2020年09月02日

第2514夜:アルコール消毒の流儀【春日部(埼玉)】

 新型コロナ。世界中を大恐慌に陥れているとんでもないウィルスである。2020年3月現在で収束の気配がみえない。五輪延期論も本格化し始めた。

 1998年に社会を出て二十数年。たくぎん破綻、リーマンショック、SARS(懐かしい)、東日本大震災、日本各地を襲った台風や地震……。体感的にこれらを遥かに上回る悲惨さだ。

 私は例年3月から4月にかけてカキモノ中心のオフシーズン。要するに、オフ期間である。よって2020年3月時点でそれほどキャンセル等の実害はあまり被っていないが、一部の業種業態を除き大ダメージを被っている。我が同業者(まちづくり屋)も同様だろう。

 日本中が自粛ムードに突入している2020年3月中旬。私は浅草から東武特急「きぬ」で新鹿沼へ。浅草を出てスカイツリー、北千住、春日部、栃木、新鹿沼……終点は鬼怒川温泉。東武特急、よく新鹿沼に止まって頂けるものである。感謝である。

 鹿沼の名店<山いち>さんで三年熟成味噌ラーメンや餃子を大満喫し、2019年度から始まった「やどかりプロジェクト」の大転機となる緊急ミッションを終え、再度東武特急で春日部へ。東武スカイツリーラインをフル活用である。私にとってこれほど便利な路線はない。

 2020年度の埼玉県春日部市ラストミッション。1gも延期や中止を匂わせる情報はなかった。当然のように決行。日本中に存在する我がクライアントはどこも頼もしく力強い。出席者全員にマスクが配られる。予防も万全である。

 次年度が極めて楽しみなまま無事終了。打ち上げ懇親会は私が春日部で最も惚れたもつ串屋<丸金>さん。「粕壁音バル」の1軒目でお伺いした際、感動のあまりバル周りを辞めてひたすら居座ったほどである。

 もつ串は言わずもがなで、何喰っても旨し。世間の飲食店はかなりのダメージを被っているみたいだが、地元密着の実力店は関係なし。この夜もカウンターも座敷もびっしり満員だ。

 ハイボールやホッピーでしっかりと喉をアルコール消毒。春日部の皆さまには御縁頂いて9カ月ほどだが、本当に良くして頂いた。感謝してもしきれない。素晴らしい御縁を頂いた。

 Y口先生にホテルまで送って頂き、部屋で荷を解いていると、チョッキから電話が。春日部NEXTプロジェクトのK子リーダーと関東一の公務員美女・事務局M田嬢で2次会を決行するから来てくれという内容。

 新型コロナの被害状況をパトロールしなければならない。ただし、ホテルは西口なので東日へ戻るのは少々大変。西口の24時間居酒屋<T良商店>を指定。広い店内だが、若者でびっしり。活気に溢れている。新型コロナ、どこ吹く風である。

 ホッピーで喉をアルコール消毒していると、K子リーダーが椅子から滑落。リーダーはアルコール消毒しすぎてグロングロン。翌朝は二日酔いでタイヘンだろうけど、新型コロナに感染することだけは1万%なさそうである。

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まずは3杯。

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いまでは考えられぬ3密。

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ホッピー中もガンガン。

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2軒目にて。

(付記)
このバカブログ原稿を書いたのが3月中旬。それから世界は一変。5か月ぶりに読み返すと、当時はまだ平和だったなとしみじみ。
posted by machi at 12:36| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月19日

第2484夜:痛風の流儀【春日部(埼玉)】

 ホッピー。プリン体&アルコールゼロなビールテイストの健康飲料水である。このバカブログでも幾度となくその魅力と我が偏愛ぶりを乱筆している。割と全国的にみられるようになってきたとはいえ、依然として首都圏以外では意外と出会わない希少性もありがたみを倍加させる。

 ウィスキーや焼酎などの蒸留酒はプリン体がほぼゼロな痛風の味方。ビール、日本酒、紹興酒などは旨いのだがプリン体が多め。

 プリン体を多く含む料理、食材に共通していることがある。「酒に合う」「旨い」ということである。当然、私の大好物ばかり。魔法の薬・ロキソニンは我がカバンの常備役である。

 2020年1月下旬。前夜に痛風の調べが大きくなり、フルマックスになった埼玉県春日部市の夜。ミッション終了後、イス席の<けいらく>だったら呑みに行こうと思ったが、向かった先は<楽勝>だった。この店も大好きだが、奥の座敷は靴を脱いだり履いたりするだけで恐怖。

 ゆえに呑みたかったが座敷はツラいのでお暇し、チョッキと駅隣接の<やきとり道場>へ。ここも2階でツラいがまだマシ。余談だが、チョッキと会うと何故か痛風が発症したりスーツケースが壊れたりと災難に見舞われる。

 1時間半で2人でホッピーだけで16杯。エシャロットとやみつきネギ。痛風鍋を売り出していたが見るだけで寒気。旨いものほどプリン体含有率高し。荒治療としてロキソニンをアルコールで流し込む。ダブル麻痺作戦である。

 冬と思えぬ生温かさすら感じさせる2月のある日。午前中に福島県会津若松市でミッションを終え、埼玉県春日部市へ向かった。じわじわと収まっていた痛風の痛みがぶり返してきた。

 前夜は旨すぎる会津の地酒を15種類以上痛飲。ちなみに食品ではあん肝、鳥レバー、鱈白子が私の知る限り痛風御三家。魚卵やホルモン、鮪や鰯などもたっぷり。細胞の小さな食べ物は基本的にプリン体含有率は高いらしい。

 濃厚な春日部ミッション終了後、22時半ごろから定番の<楽勝>へ。ホッピーの黒セットに焼酎(ナカ)をさらに1杯最初から追加して注文。秒殺で呑んでしまうので注文がその都度面倒。よって複数杯頼むことにしている。春日部で学んだ「二進法」作戦である。

 対面のK子リーダーはハイボールと焼酎ロックの二進法。H本氏も私と同じホッピー2進法だ。

 この店はチーズの醤油漬が旨い。家庭でも作れそうだが、おそらくプロの妙技が必要。焼鳥、エイヒレ、出汁巻玉子、〆鯖などが並ぶ。どれも酒に合う肴ばかり。プリン体含有率も高そうだ。生野菜もあったが軽く無視する。

 ホッピー2杯が無くなった。追加しようとしたらH本氏がさらに4杯「中」を追加。ちなみにこの夜、ホッピーを呷っていたのは私とH本氏だけ。

 追加のホッピー2杯が無くなった。H本氏は今度は8杯も追加。もう外(ホッピー)と中(焼酎)の割合の区別がつかなくなってきた。カオスである。

 深夜1時を回った。さらに熱く語り合っていると、H本氏は今度はメガジョッキの中を4杯頼んだ。もう何倍呑んだが私も途中で分かっていない。普通のジョッキに換算して15杯は呑んだんやなかろうか。深夜2時ごろホテルまで送って頂いた記憶だけがある。

 翌朝。痛みは幾分痛みは和らいでいる。ホッピー一択作戦の成功か。東武野田線で大宮へ。新幹線に乗り換える前に京浜東北線ホーム<大宮駅そば>でチャーシューメン大盛。660円の至福。このホームの駅そば屋はとにかくラーメン系が大充実である。

 元気いっぱいで素晴らしい接客の調理美魔女たちから、バレンタインのプレゼントとして次回から使える無料トッピング券(生卵orわかめ)拝受。我らオヤジたち全員照れ臭そうに微笑。何故か痛風の痛みがぶり返してきた。いろんな意味で泣いてしまいそうだった。

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毎回お付き合いいただきありがとうございます。

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ホッピー祭り状態。

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大宮駅京浜東北線ホームに屹立。

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ラーメンが充実。

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あっさりと最高。

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嬉しいけど、妙な切なさも。
posted by machi at 13:35| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月19日

第2469夜:東武ラーメンの流儀【春日部(埼玉)】

 東武ラーメン。東武春日部駅7・8番ホーム限定で屹立する立ち喰いラーメン店である。ラーメン好き、屋外飲食好き、駅そば好きにはこれだけで心躍る一文である。

 ある寒い朝。<ホテルカスカベ>をチェックアウトし春日部駅へ。電車まで15分ほどある。

 春日部駅周辺は駅構内も含め立ち蕎麦屋が見当たらない。ファストフードは林立しているものの、さっと立ったまま蕎麦を手繰りたい二日酔いの朝もある。鯨飲した勢いで出汁の効いた汁が啜りたい夜もある。ヒットしたのは冒頭の東武ラーメンのみ。

 私は3・4番ホームから発つのだが、いったんスーツケースを苦闘しながら7・8番ホームへ。券売機の前に立つ。

 ……。思わず目を剥いた。完全なラーメン店だった。立ち蕎麦屋がついでにラーメンも提供しているのとは気合が違う。そば、うどんなし。ラーメン一本勝負である。思わず笑みが漏れる。好敵手を目の前に打ち震える気分といおうか。

 メニューが豊富である。定番の「ラーメン」が500円。醤油と塩が選べる。これをベースに大盛、ネギ、玉子、メンマ、チャーシュー、野菜、ワンタンと組み合わせれば無限のバリエーションが広がる。宇宙が広がる。コロッケや天ぷらまであるあたりに蕎麦の名残も感じさせる。

 つけ麺(あつ・冷や)、冷やし中華、冷やしザルラーメンまであった。冷やし系は「売切」ランプ点灯中なので夏期限定なのだろう。

 ここはド定番の「ラーメン(醤油)」。ボックスには私(45歳)より30歳以上御年輩と思しき手慣れた雰囲気の熟女3名が切り盛り。わくわくしながら待つ。ラーメンはそばより幾分ゆで時間が長いものである。

 ブツを受け取る。胡椒をパラリし、まずはスープ。……。ユネスコが絶滅危惧種指定を検討している昔懐かしい鶏ガラ醤油。味は平たんではなく重層。濃い目だがスッキリ。これは朝昼夜いつどんなコンディションで啜っても最高クラスに旨い万人向けである。

 麺も黄色い縮れ細麺。フニャフニャではなくコシがある。チャーシューも大きく柔らかい。メンマ、ナルト、海苔、ネギが完璧な五芒星を描く。究極の様式美である。

 麺1本、汁1滴残さず啜り切った。大満足を遥かに超える、ホームの快楽と至福。これはありとあらゆる無限のバージョンを試さねば心残りと悔いに溺れる。おそらく、春日部市民のソウルフードのひとつかもしれない。

 次回はコロッケか、天ぷらか。ベースは塩にしようか。朝早くから夜遅くまで開いているのも頼もしい。駅そばも嬉しいけれど、駅ラーメンは嬉しさが確変していくようである。

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Yネスコは世界遺産に登録すべき。
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そば、うどんのない鮮烈さ。

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王道にして完成形。

(付記)
ちょうど1週間前(2020年6月12日)、大宮駅京浜東北線ホームの立ち蕎麦屋さんでチャーシューメン大盛にコロッケ&かき揚げをトッピング。……。どちらの良さも壮絶に殺し合い。今回の最後の2行、懲りたので実践しないと思います。
posted by machi at 17:34| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする