2021年05月31日

第2698夜:Turn Avenue into NY downtown【沖縄(沖縄)】

 ダウンタウン。超大物お笑いコンビの名称だが、「下町」という意味が本来。日本どころか世界中に下町は(たぶん)あれど、世界で一番有名なダウンタウンといえばニューヨークだろう(たぶん)。

 2月中旬の神戸空港発A●A機上。コロナ以降、地味に一番私が困っているのは航空機利用である。減便が凄まじく、タイミングがなかなか合わない。

 神戸空港と那覇空港はS●Yを中心に決して本数は少なくないが、本来はド観光シーズンである2月の那覇行きも絶賛減便中(2月の沖縄はプロ野球キャンプ・様々な体育会系の合宿、オヤジたちのゴルフなどで大賑わい。宿もあまり取れない)。

 3人掛けを独り占めしながらウトウトしていると、ドリンクタイムに。コンソメスープがアゴユズスープに代わっていたので試す。なかなか風味豊かである。

 那覇空港着。1月より混んでいる気がする。プロ野球キャンプは無観客だし、ゴルフ風もあまり見かけない。修学旅行生は皆無。一方、大学生風が目立つのは卒業旅行だからか。

 沖縄県は離島も含め時短要請と自治体による密告奨励により20時以降開いている呑み屋はほぼ皆無。どことなく切ない卒業旅行の風情である。

 1月訪問時の沖縄は異様に寒かった。その反省でヒートテック、厚手のジャケット着用。今回(2月)はこれでちょうど良い快適な気温。ところは沖縄人は薄着どころか半袖の方が目立つ。

 我が沖縄中部滞在時のコーディネーター・H瀬氏の運転で沖縄市へ。半年間計6回のフィナーレである。いつもの定宿ではなく初めて泊まるホテルへ。チェックインの際、応対して下さったのは年配の白人女性。日本語ペラペラだが領収書をもらう際、漢字は「上」しか分からぬらしい。

 鍵を受け取る際、「アナタは正規料金を払っているからシングル料金だけど1階のダブルルームにランクアップします」という趣旨を伝えられた。ランクアップは嬉しいけれど、正規料金を払ったからという理由が少々謎めいている。部屋は何故かキッチンがついていた。

 半年間を費やして、沖縄市センター商店街パークアベニューのキャッチコピー(スローガン)が固まった。現状ではなく、あくまでも目標である。

「Turn Aveneu into NY DownTown」。

 パークアベニューをニューヨークのダウンタウンのように変えていこう、変革していこうという趣旨である。ターンという語感がカッコよい。

 お隣の北谷町がマンハッタンなら、確かに沖縄市、それもパークアベニューやアーケード街はダウンタウンの香りが充満している(行ったことありませんが)。

 令和3年になり、飲食店は時短営業を強いられている。沖縄は県独自の対応だったので、1月は22時閉店だったが、2月は20時に繰り上げられた。

 沖縄市アーケード街の飲食店は「ほぼ」完璧に閉まっているが、1軒だけ開いていた。超絶満員。ある意味3密の完成形。しかし、ルールに乗っ取っているのだから批判など論外である。

 我らは中央マートNカウドオーナーの営業していない隠れ家ホームバーで超プレミアムスコッチを葉巻で満喫。役得の極み。コロナで20時閉店でなければ足を踏み入れることすら許されない聖域。22時過ぎにはお開き。

 翌朝。那覇空港へ向かう途中の恒例ルーティンは<中央マート>。今夜どころか明日の朝飯まで買いだめ。ポーク玉子おにぎり3ヶ、サンドイッチ3ヶ、ソーメンチャンプル、フーチャンプル、ハンバーグ、缶詰6ヶ、ルイスポティ。重いが楽しみである。

 この店の総菜類は最高に旨い。那覇空港到着後、空腹に耐えきれずソーメンチャンプルとポーク玉子おにぎり2ヶ(鶏天・マヨ)を37番搭乗口のソファーで。冷めても最高。ソーメンチャンプル、できれば泡盛と楽しみたかったが我慢できず。

 この数年間、私の沖縄スタイルは滞在、移動と睡眠時間を入れて毎回18時間ほどである。

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アゴだしスープ。

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ランクアップされた部屋。

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パークアベニュー。

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隠れ家中の隠れ家。

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オーナーから頂いた葉巻。

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毎回ありがとうございます。

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無人居酒屋が出現。屋号もベリーグッド。

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中央マートで買いだめ。

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搭乗口にて。
posted by machi at 09:21| Comment(0) | 沖縄県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月13日

第2683夜:22時の攻防【沖縄(沖縄)】

 休業(時短)要請。沖縄県内の数都市で緊急事態宣言ではないが独自の要請が2020年12月中旬から飲食店を中心に決行されていた。営業可能リミットは、22時。それに応じれば1日6万円の協力金が店舗に入る。

 大きな店舗はともなく個人経営の小さな店は大助かりだろう。しかし、卸業者や飲食店以外には何の支援もなく気の毒としかいいようがない。

 2021年最初の外泊は沖縄市。神戸空港発の便は絶賛減便中かつガラガラ。その日は大寒波&暴風が日本中を席巻。かなり揺れた。13時20分ごろ那覇空港着陸。雨。骨身に染みる寒さだ。

 H瀬氏と沖縄市へ向かう行く途中に大切なルーティンである<根夢>でミックスそば大盛。旨し。五臓六腑に染み渡る旨さ。2020年も2021年も、沖縄そばは絶品である。

 ミッション終了後はパークアベニューの<トリップショット>にてオリオン生やメガハイ。ポーク玉子や絶品無双のチキンサンド等に頬っぺた落とし。七草粥サービスに破顔。

 トリップショットだけでなく、ほとんどの店が22時までの時短営業完全徹底。警察や県庁の巡回のみならず自粛警察のタレコミ殺到で代行待ちすら許されぬギスギス感である。

 2軒目はどこも開いていないので、N程氏の営業活動を一切していない(お金を取らない)隠れ家ホームバーへ。ワンショット5000円以上する封切りの極上のスコッチやコニャックなどを遠慮なくガバガバご馳走に。

 翌朝。飛行機は福岡空港降雪のため条件付きフライト。J●Lは欠航したがS●Yは力強くボン・ボヤージュ。無事着。着陸寸前の窓からの景気は厳冬期の花巻空港のようである。

 手荷物を受け取りロビーに出ると、何と上様が。驚嘆驚愕光栄師玉。上様と空港内でお食事させて頂くことに。上様は豪華な定食とハイボール。末席ヨゴレの私はノンアルとカツカレー。

 再度の緊急事態宣言は一応兵庫県民の私にもメガトン級のダメージを投下。数カ月準備してきたいくつかの事業が吹っ飛び、少し肩を落としていた。しかし、私など他の事業者様に比べれば遥かにマシで恵まれている。万全を排して我がミッションの決行に応じて下さる地域も。泣けてくる。

 月1回の沖縄入りは毎回平均滞在時間20時間。移動と睡眠を覗くと正味11時間ほど。

 11時間の間に旨し沖縄そばを啜れて、絶品の沖縄フードに舌鼓でき、ホームバーで極上ウィスキーをたっぷりご馳走になり、悪天候でも飛行機キチンと飛んでくれて、空港に着いたら偶然たまたま上様に拝謁。

 その前日には地元紙に私が昨年度お世話になった北谷町にて新たに「山手通り会(商店会)」が設立されたという嬉しすぎるニュースが掲載されていた。

 人生はプラスマイナス。気の持ちようでプラスを多めにすることは容易。日々感謝である。

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那覇空港から沖縄市へ向かう途中、宜野湾市での至福ルーティン。

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大好き。

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チキンサンド、絶品。

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七草粥。優しい味。

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イチゲン辿り着き1万%不可能。

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オトナのカクレガ。

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嬉しいニュース。

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上様に偶然拝謁。福岡空港にて。

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安定のカツカレー。
posted by machi at 07:12| Comment(0) | 沖縄県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月28日

第2650夜:2人のアキラさん【沖縄(沖縄)】

 『アキラとあきら』。ドラマ化されたらしい池井戸潤先生原作の小説である。私は情けないことに未だ池井戸作品未読。ドラマも『下町ロケット』『ノーサイドゲーム』しか見ていない。

 11月中旬なのに蒸し暑さすら感じさせる午後。H瀬アキラ氏に那覇空港まで迎えに来て頂き、沖縄市内へ向かう前の恒例になりつつある<根夢>宜野湾店へ。

 朝活(早朝カツ丼)の影響で空腹感はあまりなかったのに「ミックスそば(三枚肉・ソーキ)大盛」を頼まずにいられない。途中からコーレーグースー、紅生姜をぶち込んで味変させながら気づけば汁1滴滅失なシーサー啜。私的に<根夢>は沖縄そばランキング1位である。

 沖縄市センター商店街(パークアベニュー)は若手商業者がガンガン頑張っている。そして若手を頼もしく見守りサポートされているのが、商店街監事のN村アキラ氏。H瀬アキラ氏とN村アキラ氏の2人のベテランが無双のハーモニーを奏でている。

 ミッション終了後、ダブルアキラさんとパークアベニューの<ブッチャー>。前から気になっていた「75(名護)ビール」旨し。

 2本飲み干した後は赤ワインのカチワリジョッキ2杯。ウィスキー水割をジョッキ1杯。赤ワインはH瀬アキラ氏、ウィスキーはN村アキラ氏をまねる。

 エスカルゴが上品で野趣で抜群の旨さ。ステーキも肉寿しも芸の細かい逸品。肉を喰らい、酒を呑む。至福といわずしてなんぞやである。

 店を出て洋風座居酒屋でハイボール1杯だけ呑み、久々に<サシミハウスあいか>へ5人で。白百合と何とかという泡盛痛飲。最後はN村アキラ氏24時ごろまで鯨飲しながら話し込む。

 我が沖縄市における翌朝のルーティンは、ライフライン<中央マート>でポーク玉子おむすびを捕獲すること。まだ店頭に並んでいなかったので3ヶを作って頂く。出来立ても旨いが、寝かしても旨い。ついでに旨そうなサンドイッチやさんぴん茶も捕獲。

 那覇から羽田空港南ウィングへ。いつもの北ウィングでなく戸惑う。しかし札幌の<雪あかり>発見。これで羽田のラーメンライフは充実する。そんなことを考えていたら、スーツケースを預けていたことを忘れて場外へ。最近物忘れがひどい。

 品川駅ホームで電車を待つ間、<中央マート>ポーク玉子おむすび3ヶを立ったままペリエで流し込む。忙しいサラリーマンみたいな気分に浸る。駅ホームでの立ち食い。背徳もスパイスとなり、さらに旨さが倍加する気分。ただ帰るだけの日は<中央マート>買い込みを決意する。

 それから約2週間後。20時過ぎから沖縄市胡屋地区のアーケード街でH瀬アキラ氏とたっぷりとサシ呑み。<一本槍>のおつまみ幕の内、天下無双。

 2軒目はお気に入りの<サシミハウスあいか>へ2週間ぶりに。お気に入りの泡盛ボトルで入れたら、常連さんがさらにもう1本サービスして下さり感激。ママのポーク玉子、天下布武である。

 翌朝もH瀬アキラ氏に空港まで送って頂く途中で<中央マート>ピットイン。ポーク玉子おにぎり、サンドイッチ、フーチャンプル……。この日は神戸に帰るだけ。自宅晩酌用のツマミの大量捕獲に成功。さらに那覇空港のコンビニでカップ泡盛を3ヶ、ランチョンミートも捕獲。

 沖縄、12月なのに半袖多し。自宅用のつもりが我慢できず、空港ロビーでブレザーを脱ぎ、Yシャツ1枚でポーク玉子おにぎりを3ヶも腹に放り込んでしまった。

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啜らずにいられないミックスそば。根夢にて。

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呑まずにいられない名護ビール。ブッチャーにて。

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頬張らずにいられないステーキ。ブッチャーにて。

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手を伸ばさずにいられない肉寿し。。ブッチャーにて。

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キープせずにいられない。サシミハウスあいかにて。

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盛り上がらずにいられない。サシミハウスあいかにて。

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頬張らずにいられない。品川駅ホームにて。

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感謝せずにいられない。一本槍にて。

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頼まずにいられない。一本槍にて。

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我慢せずにいられない。那覇空港にて。
posted by machi at 09:52| Comment(0) | 沖縄県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする