2026年08月22日

第3990夜:北兵庫へ〜銭湯篇〜【香住(兵庫)】

 北兵庫。20年ほど前の新長田時代に同僚らと城崎温泉へ行ったきり。2010年からフリー稼業になってからも出石(豊岡市)まで。車を持たないペーパードライバーの私は北兵庫エリアへプライベートで行こうなどと考えたことは1gも無かった。

 2025年師走の土日。1泊2日で香住へ旅行する機会に恵まれた。神戸市最西端(朝霧)から加古川方面へ。そこから播但道で一気に北上し、3時間ほどで北兵庫の沿岸・香住竹野浜へ。

 神戸市民の私にとって、但馬空港あたりから道路沿いに散見できる「北兵庫」という3文字が妙に新鮮である。神戸市民は「南兵庫」という感覚は皆無だろう。

 北兵庫の温泉地と言えば城崎だが、蟹と言えば香住。香住は城崎より遥かな上質を安価で味わえる穴場スポットが私の認識。この日のお宿は温泉旅館でなく、料理民宿という。お風呂も家庭用サイズらしいので、日が暮れる寸前の薄闇時、日帰り温泉施設(銭湯)へ。

 なかなかに混んでいる。浴衣の客も多い。近隣の旅館に泊まっているが温泉出ないのでブラブラ歩いてきているのか。

 香住へ向かう前日、タフな出張から帰宅して風呂入ろうとしたらお湯が出ない。給湯器の調子が悪くだましだまし使っていたがついにぶっ壊れた。

 2004年にモデルルームの残住戸マンション(新古)を購入して21年半。一度も給湯器を取り換えたことがなかった。キッチン、浴室、浴室暖房、床暖房がすべて連動している。

 慌てて業者さんに依頼するも、年末は納品や工事が混みあうそうで最短でも10日間は風呂に入れない、シャワーも浴びられない。冷たい水で髭剃りを余儀なくされる。

 出張がうまくハマればビジネスホテルのユニットバスで凌げるが、私は車も原付もないので、自宅最寄りから2駅離れた新長田の銭湯でしばらくの間「独り神田川」せねばならぬ。

 香住に向かう朝も冷たい水でひげを剃り、頭を濡らしただけ。真っ先に体と頭をゴシゴシ洗ってシャワーで洗い流す。生き返った気分になる。

 久々にサウナへ。先行オヤジ3人でギュウギュウだったがスペースを空けてもらう。サウナ、久々である。私はホテルでのサウナ付き大浴場でも銭湯でもあまりサウナに入らないが、何となく整えたい気分だった。

 私がサウナを使う時は12分→10分→8分の3回。間に水風呂へザブン。この日は10分一発勝負。水風呂の後は露天、そして屋内大浴槽。給湯器がぶっ壊れてから出張先のビジネスホテルのユニットバスばかりなので、久々に手足を伸ばし、首回りの凝りを解す。

 風呂から上がる。サウナ効果か温泉の効能か、汗が引かない。1階の売店へ。土産物やソフトドリンクの中で、冷蔵庫の最下段に缶ビールが肩を寄せ合っていた。手を伸ばす。キンキンに冷えている。

 レジで350円支払い、外に出る。闇の中に波音が響く。日本海の荒波に向かい、プルトップをカシュッ。一気に半分、グビビビビ。サウナ、温泉露天からの缶ビール。完全に整った。この後は、民宿で蟹三昧である。

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竹野浜海岸。

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目立たぬように潜んでいた。

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夜の竹野浜。

posted by machi at 11:32| Comment(0) | 兵庫県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年08月21日

第3989夜:駅までの寄り道【井原(岡山】

 22:00。終点・清音駅までを走行する井原駅発の井原鉄道終電時間である。その1本前は20:05。2時間弱の間隔がある。井原駅の待合室は大充実だが、恐らく19時を過ぎると待合室は閉鎖される。

 すっかり暗くなった師走の18時20分頃。デニムトレインでなく普通車両2カ月ぶりに井原駅を下車。駅前のイルミネーションが異様なほどに立派で美しい。ミッション会場(井原公民館)までわき目も降らず信号にもあまり捕まらず早歩きで25分。

 この夜は普段より30分以上早くミッションが終わった。その時間、20:30。宿は岡山駅前でなく倉敷。清音駅でJR終電に乗り換える。倉敷から岡山まで地味に遠く、倉敷なら23時過ぎに到着だが岡山なら23時30分を回ってしまう。この30分は疲れた身に非常に大きい。

 会場を出て駅へ向かう。しかし、ダラダラ歩いても21時には到着してしまう。駅前にスナックが1軒ある。居酒屋も何軒かあるようだが入ったことがない。閉まっているっぽいし、居酒屋やスナックで落ち着くほど時間に余裕があるわけでもない。乗り過ごしたら絶望だ。

 公民館から井原駅までの道すがらに24時間スーパー<Hローズ>がある。時間つぶしに店内へ。総菜コーナーを観ると、いくつかの商品が40%引きだった。倉敷着は23時過ぎで、呑みに行くのも面倒。その時間に空いている店は限られるだろうし、探す気力も体力もない。

 40%オフ総菜に絞り、倉敷ビジホ晩酌に戦略を切り替えた。

・岡山名物ばら寿司330円→198円

・岡山名物えびめし350円→210円

・細巻ミックス盛228円→137円

・薄皮餃子(8ヶ)200円→120円

・ハムたまごミックスサンドBOX328円→197円

 岡山名物の2品を捕獲で来たのは嬉しい。あと、100円ほどのカップ焼酎も2ヶ。それでも時間が45分以上余っている。

 24時間スーパーから駅へ向かう道すがらに23時間牛丼チェーン<Sき家>が屹立。このチェーン、飲食店がほとんどない我が自宅事務所周辺でも最も近い飲食店。それでも年に1度もいかないが、それ以上に他の街で入ろうと思ったことすらない。

 遅めの1食目を16時ごろ喰ったので空腹感はない。しかし、待合室の無い駅で震える時間を少しでも減らしたい…。牛皿をツマミに熱燗をヤろう。思わず入口前で笑みが漏れた。

 店内は8割以上埋まっている。他に店がないからかもしれないが、ひっきりなしでお客が回転。かなり流行っている。少なくとも私の自宅に近い店よりもはるかに忙しそうだ。車社会ゆえ、誰も酒を飲んでいない。

タッチパネルをチェック。…。熱燗がない。熱燗どこか日本酒が無く、瓶ビールだけ。それも2本までと制限されている。スクロールしていると「牛皿ビールセット」発見。40円引きらしい。780円は財布にも私にも、地球にも優しい。

 セット降臨。どんなに寒くても1杯目はビール。店内はポカポカだし、まあまあ歩いたのでビールがノドに爽快。牛皿にたっぷり七味を投下。紅生姜を添える。いい肴である。

 時間はまだある。ビールをもう1本追加するか。他のアテは…。各種メニューのアタマ(具)が充実。鰻、まぐろたたき、すき焼…。おしんこ100円は定番。海苔40円なんてのもある。唐揚が2ヶ140円。ウィンナー1本150円…。

 迷っていると中途半端な時間に。ビール1本&牛皿で締めて井原駅へ。

 入線まで15分。震えながら待つ。ガラガラの終電車両に乗り込む。井原から清音までの40分。一人2次会はカップ焼酎。4人席で寛ぎつつ、有栖川ミステリを読みながら。

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待合室が開いている時間帯(18時過ぎ)の井原駅前。

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オアシス。

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素晴らしいセット発見。

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ツマミとすれば激安。

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命の補給。

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終電の井原鉄道車内。

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40%オフ祭り@

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40%オフ祭りA

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40%オフ祭りB

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40%オフ祭りC

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40%オフ祭りD

posted by machi at 07:31| Comment(0) | 岡山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年08月20日

第3988夜:自虐と度量【延岡(宮崎)】

 ちゃんこ屋。山下新天街に延岡が生んだ郷土のスーパースターの関取のご家族が営むちゃんこ鍋屋が屹立する。初めて延岡入りした2025年8月の夜、懇親会場がこの店だった。

 そして月1回ペースで足を運び続けた6度目の夜の懇親会会場が初心に戻ってちゃんこ屋さんに。8月は真夏のちゃんこ鍋を満喫した。

 延岡ミッション終了後、定宿にチェックインして荷を解き、PC猿打後にちゃんこ屋へ向かう。山下新天街商店街アーケードを通るのは1か月ぶりだが、前回は無かった巨大バナーが至る所に吊られている。何かの標語らしい。市内の企業や団体名が6つほど記されている。山下新天街とのコラボらしい。

・商店街ただいま自転車操業中

・私たちにもスポンサーついてほしい

・回しまくるペダルも店も

・太ももも店もパンパンであれ

・選手たちがんばれ!商店街もがんばる!

・できれば通り抜けないで…

・乗っていけ。ロードレース特需に。

・ここから勝負どころです…商店街の

・こんなに人が通る毎日だったらいいのにな。

・今日はシャッターチャンス商店街

 延岡はスポーツが盛ん。ニューイヤー駅伝の超名門・A化成の本拠がある。2025年プロ野球ドラフト会議でOリックスドラフト1位が延岡の高校生。延岡出身の大阪留学投手がOリックスドラフト2位。Dジャーズのエース・Y本投手も延岡出身という。

 延岡はいつからか分からぬが自転車レースで盛り上がっているらしい。標語は、自転車レースに掛けたものと推測される。

 ユーモアというより、かなりの自虐ネタである。巧い!と唸りたくなるが、山下新天街の担当である私にとっては少々フクザツな気分。それ以上に、自虐バナーをこれでもと吊り下げている商店街の皆さまの度量に頭が下がる。

 ちゃんこ屋懇親会参加者は5人。キンキン冷え冷え生ビールの後は、ハイボールをチェイサーに地酒を熱燗で。

 刺身やおでんを堪能するが、鍋を注文しなかった。ちゃんこ鍋屋で鍋を頼まぬ無法。代わりにT山先輩がメニューにない「まかないチャーハン」を恐る恐る注文。大将の機嫌が良ければ作ってくれる裏中の裏メニューらしい。この夜、大将は機嫌が良かった模様。鍋を頼まずまかないの注文を許容する大将の度量に頭が下がる。

 会話はまちづくりや商店街活性化が話題でなく、どちらかといえばスピリチュアルな内容。‘ムー系’の私はミッション以上の情熱と無駄知識を総動員。キリストのお墓が青森県戸来村に存在するという、ムー系界隈では幼稚園のお遊戯学習レベルの基礎知識が一般には知れ渡っていないことに愕然とする。

 延岡の2軒目はスナックと決まっている。T山先輩のお店のお客さんでもあるママが営む<OSCA>へ。延岡の歓楽街は複雑怪奇で、この店も素晴らしかったが一人でたどり着ける気が1oもしない。

 飾りじゃないのよ涙は〜haha!の合いの手を入れながら焼酎だかウィスキーだかを鯨飲(何を呑んだか覚えていない)。フラフラと定宿に辿り着いたのは24時半を回っていた。大浴場時間も終了していた。

 翌朝、山下新天街アーケードを通って延岡駅に向かう。この日、門前市開催日らしく、自虐バナーの下で数多くの催事出店者が商品を並べている。販売商品がバッティングするかもしれない門前市出店者を受け入れている山下新天街の度量に、改めて敬服した。

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山下新天街商店街のちゃんこ鍋屋さん。

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絶品の賄いチャーハン。

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スナックの街・延岡。

★以下、お楽しみくださいませ。

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posted by machi at 08:40| Comment(0) | 宮崎県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年08月19日

第3987夜:辛麺の元祖【延岡(宮崎)】

 M元。全国のみならず海外も含め数十店舗展開している一大ラーメンというか辛麺チェーンである。発祥は我が宮崎県内唯一のミッション市・延岡であるそうな。

 延岡市内の1店舗から昭和60年に生まれた辛麺。大手メーカーがインスタント食品を展開し、私の住む神戸でも難なくスーパーで購入できるほどの浸透ぶり。そして‘源流’の味を引き継いだと思しき桝M様がリアル店舗として全世界に辛麺を普及させているようだ。その‘源流’店は延岡市内で健在。もちろん実食済である。

 師走の朝。小倉から直通特急で延岡に向かう。この日の昼メシは<桝M>と決めていた。1〜2カ月ほど前の朝に啜ったうどん店の真隣が<M元>だったから場所も把握済み。

 延岡駅北口を出て、スーツケースを引きづりつつ10分ほど。辿り着いた。初冬というより初秋の陽気な延岡の正午過ぎ。完全防寒使用ゆえ汗ダクダク。辛麺でさらに発汗しそうだ。

 焼飯リニューアルフェア開催中らしく、ハーフが通常500円のところ300円。良いではないか。店外まで辛麺的スープの香りが漂っている。飛び込むと、カウンター席に案内される。タッチパネルで良かった。券売機なら後ろからのプレッシャーで狂乱していただろうから。

 味噌、カレーなど5種類ほどのフレーバーあれど、ここは「元祖辛麺」一択。ミニでなく当然ノーマル。麺の種類も選べる。元祖本流は「こんにゃく麺」。かなりヘルシーらしい。

 辛さは「0」なら無料。「1」から有料になるので「0」。たしか、源流の店では「4辛」を試した。4まで無料だったからだ。

 半チャーハン300円フェアも気になるが、辛麺のお供はポン酢しょうゆで味わう「なんこつ」であることは体験済。嬉しいことに「ミニなんこつ+小ライス」セット発見。400円とお得。ビシっと決まった快感が背骨を滑走する。

 トイレに行っている間に着丼していた。卓上には調味料の類は一切なし。店の自信が感じられる。レンゲは2種類。具を掬う穴あきと通常タイプ。紙エプロン着用を考えたが、この日は紺のクォータージップトレーナーをインナーにしていたのでハネても目立たぬだろう。

 まずはスープ…。辛くないけど、辛みのある旨さ。ニンニクのパンチがスゴイ。こんにゃく麺はクセになるかもしれぬ歯ごたえ。このスープだから合うのだろう。

 なんこつはトロトロで脂っぽさゼロのゼラチン。ポン酢と最高の相性。スープに落としても旨い。そして、ポン酢なんこつがライスとたまらなく抱擁する。

 汗がじんわりに沁みてくる。穴あきレンゲ、スープ完飲する私には必要なかった。

 外に出る。日差しの強さが増している。同じ敷地にスタバがある。集合時間まで1時間。ここではなく、駅構内のスタバが私のお気に入り。その真ん前が集合場所でもある。普段なら真夏でもホットコーヒーだが、この日はアイスにしようかな。

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昭和町店。

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ここは、王道(元祖)で。

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ミニナンコツセット発見。

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熱いサービスである。

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追加なしの「0辛」で。

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抜くわけなし。

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子ども向けメニューや学割のある店にハズレなし。

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元祖の0辛、何も抜かず。

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すっかりハマったナンコツ。

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2026年08月18日

第3986夜:食品スーパーの流儀【春日部(埼玉)】

 『なぜ野菜売り場は入り口にあるのか』(朝日新書)。漫画かミステリ小説しか読まない私はめったにビジネス書は買わぬが、思わずタイトル買いした新書である。このテは期待外れも多いが、これまで読了した(数少ないですが)ビジネス書ではダントツに面白かった。

 タイトルの謎は第1章でサクっと明かされる。そこからも圧巻である。大手スーパーだけでなく地場スーパーにも触れている。数値や事例が2024年〜25年だから情報の鮮度も良い。

 師走の朝。この新書を読みながら集合時間より1時間早く東武野田線南桜井駅着。何故1時間も早くか。南桜井駅南口「庄和銀座商店会」の地場中の地場スーパー<みどりスーパー>で総菜を買うためである。普段ならミッション終了後に立ち寄るのだが、この日は終了後に北九州へ向かうため、立ち寄るヒマがない。昼メシを買うためスーツケースを引きながら向かう。

 冒頭の新書に<みどりスーパー>は取り上げられていない。1店舗単独の埼玉・春日部愛溢れる地場スーパーだが、全国から客が訪れる。バスツアーも組まれるほどである。その理由は売場や商品で一目瞭然。毎回驚きと楽しみがある。いわゆる「ワクワク」である。

 <みどりスーパー>は一般の食品スーパーのルールや尺度に当てはまらない。自由、豪快、慈愛、幸福、漏笑…。どちらかと言えばヴィレバンの世界に近い。

 私の大好物の「伝説のカツサンド」と「そこらへんの草こえて森すぎたまごサンド」をカゴに。昼メシである。南桜井駅南口ロータリーのベンチがあった。そこで頬張ろうか。ただ、どちらも具がパンより分厚い。衣類の大惨事だけは防がねばならない。

 この2品だけのつもりが、100円以下の酒のツマミになりそうな見かけたことないスナック菓子を3点カゴに。

 100円引きの串を外したたっぷりのタレ焼鳥と200円代なのに10ヶぐらい入っている「そこらへんのとりからあげ」も思わずカゴに。3ヶ分はありそうな巨大おむすび(150円)も。

 この夜は東京から小倉まで4時間45分新幹線。晩酌の肴は充実に越したことはない。夕方なら売り切れているが、正午すぎなら新たな出会いがたっぷり。

 ベンチで2種のサンドイッチを頬張る。合わせて500円ちょっと。満腹である。何より旨い。腹を摩りながら南桜井駅北口へ。集合時間まで45分もある。北口はマンション建設中だが、圧倒的存在感を放つのが埼玉の地場スーパー<ヤオコー>。地場というには売上も業界4位で1兆円近い大企業(新書より)。冒頭の本でも頻繁に紹介されている。

 埼玉県民はヤオコー大好きである。神戸市民の私も大好き。酒類の品揃えに加え、総菜とパンの旨さが際立っている。春日部店、浦和店、宇都宮店で買物したことあれど、南桜井店は初めて。買物するつもりはなかったのに、何故かカゴを手にしている。

 パン売り場に私の愛してやまない「ブルーベリー&アールグレイパン」発見。ボリューム満点で酒のツマミにもなり、税抜300以下。迷わずカゴに。

 ワインコーナーでオレンジワインが税抜700円以下で特売されていた。4時間45分の新幹線旅に頼もしいフルボトル。紙コップもカバンに入っている。

 集合時間までまだたっぷり。総菜コーナーをチェック。どれも旨そうだが、圧倒的惹きが「生ハムチーズペンネ」。後日談だが、掛け値なしに最高クラスの旨さだった。

 「むきえびとねぎのつまみ揚げ」、黒胡椒たっぷりに「トンテキ(山賊焼)」、わさびの細巻「なみだ巻」も気づけばレジに。

 冒頭の新書に「なぜついで買いしてしまうのか」の考察があった。私も大手スーパーのAIに思うつぼである。

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新書の中ではかなりの名著。

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庄和銀座の、春日部の、埼玉の、首都圏の、東日本の、日本の、世界の、銀河の至宝。

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東ともはる昼メシの流儀。

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埼玉県人に愛されまくる。

(付記)

至福過ぎる新幹線4時間45分晩酌。オレンジワインを紙コップに注いだら、健康診断を連想してしまった。

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posted by machi at 06:48| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする