2026年06月27日

第3950夜:宮崎牛のステーキ【延岡(宮崎)】

 宮崎牛。松坂、神戸ほどではないかも知れぬが日本屈指のブランド牛として名高い。2025年夏から我が地元神戸のTV局(Sンテレビ)で毎朝7時半から再放送が始まった『美味しんぼ』でもその魅力が伝えられている。牧場で放たれている動き回る牛を観て、どの牛が旨いかを推測勝負する主人公とそのオヤジの対決も見どころである。

 その回(録画)を観終わって1か月ほど経った秋。3カ月で5度目の延岡入りを果たした。県庁所在地・宮崎市は未踏である。延岡は県北であり、チキン南蛮、辛麺、サラダ巻(巻鮨)、なんこつといったご当地料理や新鮮な魚介は堪能してきた。魚介は海の「特A」だが、陸の「特A」である宮崎牛と対峙する機会がなかった。

 商店主たちとのランチミーティングに呼ばれ、ミッション開始3時間ほど前に延岡入りしたが何故かランチにありつけずミーティングだけになった5回目の延岡の夜。この日は毎回恒例の商店街関係者との懇親会は無く、店の選択権を初めて得た。

 延岡はスナックの林立は日本屈指であるが、焼肉屋(ホルモン屋)がその次ぐらいに目立つほど肉肉しい街。懇親会が無いと分かった数日前から、この夜は焼肉と決めていた。

 理由は2つ。宮崎牛を食べてみたかったこと。もう一つは私の監視お目付け役が、ほぼ牛肉(ホルモンはダメ)しか食べられないからである(たぶん)。

 焼肉屋が多すぎて迷うので、我が定宿から徒歩圏内でオススメを商店主に聴いた。勧めに従って<船一>さんへダイブ。かなり広い店だが地元客と思しき団体で半分は埋まっている。予約していなかったが気持ち良く席に案内して下さった。

 私は生ビール、対面の同行氏はカルピスチューハイで乾杯。キムチ、ナムルをとりあえず頼む。メニューの肉欄をチェックする前に、別POPで「宮崎牛ステーキ」「宮崎牛ミスジ」がそれぞれ半額とあった。それでも決して安くはないが、頼まぬ選択肢はない。

 宮崎県の大スター、降臨。サシが美しい。生卵の黄身を落としたタレで味わう。焼過ぎないように慎重に「育てる」。口の運ぶ…。蕩ける。柔らかい。顎が無くても嚥下可能。

 宮崎牛ステーキ、スーパーで同じサイズを買ったとしたらこの店の半額よりも高いはず。こちらはステーキソースで…。腰が抜けた。ハイボールで追いかける。K原雄山もひれ伏するかもしれぬポテンシャル。ただ、普段は赤身の輸入牛しかめったに口にしないので、ミスジもステーキも1〜2切で充分。精肉しか食べられない同行氏、ガンガン攻めて頼もしい限りだ。

 焼酎「霧島」のソーダ割を召還。炭酸ボトルと1合徳利、氷が運ばれてくる。たった500円で3杯ほど作ることができる。嬉しいサービスである。

 同行氏はカルビやロースを追加。私は生センマイ刺と塩ホルモン。同じ網を囲んでいるが、口にするモノは全く別。たまたま相席したような気分である。

 大満足で店を出る。延岡の2軒目は、スナック。ただ地元人がいない。過去4軒訪れたが場所を覚えていない。ブラブラと駅前に向かってみる。その中で適当に2階の店に飛び込んだ。店内は男性が独りだけ…。ママでなくマスターのスナックだった。

 同行氏やマスターと談笑しつつ霧島をロックで数杯。時間制の90分になった。このスナックから這ってでも帰着できる同行氏と別れ、私はホタホタと10分ほど歩いて定宿へ。

 途中、コンビニに立ち寄った。「霧島」のカップ焼酎、缶ハイボール、そしてどこかの名店のカップ麺を購入。

 大浴場が閉まる時間まで余裕が少しある。部屋のポットで湯を沸かし、その間に缶ハイボールをグビビ。湯を注いで5分。塩タンメンを啜る。宮崎でなく群馬の名店監修。壮絶に旨し。

そういえば、群馬県も未踏。いつか群馬にも行ってみたいものである(舘林という駅はたまに利用するが、乗換だけで改札から出たことなし)。

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地元人オススメの人気店。

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宮崎牛のミスジ。

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宮崎牛のステーキ。眩しすぎ。

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ナムルは欠かせぬ箸休め。

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たっぷり焼酎が嬉しい。

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大好物のセンマイ刺。

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塩ホルモン。

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2階へ。

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渋い店内。

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お疲れさま。

posted by machi at 08:39| Comment(0) | 宮崎県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年05月31日

第3932夜:天領の魔法陣【延岡(宮崎)】

 <天領うどん>。日向市にて1966年に創業された宮崎県民のソウルフードという。辛麺、チキン南蛮など「メニュー(商品)」として全国的な知名度を得ているブツと違い、あくまでもこの店が宮崎県民のDNAに響くらしい。北九州<資さんうどん>のような存在なのだろう。

 朝6時からPC猿打し、ひと段落してユニットバスで凝りを解した南国延岡の土曜の朝。10時にはチェックアウトせねばならず、乗車予定の特急は11時40分過ぎ。駅構内のコーヒーショップで2日連続飛び込むつもりだが、大特急のカキモノも片付けてしまった。

 たいていの店の昼営業は24時間全国ファストフードチェーンを除けば、たいてい11時か11時30分ごろ開店。11時40分過ぎの特急を逃すと次は2時間後。乗り遅れるわけにはいかない。駅近くですぐに料理が出てくるような店で11時開店の店はあるか。

 ネットで検索していると冒頭の<天領うどん>で出てきた、10時開店。我が宿から歩いたら15分ぐらいか。レビューは絶賛の嵐で埋め尽くされている。

 2週間前の昼に分厚いチキン南蛮定食を、24時間前に真っ赤な辛麺を、9時間前に豚骨ラーメン?(飛騨ラーメン)を啜った。優しく柔らかい味で体を少しいたわりたくなった。チキン南蛮も辛麺も、どちらも抜群に旨いが毎日はキツい。常食系ではない。

 9時40過ぎにチェックアウト。スーツケースを引きづりながらノンビリブラブラ地図を頼りに向かう。幹線沿いに屹立していた。その真隣が辛麺で全国展開しているという超有名店。道路を挟んだ対面は経営方針が下品下劣極まりない某全国チェーンのうどん屋。

 真隣の辛麺屋には2週間後の昼にダイブしようと心を固めつつ<天領うどん>の入口へ。到着と同時に営業中のノボリが設置された。一番乗りである。

 入ってすぐに券売機が門番している。卓上タッチパネル方式でなさそうだ。私の後ろにはアッという間に行列が。

 じっくり戦略を立てる余裕なく、とりあえず屋号を冠した「天領うどん(400円)」を押す。麺大盛ボタンもあったが、初めての店は量が分からない。いなりやおにぎりより、もう少し攻め角度のキツいサイドメニューは…。

 「ミニ牛めし(260円)」を見つけた。合わせて680円。チケットを渡して冷たい水を飲む。卓上メニュー表があったのでじっくり観察。

 最高値はカレーうどんと肉うどん(680円)。私の「天領うどん」はかけうどん(360円)の次に安い。天領うどんには「釜揚げつけ麺」とカッコ書きが。釜揚げはめったに啜らないが、冠を背負った商品。期待が膨らむ。

 3分ほどでブツ降臨。うどんは細麺。つけ汁にはたっぷりの揚玉とネギが浮いている。牛メシは味噌汁茶碗のミニサイズだが、ずしりと重い。

 まずはつけ麺から…。九州独特の甘さを感じないシャープで切れ味鋭い味。つけ麺の出汁ゆえ、普通のうどん出汁よりも当然のごとく濃い目。うどんは柔らかいがコシも感じられる。大盛でも余裕だった。ただ、次回はカレーうどんか肉うどん、天ぷらうどんを試してみたい。

 牛メシ、思った以上にご飯の量が多く、濃い味付けの牛肉を食べ終えても半分ほど残っている。ひらめいた。出汁に浮いているたっぷりの揚玉をライスに乗せ、七味をたっぷり振りかける。残った出汁は済まし汁としてワシワシ食らいつく。いやはや、味変背徳の魔性に化けた。

 私の席からおでんがグツグツ煮えているのが視界に入る。1ヶ120円均一で、テイクアウト可能とある。好きなタネを10種類ほど選んだ。今夜の自宅晩酌の肴である。

 土産コーナーにはうどん以外にも何故かチーズケーキや饅頭なども売られている。その中に店名を冠した「天領ドーナツ」340円を買ってみる。天領おでん晩酌後の天領デザート。

 購入から5時間ほど経過した小倉駅で、汁などが零れていないか確かめた。全く零れていない。厳重な封である。たっぷり汁の二重袋が頼もしい。それ以上に、5時間たったのにまだ出汁が充分に温かった。恐るべし、天領の魔法陣である。

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ロードサイドの熱い一角。

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いざ、天領へ。

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惹かれるPOP。

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買わずにいられない。

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降臨。つけ出汁たっぷし。

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肉たっぷりな牛丼。

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最後はコラボ。

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何を買おうかな。

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袋も味わい深し。

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神戸に戻ってもまだ温かい魔法。

posted by machi at 08:29| Comment(0) | 宮崎県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年05月30日

第3931夜:飛騨ラーメンの正体【延岡(宮崎)】

 飛騨。20年以上前ブライベート旅行した記憶が残っているが、シゴトで訪れたことはない。

 岐阜県であることは何となく知っているが、これまでミッションは大垣、多治見、中津川のみ。飛騨は神戸からとにかく遠いイメージがあった。名物料理など1gも思い浮かばない。

 10月中旬なのに半袖でも汗ばむ南国延岡の夜。6人で居酒屋、スナックをハシゴしてホテルに戻る。延岡の歓楽街が店たっぷりで範囲も広い。居酒屋系は多いが、何故かラーメン店があまり見かけないことに3回目の夜あたりから気付いていた。探せばあるのだろうけど。

 ホテルに戻る途中の交差点で思いっきり「飛騨ラーメン」とある看板が視界に入った。飛騨と言えば、あの(岐阜の)飛騨か。日向の国(延岡)で飛騨の国のラーメンを啜りたいとは思わぬ故、普通にスルーして皆さまとお別れし、部屋に戻って浴衣に着替えた。

 大浴場に向かう前に煙草を一服。喫煙ルームなのがこのご時世ありがたい。紫煙を燻らせていると、ふと先ほど見かけた「飛騨ラーメン」が気になりだした。

 この日の昼は延岡名物「辛麺(ライス・小鉢セット)」「なんこつ」を腹に入れていたため、夜になっても空腹感は皆無だった。少しツマんだが、ひたすらハイピッチで鯨飲。スナックでもチャーム(お菓子)に手が伸びなかった。23時前になり、小腹が空いてきた。

 浴衣を脱ぎ、再度着替えた。3分ほど歩いて川を越えて<飛騨ラーメン>に飛び込む。店の名前が特に他に表記がないため、これが屋号なのだろう。赤看板に白文字。カタカナ表記。旨そうなオーラがプンプンしている。

 カウンターで10席ちょっとか。大将とその奥様らしき方が切り盛りしている。恐らく飛騨のご出身なのだろう。店内はほぼ満席。それも地元民っぽい皆さまで。期待高まる。

 メニューはシンプル。ラーメン、チャーシューメン、チャーハン、めし(たぶん白飯)、ビール。ラーメンは大盛が、チャーハンはハーフもある。

 さんざん呑んだのでビールは頼まず「チャーシューメン」一本勝負である。飛騨ラーメン、初めてである。どんな味が想像もつかないが、濃い目の醤油ベースの予感がある。飛騨地方ならではの山菜などもトッピングされているかもしれない。魚介ベースではないだろう。

 程なくしてブツ降臨。分厚いチャーシューがちりばめられている。ただ、一瞬声が詰まった。どう見ても王道の福岡系王道豚骨ラーメンにしか見えない。具に関し、チャーシューの他は青ねぎのみじん切りにキクラゲ。麺は細めの白ストレート。

 戸惑いつつ、スープから…。やはり豚骨である。あっさりしており、私好みの味。呑んだ後の〆としては高レベルであることは間違いない。しかし、これが飛騨ラーメンなのか…。

 もしかすると、店主の苗字が「飛騨さん」である可能性もある。もし飛騨に行く機会が我が余生にあるなら、真っ先に「飛騨ラーメン」を探さねばならぬ。正体を暴くために。

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旨そうな赤バックの白文字。

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旨そうなシンプルメニュー。

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旨し飛騨ラーメン。

posted by machi at 08:48| Comment(0) | 宮崎県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする