2021年10月26日

第2794夜:謎の杉並木を抜けて【日光・鹿沼(栃木)】

 日光杉並木。日光市の今市と鹿沼・宇都宮方面を結ぶ壮麗稀有なパワースポットである。電車(日光線・東武線)では味わえない。かといって歩いたり自転車という立地でもない。車で駆け抜けるとそのスケールに圧倒される。

 2020年度から日光とも御縁を頂くようになり、電車ではなくクライアント氏たちが宇都宮から車で乗せてもらえる際は、杉並木を通る。天下御免の世界遺産・日光東照宮ほどの知名度はないが、杉の本数だかなんだかは世界一という。

 7月下旬、割と混んでいるJR日光線で宇都宮から今市へ。車窓から杉並木が小さく見える。日光線、新幹線より混んでいる。

 杉並木を眺めながら、宇都宮駅で捕獲した駅弁「日光杉並木」をツマミに日光の地酒(日光誉)720mlをその2週間前に新幹線車内で帰神中に堪能したことを思い出す。

 日光市今市エリアでミッション終了後、県庁に戻られるS氏に途中の鹿沼まで送って頂く。

 S木氏は世界一の杉並木を抜けるかと思いきや、角度を変えた。その先には確かに杉並木らしい風景が広がっているものの、違和感がある。ナビにもはっきり映っていない。

 日光杉並木が「陽」なら、この謎の杉並木は「陰」。負のオーラが満ち溢れている。夏の盛りなのにもの寂しい。車もほとんど走っておらず、至る所で通行止め。

 この道はどこに出るのか。異世界に続いているのではなかろうか……。幾分の不安を抱えていると、見慣れたコンビニが。メイン道路に出たようである。

 S木氏に鹿沼商工会議所で下ろして頂き、M越氏と合流。まだ日も明るい18時頃から<パブリックハウス 六本木>へ一直線。

 こんな早い時間の六本木入りは初めてだが、一切陽光が入らないのでいつ来ても安定した怪しくも落ち着く暗さ。今や私にとってこの店は「帰ってきた」感すら濃厚である。

 M越氏と4時間近く話し込みながらマスター絶品のアテと生ビールをグイグイ。鰹のたたき、一覧するだけで鮮度の良さと旨さが視界から伝わってくる。「鰹にはこれ」と旨し地酒をサービスして下さる。この店もある意味で「異世界居酒屋」(未読コミック)。

 ママ降臨。この店に足を運ぶたびにママがボトル(角瓶)をサービス。気づけばあっという間に22時。

 この夜の宿は小山。鹿沼から小山まで宇都宮経由で1時間ほどかかるが、この店(六本木)から鹿沼駅までは歩いて20分以上かかる。タクシーがすぐ手配できない。

 ママが鹿沼駅まで送って下さり、終電を2本乗り継いで小山に23時半ごろ着。宇都宮終点は深夜1時を回っても電車あれど、宇都宮から東京(小山)方面は10時台が最終である。

 この日は杉並木を電車から眺めながら日光へ。日光から謎のもう一つの杉並木を潜り抜けて六本木へ。何となく語感が似ている杉並木と六本木。どちらも私にとってはかけがえのない栃木名物である。

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今市エリアの新たなシンボル。

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もう一つの杉並木。

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鹿沼の鹿鳴館<六本木>にて。
posted by machi at 07:27| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月17日

第2788夜:1杯10,740円のシウマイラーメン【鹿沼(栃木)】

 シウマイラーメン。シウマイの街として日本中の話題をこれから独占する栃木県鹿沼市<ラーメン山いち>さんの新メニュー(たぶん)である。お値段は740円とリーズナブルである。

 夏の盛りの正午過ぎ。JR鹿沼駅到着後、盟友・Ⅿ越氏と合流して麺ドライブ。向かった先は<山いち>さん。タフなボクサーのごとく奇跡(必然)のカムバックを果たし約1ヶ月ぶり(たぶん)営業を再開された。店内は再開を待ち望んでいたお客で大賑わい。満席ゆえ外で少し待つ。

 メニューが豊富で新商品も続々世に送り出す山いちさん。何を啜ろうか……。シウマイの街・鹿沼を牽引すべく「シウマイラーメン」のPOPが。これしかない。

 ワンタンも追加トッピング(3ヶ160円)。シウマイとワンタン。ラーメンという小宇宙で織りなされる中華点心の宴。醤油、塩、味噌の中から味噌(プラス100円)を選択。鹿沼孤高の味噌職人・K渕氏の味噌である。

 K渕氏とはその9か月前、鬼怒川温泉の豪華ホテルで同部屋だった。私は掛け布団を掛けずに寝るクセがある。K渕氏は何度も私にふとんを掛けて下さったそうだがその都度間髪入れずふとんを蹴っていた(らしい)。もう二度と私の隣で寝ないと誓われたと人づてに話をお聞きした。

 ふと店内を見渡した。……。店内POPに衝撃のラーメンが紹介されていた。「修(シウ)ちゃんシウマイラーメン」。お値段、何と10,740円!思わず目を剥いた。

 修ちゃんとは、鹿沼出身のプロボクサー・Y野修一郎選手。吉N選手を全力応援している山いちさんでは、Y野選手の世界戦挑戦を応援すべくトランクスワッペン募金を募集しており(目標20万円)、10,740円のうち10,000円は募金になるという。

 ……。4分ほど迷った。蛮勇を振り絞り、人生最初で恐らく、間違いなく最後となる1万円越えラーメンにチェンジを決意。少し声が震えていたかもしれない。樫渕味噌味に確変し、ワンタンも追加していたので合計11,000円のシウマイ&ワンタン味噌ラーメンである。

 待つ間、これまで体験したことのないテンションが襲ってきた。私はこれから、1万円を超えるラーメンを啜る。その非日常、非現実性に武道館でフルボッコされたポンコツボクサー、または延長15ラウンド(古い)を戦い抜いてEイドリアンと叫ぶイタリアの種馬の気分に。

 ブツ降臨。値段だけでいえば世界戦である。まずは味噌スープ……。深い、どこまでも深い旨味がジャブを放ってくる。麺は喉と舌へ猛烈なストレート。シウマイとワンタンが織りなす左右のアッパーに歓喜のノックアウトである。当たり前だが汁1滴残せなかった。

 その後の鹿沼ミッション(創業サロン)、60分の予定が150分という長期戦に。11,000円ラーメンのご利益か、会心の一撃を放つことができた。

 それから2、3週間後、Y野選手から私のSNSに直接御礼のメッセージが届いた。感激である。Y野選手の更なるご活躍、日本のどこかから全力応援である。

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目を剥いた。

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1滴も残せない。

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全力応援。

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その後も絶好調。

(付記)
それから3か月後、<山いち>女将さんから吉野選手の写真入り地酒を頂いた。多謝。

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posted by machi at 10:09| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月12日

第2787夜:アレッ?【宇都宮(栃木)】

 アレット。日本(世界?)の都市部に雨後筍のごとく林立し始めたコワーキングスペースの中でも、宇都宮市内で異彩を放っているお寺が整備されたコワーキングである。「アレット」の由来をお聞きしたが、失念してしまった。

 ある小雨の午後。宇都宮駅前ホテルに荷物を預け、スマホ検索した地図を観ながら<アレット>へ向かう。たしか、ホテルから歩いて15分程度。ミッション開始まで45分もある。早く着きすぎて、まだ誰も来ていないかもしれない。ブラブラと景色を観ながら歩いていくことに。

 アレッ?。全く辿り着かない。……。全然違う地図を間違えて見ていた。慌てて関係者にSOS。無事救出して頂く。

 <アレット>にて2019年度から始まった「とちぎまるごと創業プロデュース事業」対象4市(宇都宮・鹿沼・小山・日光)担当者意見交換会が3年目の夏に実現した。

 私は宇都宮以外を担当している。宇都宮のベンチャー育成のスタイリッシュさと、アヅマ担当3市のベタベタな取組のギャップが激しすぎて笑ってしまうほどだ。

 終了後、駅前で軽く呑むことに。宇都宮市はまん延防止が発令されていると思い込んでいたので、嬉しい「アレッ?」である。軽くのつもりがたっぷり4時間鯨飲した。

 翌日の夕方。北関東の盟友・M越氏に鹿沼駅まで車で送ってもらい、17時前の電車で宇都宮へ。新幹線で東京。乗換10分の間に発泡酒や缶チューハイ、崎陽軒シウマイ弁当捕獲。ガラガラの新幹線で名古屋へ向かう。順調である。

 新幹線車内では崎陽軒シウマイ弁当晩酌。崎陽軒発祥の街であり、シウマイの街・鹿沼からの帰路に崎陽軒シウマイと酒精は欠かせない。シウマイ弁当の完成度は言わずもがな。中でも唐揚は小さいけど世界一旨い冷えても旨い駅弁唐揚ではなかろうか。

 名古屋駅着。快速電車で多治見へ向かおうとしたら、局地的豪雨の影響で名古屋から中津川の間が運休。多治見はちょうどその渦中ピンポイント。名古屋駅前は降っていないのに。

 本来この日は宇都宮で宿泊予定だったが、まん延防止発令中と勘違いして名古屋方面へ逃避。さらに名古屋で泊まらずに多治見で泊まり、多治見駅前で呑んでゆっくり連泊しようという作戦だった。完全に裏目に出た。

 ジタバタしても仕方なし。駅から一番近い居酒屋へ適当にダイブ。中京圏の名物料理多数。店内サラリーマンで大賑わい。腹減っておらず、スマホで運行再開状況をひたすらチェックしながら手羽唐、味噌串カツをツマミに2杯ほど。

 22時ごろ運行再開。ただしはっきりした時間が分からぬので駅のホームへ。多治見行きは待てど暮らせど来ない。ホームでそのまま45分ほど待機してからようやく出発。

 結局3時間遅れの24時に多治見駅前の定宿へチェックイン。アレッと首をかしげる体力もなくベッドにダイブした。

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オシャレな拠点。

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意見交換会。

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意見交換会の後編。

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翌夜の新幹線にて。

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天下無双の横浜&鹿沼名物。

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唖然。

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呆然。
posted by machi at 07:30| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする