2026年03月30日

第3883夜:佐藤さん【佐野(栃木)】

 佐藤さん。恐らく日本で一番多い苗字のはずである。以前は鈴木さんだったか。佐藤さんが抜いた記憶がある。ガキの頃、「鈴木」「佐藤」と銘打たれたスナック菓子も売られていた。

 私も佐藤さんという知人は多い。生まれ育った地域ガラ(神戸市長田区)もあるだろが、鈴木さんはそれほど多くなかった気がする。田中さん、渡辺さんも極めて多いイメージだ。

 神戸新長田時代、イベント時に「はたっこ太鼓」さんに大変お世話になった。子供の太鼓グループで親御さんが引率されている。その際、親御さんにご挨拶した際、(ほぼ)全員が「仲さん」だった記憶がある。にわかに信じられなかったが、40人クラスで30名以上が仲さんとお聞きしたような。神戸市内(北区)にそのような集落があったとは度肝抜かれた。

 私の訪問先で「佐藤さん」がとにかく多かったのは山形県酒田市。ミッションに来られた半数以上が佐藤さんで、当然のごとく下の名前で呼び合っている。私も初対面だが下の名前で声がけするしかない。こういう時、たまに変なあだ名を付けられている人がいると大変困る。

 残暑厳しい8月下旬の朝。小山から両毛線で佐野へ向かう。市役所に立ち寄ってから「さのまちづくり梶vへお伺いし、F本氏、K藤氏と意見交換させて頂く。

 そういえば、加藤さんも多い。藤本さんも私には身近。長崎市平和町の藤本さんにも凄まじくお世話になった。ちなみに、今回、なぜ苗字のことばかり触れているのか。

 まちづくり会社訪問後、再度市役所へ。指定された会議室へ向かう途中、藤色のノボリが室内にはためいていた。「歓迎 佐藤さん御一行様」。

 サブキャッチは「ようこそ 佐藤さんのふるさと佐野市へ」。これだけなら何のことか意味不明だろう。さらに驚愕が「佐藤さんおもてなし隊」。

 令和4年度から佐野市と御縁を頂き、令和7年夏まで平均月2回ペースで佐野に通ってきた。数え切れぬほど様々な方とお会いし、名刺交換をさせて頂いた。しかし私のボンクラ頭でも、佐野市内で佐藤さんという方とお会いした記憶がない。

 なぜ佐野が佐藤さんふるさとなのか。市のS田氏から説明をお聞きしたが、佐野市内に佐藤姓が多いわけでないらしい。歴史上の由来があるようだが、何故か説明が頭に入ってこない。佐藤さんという名字の発祥が佐野というわけでもないらしい。「佐」しかカブっていない。

 立派というか、あまりにも力強い苗字の場合、本人とギャップが甚だしければ名前負けしてしまう。珍名かありふれた平凡な苗字のどちらかを選べられるなら、私は平凡を選ぶ。

 私は「東(アヅマ)」である。ありふれているはずだが、何故かそれほど「東さん」とお会いする機会はない。東朋治という漢字も含めた同姓同名の方とお会いしたこともない。一度会ってみたいものである。どんな気持ちになるのか。照れくさくなるのだろうか。

 もし私が「佐藤朋治」なら、佐野市内でもてなして頂けるのだろうか。佐野ラーメン注文時、チャーシュー1枚サービスなどがあれば改名を検討してしまいそうである。

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予備知識ゼロで他市他県の佐藤さんが佐野入りしたら困惑必至。

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このバナー、たまに佐藤さん歓迎バナーに入れ替わり。

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帰路は「さとう」ふみや先生作画の「金田一さん」と一緒に。

posted by machi at 08:51| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年03月14日

第3868夜:高まるセッション【佐野(栃木)】

 チャレンジショップ。佐野市役所に隣接する「未来館」3階に創業を志す者たちの虎の穴が潜んでいる。複数区画あり、圧倒的な優位利点として「飲食対応」区画が存在する。

 令和4年度から佐野と御縁が生まれ、当然のごとくこの存在は知っていた。チャレンジショップを経験して見事本格出店を実現した方へのインタビューも実施した。ただ、チャレンジショップ体験中の出店者と会話を交わす機会は令和4年度から3年間は無かった。

 佐野の第2シーズンは令和7年度から始まった。私のミッション範囲も増加。台風が近づいているためか幾分風が出てわずかながら涼しさを感じさせる8月初日、タイ料理店をチャレンジ中の女性を面談する機会があった。

 ベトナム、ネパールなどと比較すると、タイ人コミュニティはそれほど多くない気がする。タイの甘いミルクアイスティを呑みながらいろいろお話を聞かせて頂いた。チャレンジ期間は12月頭までの半年間。私の佐野での昼メシは100%ラーメンだが、一度タイ料理を試さねば。

 市役所での打ち合わせも終えて市役所から徒歩2分弱の定宿(Sレクトイン佐野)チェックイン。ペットボトル水、温泉入浴剤、珈琲飲み放題、佐野ラーメン無料券(18:00〜20:30)、さらにアンケート回答でお茶。気候に負けない熱いサービスである。

 18時から佐野シーズン2チームと<Tかまる>というオオバコ居酒屋で暑気払い。佐野の居酒屋は掛け値なしにどこも良く流行っている。特に金曜は予約せねば入れないらしい。

 呑み放題3時間を満喫し、私と同世代のS田氏と氏が30年ほど通っているというイキツケの<Jャムセッション>というバーへ。店内は広く、数組が楽しまれている。

 思いっきり住宅街であり、周りに店舗など掛け値なしに1本もない。オトナの落ち着きとシックな雰囲気に溢れている。素敵な店は立地を凌駕することを痛感させられる。

 カウンターに陣取る。熱い漢・S田氏はギネスを注文。ギネス、大好物である。私もすかさずジントニからギネスにチェンジ。どうすればこれほどこんもり泡が盛れるのか、魔法のようなテクニックに打ち震える。

 チーズ盛合せをつまみに2杯目からはジントニ。最後は赤星の瓶。気づけば24時半に。

 S田氏はかなりのラーメン者だった。それもつけ麺派。私は汁麺派だが、明日の昼はつけ麺にしようか。大宮あたりで。

 部屋に戻って汗ダクゆえシャワーを浴びる。冷蔵庫に冷やしておいた缶ハイボールをカシュッ。レシートのたまった財布から佐野ラーメン無料券が出てきた。小腹が空いてきたが、18時から20時半までのサービス。

 面倒だが駅前のコンビニに行くかとズボンを履き、ベルトを締めようとしたら千切れてしまった。普段からの私の腹圧に堪え切れられなかったようである。

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オオバコだけど満席の人気っぷり。

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泡が芸術。

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住宅街のチー盛り。

posted by machi at 07:22| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月23日

第3854夜:曇天の雲呑【佐野(栃木)】

 台風5号。7月14日に関東方面へ近づている最中、台風など1mもかすらない朝6時なのにすでに炎暑の神戸を発って台風の渦へ。公共交通の乱れに対応するため早めに移動。結果として予定より1時間早い12時半にJR佐野駅へ到着。

 佐野は日本屈指に暑い街。報道されることも頻繁。しかしこの日は台風の影響か、晴れる気配のない曇天だった。雨、というほどでない、ミストとのような極小雨粒がむしろ心地よい。

 ミッション開始まで90分。移動時間を考慮しても75分は余裕時間がある。小山から佐野へ向かう1時間に1本の両毛線車内で「佐野駅 ラーメン」で検索。頻繁に何故か「泉佐野」になる場合があるので注意が必要である。

 佐野駅から徒歩圏内で私が未啜のラーメン店…。佐野と言えば、ラーメン。専門店でこの数カ月啜っていない。2025年度になり1年限定で佐野ミッションが形を変えて延長され、この日で4回目の訪問。毎回啜るタイミングが無かった。

 徒歩圏内で私の未啜店を見つけた。しかし、ネット情報は店の公式サイトで無い限りアテにならない。これまで何度、全国各地で店の前で絶望したことか。営業時間や定休日が全く違っていたり、臨時休業だったり。臨時休業は仕方ないけれど。

 ちなみに2025年7月14日の正午に「佐野駅 ラーメン」でヒットした店舗の中で、私が知っている範囲ですでに廃業店が思いっきり「営業中」だった。油断ならぬ。

 佐野駅から岩舟方面へ線路沿いに5分弱。「青竹手打」の看板と暖簾。<赤見屋本店>さんが見えた。思いっきり暖簾が出ている。小さくガッツポーズする。

 初めての店は緊張する。地元密着っぽい店はなおさら。ドアを開けると「どこでもどうぞ〜」と好きな席に座らせて頂いた。この嬉しい接客だけで大当たりを確信する。

 続々と常連さんがご入店。メニューも見ずに注文される。イチゲンの私はメニューガン見。

 中華そばをベースに味はニンニク、カレー、味噌など。トッピングも豊富である。佐野ラーメン店らしく「もつ煮」もある。ゆえに「もつ煮ラーメン」まである。

 一瞬迷いそうになるが、私の最も好きな「チャーシューワンタンメン」があった。迷いが消えた。ゆで卵をトッピングするか、麺大盛にするか迷ったが、そのままで。

 佐野は餃子も絶品。私は宇都宮より好き。焼餃子(5ヶ)も追加する。注文時から餃子は少し時間がかかると伝えられていた。これも嬉しい気配りである。

 セルフの水を飲みつつ店内TVをぼんやり見ていると、ブツ降臨。チャーシューワンタンメン、ビジュアルはずばり「間違いない!」。啜る前からもう旨い。肩ロースなのも私好み。チャーシューの下にはワンタンがびっしり。ナルトもシブい存在感を決めている。

 胡椒を少しだけパラリ。まずはスープ…。鶏ガラ醤油。絶品。私の最も好きな味は、やはり鶏ガラ醤油。麺は佐野王道のちぢれ。これがスープと絶妙に絡む。チャーシューも味わい深い。隣の常連オヤジコンビが旨そうにビールを呑んでいる。

 羽を広げた餃子降臨。佐野のジャンボではないが、野菜の旨味たっぷりな5ヶ。最初の3ヶは醤油とラー油。残り2ヶは酢を足す。ライスが欲しくなるが、麺が異様に多い。大盛でないノーマルだが、特盛かと思う分量。別の高齢者オヤジコンビも慣れた手つきで啜っている。

 ひと昔前、旨い飲食店には「石ちゃん」の痕跡を頻繁に見かけた。令和の栃木県は「U字K事」の痕跡多し。この店しかり。

 大満足で外に出る。ミストな曇天が眩しいほどの快晴に。ミッション開始まで45分。さて、どこで一服しようか。

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暖簾は精神安定剤。

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ラーメンだけでも大充実。

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チャーシューの下にはたっぷりの雲呑。

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羽根が美しい。

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栃木県内ではこの御両人の痕跡をよく見かける。

posted by machi at 07:38| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする