2023年11月17日

第3197夜:格下げから得るモノ【羽田空港(東京)】

 ステイタス。私には縁のない世界の出来事だが、唯一「ステイタス」らしきものを十数年間教授してきた。JALカードのステイタスだった。

 富良野から3年以上ぶりにバスで旭川空港へ。カードラウンジで珈琲飲んで、10時過ぎの羽田行きJALに乗る。ちなみに旭川空港や神戸空港のラウンジ利用に関し、ステイタスとは少し異なる。余分な年会費さえ払えば利用できる。

 コロナ前あたりから北海道と沖縄以外は日本中どこでも陸路移動が増えた。飛行機にしても神戸空港発着ばかり利用するようになった。

 神戸において圧倒的に幅を利かせているのがSKYANAも一応存在するが、JALは影形なし。神戸から新千歳、那覇、長崎などが発着し、凄まじく便利だったのでこの3路線をヘビーユーズしていた。そして、コロナ以降は年に1度程度しか飛行機を利用しなくなった。

 結果として何が生じたか。私のJALカードのランクダウンである。一時期は最高位のダイヤモンド会員まで上り詰めた。ラウンジもサクラでなくダイアモンドと最上級。マイルは有効期限なし。我が保有マイル、最大で45万マイルほどあった。

 昔、アメトーークでロケ芸人特集があった。D川氏だけは100万マイル以上保有し圧倒されたが、他の芸人さんは私よりも少なかった。ちなみに四十数万マイルとは、日本⇔ロンドンをビジネスで3往復、世界なら2周できるそうな。

 JALの利用頻度が減少し続けて、ダイヤモンド会員からサファイア会員に格下げになっていた。サファイアになると、マイルの有効期限が発生する。コロナ以降、毎月のようにマイルの有効期限が迫る。飛行機など乗らないので、何らかの商品をマイルと交換していた。

 コロナが5類なった20236月。旭川空港から羽田を経由して福岡空港へJALを乗り継いだ。その時、私の保有マイルは10万を割っていた。そして、ステイタスもサファイアからヒラに。

 ヒラになれば、ダイヤモンドラウンジは当然としてサクララウンジも使えない。機内に荷物を預けても優先的に扱ってもらえない。専用検査場も通れず混みあう一般検査場に並ばねばならない。そして搭乗の際、優先登場できない。

 旭川空港で優先登場開始のアナウンスが流れた。今までの習性でつい颯爽とゲートを通りそうになった。危うく大恥だった。華麗に優先搭乗するエグゼクティブな皆さまを見送る。敗北、卑屈、後退、落伍…。見送る方は、こんな気分だったのか。

 旭川空港発便は定刻に羽田に到着。福岡行きまで1時間。コロナ前まで、羽田空港内ではダイヤモンドラウンジを使っていた。おにぎりやスープなど、軽食も食べ放題だった。サクララウンジでもゆったりと珈琲を飲んで寛いでいた。しかし、私にはラウンジを利用できる権利が滅失。

 福岡行き搭乗ゲートのすぐ横に小さなフードコートがあった。。北海道味噌バターコーンラーメン1100円、荻窪ラーメン800円、しらすおろしぶっかけうどんとじゃこ天うどんが650円。

 フードコートといえ、羽田空港の、しかも搭乗ゲート付近であることを勘案すれば安いだろう。

 私が選んだのは、唯一の麺類以外メニュー「金沢(ロースカツ)カレー」。ゴーゴーカレー監修とある。並で1100円、大盛1200円。100円の差なら迷わず大盛りである。

 4人掛けテーブルしか空いておらず、肩身狭めに待っていると私の番号(50番)が呼ばれた。受け取る。ずしり重い。値段分の価値はたっぷりありそうだ。

 さっそく食らいつく。ゴーゴーカレーの味である。濃厚で舌に絡みつく。カツも大きい。願わくば福神漬入れ放題、千切りキャベツ用のマヨネーズが欲しいところだが、空港内フードコートでは満足この上なし。格下げされなければ出会えなかった体験だ。

 そのフードコートは本屋を併設している。食後の腹ごなしに新刊(文庫・コミック)をチェック。そして、雑誌コーナーへ。充実のラインナップの中で、ひときわ私の関心を惹いたのが『ムー』。圧倒的情報量も活字量、付録もついて950円。

・ヒトラーの大予言と最終軍隊ラストバタリオン

・エリザベス女王の葬儀に巨大UFOが出現していた!!

 こころ踊る特集タイトル。思わず手に取り、レジへ向かった。私は昔から「ムー系」であったが、この日から本格的な「ムー人」になる決意を固めた。マイルやステイタスだけでなく、これからさらに多くのモノを失いそうだけど。

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2023年04月28日

第3156夜:かぬまシウマイ博覧会【東京(東京)】(後編)

 喰い終わろうとするころ、ステージショーが始まった。崎陽軒部長様よるプレゼンである。

 コロナ禍で厳しい時こそ攻める経営姿勢に驚愕。姫路駅弁の雄・まねき商品とのコラボシウマイ弁当は恥ずかしながら知らなかった。福井県とも様々な事業を展開するらしい。崎陽軒6か条には深く首肯した。

 シウマイの過程消費量は横浜がダントツ1位である。餃子よりもシウマイの消費量が多いのは横浜だけらしい。冷えても旨い崎陽軒シウマイの秘密もご教授頂く(蒸し帆立貝柱)。私も部長にいろいろ質問させて頂く。ただ、何を質問したのか覚えていない。

 私の出番が来た。会場は10席。うち6席は関係者が座っている。残りは空席だ。

 シウマイのことをこれだけ考えた2日間はなかった。タイトルは「広がり続けるシウマイの領域展開〜私とシウマイの愛の軌跡〜」。超人気漫画(アニメ)とロマンポルノの世界を組み合わせてみた。5部構成という大作。私が普段使用するモノよりも気合が入っている。

第1部:私とシウマイ

第2部:私のシウマイ百景

第3部:教えてください!シウマイの謎と不思議〜日常におけるシウマイの立ち位置〜

第4部:食+αのまちづくり

第5部:鹿沼シウマイが世界を席巻するために〜石の上にも「20年」〜

 内容は省略する。崎陽軒部長の前で崎陽軒の各種名作弁当の魅力をプレゼンする恥ずかしさ。第3部ではすべての疑問を部長にぶつけた。

 最初は眼前のサクラ6人しか聞いていなかったが、会場内の他の販売員さんも近くに寄ってきた。自分で言うのもなんだが、思ったよりもウケていた。気づけば50分も漫談していた。

 終了後、崎陽軒部長と立ち話。いろいろな秘話を聞かせていただく。いかに「シウマイ」が横浜市民に根付いているのか思い知らされた。100年以上の歴史が織りなす重み。

 崎陽軒の創業者でなく「初代社長」が鹿沼出身という蜘蛛の糸よりも細い御縁で鹿沼側からの熱愛で実現したこのプロジェクト。崎陽軒、度量のでかい素晴らしい会社である。

 地下で直結している東京駅へ。宿泊地の小山へ着く前にどこかで下車して呑もうと思っていたが、崎陽軒のシウマイ弁当を肴に呑みたくてたまらない。

 日曜夕方の東京駅は凄い人。駅弁売場はどこも人が殺到している。さて、シウマイ弁当を…。売切れていた。何か所か回ったがすべて売り切れ。焼飯弁当もない…。

 「崎陽軒横濱ピラフ」が残っていた。現時点の販売ラインナップで私が唯一未食だった一品。690円という駅弁超安破格値。今日のプレゼンでも、崎陽軒部長にも、ピラフだけは未食と話していた。私を待っていたかのようだった。すれ違いを続ける昔のトレンディドラマのように。

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崎陽軒部長様のトークショー。

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アヅマ登壇。

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熱弁。

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未食だった「横濱ピラフ」。絶品。

posted by machi at 09:23| Comment(0) | 東京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月26日

第3155夜:かぬまシウマイ博覧会【東京(東京)】(前編)

 かぬまシウマイ博覧会。コロナ禍の令和時代、干支12回り前にブームだったB級グルメ「食のまちづくり」に取り組み、日本全国にほっこりした話題を提供している鹿沼商工会議所主催のフェスである。会場はなんと東京駅丸の内口出てすぐの<KITTE>地下催事コーナー。

 12月中旬、3日間の博覧会最終日の日曜。私はフェス会場に向かった。東京駅は毎週のように利用しているが、乗換ばかりで少なくともこの数年、改札から出たことがない。KITTE、ド一等地である。駅の地下街からも直結。施設内は人で溢れている。

 シウマイ博覧会へ足を運んだ理由はただ一つ。鹿沼商工会議所シウマイ課長ことM越氏からステージイベントの登壇を頼まれたからである。

 しかも、全くのノープランでの依頼。期日、開始時間、持ち時間、内容すら定かでない。「何かやってくれ」というコロナ禍以降も数々あった無茶ぶりの中でも最強クラスだった。

 北関東の盟友・Ⅿ越氏に頼まれれば断る選択肢は1oもない。しかし、私は芸人のごとく地方回りの仕事だが、芸人ではない。当然歌手でもなく、ましてやシウマイの専門家でもない。

 折しも11月下旬から12月上旬まで気を失うかと思うほど忙しく立て込んでいたが、会場入り2日前に少し目途が。トークショー、というより漫談用のパワポづくりに着手。気づけばスライド枚数は70枚を超えていた。2022年度、これほど準備に時間を要したのは初めてだ。

 13時過ぎ、会場入り。法被を着て孤軍奮闘するM越氏にご挨拶。ひときわ目を惹くのが崎陽軒ブース。販売せず展示だけだが、シウマイ枕とシウマイ弁当クッションはマニア垂涎である。

 会場は試食も禁止されており、イートインも不可。食の博覧会でしずる感を出せないのはかなり致命的だが、それでも場所は良く通りがかりの来客も多い。

 kitteの地下はラーメン店が5件ほど並んでおり、どこも行列が途切れない。この日、私は朝昼喰ってなかった。ラーメン喰いたいが並ぶ気はしない。

 販売ブースでは様々なシウマイがあったが、どれもチルド。レンジが必要だ。するとM越氏が「奥のレンジで温めらますよ」。

 シウマイ博に来て、シウマイ喰わぬバカはなし。MISHIMAさんの「冷凍シウマイ弁当」(1200円)購入。冷凍シウマイは喰ったことあるが、冷凍弁当は初めて。

 バックヤードの控室へ。レンジがあったので説明書通りに温める…。チ〜ン。袋がパンパンに膨らんでいる。切り口が分からなかったので割り箸で突き刺して穴をあけ、取り出す。

 シウマイはかぬまブランドポーク(さつきポーク)、季節の炊き込みご飯は栃木県産コシヒカリ、グリルチキンなどで構成。湯気に出来立て感がある。実に旨そうである。

 まずはシウマイ。安定の旨さである。そして、チキンと炊き込みご飯も旨い。冷凍弁当、初めて喰ったがこんなに旨いのか。〔次夜後編〕

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東京駅。オノボリ気分。

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KITTE。すごい人。

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鹿沼シウマイ博覧会。

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メインは崎陽軒ブース。クッション(枕)欲しい。

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ここで漫談するのか…。

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解凍前。

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解凍後。絶品。

posted by machi at 10:33| Comment(0) | 東京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする