2020年11月23日

第2569夜:大盛の流儀【春日部・大宮(埼玉)】

 ボリューム。初めて入る店で、特にメニュー写真もなく予備知識もなければ、値段や雰囲気から推測するしかない。よって大盛ではなく「普通」サイズを召還することが天地開闢以来の基本中の基本である。あまりルール分からず軽い気持ちで二郎系ラーメンに初チャレンジして轟沈した同好の士は少なくないはずである。

 梅雨が明けて酷暑が列島を襲いだした本来は東京五輪真っ最中だった7月下旬。武蔵の国の春日部駅西口にて22時ごろから何喰っても旨しだが特に焼とんが最高だった<いしん>さんでホッピー鯨飲。中がたっぷりで、割合が中6:外1に。ほぼ甲類焼酎のストレート。

 解散後、私はフラフラとホテルから近い24時間居酒屋へ。たまたまだろうがいつも混んでいるのにこの夜は客が皆無。再度ホッピーしながら洋風唐揚、マカロニサラダ。2週間前にハマってしまった「とりそば」で〆。ラーメンで〆ることも天地開闢以来の基礎である。

 翌昼。乗換の大宮駅から歩いて5分程度に屹立するお気に入りの横浜家系店(石川家)へ行ったら、コロナ自粛で休業中だった。地味なダメージを喰らう。

 日本で最も有名な煮干しラーメンチェーン(凪)を攻めるか、その隣で「伝説のすた丼」でパワーチャージするか……。

 ホタホタと炎暑の中、お店を物色。視界に飛び込んできたのは「大勝軒」というラーメンファンにとっては知らぬ者なき3文字。ちょうど正午ごろだったが、特に誰も並んでいない。南銀にある大勝軒とは異なっていた<大宮大勝軒>初ダイブ。店内は男性比率100%である。

 券売機に挑む。「チャーシューワンタン麺」1200円である。私はチャーシューメンとワンタンメンを愛してやまない。この二つがマリッジしているなら頼まぬ選択肢はない。

 問題は、大盛でいくかノーマルでいくかである。初めての店は量が分からぬ。これが九州豚骨系なら替玉できるが、正統派関東醤油で替玉スタイルはあまり聞いたことがない。

 2秒ほど長考していると、あっという間に後ろに5名ほど並んでいた。私は軽いパニックになり、大盛ボタンを押す。合計1350円というラーメン単品としては破格の豪華さだ。

 カウンターに座り、水を飲みながら目の前に貼られたPOPを熟読する。生卵を別注文し、麺をつけ麺のように浸しながら啜ると新たな地平が広がるらしい。再度券売機に50円(生卵)投下。

 ブツ降臨。……。思わず目を剥いた。顔が少しひきつった。明らかに洗面器サイズである。こんな大きな丼、特注しないとまずお目にかからない。隣のオヤジに普通サイズが運ばれてきたが、それもどう見ても大盛である。

 初めての店では量はノーマルでという天地開闢以来の掟を失念。胡椒をパラリし、とにかく攻める。一心不乱に啜る。汗が滝のように流れ落ちる。煮干風味濃厚で壮絶に旨い。

 啜っても啜っても減らぬ。半分あたりからもう限界。ここで生卵の2段活用。浸しながら味を確変させる。確かにまろやかで啜りやすく、ギアが上がる。

 気合で麺を啜り切った。スープは半分ほど残してしまった。これほどの絶品スープを飲み干せないことに猛省。

 もう二度とこの店で大盛はしない。硬く心に誓う。そういえば、店内で大盛を注文している輩は誰もいなかった。

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月2回ありがとうございます。

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旨し焼きとん、その1。

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旨し焼きとん、その2。

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独り2次会。

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ついつい。

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春日部での深夜1時以降に無双。

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風格。

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熟読。

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驚愕。
posted by machi at 11:35| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月03日

第2554夜:24時間とりそばの流儀【春日部(埼玉)】

 鶏白湯。濃厚でクリーミーで白濁しているラーメンスープである。豚骨でははく鶏ガラを徹底的に煮込んでいるのだろう。この数年、特に都市部で見かけるようになった。「ブラック」系に対抗してか「ホワイト」と呼称されることもあるらしい。

 ある梅雨真っ盛りの正午過ぎ。宇都宮駅ビル内の行列店<宇都宮Mんみん>でヤキスイライス。焼餃子6ヶ、水餃子6ヶ、ライス、漬物。宇都宮餃子はどこもレベル高し。神戸人の私は神戸餃子も大好きだけど。

 JRと東武を乗り継いで小雨の春日部へ。<ホテルカスカベ>チェックイン。フロントの女性は「いつもは早いのに、今日は来ないから忘れていると思った」とのこと。すっかり定宿だ。

 同時並行された会議に行ったり来たりした春日部NEXTミッション終了後、8人で日本有数の居酒屋チェーンが展開し始めた新業態の大型店が春日部駅東口駅前にオープンしたらしく、視察を兼ねて。飲み物均一系である。

 私は280円の発泡酒の大ジョッキの後はひたすらハイボール。蛸ウィンナー炒めとウィンナー串のみ頬張る。閉店時間を迎えるころに激論になってきたのでお開きに。ちなみに敵情視察の感想だが、春日部最強のチャイニーズレストランの完勝圧勝である。1oも恐れるに足らず。

 少し腹が減ってきた。ラーメンが啜りたい。しかし、春日部に月2回ペースで通い1年になるが、深夜のラーメン事情が分からない。

 H本氏が先日、24時間営業チェーン居酒屋<T良商店>の「とりそば」が旨い的なことを言っていたことを思い出した。私は、一人で首肯した。ホテルからも近い。

 ホテル真横のキャバクラから絶妙タイミングでメールが来たが無視し、立ちんぼや呼び込みを軽快にかわしながらカウンターへ飛び込み。

 居酒屋でラーメンだけ注文するのも野暮の極みゆえ、ホッピー召還。そういえば今夜はホッピーを呑んでいなかった。私は「中」と「外」の割合が1:3なので、最低3杯は呑むことになる。

 ポテトサラダを注文。これが家庭系ではなく酒飲み系の味付けで旨い。半熟ゆで卵が煌めいている。妙なスイッチが入った。

 ホッピーもまだ残っている。洋風からあげ、要するにフライドチキン注文。大きなサイズが5ヶも。これがジューシーで絶品。かなりクセになる。テイクアウトしてしまいそうだ。

 〆は当然「とりそば」。しかし、居酒屋チェーンである。それほどメニューからも推している感じはない。

 あまり期待せずボンヤリとホッピーを啜っていると、着丼。具はシンプルなぶつぎりもも肉と刻み葱のみ。全体的に、白い。

 まずはスープ。トロミが力強い。レンゲを口に運ぶ。……。強烈かつ濃厚なのに、底深い上品さが漂う。思わず目を剥いた。麺のスープリフト力(cめしばな刑事タチバナ)も頼もしい。

 鶏白湯の究極である。酔いも回り、出張疲れの毛細血管に染み込んでいく。気づけば麺1本、汁1滴残っていなかった。翌日も思い出して涎が湧いてくる。

 春日部に住むと24時間いつでもこの「とりそば」が啜れるのか。大型チェーンだから他でも啜れるのか。それとも春日部店限定か。

 ホテル周りに深夜ラーメン屋が思い当たらなかったので<Fァミマ><M屋>との誘惑と闘い、負けてばかりだった。これからは、躊躇わない。迷わない。しかし、ますます太りそうである。

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焼と水のセット。何故この店はどこも行列なのかあまり分からぬ。

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ホッピーで独り二次会開始。

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酒の肴系。

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ついつい。

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激ヤバ。
posted by machi at 08:16| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月15日

第2541夜:ラウンジの流儀【春日部(埼玉)】

 キャバクラ。最近はラウンジとの境目が分からなくなってきたが、20代の頃は一人で、または知人友人と、または仕事先と足しげく通わせて頂いた業態である。

 クラブは高級すぎてとても足は運べず、ガールズバーは騒がしくて落ち着かない。結局現在(40代後半)も20代の頃から通い続けているのはスナックである。特に私は場末フェチなので、場末感が溢れれば溢れるほど好もしい。

 ある梅雨入りした雰囲気の朝。鹿沼から宇都宮、久喜を経由して春日部へ。10時過ぎにに着いてしまう。ミッション開始は19時。ホテルチェックインは16時から。

 呆然としつ<KFC>で珈琲&PC後、11時過ぎに最近一気に喫煙OK店舗が激減ゆえK子氏の煙草屋で奥様?から電子タバコ購入。電子タバコならOKな店がないこともないからである。

 <けいらく>で昼飯喰おうとしたら臨時休業。西口へ移動。銀行で国民&法人経営者の義務と理解しつつも今月末までに払い込まねばならぬ税金に意気消沈する。

 気分を入れ替えるべく、昼飯ガツンと喰うべとホタホタしていたら24時間海鮮居酒屋の入口に鰻丼POPが。専門店の半値程度のお得感で大満喫。ちなみに店内は割と賑わっていて、ランチ喰ってるのは私だけ。他の皆さまは楽しそうに呑み会モード。

 さらに<Tリーズ>でPC猿打。ここも煙草が吸えぬが、じわじわと15時半前まで粘る。

 早めに<ホテルカスカベ>にチェックインさせて頂く。19時にようやく春日部ミッション開始。終了後、8人ほどで関西串カツのお店へ。安くて旨い。ホッピー常備な点が関西とは異なる。

 2軒目は4人で24時間チェーン鶏系居酒屋。この店も煙草吸えないが気に入っている。23時半ごろ解散し、K子氏が定宿まで歩いて送って下さる。

 ちなみに我が定宿の掛け値なしに真隣がラウンジ。ホテル周辺はラウンジ、キャバクラ、キャバレー、風俗店と百花繚乱。24時を過ぎると呼び込みの怪しさがマシマシに。

 ホテル入口まであと5秒というところで、K子氏が市内経済団体の友人かつ店のママである方とバッタリ遭遇。その流れで<Iris>へ。K子氏やレディ、ママたちと談笑していると、春日部を牽引する名士グループが10名ほどご来店。緊急事態宣言が解除されたことを実感する。

 さらにその店の2階のラウンジ。お隣は久喜出身久喜在住で、久喜が好きで好きでたまらなくて引っ越しなど考えたこともないという美女。久喜駅は東武とJRの乗換だけで外に出たことないが、一度久喜を散策してみよう。

 翌朝。東武野田線で大宮へ。豪雨が小雨になったので、駅前の24時間ラーメン店<凪>へ。「すごい煮干ラーメン大盛」にチャーシュー追加。旨すぎてたまらない。24時間営業の居酒屋やラーメン屋の朝7時頃は、キャバクラ明けのボーイやレディたちで賑わっているものである。

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頼まずにいられない。

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かなりの満足感。

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2軒目にて。

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我が定宿の掛け値なしに真横。

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システムについていけぬ。

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食品に「アウトレット」という表現はどうにも私は落ち着かない。

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圧倒的な煮干しパワー。

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私も風を起こしたいものである。

(付記)
それから4か月後。再度K子氏がホテルまで送って頂く際、入り口を間違えて真横の<Iris>へ。客は我らのみ。何のお祝いがさっぱり分からぬがシャンパンが2本空になった深夜2時。

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posted by machi at 16:25| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする