2023年04月26日

第3155夜:かぬまシウマイ博覧会【東京(東京)】(前編)

 かぬまシウマイ博覧会。コロナ禍の令和時代、干支12回り前にブームだったB級グルメ「食のまちづくり」に取り組み、日本全国にほっこりした話題を提供している鹿沼商工会議所主催のフェスである。会場はなんと東京駅丸の内口出てすぐの<KITTE>地下催事コーナー。

 12月中旬、3日間の博覧会最終日の日曜。私はフェス会場に向かった。東京駅は毎週のように利用しているが、乗換ばかりで少なくともこの数年、改札から出たことがない。KITTE、ド一等地である。駅の地下街からも直結。施設内は人で溢れている。

 シウマイ博覧会へ足を運んだ理由はただ一つ。鹿沼商工会議所シウマイ課長ことM越氏からステージイベントの登壇を頼まれたからである。

 しかも、全くのノープランでの依頼。期日、開始時間、持ち時間、内容すら定かでない。「何かやってくれ」というコロナ禍以降も数々あった無茶ぶりの中でも最強クラスだった。

 北関東の盟友・Ⅿ越氏に頼まれれば断る選択肢は1oもない。しかし、私は芸人のごとく地方回りの仕事だが、芸人ではない。当然歌手でもなく、ましてやシウマイの専門家でもない。

 折しも11月下旬から12月上旬まで気を失うかと思うほど忙しく立て込んでいたが、会場入り2日前に少し目途が。トークショー、というより漫談用のパワポづくりに着手。気づけばスライド枚数は70枚を超えていた。2022年度、これほど準備に時間を要したのは初めてだ。

 13時過ぎ、会場入り。法被を着て孤軍奮闘するM越氏にご挨拶。ひときわ目を惹くのが崎陽軒ブース。販売せず展示だけだが、シウマイ枕とシウマイ弁当クッションはマニア垂涎である。

 会場は試食も禁止されており、イートインも不可。食の博覧会でしずる感を出せないのはかなり致命的だが、それでも場所は良く通りがかりの来客も多い。

 kitteの地下はラーメン店が5件ほど並んでおり、どこも行列が途切れない。この日、私は朝昼喰ってなかった。ラーメン喰いたいが並ぶ気はしない。

 販売ブースでは様々なシウマイがあったが、どれもチルド。レンジが必要だ。するとM越氏が「奥のレンジで温めらますよ」。

 シウマイ博に来て、シウマイ喰わぬバカはなし。MISHIMAさんの「冷凍シウマイ弁当」(1200円)購入。冷凍シウマイは喰ったことあるが、冷凍弁当は初めて。

 バックヤードの控室へ。レンジがあったので説明書通りに温める…。チ〜ン。袋がパンパンに膨らんでいる。切り口が分からなかったので割り箸で突き刺して穴をあけ、取り出す。

 シウマイはかぬまブランドポーク(さつきポーク)、季節の炊き込みご飯は栃木県産コシヒカリ、グリルチキンなどで構成。湯気に出来立て感がある。実に旨そうである。

 まずはシウマイ。安定の旨さである。そして、チキンと炊き込みご飯も旨い。冷凍弁当、初めて喰ったがこんなに旨いのか。〔次夜後編〕

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東京駅。オノボリ気分。

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KITTE。すごい人。

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鹿沼シウマイ博覧会。

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メインは崎陽軒ブース。クッション(枕)欲しい。

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ここで漫談するのか…。

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解凍前。

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解凍後。絶品。

posted by machi at 10:33| Comment(0) | 東京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月02日

第3039夜:海賊船のリーサルウェポン【八王子(東京)】

 新宿駅。確か日本最大の乗降客数を誇る世界屈指の巨大ターミナルである。私のような田舎者はウロウロしてはならない。用もないのに改札から出てはならない。

 酷暑厳しい盛夏の土曜の朝。栃木県の小山駅から湘南新宿ラインに乗り込む。たしか90分ほどで新宿駅。八王子へ向かう快速に乗り換える。関東、特に首都圏は人も多く、電車の本数も多い。

 この日の朝の新聞でJR東日本の路線収支が発表され波紋を呼んでいるという。路線存続の前に、まずは学生「以外」が電車を利用せねばならない。沿線自治体のトップが率先すべきなのは言わずもがなである。

 この数年、毎年1回ペースで八王子へ足を運んでいる。シゴトではない。用事もない。恒例になりつつあるる私が敬愛してやまない八王子の・S木社長との呑み会するためである。

 八王子とは10年ほど前に1、2回御縁を頂き、数年前から仕事ではなく呑み会限定でご縁復活。皆さん多忙かつコロナであまり集まれぬが、私ごときを覚えて頂いているだけでも感謝だ。

 1軒目は大好きな<海賊船>。鰻串、カツカレーの具だけ、なめろう…。酒呑みの心をわし掴み。分かってらっしゃる。メニューを観るだけで悶絶する。

 最初はS木会長と2人で、さらにお二人合流。U奥氏は10年前のミッション時からの呑み友達。毎回参加下さる。

 初めてお会いしたまちづくり娘・Sホ嬢が面白い。こんなリーサルウエポンが狭すぎるまちづくり業界に居られたとは。超濃い目ホッピーを十数杯ド鯨飲。

 2軒目はおしゃれ極まりない地下のバー<Zero>。私は、ラフロイグからのカミカゼ。気づけば深夜1時。楽しすぎる時間はあっという間。

 バーから匍匐前進でも帰れる我が八王子定宿(T横イン)のベッドにダイブするも、無性にシルモノが啜りたくなった。欲望に抗えず発作的に外出。

 凄まじい数のキャッチを搔い潜りながら視界に入ったのは横浜家系ラーメン屋。ノーマルを押すつもりがチャーシューメンを押してしまう深夜1時半。

 八王子はすべて業種業態、飲食チェーンが揃っている雰囲気。昼も夜も大賑わいのソコヂカラ。私が八王子市民になったら体重が5割増しの0.15トン(150s)になること確実。

 私が仕事でもないのに唯一お伺いする町、八王子。夜のガラは悪そうだけど、大好きである。S木社長、U奥氏、そしてリーサルウエポンなSホ嬢に多謝。今回お会いできなかった呑み仲間の皆さまとまたお会いできる日が楽しみにしつつ、翌朝は快速で新横浜へ。

 駅直結の居酒屋で鰻白焼などをハイボールで満喫し、晩酌の肴にシウマイ弁当を捕獲して新幹線に乗り込む。八王子の海賊船にまた乗船させて頂くために、更なる精進と小ネタを仕込まねばならない。 

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超絶に便利で賑やかな八王子駅前。

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鰻串セット、最高。

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切れ味抜群。

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カツカレーのライス抜き。わかっていらっしゃる。

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ありがとうございます。

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2軒目は地下へ。

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発作発動。

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抑えきれぬ渇望。
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2022年09月18日

第3018夜:激辛蒙古は出張族の味方【品川(東京)他】(後編)

 店を出た。芯から温まっている。温まるというより、熱い。電車に乗っても汗が引かず、1時間後に新幹線乗換のためにホームに立っていても汗が沸き出す。

 それから数年後。品川駅高架下の「品達」も閉鎖されて幾年月。『Aメトーーク』で蒙古タンメン中本芸人を観た。私は1度行ったことがあることを思い出した。すっかり味を忘れているが、旨いというより、めちゃくちゃ辛かった記憶が蘇った。

 番組によれば、中本は関西にはないようで、都内中心。私の知る限り、大宮の南銀通りにある。この前は何度も通ったことがある。お客がひっきりなしに出入りしているイメージがある。

 大宮は超絶ラーメン激戦区。家系、大勝軒系、二郎系…。加齢とともに辛さへの耐性と渇望度合いが低下。愛してやまないレトルトカレー「LEE」は20倍が定番、30倍を数多く常備していたが、今は10倍の辛さでも十分すぎる。ゆえに、中本へ足が向かなかった。

 ところが、アMトーークを観て異様に啜りたくなった。視聴者がほぼ全員同意見のはず。その番組を見ていた時、毎週のように東日本へ通い大宮を通っていたヘビーな時期ではなかった。

 私はAメトーークの影響をかなり受ける。<T下一品>はあまり好まなかった(今は中毒)。『キングダム』にハマることもなかった。コロナ禍3年目には今更「菓子パン」にぞっこんである。

 中本のカップ麺は私の知る限り<711>限定で販売されている。番組放映後、711店内でかなりプッシュされていた。番組効果でよく売れているのだろう。定番の「辛旨味噌味」を購入し、自宅で啜った。たしかに辛旨だった。余裕で啜れた。物足りなさを感じたほどだった。

 それから約2週間後。小山駅前で呑み、栃木駅前のホテルに戻って独り2次会のため近くの<711>に立ち寄った。新生姜いなりと共に中本の「北極」ラーメンを捕獲。新発売なのか、前から売られていたのか。明らかに狂暴そうなパッケージである。

 ホテルの部屋で湯を沸かし、注ぐ。程なくして完成。紙フタを外す。

 狂暴そうなビジュアルである。まずはスープ…。噎せた。涙と鼻水が出た。噎せが止まらない。ハイボールを慌てて呑む。辛さが増した気がしたので水をごくごく。辛い。辛すぎる。

 麺をおそるおそる…。激辛スープが絡み合い、もはや拷問。涙と鼻水を垂らしながら気合で麺を啜りきるった。スープは、無理。

 最後に一口だけ。ああ、辛い。もう一口。…。辛いけど、旨い。さらに一口…。めちゃくちゃ旨い。気づけば汁をすべて飲み干していた。汗ドボドボだが、サウナ的爽快感がある。

 カップ麺でも十分すぎる旨さだが、お店で啜りたくてたまらない。栃木からの帰路、必ず大宮を通過する。途中下車するか、その時間はあるか。

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定番?

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極北。

(付記)
後日、カップ焼きそば試啜。インスタントという事実が信じられぬ奥深い辛さと旨さだった。

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posted by machi at 07:13| Comment(0) | 東京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする