2021年11月15日

第2808夜:チャレンジするなら貝づくし【岡山(岡山)】

 「まちなかチャレンジ!出店するなら表町」。表町商店街で2019年後半から空き店舗ゼロプロジェクトがスタート。本来は2020年度でミッション完結だったがコロナで3年越しの実行に。その第1回貸店舗ツアーが2021年8月上旬、体感温度40度な酌熱の午後に開催された。

 全く一般告知していないが5名から参加希望があり、ただ3名が不参加になったため岡山県立大学の優秀極まりない学生2名を私を含めた商店街オヤジたちが全力でアテント。ちなみに男子学生2名とも神戸出身。私も神戸人。妙な展開である。

 途中<キムラヤ>でアイス珈琲。私はどんだけ暑くてもホットと決めているが、根負け。

 商店街を改めて歩きながらじっくり物件を観る。チャレンジしてほしいが、表町は、特に天満屋に近くなればなるほど気軽にチャレンジできる環境ではない。

 今回のツアーでは市場に積極的に出ていない物件もご紹介。チャンレジできる環境が生まれる。表町、フトコロの深い商店街である。

 ミッション終了。岡山から新神戸まで30分。思いっきり日帰り圏内である。汗が噴き出た瞬間、乾いた感覚に見舞われる夕刻、ブラブラ15分歩いて岡山駅へ。
   
 岡山市内は緊急事態宣言もまん延防止も発令されていないが、アルコールは20時、飲食店営業時間は21時までと「要請」されている。倹約を強制する殿様の目を盗み「かくし寿し」なる工夫(頓智)を凝らしてきたDNAは流れているはずだが、遵守されているようだ。

 時間は18時。充分に時間はある。何故かコロナ以降ますます独りソトノミが億劫。駅弁コーナーは実食済がほとんど。チンチンに冷えた麦酒や発泡酒を早く喉にぶち込みたい。

 岡山から新神戸なら5〜10分間隔で新幹線は走行。あまり時間を気にせず売場を物色していると、「さんすて」2階の海鮮居酒屋の店頭に弁当が。残り少ない。

 何気なくチェック。……。一瞬で眼を奪われた作品があった。「瀬戸内(旨煮)貝めし」。アサリ、牡蠣、貝柱、帆立の旨煮(商品名)。ふんだんにたっぷりと広がっている。コメ部分が見えぬ圧倒的な貝の世界。キンピラ、玉子焼、サツマイモが脇を渋く固めている。

 私は魚介類で一番「貝」が好き。貝全般が好き。寿司や刺身の盛合せは頼まぬも、貝だけなら盛り合せる。牡蠣、栄螺、帆立、ホッキ、ツブ、トコブシ、浅蜊、蜆……。煮ても焼いても生でも愛している。アワビと赤貝は高級すぎてめったに口にできないけれど。

 手に取った。ずしりと重い。この重さが頼もしい。レジ袋2円も購入。後は、帰るだけだ。

 緊急事態宣言が発令されていない県では新幹線改札内でもアルコールは販売。発令中でも在来線改札内なら売っている。ほんの何秒でもいいからギリギリまで冷たいブツを捕獲したい。

 改札内に飛び込む。発車時間まで3分弱。売店でロング缶と通常缶を1本づつ。わずか30分の電車旅。こんなものだろう。

 3連休初日ゆえか思った以上に混んでいた新幹線車内へ。カシュっと開けて、ロング缶を一気の3分の2ほど飲み干す。

 人心地ついた。貝めしと対峙。……。動きが止まった。新神戸までわずか30分。3時間ぐらいツマミになりそうなメガトン級。慌ててがっつくシロモノでもない。

 ……。1分ほど考えているうちに、ロング缶が空になった。通常缶のプルトップを開ける。…。新幹線はあと20分で到着する。

 開封せずテイクアウトし、自宅晩酌に切替を決意。シャワーを浴びて汗を洗い落とし、日本酒のロックでじっくりやるか。この駅弁、岡山から東京までの3時間以上でもこの1箱で充分な迫力がある。その代わりに間違いなく泥酔するだろうけど。

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(付記)
自宅に帰り、スーパーで買った貝刺身の盛合せも追加。真夏の夜の秘貝である。

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posted by machi at 09:28| Comment(0) | 岡山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月14日

第2807夜:デニム色のラーメン【岡山(岡山)】

 デニム(ジーンズ)の街。岡山市から南下し、瀬戸内沿いに位置する児島市のことである。藍染が有名で、オリジナルジーンズの工房も多数。神戸新長田時代、同僚&部下による社員旅行で児島へ訪れたことはある。

 殺人的な暑さの土曜の午前。岡山駅から汗ダクダクで表町商店街へ。この日はフィールドワーク的ミッションゆえ、藍色ポロシャツ、藍色の作業ズボン、藍色のスニーカーと全身デニム状態。すべて藍色だったのは何の意図もなくたまたまだった。

 表町商店街の若き大番頭・Y部氏と打合せ後、氏の店から徒歩15秒の<Ⅿ太郎商店>へ。この店には何度も足を運んだことがある。どちらかといえばミッション終了後の夜が多い。

 ミッション会場の正面に位置し、ラーメン屋だがおでんや唐揚など一品メニューも豊富。メガハイボールも備えている。

 初めて表町を訪問したのは2019年のコロナ前。初訪問時の遅めの昼にこの店でラーメンを啜った記憶がある。私と岡山のファーストコンタクトがこの店だった。

 カツチャーハンに惹かれたが、暑い昼こそ熱いメシ。ラーメンにすべく壁面メニューを眺めていた。「かつラーメン」は岡山名物らしい。

 Y部氏に聞くと、岡山市内はかつを載せたラーメン屋が複数あるという。岡山ラーメンの定義をこれまで幾度も探ってきたが解は得られなかった。思わぬところで見つけた。

 岡山名物にするか……。しかしその横に不穏な空気を醸し出いているメニューがあった。

 「児島デニムラーメン」。

……。児島は地名、デニムはジーンズ、ラーメンは、ラーメン。この3つの単語は別々の独立した意味を持つが、3つ続けるとよく分からない日本語になる。児島デニムは、まあそうだろう。しかしラーメンとは……。

 独りなら勇気のいる注文である。しかし眼前にはY部氏が居られる。蛮勇を振り絞り、デニムを選択。たまたま全身デニム色だったことも何かの御縁なのかもしれない。

 Y部氏が今日デニムはできるか聞いて下さった。マスターはできると首肯したが、それほど自身タップリな雰囲気ではなかった。

 ブツ降臨。……。スープが青い。青いスープなど初めてだ。麺は蕎麦のように黒みがかっている。天然の藍を練り込んだ自家製麺らいし。食べて大丈夫なのだろうか。

 おっかなびっくりスープから……。あっさりとした和風だし。鶏ガラとあさりのWスープという。麺は味わい深い。スープと麺が実に見事にコラボしている。半熟卵の黄身が眩しい。焼豚はさすがの実力。気づけば汁1滴残っていなかった。

 この個性あふれるオンリーワンな攻め攻めラーメン、コロナ禍における私にとってのベストジーニスト賞である。ちなみに児島にいってもデニムラーメンは食べられないそうである。次回は「かつラーメン」を指名することを決意した。

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かつラーメンの右側の破壊力。

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蒼いスープと黒い麺。
posted by machi at 07:44| Comment(0) | 岡山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月23日

第2791夜:牛すじぼっけぇカレー【岡山(岡山)】

 「神戸長田牛すじぼっかけカレー」。天下御免のトリオシェフ・MCC食品様と神戸ながたTMO(新長田南地区商店街)が共同開発したレトルトカレーである。確か2001年に発売。廃版になるどころか今でもしぶとく生き残っているようである。

 備前最大最強商店街・岡山市表町商店街ではコロナ禍を掻い潜りながら8月7日、9月23日、11月13日に貸店舗ツアーを開催。あの表町の出店できる大チャンスである。

 商店街内には岡山芸術創造劇場まちなか集会所(kikkake!) も開館。表町エリアには今後約3000戸という分譲マンションも計画されている。

 酷暑の7月。そんな話を議題にした会議終了後、表町商店街の親分&番頭たちと焼肉屋へ。よく流行っている。

 お客が一周したようで、少し待って入店。ガンガン肉を焼き、生ビールやハイボールをノドに放り込む。旨さの洪水に溺れそうになる。複数人で網を囲む日常も味のスパイスといえる。

 コロナ前から焼肉はそれほど頻繁に味わえるほど敷居は低くないとはいえ、明らかにコロナ禍以降、足を運ぶ機会は減った。特に酒が出せぬ期間は足が遠のく。烏龍茶と焼肉など、昼でも想像したくない。

 それから久々に<コイン>へ。キープしていたラフロイグが空になり追加。ママは私のことを覚えていて下さっていた。私の右隣の御仁(岡山出身の千葉県民)が久々の外呑みらしくテンション高め。口調も話す内容もぼっけぇ暑くて熱い。気づけば深夜1時半。

 私の最近の岡山定宿になった緑道沿い<ホテルマイラ>さん、最高のホスピタリティである。

 ドリンクバー&アイスクリーム24時間呑み放題食べ放題無料。スナック菓子が1ヶ10円。自販機のビールやチューハイは何故か定価より安い激安スーパー価格。朝食は6種類の総菜パン食べ放題。チェックアウトは11時。部屋は広々。ぼっけぇ無限に滞在できそうである。

 朝食パンを部屋に持ち帰り、ドリンクバー珈琲をがぶ飲みしながらPC猿打。9時半にチェックアウトして表町商店街へ。

 役員さんら10人ほどで貸店舗ツアーのための下見フィールドワーク。汗ダクダクである。ぼっけぇビール呑みたいが、日曜の午前といえ踏み越えてはならぬ一線であるような気もする。クライアント氏も真隣に居られるし。

 昼メシは表町の若手大番頭・Y部氏の店舗対面の行列のできるレトロな喫茶店へ。3種類のカレーからチョイス。Y部氏オススメの「牛すじカレー」に便乗。

 店内はなかなかにクラシック。満席だが、ゆったりとした感覚がぼっけぇ心地よい。

 生野菜、ジュースを従えて牛すじカレー降臨。ぼっかけ、じゃなくぼっけぇ旨かった。まさに甘辛。家庭では再現できない味。牛すじもたっぷり。食後のホット珈琲もぼっけぇ抜群。

 カレーに蒟蒻は入らぬ方が具合良さそうである。自分の過去を棚に上げてナニですが。

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夏は焼肉。冬も焼肉。

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10円パラダイス。

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スーパーより安い。

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朝はこれらが食べ放題。

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家庭では創れないぼっけぇぶり。
posted by machi at 11:04| Comment(0) | 岡山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする