2021年05月09日

第2681夜:日本で1番住みやすい街のクリスマスイブ【川口(埼玉)】

「本当に住みやすい街大賞2021」。様々な大賞が日本には存在するものだと妙に感心させられる。ちなみにこの大賞の第1はどこか。埼玉県川口市である。しかも2年連続である。

 荒川を挟んだ川口市の対岸東京都北区(赤羽)。川口市は人口60万という中核市であり、浦和市と大宮市とその他が合併する前は埼玉県最大級の人口都市。駅前はマンションが林立し、さらに増える勢いという。都心からのアクセス、お店の集積などの観点から確かに便利である。

 数年前に川口市商店街連合会と1年ほど御縁を頂いた。しばらく2,3年間が空いたが、2020年の師走になって御縁が復活した。ただし、その御縁に付随するミッションの難易度は2020年最大最強。自己評価なので自信はないが、全4回シリーズの初回を何とか無事終えることができた。安堵感に包まれた瞬間、猛烈なノドの渇きに襲われた。

 時間は17時。私は終電の新幹線で帰神するので川口駅を20時ごろ発てば24時過ぎには神戸の自宅に帰ることができる。ただし、京浜東北線のダイヤが乱れないことが絶対条件である。

 この夜は12月24日。クリスマスイブである。雨は夜更け過ぎに雪へと変わるどころか、妙に蒸し暑い。

 コロナ禍に真っただ中で緊急事態宣言再発動が現実味を帯びている最中、駅前にクリスマスムードがほとんどない。クリスマスソングも聞こえてこない。サンタのコスプレした販売員も店頭で見かけない。イルミネーションは煌めいているが、特段クリスマス仕様ではない。

 40代後半の中年オヤジがイブの夜に独りで呑んでいたらあまりにも哀愁である。新幹線で一人晩酌も考えたが、どこかの店で喉を潤したい。ついでにチキンも頬張りたい。

 ミッションにオブザーバー参加されていた既婚男性2名を無理やり誘い<T貴族>へ。七面鳥や骨付きかぶりつきチキンではなく焼鳥だが、クリスマスムードに少し近づけた。女性と2人きりではなく既婚男性との3人呑みとはいえ、一人よりはクリスマスムードに近づいた。

 焼鳥などを肴に金麦のメガ、ハイボールのメガを数杯。さらにクリスマスムードを高めるため、のトリキオリジナルカップワインも赤白で。1時間3杯勝負が2時間30分メガトン勝負に。

 20時頃解散。一人で東京駅へ。発車まで少し余裕あったので、地下グランスタで「から揚げ・鶏めし弁当」捕獲。新神戸行き最終のガラ空き新幹線で独りクリスマス2次会。

 スーツケースからコンビニで捕獲した300円程度の赤ワインフルボトル1本と150円ぐらいだったカップ酒を取り出す。

 T郎氏のクリスマス・イブ♪をバックに新幹線のホームで出会うカップルのCMに何となくあこがれた学生時代の記憶が蘇る。こころふか〜くぅ〜ひめたおも〜い〜♪日本で一番クリスマス一人晩酌が似合う、最終のガラ空き新幹線車内である。

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本当に住みやすいと思います。住んだことありませんが。

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広すぎるワークショップ会場。

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タフなミッション。

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クリスマス気分@

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クリスマス気分A

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クリスマス気分B

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新幹線にて。
posted by machi at 08:08| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月06日

第2680夜:大宮日記【大宮(埼玉)】

12月●日

 大宮3連泊初日。ホテルにチェックインし、鰻屋で鰻串焼コースを満喫後、ホテルに戻り深夜遅くまで『信長島の惨劇』(田中啓文 ハヤカワ時代ミステリ文庫)一気読み。

 クリスティ女史の名作(そして誰もいなくなった)へのオマージュ。本能寺の変で死んだはずの信長から秀吉、家康、勝家、右近らに三河沖の島に集まるよう招集が。そこで不気味なわらべ歌通り一人づつ殺されていく……。壮大なスケールのバカバカしさ。問答無用の田中節炸裂。

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12月▲日

 2日目。知人たちと南銀でない方の商店街エリアで16時頃からド鯨飲。<力の蔵>で焼とんを肴にホッピー鯨飲。それから2夜連続で<うな鐵>の鰻串焼コースを熱燗で。最後記憶なし。

 翌朝、スマホ画像いじっていると、ラーメンの画像はなかったがラーメン屋のメニュー写真が。この中から何かを啜った模様。1oも覚えておらず。

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12月■日

 3日目。朝から東武線を乗り継ぎ栃木県日光市へ。16時過ぎ大宮帰着。早めの一人晩酌。

 2020年焼とん&ホッピー食べ呑み収めしようとアーケード商店街を物色していたら‘焼売酒場’なるショルダーネームが。

 焼売にほとんど興味のない人生を送ってきたが、特に2020年になって某市の某商工会議所のノリノリな取組に感化され、居酒屋や中華屋でメニューにあれば積極的に注文するように。

 <焼売のジョー>初ダイブ。90年代洋楽邦楽POPSがたまらない。何人かで行くとBGMなど耳に入ってこないが、独り酒は鮮烈に入ってくる。

 オススメとあった「焼売」「揚げ焼売」「炊き焼売」でホッピー。素晴らしく旨かった。焼売はご飯の友というより酒のアテ。あっという間にホッピー3杯滅失。

 炊き焼売のスープが絶品。〆にこの店の鶏中華そばを啜ろうかと思ったが、2020年最後の大宮。<大宮大勝軒>でチャーシューワンタン麵でフィニッシュ。

 数か月前に大盛頼んで轟沈ゆえ今回は普通にしたが、それでも洗面器サイズ。結構いろんな<〇〇大勝軒>で啜ってきたけど、味はどこもかなり違う。奥深し。

 18時半にはホテルに戻り、大浴場&コインランドリー。オトナしく部屋呑みしながら『件 もの言う牛』(田中啓文 講談社文庫)一気読み。スケールの大きな伝奇ホラーの力作。田中先生ならではのグロテスク描写も健在。358ページのダジャレには全力で脱力。

 4年間の埼玉仕事が2020年度、終焉を迎える。これからも細々とした縁は続くかもしれぬが埼玉県内で3連泊することは我が生涯でもう無いだろう。思う存分満喫。翌昼に挑む埼玉県川口市での2020年最大難度のミッションへの活力をフルチャージである。

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posted by machi at 05:08| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月04日

第2678夜:オヤジたちの最後の牙城【大宮(埼玉)】(後編)

 短尺と串巻は慣れた味。食べやすい。レバと肝は微妙に食感やほろ苦さが異なる。かぶとは複数の頭が串刺しされ中々の迫力。圧力鍋で蒸しているそうで、骨っぽさ皆無。濃厚で蕩ける。

 刮目させられたのは、鰭。ニラと背びれが絶妙のくんずほぐれつ。背びれもトロトロでニラの食感が絶妙のアクセントである。

 1串あたりのボリュームが凄い。蒲焼や白焼よりも遥かに酒が恐ろしく進む。鰻は捨てるところが全くないのだろう。この串焼コースが1700円で楽しめるのだから恐れ入る。

 体が火照ってきた。キンキン冷え冷えのホッピーを追加。ツマミは骨せんべい。サクサクパリパリで絶妙の塩加減。ホッピーもすかさずお替りする。

 最後はうな丼かうな重でシメたいところだが、かなりの満腹感である。いったん店を出てラーメンという選択肢もある。大宮は私の知る限り、日本屈指の激麺地である。

 財布と緊急会議。せっかくの鰻祭。最後まで鰻でいきたい。

 ミニうな丼(1050円)があった。いいじゃないか。ところがさらに下段に目をヤると「うなぎのタレ玉子かけご飯(440円)」が視界に。

 何というB級テイスト。財布に優しすぎる。同じ京浜東北沿線沿いの蕨駅前に鰻屋もタレを使った豚丼を提供して下さるステキな店がある。私のような庶民の味方である。

 程なくして生卵、味噌汁、お新香を従えてブツ降臨。思わず笑みが漏れる。

 まずは味噌汁。五臓六腑に染み渡る。鰻でタルタルになった舌をお新香で引き締める。

 タレかけご飯を頬張る。……。鰻丼の鰻抜きという切なさを感じさせない実力である。タレかけご飯の前にたっぷりと鰻串コースを満喫しているからこその余裕っぷり。この店でタレかけご飯だけを頼む勇気は私にはない。

 後半は生卵をぶち込んで、一気呵成に啜りこむ。鰻屋で生卵を投下することなどないが、タレかけご飯には許される。むしろ、生卵が主役である。最高の呑み〆である。

 大宮で一番好きな店になった。オヤジたちの最後の牙城に再訪を誓っていると、私の右隣の熟女2人組の会話が耳に飛び込んできた。席が近い上に響き渡る声なので嫌でも聞こえてしまう。

 お二人は間もなく還暦らしい。どれだけ不動産を持っているか、外車以外乗ったことがない、海外はどこへまた行きたい、テニススクールがどうこう……。かなりのセレブらしい。

 セレブ2人は私が店に入ってから何も注文していないようだった。お会計は1円単位の支払いで揉めている。ちなみにお二人の合計金額は私1人にも及ばない。セレブ女性がオヤジたちの最後の牙城に本当に来るのだろうか。

 店内のBGMがオフコースの「君が、嘘を、ついた」に変わった。凄いタイミングだった。

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骨せんべい。酒が止まらない。

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鰻の後の最高の〆かも。

(付記)
翌日も再訪してしまいました。
posted by machi at 06:44| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする