ポップコーン。何故か映画館(シネコン)において猛プッシュされ続けている菓子である。
何故シネコンで猛プッシュなのか。原価が安いから?音が出ないから?…。原価は知らないが、音は出る。ポテチほどではないかもしれぬが。
私は映画館でポップコーンを買ったことがない。それほど好きな食べ物でもなく、妙に高い気がするから。日本のシネコンはペットボトルを含めた飲食物持ち込みお断りがほとんど(私の知る限り)。鑑賞料金も定価なら1900円か2000円。
値上げの理由を人件費の高騰とした記事を何かのネットニュースで見たが、コンビニですら無人が存在する中、映画館ほど人員削減が容易な業態も少ないのではないか。
チケットを見せて入場する際にヒマな時でもスタッフが2人もいるシネコンがある。駅の改札のように無人にすればどうか。売店も無人にすればどうか。ポップコーンだけでなく映画鑑賞料金も多少は下げられるのではないか。
私がポップコーンを積極的に口に入れるのは、日本でただ一か所。北九州黒崎の老舗焼鳥屋<菊>のみ。塩味の効いた熱々を口に運び、ビールや焼酎で追いかける。お代わりしてしまう。
そんなポップコーンに縁通い私だが、春日部のシネコンで初めて購入した。
どういう風の吹き回しか。ポップコーンセット(ドリンクもコーンもMサイズ:820円)を注文すると、公開中の『マッドマックス:フュリオサ』を記念してこの映画のポストカードが4枚ついてくる。これが欲しかったからだ。
しかもこのセット、ユナイテッドシネマ(シネプレックス)限定という。春日部に15時過ぎに到着。ララガーデン内のユナイテッドシネマで15時45分上映開始。終了は18時半頃で、そのまま駅に向かい、2駅離れた武里で降りてミッション開始の19時にドンピシャだ。
ガラッガラの売店へ。ポップコーンは3種類の中から2種類まで選べる。塩・キャラメル・醤油バター。私は定番の塩と、未知の経験な醤油バターに。ドリンクはアイスティ。
店員さんから袋をどうするか聞かれた。意味わからず首をかしげていたら、あまりにも巨大サイズで引いてしまった。余った時の持ち帰り用という意味か。これまで他の客が持っている場面を数え切れぬほど目にしているはずだが、1oも関心が無かったので記憶に残らなかった。
映画の鑑賞料金は割引ポイントを使って1000円。ポストカード付ポップコーンセットは1200円。鑑賞料金より高いセットを手に座席へ向かう。
この巨大トレイ、ずっと膝の上なのか…。ピンときた。座席にあるドリンクホルダーに差し込むことができる。素晴らしい英知の結晶である。
私はマッドマックスの旧シリーズも好きだが、新シリーズも大好き。まさに「ポップコーン映画」。主人公(主演)が出てきたのは開始1時間後。それまでは主演の子役だった。主演が画面に出てくるまでに、巨大なポップコーンをすべて食べ終えてしまった。自分に引いた。
ポップコーンを完食してから4時間後。武里駅東口商店会の総本部<居酒屋小湊>で懇親会。生ビールや4種類の地酒を楽しみながら絶品の料理に舌鼓。
ポップコーンとアイスティにも刮目したが、3日後に50歳になる私にはビールと焼鳥、地酒と刺身ともつ煮込がポップにマックスなテンションである。
狙いは上段。
ポストカードと来場者特典ゲット。
やっぱりコレである。
手取川で能登震災復興支援。
寄居風辛味噌が小湊流。
奥のT中会長にもホントお世話になってます。
目光だったかな。頭からバリバリ。
レアな一品。
安定の煮込み。
さらにレアかも。
(付記)
今日(2025年1月17日)は阪神・淡路大震災から30年の節目。私の人生を一変させた30年前。神戸新長田時代(1999年〜2009年)は朝5時46分、正午、17時46分に各商店街で追悼イベントだった。そして今日は震災と全く関係ないシゴトで山口県周南市へ。人生いろいろである。