卓上の焦がしにんにく油を途中から投入すると、デロデロしたいやらしい食感が増して色気が増える。モヤシのシャキシャキが嬉しい。麺は中太ストレート。結局麺一本スープ1滴残さずクマモン啜り。大満足で腹をさすりながら店を出た。
■桂花(熊本駅新幹線口店)
熊本ラーメン3強の一角(たぶん)。昭和30年創業で東京都内にも数店舗進出しているという。聖地(本店)攻めの時間的余裕なく、ほぼ満席だがカウンターが運よく空き飛び込めた。
ワンタンメンと迷ったが、叉焼麵(チャーシューメン)に。替玉ないので大盛に。出てきたブツはかなりの破壊的ビジュアルである。
胡椒をパラリし、まずはスープをひと啜り。……。これまでの熊本ラーメンで最もパンチの効いた味。獣臭もかなりワイルドだ。
麺を啜る。……。少し太めの固めでかなりシコシコ。コシ強し。スープは後ほど知ったが豚骨&鶏ガラのWスープでまろやかですっきりした味わいが特徴らしいが、私にはかなり濃厚。マー油独特の香味も立ち上る。食べ続けると確実にクセになるのだろう。
大盛りは手強い。ゆで卵半身が2ヶ(要するに1ヶ)で、麺は何故か伸びないという不思議。後半苦しくなった時に卓上のゆず胡椒を投入。ゆず胡椒は九州でよく見かける定番だが、ラーメンに入れるのか。
試してみる。……。味のキレが格段に鋭くなった。ゆずのピリッとした酸味がスープに溶け込んですっきり。何かと何かが化学変化を起こしたようだ。後半加速度が上がったが、さすがに量が多すぎてスープは飲みきらんかった。
■「まるうまラーメン」
17時15分ごろ熊本駅着。予定の普通列車乗換まで30分もある。駅構内<まるうまラーメン>へ。券売機スタイルだ。熊本ラーメン620円で、ラーメンが580円。しかし写真の見た目は煮玉子の有無しか区別つかない。ここはシンプルに「ラーメン(580円)」だ。
博多豚骨並みの秒速で運ばれてきた。ボリューム満点で具沢山。大きなチャーシューが2枚ある。キクラゲ、揚げニンニクもたっぷり。黒マー油もしっかり広がっている。見た目は完全に熊本ラーメンビジュアルである。
スープを啜る。熊本系にしてはあっさり目かもしれぬが、十分もっこすな味付け。麺は細めのストレート。ゆえ早く茹で上がるのだろう。紅生姜、辛子高菜を入れるあたりは博多長浜系の源流か。後半はこの2種類をぶち込み味を確変させながら熊啜である。〔次夜後編〕
<桂花>にて。
<まるうまラーメン>にて。

