2016年06月20日

第1479夜:日韓フェリー対決!はまゆうvs星希【下関(山口)⇔釜山(韓国)】(後編)

 我々のソファーから徒歩4歩で船内コンビニ。便利極まりないが、コンビニ真横宴会は初めて。23時まで営業しており力強い。隣の船内免税店もバイトのオネエサンは実に暇そうだ。

 缶ビール、日本酒、バーボン、韓国焼酎をストレートで鯨飲していると、21時ごろM氏がフラフラ轟沈。22時半ごろO中氏も寝室へ。久々の海外で浮かれている私は一人宴会。

 野球中継終了後、韓国のニュースで熊本大地震がかなりの時間を割いて紹介。被災した日本人のコメントにハングル語のテロップが流れる不思議。日本人の美徳なのかカメラを向けられると微笑を浮かべてしまうようだ。テロップがなかったら旅番組と間違えられそうだ。日本ではあまり報道されないエクアドルの大震災もたっぷり紹介されていた。アチラもタイヘンだ。
 
 ソファーでダラダラとバーボンを呑んでいると、いつの間にか私だけに。2人掛けソファーで強引に横になったら、いつの間にか爆睡。目覚めたら朝5時半。下船時間の8時直線まで部屋でダラダラしていると、船員さんから早く出てくれと督促された。

 釜山満喫の後、帰路のフェリーは日本船籍「はまゆう」。風呂のドアは壊れているが湯船は快適。コンセントも日本仕様で、船内の表示も日本語中心。屋内デッキも備わっているが、我々の2等客室は窓がない。11人部屋だが、今回は韓国人も混じって5人。相変わらず広々だ。

 21時出港だが、19時半から船内の屋内デッキで3人宴会。ところが、船内はコンビニがなく免税店のみ。韓国焼酎どころかビールすら売っていない。ビールは自販機で買わねばならず、種類は日本メーカーのみ。自販機は日本円限定。焼酎は免税店で売っている日本の麦焼酎だけだ。品揃えはショボく、21時半には閉店してしまう。

 デッキの設備は日本船の圧勝だが、売店対決では韓国船のコールド勝ちである。缶ビールの後は免税店の壱岐焼酎をボトルでストレートグビグビ。

 船内で大活躍するのがO中氏である。3人一緒に居ても、彼だけ韓国人から普通に話しかけられている。思いっきりコリアンフェイスらしい。髪型が韓流なら生粋の韓国人だ。彼は宴会中のアジュマ(おばちゃん)グループに捕まり、つまみや韓国焼酎をプレゼントされている。

 壱岐焼酎を呑み干したら、免税売店がもう閉まっている。彼の収穫した韓国焼酎差し入れが頼もしい。デッキでグイグイやる。韓国焼酎、呑みやすいが冷した方が良いだろう。

 23時頃まで呑んだだろうか。私も酔いが回ってきた。2等客室で横になった瞬間、意識が落ちた。翌朝、M氏に起こされたのが7時半。下船が7時45分。一度も目覚めることなく爆睡。普段より遥かに良く眠った。

 勝手に日韓フェリー対決。売店は韓国船の圧勝だが、デッキは日本戦の完封。寝心地の良さは甲乙つけがたし。どちらの船も快適で便利で旅情気分満点である。

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行きのフェリー(韓国船)の2等寝室。オッサンの修学旅行状態。

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行きのフェリー(韓国船)のロビー宴会シメにカップ麺を啜るM氏だが、呑み過ぎて何一つ覚えていなかったそうな。

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帰路のフェリー(日本船)には素晴らしい船内デッキが。

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ロ●テデパ地下などで買いこんだ宴会用惣菜。

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帰路の日本船には船内コンビニなく、焼酎は免税店で。

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帰路フェリー(日本船)の2等船室。往路フェリー(韓国船)との違いがコンセントが日本仕様。

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韓国オバち…じゃなく貴婦人に大人気のO中氏。いろいろ差し入れをいただいている。
posted by machi at 06:43| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月19日

第1478夜:日韓フェリー対決!はまゆうvs星希【下関(山口)⇔釜山(韓国)】(前編)

 関釜フェリー。山口県下関市と韓国釜山を結ぶフェリーである。日本船籍の「はまゆう」と韓国船籍の「星希(SEONG HEE)」が向後で運行している。

 最近市場に絡むミッションが多発している私は、巨大な海鮮市場で名を馳せる韓国・釜山に以前から足を運びたかった。日本中飛び回っているが、異国となると別である。

 ある日、下関からフェリ―が出ているという情報を北九州商工会議所M氏から得た。しかも金曜夜に出発し、翌朝には釜山着。帰路は日曜夜に釜山を発てば月曜朝には下関到着という。

 思い立ったら動け。絶妙のタイミングで4月下旬が空いていた。決断は2週間前。7年ぶりの海外である。一人旅に関心が無くなったので、3人以上が望ましい。あまり多いとヤヤコシイが、4人程度なら特に食事の際は色々なメニューを注文できるので楽しさが増す。

 M氏に無茶ぶりし、手配を依頼。M氏部下O中氏も参戦も決定。2016年4月22日金曜19時45分ごろ発ち、25日月曜朝8時下関到着のプランである。料金は、フェリー往復(2等寝台)とホテル1泊がついて3人で4万円。繰り返すが、3人で4万円。奇数人数のためホテル一人部屋が発生しなければ3人で3万円だったという。

 正規料金はフェリー往復18,000円(2等寝台)、ホテル(釜山観光ホテル)はガイドブックでは日本円で15,000円からとあった。パック旅行の割引ぶりが常識の範囲を超えている。

 北九州商工会議所八幡サービスセンターの誇るツートップ(M氏・O中氏)と下関駅で合流し、駅構内のスーパーや隣接するデパチカで買い出し。歩いて5分ほどでフェリー乗り場へ。乗船開始まで1時間半ある。喫茶店みたいな場所で早速ビール。

 いよいよ乗船開始。フェリーに乗り込む際の独特の重油の匂いにテンションが上がる。乗客は韓国人比率の方が圧倒的に高い。小さな子供はほぼ皆無で、ほぼ行商の熟女たちだ。

 往路は韓国船籍「星希」。ゆえに船内のコンビニも<GS25>という韓国企業。カップ麺も缶詰も飲み物もハングルで溢れている。コンセントも韓国タイプである。

 私達の雑魚寝部屋は11人定員らしいが、今回は6名。ゆったりだが、これほど幅の狭い布団も初めて。混雑時はかなりの圧迫感である。先客常連たちの場所取りが見事である。

 乗船するなり大浴場へ。すでに異国の雰囲気だ。ロッカーは鍵も何もない。韓国紳士らで洗い場がジャック。広々した浴槽でコリを解し、気分爽快。コンビニで韓国ビールを買い、ソファールームで3人宴会。スーパーで買いこんだ惣菜で呑む。旅情気分満点である。

 たまにデッキで夜風に吹かれながら紫煙を燻らせるが、真っ暗。風も強くて冷たい。ソファールームはハングル語しか聞こえない。それにしても韓国マダムはいわゆる「おばちゃんパーマ」9割以上。思いっきりカールを巻いたまま談笑している無敵のアマゾネスいる。自家製弁当や総菜を持参している強者も多数。TVは韓国のプロ野球を流している。〔次夜後編〕

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風呂上がり。船内ロビーで至福の宴会。

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ロビー横のコンビニ。実に頼もしき存在。

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カップ麺の棚が完全にコリアン。

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ビール&焼酎棚もコリアン。

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ロビーでおばちゃんパーマ中の淑女が後方に。

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11人定員の2等寝室。空いてれば贅沢な空間に。

(付記)
このバカブログをいつも御笑覧のセニョール&セニョリータ、ありがとうございます。今回から韓国釜山編が十数夜に渡り続きます。よろしければしばらくお付き合いくださいね。
posted by machi at 08:16| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする