2018年11月09日

第2070夜:ぐるっとNAMEGATAプロジェクト【行方(茨城)】

 5店舗制覇ラリー。2018年11月10日から12月9日まで「サイクリストの聖地」茨城県行方市で開催されるグルメラリーである。5店舗制覇するとVIPカードが授与され、アンケートにご協力いただくと500円の商品券がプレゼントされる。

 5店舗制覇ラリーは「ぐるっとNAMEGATAプロジェクト」の一環であり、本プロジェクトを推進する行方商業協同組合はサイクリスト垂涎アイテム「オリジナルボトル」、買物に便利なだけでなくスタイリッシュで思わず身に付けたくなる「エコバッグ」を開発中である(2018年10月上旬時点)。

 11月10日から2日間盛大に開催される「行方ふれあいまつり」期間中に来場者アンケートを実施。協力者には先着だがサイクリストにはボトルが、市民にはエコバッグが進呈される。

 これらの細部調整のため、2018年10月上旬、朝6時台に福島県柳津町を発ち、9時頃宇都宮着。本事業のプロジェクトリーダーであるH本氏が宇都宮出張中だったため氏と宇都宮で合流。氏の運転でみっちり2時間車中打合せしながら行方へ。

 高速を降りると、さすが農業県と感嘆が漏れるほど農作地がひたすら広がっている。ビニールハウスも数多く顕在しているが、めくれあがっているものも多い。2018年9月下旬、日本列島を蹂躙した台風24号の影響という。凄まじい猛威を振るったようだ。以前は竜巻も同地域を襲ったそうだ。

 氏の経営する<タネのハシモト>事務室で打合せ。詳細を固めていく。昼飯は5店舗制覇ラリー参加協力店の一つ<福田屋>へ。特上の天ぷらそばを熊啜。海老の巨大さが圧巻だ。

 この店にもサイクリストのぼりがはためき、サポートステーションが設置されている。いい具合に仕上がってきた。ボトルやエコバッグは私も欲しいほどのクオリティだ。5店舗制覇も達成してみたい(ラリー実施前だが、これで2店舗制覇)。

 このバカブログをアップした翌日(11月10日)、「なめがたふれあいまつり」も「5店舗制覇ラリー」も事業としてスタートする。起源は12月9日まで。

 行方は様々な取組にトライアルされている。次年度に向けて様々な事業の種をまいている最中であり、すでに芽吹きだしている頃かもしれない。来年にはたっぷりと活性化という果実を収穫できるかもしれない。

 JR東京駅八重洲南口バス乗り場から水郷潮来ICまで10分に1本の間隔で運行するバスで約80分(空いていれば)。潮来ICから車で15分ほど。鹿島スタジアムに訪れる際にはぜひ行方へもおよれんせ。サイクリストでなくともママチャリ愛好家も大歓迎でございます。

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サイクリストの皆さまを大歓迎。

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旨し天ぷらそば(特上)。
posted by machi at 13:07| Comment(0) | 茨城県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月13日

第2050夜:ヴィトンより美豚【行方(茨城)】

 美豚。「びとん」と発音する、茨城県行方市の特産豚(たぶん)である。正式名称は「美明豚」で、`ヨシアキさん´が養豚した豚のことらしい。

 ある夏の午後。東京駅八重洲口にてバス発車まで30分の余裕時間が生まれた。地下街のラーメンストリートはどこも長蛇の列。30分しかなく並べないし、並びたくない。ラーメン店以外も行列だが、唯一並んでいない牛タン屋があった。満席風だがカウンターが1席空いていた。

 他に選択肢なく突入。メニュー確認。……。牛タン定食、かなり高額。とてもランチで払えない。一番安くて早そうな牛タンカレーを写真指名。具たくさんなビジュアルにソソラれる。

 期待に胸躍らせながら待つ間スマホでネットニュースを見る。熊本の繁華街でぼったくりが横行しているらしい。悪い奴がいるもんだ。眉をひそめていると、奥から「よろしくお願いしま〜す」とカレーが姿を現した。

 ……。最初、別のメニューかと思った。まるっきり別人で、面影すら微妙。あまりにも指名写真と異なっている。牛タンは小さな欠片のようなものが2ヶだけ。それ以外はほぼルー。これで1,188円とは……。チェンジしようと思ってもできない。

 賃料はさぞ高いだろうとはいえ、たまたま見ていたネットニュースがぼったくりというのも奇遇。もしくは予兆だったのか。肝心のルーのお味はレトルトのごとし。大事に慈しむように牛タンらしき欠片を口に運ぶ。……。小さすぎて味すらよくわからない。

 首を傾げながらバスに乗り、定刻より10分早く水郷潮来着。H本氏に迎えに来てもらい、行方商業協同組合事務所でコアメンバーとみっしり休む間なく3時間ぶっ通しで打合せ。

 18時過ぎに組合事務所からから歩いて徒歩20秒ほどの<かすみ食堂>へ。渋すぎる外観。おすすめの「美豚ラーメン」と「美明豚入り餃子」注文。美豚は「美明(よしあき)」さんの豚の意味らしい。ラーメンには「明」が入らず、餃子には入っている点も不思議なこだわり。素晴らしい笑顔と接客の大将とおかみさんが嬉しい。

 ブツ降臨。まずは餃子。大ぶりなビジュアルで私好み。醤油&酢&自家製ラー油でタレを好みにして、餃子を口に運ぶ。……。皮も旨い。具はジューシーでサッパリしているのにコクがあって深い。何個でも食べられそうな飽きのこない味である。

 ラーメン降臨。チャーシューが分厚くてムチムチ。出汁は濃厚な醤油味っぽい。そして、メニュー写真通り、もしくは現物の方が旨そうである。これぞ良心。昼の牛タンカレーとは天地の違いだ。

 スープを啜る。……。ほのかな甘みが深く、旨い。暑い夏の夕暮れにエアコンの効いた中華食堂でハフハフ啜るラーメン。無敵である。麺もスープに絡む。そして、メインの美豚焼豚。

 齧る。……。ムハッと笑みが漏れた。かみしめるほどに肉汁とうまみが口の中で洪水になる。1枚でも十分な満足感。麺1本、汁1滴、何も残らず啜り切った。空虚なブランド志向より、地に足のついた生産者の顔が見えそうなこだわりに勝てる道理、この宇宙に無し。

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上を写真指名すると、下が。

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激シブ。

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心躍るメニューPOP。

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看板メニューに偽りなし。
posted by machi at 09:43| Comment(0) | 茨城県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月01日

第2042夜:湖畔のサイクリング街道【行方(茨城)】

 ぐるっとNAMEGATAプロジェクト。茨城県南部の「つくば霞ケ浦りんりんロード」を活用し、行方地区を走行するサイクリストが商店街へ足を運び買物や飲食を楽しんでもらう環境整備と、サイクリスト垂涎のオリジナル商品作成や各種イベントを開催して衆知活動を行う事業である。

 前日に埼玉県内で夜中3時半まで鯨飲した2018年7月の午後遅く、行方市どころか茨城県そのものへ初上陸した。行方と書いて「なめがた」と読む。電車のアクセスがあまりよろしくなく、バスが極めて便利。東京駅から10分に1本のペースで走っている。

 東京駅を発つと、次の駅が目的地である「水郷潮来」。最初`しおらい´と呼んでいたが「いたこ」と発音する。茨城の地名は難関である。ちなみに東京駅から次の駅の潮来まで約100分。バスの終点は鹿島神宮らしい。アン●ラーズの本拠地「鹿島スタジアム」は強烈な場所に屹立している。

 15時前に水郷潮来着。行方商業協同組合のH本氏と氏の左腕的存在のM嵜氏に迎えに来ていただき、二日酔いと戦いつつ約2時間たっぷりとサイクリングロードを車で視察案内いただく。

 日本で2番目に大きいという湖の湖畔がサイクリングロード。左手に田んぼ、右手に湖といった美しすぎる光景が続く。ただし車道は決して広くなく、車も自転車も注意を払って走行せねばならぬだろう。平日の酷暑の午後だったゆえか、あまりサイクリストは見かけない。ママチャリに乗った主婦か学生程度だ。湖畔に釣竿を垂らす釣り人の方が数多く見かける。

 道の駅で打合せを兼ねて休憩。川魚の総菜や漬物が充実している。試食は叶わなかったが行方バーガーなるご当地物を売り出しているらしい。

 たっぷり視察して街中へ。商店街はかなり広い。その中のドライブインのごときお店で300gデミグラスハンバーグ定食を腹に収めながら打合せ。このボリュームならばサイクリストも大満足だろう。ただし、体を全く動かさない中年オヤジ(アヅマ)にはヘビーなボリュームである。

 行方商業協同組合の理事会に参加させていただく。予定時間をオーバーする白熱ぶりだ。様々なイベントや事業が予定されているようである。今回のサイクルイベント用のロゴマークが実に魅力的である。制作中と思しきサイクリスト用のドリンクボトルやオリジナルサコッシュ(ポーチのようなもの)はママチャリすら乗らない私でも欲しくなる逸品である。

 H本役員に潮来駅前のホテルまで送っていただく。会議前のハンバーグがまだ胃に残っており空腹感ゼロだが、同行氏とホテル近くの居酒屋へ。ホテルから渡されたマップと証明書のようなものを手渡すと、お店が何らかのサービスしてくださる。我ら2人が訪れた居酒屋では刺身がサービスに。料理はこれに冷やしトマトとチーズを追加し、後はビール、チューハイなどを飲み続けた。

 部屋に戻って夜中2時半まで同行氏と道の駅で捕獲したお菓子をツマミにウィスキー。ボトルがあっという間にカラになる。爆睡して目覚めたら朝10時。集合時間に間に合わず寝坊。サイクリストでもないのに、カロリーと酒の量だけはサイクリストの数倍摂取である。

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行方どころか、茨城県初上陸。

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各店が協力。

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サイクリストの休憩所。

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細かなサービス。

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いたるところではためくノボリ。

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ハンドボールの聖地でもある。

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美しい湖畔。

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オリジナルグッズはサイクリストでなくとも垂涎。

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ボリュームたっぷり。

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ホテルで鯨飲。

posted by machi at 07:59| Comment(0) | 茨城県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする