2020年11月28日

第2571夜:徒然コロナ草・夏【aho-boiled】

 緊急事態宣言解除から2か月。6月は幾分人の流れが戻ったように新幹線に乗って感じたが、7月に入ったあたりから5月に戻ったような気がした。

 私は解除後の6月から2か月間、久々に突っ走った。その反動か、8月から盆明けまで2週間以上、外泊が入らなかった。例年は盆前後びっしりなのだが、今年は無茶苦茶。しかし、体内の毒素と他者が私に感じる不安を完全に滅失する良い機会でもあった。

 北Q州からの来訪者と新長田で懇親した以外は、ほぼ自宅に引き篭もった。自主的な第2次ステイホームである。第1次(4〜5月)は3週間自宅マンションのエレベーターすら乗らない徹底ぶりを決めたが、今回は近所のスーパーへまとめ買いに出かけた。そこで新たな出会いがあった。

 マルちゃん正麺シリーズはすべて喰いつくしたと思っていたが、「中華そば」は初めてだった。煮干しの風味が濃厚で、下手な煮干し系ラーメン店より数倍旨し。5ヶ298円(税抜)だった。

 「水のいらない横浜家系ラーメン」は冷凍食品。ホント、そのまんま鍋に入れて温めるだけ。ほうれん草と焼豚も再現ぶり半端なし。焼き海苔3枚が別添なのも分っていらっしゃる。神戸でも横浜家系を味わえるようになってきたとはいえ、まさか自宅でこれほど再現緑の高い逸品を味わえるとは。値段は忘れたが、確か200円強。

 「ポテトフライ」は駄菓子コーナーで。私は居酒屋で一番好きなメニューがポテトフライ。この駄菓子は丸い煎餅上で4枚入りだが、酒のツマミに無敵。刮目瞠目。確か30円程度。

 「白くまアイス マンゴー味」も最高。白くまシリーズはさっぱりと旨いが、マンゴー味が私の浸透圧にどんぴしゃり。

 ひたすらミステリと漫画を読みふけり、呑み喰いしながら録画のドラマや映画を楽しむステイホームな日々。第1次(4〜5月)は不安だったが、今やすっかり楽しみ方を取得した。

 盆が開け、どうしても買物の必要あり、三宮へ。2週間以上ぶりの外ラーはセンタープラザ地下で見つけた神戸牛の二郎系。センタープラザ地下は飲食店がいつのまにか大充実である。

 地下鉄乗車すると、割合として1車両に1人ほどマスク不着用の香ばしいオヤジ出現。オヤジ、キョロキョロと挙動不審。特に空いているわけでもないがそのオヤジの周りだけ結界のごとく充分なスペース。

 私も顔を少し顰めながら文庫読んでたら、オヤジが私の近くに急に寄ってきた。

 恐怖におののいていると、オヤジはいきなり私の足元にしゃがんだ。

 気づかなかったが、私の足元に誰かが落としたマスクが落ちていた。オヤジはそのマスクをワシっと掴み、裏表を確かめて、そのまま耳に引っ掛けて……。

 真夏のホラーでありんした。

201128ステイホームの友A.jpg

201128ステイホームの友@.jpg

201128ステイホームの友B.jpg

201128ステイホームの友C.jpg

201128ステイホーム番外編@.jpg

201128ステイホーム番外編A.jpg
posted by machi at 11:38| Comment(0) | あ〜ほボイルド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月09日

第2559夜:牛丼戦争〜神戸にない神戸牛丼編〜【Aho‐Boiled】

 <神戸Rんぷ亭>。Y野家、M屋、Sき家の3大メジャーから百万馬身ほど離されているのかもしれないが、東京都内で見かける牛丼チェーンである。これまで田町、国分寺で生息を確認したことがある。

 私は生まれも育ちも今も神戸の生粋である。いつの間にか消えたカツと牛丼を合わせた独自スタイルの神戸牛丼?<珍丼亭>は神戸にあったが、これ見よがしに「神戸」と冠が乗っている<神戸らNぷ亭>は神戸では見かけない。どうやら、都内限定であるようだ。

 神戸市民なのに神戸系牛丼を東京都内でしか味わえないという不思議。おそらく神戸の繁華街に昔からある「北海」「熊五郎」ラーメンを北海道内で見かけないようなものだろう。

 神戸で味わえない神戸系を堪能すべく、生息を発見すると思わず近寄ってしまう。牛丼のつもりがつい「さば味噌煮定食」を頼む。大きな鯖味噌、たっぷり漬物、きんぴらごぼう、ライス、味噌汁という王道。紅生姜と鯖味噌が絶妙にマッチングしている。

 旨いのだが、そもそも牛丼チェーンで鯖味噌というのはシュールすぎる気もする。愛読コミック『めしばな刑事タチバナ』(徳間書店)でも鯖味噌定食が紹介されている。

 この店の牛丼は「醤油牛丼」という。並盛390円(2014年夏現在)。肉は幾分固めで最初あっさりだが、噛むほどにコクがある。私は牛丼屋では噛まずに飲み込むようにしてノドに放りこむのでその妙味は分からぬが、飽きの来ない味付けで好ましい。

 M屋の3種ソース(ポン酢・バーベキュー・カルビ)は別にして一般の牛丼チェーンは、薬味は基本的に紅生姜である。甘め辛めの差はあれど、基本ラインは変わらない。

 神戸らんP亭も紅生姜はどっしりと王のごとく鎮座されているが、その横に王女が王に負けぬ存在と気品を放っている。王女の正体は「福神漬」。これもたっぷり食べ放題。

 王と王女のツーショットは牛丼チェーンではらNぷだけではなかろうか。牛並390円という業界屈指の高価格も納得させられる。

 ある昼。カウンターで醤油牛丼を嬉しく頬張っていると、隣のウォークマンを耳にしたままゲームに興じている青年の前に「かつ牛丼で〜す」と店のお姉さんが盆を置いた。

 かつ牛?思わず目を向ける。はっきりとビジュアルは分からなかったが。20年前に絶滅したと思しき<珍丼亭>のかつ牛丼を思い出した。

 神戸で崩壊したが、その神戸DNAが東京都内で根付き独自の進化を遂げたのだろうか。そもそも<神戸らんP>亭は遥か前から東京に根を下ろしていたのだろうか。

 アラスカ人の顔がモンゴロイドであるような、地球と人類の神秘。390円の牛丼を頬張りながら、私は人類創生の大陸大移動に想いを馳せた。

201109神戸らんぷ亭@.jpg

201109神戸らんぷ亭A.jpg
我がバイブル。

(付記)
いつか忘れたがネットニュースか何かで「神戸らNぷ亭」が完全にこの世から滅失したことを知った。神戸どころか、世界から消えた。
今回のバカブログをいつ書きだめて死蔵していたのかすら覚えておらず、画像も残っていない。読み返しても1oも思い出せない。まさに幻。
惜しむらく閉店したそうな盛岡<柳家>再起応援4夜連続アップ後ゆえ、死蔵ストックから何となくひきづって引っ張り出してきた次第。
「いつまでも あると思うな ソウルフード」。
皆さま、今夜もご安全に。
posted by machi at 14:10| Comment(0) | あ〜ほボイルド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月21日

第2525夜:徒然コロナ草【stay-home】(その四)

 当初の緊急事態宣言解除初日であるはずの5月7日を待ちわびたが、さらに3週間以上延長に。私のような自宅事務所の自由業は外出自粛容易だが、ただでさえ数少ない脳細胞がさらに死滅寸前。そんな中でも、北九州市若松の若松商店街連合会は私を月1回ペースで招聘し続けた。

 緊急事態宣言自粛要請解除または緩和のニュースの一喜一憂。我が兵庫県は大阪府が解除されぬ限りコバンザメ状態だろうが、やむおえぬ。

 この数年、何故か私の担当エリアは拠点のある関西「以外」がほとんど。その傾向はますます加速。今回のコロナでしみじみ関西(兵庫)に拠点を構える必要のなさを実感。兵庫で仕事がないのに「兵庫県民」であるという理由で他県へ出禁になるのだから。

 従業員もいない自宅事務所で独り暮らし私は、平日休日関係なく寝間着のまま寝たいだけで寝て好きな時間に起き、ミステリ&漫画読んで、録画観て、泥酔するほど酒呑んで……。

@何の食事制限もない入院
A限りなく自由な見張りの無い軟禁
B仕事をリタイアし年金だけで生活する身寄りのない独り暮らしとはいえ割と元気だけど身近に友人がいない高齢男性

 上記@〜Bを疑似体験できるチャンスと考えることに。……。Bがキツい。毎日激安立ち呑み屋に通うねずみ色のオヤジさんたちの心情を痛感。

 このご時世、有難いことにシゴトのご依頼だけは(すべて近畿以外ですが)緊急事態後も例年ほどではないとはいえ五月雨式に頂戴しているが、軟禁状態ゆえミッションがこなせぬ。

 自堕落が続くとこのままなら宣言解除後に対応できると1oも思わぬので、せめて9時から17時までは書斎(仕事机)に寄生を心掛け。しかしそれが16時、15時と繰り上がり、酒浸りに。

 5月下旬が近いのに、暑くならずずっと肌寒い状態が。経済活動が止まると温暖化まで止まってしまうのか。

 緊急事態宣言解除を受け、我が兵庫を含む関西3府県の外出自粛要請解除や営業自粛要請緩和は23日午前0時。岩手県は見事に感染者ゼロを継続中(2020年5月時点)。故に兵庫県民の私はワクチンが開発され三陸宮古の商店街関係者の不安が完全に払拭されるまで出禁継続でミッション遂行不可。

 引き籠り開始当初の一週間は新鮮。それから3週間がきつかった。ところがGW開けから体も精神も慣れて妙に快適に。日が沈む19時前後には寝室で太陽が昇る朝5時には起床。散髪も2カ月半行かなかった。散歩を試みたが初日に足を痛め、以降断念した。

 ある朝、トイレ(大)の後に尻を拭く際、背中がツラなくなった。久々に体重計に乗ると7s痩せていた。そして2か月の間に10s痩せた。脳の活力は失ったが、健康を手に入れた。揚物を喰う機会がないので痩せたのか。

 緊急事態宣言が開けることをあれほど楽しみにしていたのに、特に生ビールと焼鳥を渇望したのに、専門店のラーメンに溺れたかったのに、さらに1週間自主的に外出自粛した。外に出たいと思わなくなった。ストックホルム症候群の変種なのだろうか。

 ニュースも見なくなり仕事のことも含めて世間のあらゆることに関心が無くなってきた。渡ってはいけない川を渡ってしまったのかもしれない。

 そして、私の生業である「まちづくり(中心市街地・商店街活性化)」がいかに不要不急なモノであるかを思い知った。

 商売人は商売辞めたらボケることを肌身で実感。不要不急なまちづくり関係のシゴト以外で死ぬまで働こうと決めた。

 皆さま、外食やテイクアウトうんぬん以前に、金は天下の回りもの、とにかくお金を使いましょう。きっと返ってきますから。

200921ステイホームC.jpg
解除後の6月。2か月以上ぶりの生ビールと揚げたてポテトフライ。

(付記)
解除後の6月以降、瞬殺でリバウンドしました。
posted by machi at 12:10| Comment(0) | あ〜ほボイルド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする