランチセットを腹に入れた。大満足で腹ごなしに狸小路から地階に潜り、ブラブラとスーツケースを引き釣りながら札幌駅まで繋がる地下街を歩いていた。札幌駅から快速エアポートで新千歳空港へ向かう算段である。フライトは13時前。ちょうど良い時間だ。

 途中、スマホメールに届いた航空会社からの搭乗案内を開いた。…思わず目を疑った。時間は1645分となっている。

 航空機を往復予約したのは3カ月前。帰りのフライト、13時頃と思い込んでいた。時計を見ると11時前。5時間近くもある。フライトが変更可能か検索したが1645分が最短だった。

 地下街にパラソルテーブル&ベンチの休憩スペースがあった。そこに座ってPCするが、異様に蒸し暑くて長時間居られない。むしろ、長時間滞在させないために温度(湿度)を上げているのかもしれない。

 時間は正午前に。とりあえず、札幌駅に行くか。数年ぶりに革靴を履いていたため、靴擦れに。痛くて歩きたくない。駅のコーヒーチェーンか空港のカードラウンジで寛ごう。

 途中、便意を催したので適当に視界に入った地下街直結<ミレド>という地下飲食街に飛び込んでトイレを目指した。すると、トイレの真横に冒頭の<根室花まる>が営業していた。圧倒的活気にあふれている。順番待ちが表示されており、現在30組待ちだった。

 今回の札幌滞在、寿司(海鮮)を喰っていない。初日はラーメン→塩ホルモン→ラーメン、2日目はラーメン→ホテル宴会コース料理→ファミレスハンバーグ→ラーメン、最終日はラーメン。2日目のホテル宴会で握り寿司(鮪・烏賊)が出てきたが、食べ損ねている。

 90分前に煮干し豚骨ラーメンと山わさびチャーシュー丼でフィニッシュを決めていたので空腹感皆無どころか、むしろ満腹。しかし、時間はたっぷりある。靴擦れの上にスーツケースを引きずっているのであまりウロウロしたくない。

 30組待ちが時間に換算するとどれぐらいか分からないが、3時間待ちということはないだろう。店は広く、しかも私は独りなのでカウンターに滑り込みやすいかもしれない。客回転も速いだろう。そして、すぐ横の<スタバ>から順番待ち表示を確認可能と気づいた。

 スタバで珈琲飲みながらPC猿打、順番を待てばよい。全く順番が動かなければキャンセルすれば良い。素晴らしい作戦である。〔次夜後編〕

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隣接するスタバ店内からPCしつつ順番待ち。

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2026年04月20日

第3903夜:山岡3兄弟【札幌(北海道)】(その4)

 胃にも優しそうな「あっさり塩煮干し」が一番クリアに味わえるだろうが、この店の定番「煮干し豚骨ラーメン」を試すことが王道でありマナーである。値段840円。特濃はプラス30円、あっさりはマイナス30円。

 平日限定で選べるランチメニューがあった。5種類のラーメン6種類のサイドメニューの組合せで960円均一。満腹状態継続だが、プラス120円なら頼まぬ選択肢はない。

 通常の最適解は、ラーメンもドンブリも選べる範囲内の最高価格の選択。この朝は23日の最終日。今度いつ札幌に帰ってこられるか分からない。食べたいものを食べるべき。

 唐揚3ヶ、餃子5ヶ、TKG(卵かけ飯)、チャーシュー丼、山わさび飯…「山わさびチャーシュー丼」を選択。濃厚と鮮烈の抱擁である。山わさびはテロ級の鮮烈さ。気を付けねば咽るなんてレベルで済まない。

 紙エプロンの使用を尋ねられ、即答でお願い。卓上に家系定番のニンニクと豆板醤がないが、リクエストできる。そして、クーポンを使用。この店は「黒ばら海苔」無料トッピング。

 セット降臨。まずはスープ…。ガツンとした魚介と豚骨のダブルスープ。むしろ、東京定番の味か。スープの色はかなり煮干し色。油膜があんかけのような重層感である。

 山わさび、期待通りの峻烈さ。ラーメンも食べるほどに食欲が喚起される。割りスープをリクエストすることなく汁まで呑み切った。

 狸小路の山岡家で初めて啜ったのは20歳の頃。生活圏に山岡家はないが、見かけると啜ってきた。31年の山岡家歴。少なくとも「にわか」ではない自負がある。

 今回の札幌23日で4回も山岡家グループを満喫した。4種類のアプリクーポンをすべて使い切った。しかし、アプリでの私のランクが「山岡家ビギナー」と表示されるのが奥歯を噛みしめたくなるけれど。

 昨晩U井氏から聞いたが、氏の友人に山岡家が好きすぎて、アプリポイントどころか株の買い増しを続けている御仁がおられるという。万が一の苦境があっても買い支える気概らしい。

 山岡家が上場していることも知らなかったが、私も20年ぶりに株に手を染めてみるか。ただし、私に株のセンスは掛け値なしに1oもないけれど。

 店を出ると、すぐ並びに道内屈指の土産ショップ<たぬきや>。店頭に「全国商店街振興組合連合会青年部指導者研修会 御一行様」とデジタルサイネージが。

 昨晩の宴会で<たぬきや>の商品券5000円分×6名の抽選からは外れたが、研修参加者は全員10%オフクーポンを有している。もちろん、私も。23日で4回の山岡家グループ。たぬき腹を摩りながら、店内を眺める。さあ、何を買っていこうか。〔終〕

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どう組み合わせるか。クーポンの使わんば。

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鮮烈な山わさび。

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2026年04月19日

第3902夜:山岡3兄弟【札幌(北海道)】(その3)

 私は24時間前にススキノの<味噌ラーメン山岡家>で札幌醤油ネギチャーシューメンを、30時間前には狸小路1丁目あたりの<ラーメン山岡家>で特製味噌ネギチャーシュー麺を啜っている。16時間前にはホテルから徒歩30秒の<信>で正油チャーシューメンを啜っている。

 さすがに満腹。どうしても躊躇する。満席だったら諦めようと提案した。二人とも承諾。そして、覗いてみた…。テーブル席が1席だけ空いていた。座ってくださいと言わんばかりに。

 U氷氏は味噌ネギラーメン、T樫氏は醤油ネギラーメンだったか。私は一番あっさりっぽい「塩ネギラーメン」。チャーシューメンにしなくていいのか問われたが、全力で首を横に振る。

 2泊3日の2泊目の札幌の夜。すでにラーメンを4杯。うち3杯が<山岡家>グループ。たぶん「塩」は初めて。普段は醤油一択ゆえ、こんなにヘビーユーズしていなければ「塩」を頼むことはなかっただろう。

 アプリを起動させ、来店ポイントを貯める。トッピング到達まで道のりは険しい。店内はひっきりなしにお客が入れ替わる。真夜中でも行列ができるらしい。

 さらに度肝抜かれる情報を知った。アプリに出てこないので知らなかったが<餃子の山岡家>なる新業態もスタート。4兄弟(姉妹)というより、甥(姪)のような雰囲気か。

 「餃子の」というマクラの後には私にとって「王将」一択だったが、分家(餃子の〜)が発展すれば「山岡家」がスタンダードになる日が100年先に訪れるのだろうか。「焼飯の山岡家」「唐揚の山岡家」などが分家から今後独立するのだろうか。

 塩ネギ降臨。胡椒をパラリし、スープから…。ああッ!旨い!別腹が発動。あっさり目だけど濃厚。清楚な女性の乱れ髪のような味わいである。気づけば麺は完食していた。

 翌朝。10時にホテルをチェックアウトして<らーめん信>でチャーシューをブロックで購入し、狸小路方面へ北上する。途中、昨晩行き損ねた<すすきの絶倫ラーメン>を見つけた。ビルの2階。いろんな意味で入りにくいが、一度入ってみたい。

 狸小路へ向かう途中<餃子の山岡家>が煌めいていた。時間は10時過ぎ。一瞬入りそうになったが、札幌を発つ前に狸小路4丁目に並ぶ山岡3兄弟の長男(ラーメン山岡家)、次男(味噌ラーメン山岡家)に続く第3形態<煮干しラーメン山岡家>でのフィニッシュを決めていた。

 <煮干し>は24時間営業でなく10時開店。ただし夜中2時まで開いていると表示。私が入ったのは1020分ごろだったか。すでに9割以上客席が埋まっている。スーツケースを引きずる私にはベスポジのカウンター席が1席だけ空いていた。小さくガッツポーズが出る。

 券売機と対峙。前夜に5軒ハシゴした。最後が<ラーメン山岡家>の塩ネギラーメンだった。空腹感など1gもない。〔次夜最終〕

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ススキノの24時間店。

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塩ネギ。いやはや旨かった。

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頼もしい七厘会の麺友たち。

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まさかの新機軸。

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2泊3日の札幌滞在、4回目の山岡家。

(付記)

昨晩は板宿の台湾中華屋、新長田のスナックで鯨飲。タクシーでなく地下鉄で帰宅。最寄駅前のコンビニで「山岡家」のカップ麺を見つけたので捕獲し、深夜の背徳啜。かなりの再現力に驚嘆。袋麺の山岡家の再現力はその上を行く。昨晩同呑者どもから知ったが、明石にも<山岡家>が爆誕していたそうな。何としてでも行かねば。

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山岡家の情報を私の伝えた面々。

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驚きの再現力。

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長葱を刻むのは面倒でした。

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2026年04月18日

第3901夜:山岡3兄弟【札幌(北海道)】(その2)

 その夜。1軒目で塩ホルモン、2軒目でスナックを満喫。2軒目で盟友・Y本氏やママとラーメンの話で盛り上がった故か、無性に啜りたくなった。翌朝まで待てない。すすきの交差点近くに屹立する24時間営業の第2形態(次男or次女)<味噌ラーメン山岡家>へ。

 様々な種類の味噌ラーメンの中で「札幌味噌ネギチャーシュー麺」を選択。昼に啜った<ラーメン山岡家>の「特製味噌チャーシュー麺」との違いは、接頭語が「特製」「札幌」の違い、値段が「札幌」が30円高いこと。

 アプリを開いてこの店限定の「コーン」無料トッピングをお願いする。すると店員さんは「他のクーポンのご利用はありませんか?」。うん?他のクーポン‥‥あった。「餃子一皿無料」。グループ全店で使えて、他のサービスクーポンと併用可能という。

 味噌ラーメンだけで充分だったが、明日明後日何が我が身に降りかかるか分からない。一皿お願いした。そういえば、山岡家で餃子を喰ったことはあったか。覚えていないからないのだろう。良い機会である。

 鯨飲泥酔気味だが着丼で眼覚めた。圧巻のボリュームが眼前に広がっている。チャーシューも大きなカットがたっぷり。コーンが眩しい。そして、スープの色が「特製」と全然違う。

 王道茶褐色のスープから…。札幌系の味噌である。そして、しっかり山岡家のベースが感じられる。麺は黄色いかん水麺。これぞ、札幌系。夢中でズルズル啜る。汗が噴き出る。ニンニクのパンチもバッチリ効いている。

 麺を啜り終え、具も食べ尽くした。満足感に浸っていると、すぐサイドにあった餃子の存在を忘れていた。余ったスープを啜りつつ餃子をパクパク。このあたりから、あまり記憶がない。味も全く覚えていない。

 それから7時間後にホテル近くで朝8時過ぎから正油チャーシューメンを熊啜。その夜は1次会がホテル宴会、2次会が居酒屋、3次会はラウンジスナック、4次会がファミレス(びっくりDンキー)。たらふく喰った。思う存分鯨飲した。

 3次会以降は私を含め別動隊として4人で動いた。ドンキーを出たら24時を大きく回っている。するとU氷氏が「山岡家、行きますか!」とまさかの発言。

 メンバーの1人(H井氏)はそれを聞いて瞬殺で自宅方向(たぶん)のタクシーに乗り込んだ。T樫氏は引くことなく、どちらでも対応するスタンスが見て取れた。

 U氷氏は40代後半、T樫氏は40代前半だったか。私(51歳)より年下といえ、充分に中年。私など初老だ。それが24時前後に4次会と称してファミレスでがっつり喰って、さらに濃厚な家系ラーメンで〆の〆を決行しようとしている。〔次夜その3

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「山岡家の味噌ラーメン」でなく「味噌ラーメンの山岡家」。

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餃子1皿無料のアプリ豪気サービス。

posted by machi at 08:27| Comment(0) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする