2025年01月17日

第3683夜:ポップコーンの流儀【春日部(埼玉)】

 ポップコーン。何故か映画館(シネコン)において猛プッシュされ続けている菓子である。

 何故シネコンで猛プッシュなのか。原価が安いから?音が出ないから?…。原価は知らないが、音は出る。ポテチほどではないかもしれぬが。

 私は映画館でポップコーンを買ったことがない。それほど好きな食べ物でもなく、妙に高い気がするから。日本のシネコンはペットボトルを含めた飲食物持ち込みお断りがほとんど(私の知る限り)。鑑賞料金も定価なら1900円か2000円。

 値上げの理由を人件費の高騰とした記事を何かのネットニュースで見たが、コンビニですら無人が存在する中、映画館ほど人員削減が容易な業態も少ないのではないか。

 チケットを見せて入場する際にヒマな時でもスタッフが2人もいるシネコンがある。駅の改札のように無人にすればどうか。売店も無人にすればどうか。ポップコーンだけでなく映画鑑賞料金も多少は下げられるのではないか。

 私がポップコーンを積極的に口に入れるのは、日本でただ一か所。北九州黒崎の老舗焼鳥屋<菊>のみ。塩味の効いた熱々を口に運び、ビールや焼酎で追いかける。お代わりしてしまう。

 そんなポップコーンに縁通い私だが、春日部のシネコンで初めて購入した。

 どういう風の吹き回しか。ポップコーンセット(ドリンクもコーンもMサイズ:820円)を注文すると、公開中の『マッドマックス:フュリオサ』を記念してこの映画のポストカードが4枚ついてくる。これが欲しかったからだ。

 しかもこのセット、ユナイテッドシネマ(シネプレックス)限定という。春日部に15時過ぎに到着。ララガーデン内のユナイテッドシネマで1545分上映開始。終了は18時半頃で、そのまま駅に向かい、2駅離れた武里で降りてミッション開始の19時にドンピシャだ。

 ガラッガラの売店へ。ポップコーンは3種類の中から2種類まで選べる。塩・キャラメル・醤油バター。私は定番の塩と、未知の経験な醤油バターに。ドリンクはアイスティ。

 店員さんから袋をどうするか聞かれた。意味わからず首をかしげていたら、あまりにも巨大サイズで引いてしまった。余った時の持ち帰り用という意味か。これまで他の客が持っている場面を数え切れぬほど目にしているはずだが、1oも関心が無かったので記憶に残らなかった。

 映画の鑑賞料金は割引ポイントを使って1000円。ポストカード付ポップコーンセットは1200円。鑑賞料金より高いセットを手に座席へ向かう。

 この巨大トレイ、ずっと膝の上なのか…。ピンときた。座席にあるドリンクホルダーに差し込むことができる。素晴らしい英知の結晶である。

 私はマッドマックスの旧シリーズも好きだが、新シリーズも大好き。まさに「ポップコーン映画」。主人公(主演)が出てきたのは開始1時間後。それまでは主演の子役だった。主演が画面に出てくるまでに、巨大なポップコーンをすべて食べ終えてしまった。自分に引いた。

 ポップコーンを完食してから4時間後。武里駅東口商店会の総本部<居酒屋小湊>で懇親会。生ビールや4種類の地酒を楽しみながら絶品の料理に舌鼓。

 ポップコーンとアイスティにも刮目したが、3日後に50歳になる私にはビールと焼鳥、地酒と刺身ともつ煮込がポップにマックスなテンションである。

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狙いは上段。

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ポストカードと来場者特典ゲット。

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やっぱりコレである。

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手取川で能登震災復興支援。

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寄居風辛味噌が小湊流。

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奥のT中会長にもホントお世話になってます。

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目光だったかな。頭からバリバリ。

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レアな一品。

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安定の煮込み。

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さらにレアかも。

(付記)

今日(2025117)は阪神・淡路大震災から30年の節目。私の人生を一変させた30年前。神戸新長田時代(1999年〜2009)は朝546分、正午、1746分に各商店街で追悼イベントだった。そして今日は震災と全く関係ないシゴトで山口県周南市へ。人生いろいろである。

posted by machi at 11:00| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月14日

第3580夜:ラーメン大好きK泉さんの流儀【春日部(埼玉)】

 『ラーメン大好きK泉さん』。平成終わりから令和を跨ぐ女子高生ラーメングラフティ漫画である。昭和世代なら『小池さん』。K泉さんは実写ドラマやアニメなどメディアミックスも進む。令和6年夏時点で11(+トリビュート版1)が刊行中。

 K泉さんは放課後や休日にひとりでラーメン店をハシゴする。時には地方へ遠征も。「放課後」と書いたが、K泉さんは女子高生。海外にも行っているようで私生活は全くの謎。神戸まで来て独りでラーメン旅している際も、海沿いの高級ホテルをご利用(ホテルO−クラ)。

 そんなK泉さんの数あるラーメン探訪記において、私と春日部市民、東武沿線住人にとって最強最高の神回が存在する。第434杯目「駅のホーム」。どこの駅か。東武鉄道春日部駅78番ホームである。

 令和元年より月12回ペースで春日部へ通うように。当然、春日部駅を利用する。78番ホームはいわゆる「東武野田線」。野田市方面や大宮へは外せない路線。この78番ホームにのみ、全国的にも珍しい「立ち食いラーメン」専門店が屹立。その名も<東武らーめん>。

 ラーメン専門、しかも駅のホームでは極めて希少。同じ東武線では西新井駅ホームにラーメン専門がある。この食べ比べをこのバカブログに乱筆した記憶がある。

 春日部駅ホームの立ちラー、いつも混雑。啜らずにいられない魔力がある。特に寒い冬は無双の旨さが広がる。

 何度もこのバカブログに春日部駅ホームラーメンの沼っぷりを恥筆してきた。今回は、K泉さんと勝手に比較コラボしてみた。

【K泉さん:第1幕】東武動物公園駅で写生の宿題を終え、目当てのラーメン店の昼営業時間に間に合わせようと東武スカイツリーラインで都内方面へ。車内放送で春日部到着のアナウンスが。K泉さん、下車予定は無かったが空腹と78番ホームの立ちラーに惹かれ下車。

【アヅマ:第1幕】東武鉄道武里駅前ミッションを終え、K日部市の公用車で春日部駅へ。駅高架下のコーヒーショップでPC猿打。目途がついて時計を見たら16時。そろそろ神戸に戻るべく、大宮へ向かう78番ホームへ。すると電車が目の前を発車。10分待たねばならない。

【K泉さん:第2幕】季節は猛暑。K泉さん、迷わず券売機で「コロッケ玉子ラーメン(660)」のボタンを押す。

【アヅマ:第2幕】この日は6月なのに雨模様で肌寒い。夕方はいつも売切なコロッケメニューが残っていた。K泉さんに敬意を表し「コロッケ玉子ラーメン(800)」。しかし私はK泉さん(女子高生)より30歳以上オッサン。オトナの魅力と財力を見せつけるべく「刻みチャーシュー(130円)」を追加。ちなみに刻んでいないチャーシューなら250円。

【K泉さん:第3幕】コロッケを半分に崩し、汗だくで艶啜。スープをわずかに残すも大満足なご様子。

【アヅマ:第3幕】最初にソリッド感の残ったコロッケを楽しみ、残り半分はスープに浸してふやかせる。全力で啜り、スープを飲み、チャーシューを齧る。刻みチャーシューが絶妙の助演。玉子もハードボイルドがまるまる1ヶに漏笑。スープ1滴残さず熊啜で大満足。

【K泉さん:最終幕】猛ダッシュで階段を駆け上がり都内へ向かう1番ホームへ。途中、階段で転倒するも気合一発。都内のラーメン店へ向かう電車に間に合う。ちなみにこの後「贅沢焼牛らぁ麺」を楽しまれたご様子。

【アヅマ:最終幕】啜り終えると同時に8番線に大宮方面が入線。しかもレアな「快速」。シアワセな気分に浸りつつ大宮で乗り換えて東京へ。ちなみに新幹線車内でハイボールや赤ワイン(ボトル)をヤリながら大宮駅で購入した焼鳥やエビフライを満喫。

 K泉さんが車内から7番ホームを見る角度がリアル。私はこの店では「チャーシューメン大盛」にワンタンを追加するのが定番。コロッケや天ぷらもトッピングメニューにあるが、あまり相性が良いと思わぬ。しかしこの店ではコロッケ乗せは圧倒的人気。ちなみに第4巻発売はコロナ前の平成28年。140円の値上げが苦境の涙を誘う。

 今月(令和66)でたまったポイントで新幹線グリーン車ランクアップサービス終了。悲しさに打ちひしがれながらポイントを使う。おしぼりをサーブするサービスは若い女性なのだが、髪の薄いオッサンに変わっていて度肝抜かれた。

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神回掲載の第4巻。

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東武沿線の至宝。

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交通ICが使えるように。

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コロッケと刻みチャーシューをトッピング。

(付記)

版元が変わり12巻が発売。今度は神戸市民にとって神回が出現。タイトルは「もっこす」。もう、お判りでしょう。ぜひお読みください。

posted by machi at 08:27| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月08日

第3576夜:スクラム後半戦の流儀【春日部(埼玉)】

 5月の月曜の朝。神戸の自宅で珈琲を飲みながらスマホニュースを眺めていると「新幹線運休」の文字が。よく読むと、関東東海で記録的な大雨らしく、新幹線が今は動いているが運休する可能性があるという記事だった。

 動悸が激しくなった。冷汗が流れた。背筋が寒くなった。この日、夜7時から春日部市の武里エリアで2024年度ミッションがスタートする。夜7時ゆえ、昼の2時ごろ自宅を出れば間に合う算段だった。幸先よい2年目を迎えるためにも、絶対にたどり着かねばならない。

 大慌てで荷造りし、運休になるかもしれぬ前に移動を試みる。14時半ごろ乗車予定を5時間繰り上げて9時半に。車窓は凄い雨だが、新幹線は軽快に疾走。定刻通り東京駅に到着し、大宮経由で春日部には13時半に到着してしまった。

 早く到着しすぎて(5時間も)、春日部駅前のシネコンで1本鑑賞。そして再度春日部駅へ…。

 全く見たことのないホームがいきなり出現していた。

 1番ホームが完全に生まれ変わっていた。自分がどこに発っているのか分からない。不安定な気分である。我々はどこから来たのか。そして、どこへ行くのか。人類の根源の命題を突き付けられた気分にさせられた。 

 武里駅へ2カ月ぶりに下車。東口方面へ出て武里東口商店会総本部でもある<居酒屋小湊>へ。呑むためでない。小湊のオーナーは東口商店会S田会長であり、この日はお店の定休日。武里駅前地区商店会活性化のための秘密会議の会場としてお店を提供して下さった。

 2024年5月13日の月曜日。この日が武里スクラム商店街プロジェクト後半戦(2年目)キックオフである。延長戦もPK線もない、前後半のみ(2年間)の一発勝負。私も気合が籠る。

 前後半のハーフタイム(約2か月間)があった。いきなり驚いた。ハーフタイム(2カ月間)の間にも目まぐるしく様々な動きが展開されていた。

 私は情報を収集、整理、把握、理解することに精一杯。遅れまじと懸命に食らいつく。それでも、振り落とされそうになるほどのうねりであり、螺旋である。

 武里駅前の3商店会の会長の役割分担は明確である。「アクセル」「ブレーキ」「ニュートラル」。これほど見事な三重奏があるだろうか。うっとりするほどのバランスである。

 アイデアと企画と構想につるべ打ちにフラフラになりつつ、予定を30分オーバーして終了。お店は定休日だが、そのまま<小湊>でS田会長のご厚意で懇親会になだれ込んだ

 凍ったジョッキの生ビールが染み込む。瞬殺で2杯開け、秘蔵の日本酒を頂く。

 「純米大吟醸 南部美人あいやま」「秋田の天然杉仕込み 山本」「純米吟醸 手取川」。手取川は石川県の蔵元であり、能登応援復興酒でもある。

 手取川をいただくことで、何らかの復興支援に繋がる。懇親会メンバーに能登被災地へ復旧応援に赴いたサムライがいた。タフな男である。

 ヘルシーかつ絶品のオツマミをアテに地酒をグイグイ。気づけば22時半。残念ながら車のため呑めなかった方の運転で春日部の我が定宿まで送って頂く。

 武里スクラム後半戦、幸先が良すぎて私のドンソクでは追いつけない超快速スタートである。

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新ホーム出現。

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新年度一発目は武里駅東口商店会総本部にて。

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まずは凍ったジョッキで。

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地酒@

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地酒A

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復興支援な地酒B

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今年度もがんばらんば(今は残り2カ月ですが)。

posted by machi at 07:08| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする