2017年08月30日

第1774夜:酷暑の合間の冷涼【熊本(熊本)】

 <エクストールイン水前寺>。熊本水前寺ミッションの際の我が定宿である。年間200日以上ホテル住まいの私だが、我がベスト3に間違いなく入っているアットホームかつ暖かなサービスの満ち溢れたビジネスホテルである。

 大充実の無料朝食(前夜の暴飲暴食でスルーしますが)、フロアごとに加熱器や選べる枕、消臭スプレー(これは汗かき&少しでも衣類を減らしたい私には必須)、予備ハンガーを設置。フロントのお姉さんのマニュアルではないあったかい接客対応は最高だ。様々な備品貸出の中には自転車もある。漫画コーナーも多数取り揃えられている。

 7月下旬。駅から10分ほど歩いてこのホテルへ。汗が滝のように流れる。熊本の暑さも盆地特有の凄まじさだ。フロントで手続きし、24時までのウェルカムドリンクコーナーへ。冷たい水と緑茶、珈琲が常備されている。まずは香ばしい麦茶を一気飲み。少し落ち着き、紙コップにホットコーヒーを抽出して部屋に。エアコン全開でPCしながら涼む。汗も引いてきた。

 夕方。ミッション先の水前寺公園までは歩いて5分程度。その間に汗がまた噴き出す。ミッション会場の公園に隣接するお寺で会場準備していると、さらに汗が零れ落ちる。

 お寺なので会場が広い。ようやくエアコンが効いてきた。すると、先ほどまでの快晴が嘘のように激しい雨が降り出した。この夕方の熊本は局地的ゲリラ豪雨だったらしい。

 今回で半年間にわたる水前寺参道商店会のミッション無事完遂。外は闇。雨も上がり、打ち水効果のごとく冷涼が心地よい。参道では夜間工事が行われている。

 参道にある大人気かつ私も愛してやまない居酒屋<卯乃家>さんへ商店会や商工会議所、地元FM局の皆さまと打ち上げ懇親会。呑み放題コースだ。

 海老春巻が旨い。そしてこの店の名物である揚げ茄子も無敵。馬刺かわりのつくねも絶品。シーザーサラダでサッパリだ。生もピッチャーは最初だけで温くなるからと後は個別注文OKという剛毅さ。呑み放題焼酎は4人だがボトル4本テーブルに置かれている。何とかトマトの冷製ジュレも涼やかで、鶏肉のバターソテーのような料理のコクも秀逸。

 いろんな話で盛り上がる。皆さんビール党だ。私は最初ビール、そして焼酎へ。水割りからロックに移行しハイピッチで痛飲。〆は長芋やオクラが入った冷たいお茶漬けだった。N谷園風味全開だが、適度なショッパさが爽やかさを引き立てる。

 23時過ぎホテルに戻る。コンビニが歩いて5分だが、もう汗をかきたくない。ドリンクコーナーの自販機で缶ハイボールを購入。よく冷えている。

 部屋に戻ろうとしたら、手回しのかき氷製造機の存在に気付いた。その横にはシロップが。ウェルカムかき氷だった。どこのホテルもたいてい製氷機はある。そしてその氷をゴリゴリ回してシロップをかければかき氷が完成。目からうろこのアイデアだ。金もかからない。私はかき氷が苦手なので残念ながら試そうとは思わなかったけど。

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この最中にゲリラ豪雨のごとき夕立が。

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打ち水のごときつかの間の涼しさ。

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冷たいお茶漬け。

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かき氷。見事なアイデア。

posted by machi at 17:51| Comment(0) | 熊本県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月20日

第1765夜:嘶きの絶頂【熊本(熊本)】

 <五郎八>。熊本水前寺に屹立する我が愛するホテル<エクストールイン水前寺>のフロントにオススメいただいた名店である。

 ある7月の熊本市内に台風が襲い掛かる日の前夜。水前寺参道商店街や市、会議所、観光協会の`もっこす´`もうじょ´たちと勉強会。スムーズに終了し、その日は皆さんご都合悪いようで懇親会も呑み会もない、私にとって1年に1度あるかなしかの夜になった。

 いったんホテルに戻ってユニットバスに浸かったら22時前に。遅めの昼に水前寺横の<味千拉麺>でこの支店限定の水前寺もやしをたっぷりトッピングしたラーメンを啜っていたので空腹感はなかったのだが、さすがにノドが渇いた。ホテルの飲食店マップを参照すると、22時には大抵の店が閉店っぽい。コンビニで何か買うか……。

 念のためフロントに一人でも入れるオススメ店をお聞きする。どこも一人で充分に満喫できるそうだ。中でもホテル対岸の<五郎八>は人気店という。しかしいつもイッパイで入れるかどうか……というご返答。しかし営業時間は24時までという頼もしさ。攻めねばなるまい。

 店構えは間口狭く、かなり年季が入っている。焼肉、ラーメン、ちゃんぽんと看板にある。何屋か分からぬ雰囲気だ。

 ドアを開ける。一人である旨を伝えるとカウンターに通される。入って驚愕。奥行が凄まじく広く、びっしり満員の大賑わいである。店内も厨房も活気に満ち溢れている。観光客皆無の雰囲気で純度100%`もっこす&もうじょ’で制圧されている。

 キンキンに冷えた生ビールをほぼ一気飲み。少し落ち着いた。メニューを見る。目も眩むような垂涎メニューが並ぶ。一人ではなく大勢で訪れたいラインナップ。ラーメンや定食、丼もある。かなり種類豊富だ。店内はどんどん客が入れ替わる。22時前なのに予約客ばかりだ。

 私のファーストチョイスは「さくら納豆」。醤油を垂らし、瓶ビールをヤリながら刻まれた馬肉をチビチビつまむ。2番目の料理が出てくるまでの見事な先頭打者の文字通り「ネバリ」である。生卵を突き崩すとまろやかさが際立つ。

 セカンドチョイスの焼肉が運ばれてきた。豚肉、牛肉、馬肉から選ぶ。もちろん「馬」。馬の焼肉は初めてかも。たっぷりのピーマンと炒められている。香ばしさが食欲を刺激する。

 口に運ぶ。……。柔らかい。ジューシー。タレが絶妙。上品な脂の甘さもほんのり広がる。ビールが止まらない。ピーマンや玉葱も抜群。見事な相乗効果だ。

 時間は22時を回っただろうか。店員さんが私に歩み寄り「ラストオーダーですが」。目を剥いた。24時閉店で22時ラストという荒業。しかし、納得させられる。活気に満ちており、売切れも続出。ドリンクは注文可能なので安堵するが、ラーメン〆の選択は滅失する。

 最後にオーダーしてた「馬ホルモン炒め」はかなりの量。一味をパラリし口に運ぶ。……。一人で思わず嘶きそうになった。なんだ、この旨さは。野生と上品が超高難度に同居したタフで精妙な味わい。白岳ロックのピッチも加速する。これ1品でも十分な満足度である。

 さくら納豆が残っていた。最後にぐちゃくちゃにかき混ぜ、啜り込んで全力フィニッシュ。うっとりするような満足感を抱えながら店を出る。たまたまの一人呑みだったが、これほどの名店に出会うとは。何かの嵐の前触れかもしれない。

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さくら納豆。

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焼肉(馬)。

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馬ホルモン。
posted by machi at 06:25| Comment(0) | 熊本県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月07日

第1757夜:搭乗「記念」証明書?【熊本(熊本)】

 初夏の水前寺。冬場のワビサビも古今人種問わず心に響く風情あれど、初夏の緑の美しさは優しさと太陽に彩られた小野小町のようである(お会いしたことありませんが)。

 修学旅行生を含めた日本人観光客は依然として快復しないが、外国人は熊本地震前水準に戻りつつある初夏の夜。水前寺参道商店会や市、会議所、観光協会、地銀の皆さま等と商店会の新たな活性化プラン検討会の後、事務局K原氏と参道沿いの<卯乃家>さんへ。

 この店、熊本どころか私の中で日本屈指の居酒屋である。接客の好もしさも嬉しくなるが、馬刺を含めた馬料理のレベルの高さに恐れ入る。その馬刺を凌駕する私のこの店の大好物が、揚げナスにネギなどの薬味をたっぷり乗せた逸品。白岳(米焼酎)がいくらでも進んでしまう。

 水前寺ミッションの際の定宿は<エクストールイン水前寺>に完全にハマった。無料朝食はかなり豪華(二日酔いでほとんどスルーですが)、チェックイン時のウェルカムドリンクも大充実。フロアごとに高品質枕や消臭スプレーを設置するなど貸出アメニティも芸が細かくかゆいところに手が届く。水前寺公園に近く、コンビニまで徒歩5分だが自転車を貸して下さる。

 そんな快適極まりないエクストールインホテルの道路を挟んだところにバス停があり、そこから熊本空港まで30分ちょっとである。

 九州新幹線が開通し、新神戸から熊本まで乗り換えなし約3時間で到着するようになり、熊本空港はすっかりご無沙汰だった。しかし、その日は利用せねばならなかった。沖縄(那覇)に飛ばねばならなかったからだ。1日1往復だけA●Aが運行している。

 J●L、AN●問わず、航空機を利用する際は領収書と搭乗証明書の提出が私はほぼ義務付けられている。年間100回近く航空機を利用している私には普段のルーティン。特に何の感動もなく機械的にANA搭乗手続コーナーにてこの2点を発行していただく。

 ●NA機がテイクオフ。シートベルト着用サインが消え、私は普段通りPC猿打し始めた。機上でのPC。途中のドリンクサービスはホットコーヒー。これも普段のルーティンだ。

 しばらくしてから、CAが私の席に。そして「はいっ、どうぞ」と何かのカードを手渡してくれた。うん?しかも「パイロットからです」とステッカーも手渡された。

 最初はバースデイカードかと思ったが、6日前に終わっている。よく見ると、搭乗証明書だった。しかも、手書きである。しかも、メッセージが別途記載されている。

 何かの特典かもしれないが、私はJALはヘビーユーザーなので最上位のダイアモンド会員だが、普段あまり利用しないA●Aはヒラ会員。しかも周りでもらっているのは私だけ。先ほどカウンターで搭乗証明書を発行していただいたばかり。何かの手続きミスだろうか。

 再度じっくり目を通す。日時、便名、区間に加え、パイロットと副パイロット、3名のCAの名前も記載されている。そして裏側には温かいメッセージが(以下全文)。

「アヅマさま 本日はANAをご利用頂き、ありがとうございます。暦の上では明日6/21に夏至をむかえ、夏が待ち遠しい季節となりました。どうぞ素敵な夏をおすごし下さい。また機内でお会いできますことを楽しみにしております。NH1867クルー」

 こんな経験初めてだ。これまで、少なくともこの8年間で何百回と飛行機に乗っているが初めてである。しかし、全くの意味不明だ。

 しばらく呆然としていると、私の空気頭がポーンとひらめいた。どうやら、私は搭乗証明書ではなく搭乗「記念」証明書を欲しがっている飛行機搭乗マニアのオヤジと勘違いされたようだ。

 急に恥ずかしくなった。しかし、心のこもったサービスだ。嬉し恥ずかしアナ帰りしそうになった。

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posted by machi at 13:59| Comment(0) | 熊本県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする