裸一貫八尾市内で創業。地域に愛され複数店舗のオーナーとなった3名様による「八尾あきんど起業塾」パネルディスカッションにおける会場からの質問である。皆さん25歳で独立を決意。就職時点ですでに独立を視野に入れておられた。商売の醍醐味、辛かったこと、嬉しかったことなど、八尾で成功するコツなどを惜しげ語って下さる。
たっぷり紹介したいが、これはセミナー(有料)を受講された方々の特典である。私は進行役を仰せつかっていた。
冒頭の質問は私ではなく、パネラー各氏に対してである。私は大学生になってから実質的に読書を始めた。もし同じ質問を私に投げかけられていたらどのように答えただろうか。瞬時に一冊に絞れそうにない。ちなみに私の推測だが、質問者はおそらく経営に役立つ内容やその流儀・考え方が記された書籍を紹介して欲しかったのかもしれない。
私は基本的にエッセイ(旅・食・サブカル)とミステリが主食。「好きな」本と「人生を変えた」本は異なる。後日、自宅の本棚を見渡した。定期的に処分しているが、常時3000冊ほどひしめいている。その中から「人生を変えた」(考え方を変えた)本を5冊選び出した。
■『わしらは怪しい探検隊』(椎名誠 角川文庫)。
初めての読書がこの一冊である。以来、椎名先生の生き方に憧れた。豪快に仲間とビールを呑みながら語らい、世界中、日本中を旅して旨い酒と旨い肴を豪快に喰らう。先生の著作は文庫限定だがすべて網羅。300冊以上は優にあるだろう。最近かなり内容はカブリ気味だが。
学生時代の共同生活を綴った『哀愁の街に霧がふるのだ(上・中・下)』(新潮文庫)もまさに私は大学生で寮生活を営んでいたので印象深い。私は今、日本中を旅(仕事ですが)してビールや酒を鯨飲しつ毎夜のようにその地域の旨いものを腹に入れながらその地域の仲間たちと酒を酌み交わしている。
先生は作家、私はただの酔っ払いまちづくり屋だが、ある程度似たような生活になったかも。夢が叶ったといえないこともない。
■『キャベツの丸かじり』(東海林さだお 文春文庫)。
週刊誌に長期連載中のエッセイ「丸かじりシリーズ」の第2作。大学生協を初めて手にして目を通した時、衝撃が走った。これほど旨そうに、独特の視点で食べ物を表現されるとは。着眼点があまりの斬新かつミクロ。上質のユーモアで溢れている。
私のバカブログで食べ物関係が多いのは、明らかに東海林先生の影響である。このシリーズも20年以上。現在先生は80歳前で酒関連のテーマが減っているのが残念だが、完結するまで付き合う所存。先生の作品もエッセイはすべてコンプリートしている。〔次夜後編〕
我が家の本棚。寝室や居間にも増殖中。
『わしらは怪しい探検隊』&『キャベツの丸かじり』

