メニューを見ます。ラーメンやカレーの他に、豚キムチ丼やキムチチャーハンなどもあります。S井現地マネージャーが私に、<マンボ>さんのキムチがいかに評判良く好評であるかを私に語りかけてきました。白菜の他に大根などもあります。一気に興味が湧いてきました。
キムチ最強の友は、熱々ゴハンしか考えられません。個人的にキムチはパンチが強すぎて、酒のサカナには向いていないように思えます。定番のラーメンに半ライスと漬物が付いたお得なセットとともに、定番の白菜キムチを注文しました。
談笑していると、ラーメンが運ばれてきました。モウモウとした湯気が冷え切った顔を温めてくれます。キムチも運ばれてきました。何とパッケージに入っています。確か400円程度だったと思いますが、すごいボリューム。とても食べ切れそうにありませんが、マスターは残った時は皆さんそのままお持ち帰りされると言います。
スープを啜りました。……。王道の醤油味で、さっぱりあっさりの中の深いコクと旨みが凝縮されています。人気も納得です。麺も意外なほどボリュームたっぷりです。
キムチを口に運びました。……。目が見開き、ぶっ飛びました。辛いのに甘味があり、塩加減と酸味も絶妙。奇跡的なバランスを保っています。シャキシャキの歯ごたえも嬉しい限り。
すかさず口の中に熱々の白飯を放り込みます。……。脳天からつま先まで歓喜が稲妻のように背骨を貫きました。舌がスリーセブンでフィーバー状態です。キムチ、ライス、ラーメンスープのローテンションを繰り返すうちに、確変モードに突入してしまいました。
半ライスとはいえ普通の中ライスほどあったのですが、キムチもまだたっぷりと残っています。私は思わずお代わりしてしまいました。2杯目もあっという間に消えてしまいます。
すっかりマンボキムチの虜になった私は、翌日の昼も突撃。注文したのは「キムチチャーハン」大盛。気になって仕方ありませんでした。
厨房からごま油の焦げた香りとチャッチャ、カンカンと炒める音が響いてきます。はやる心を必死で抑えていると、ドカ〜ンとキムチ色のチャーハン(当たり前ですが)とサービスの玉子スープを従えて降臨。あらゆる複雑で豊かな香りが鼻に飛び込んできます。
スプーンで豪快に口に運びました。……。虹色の味といいましょうか。キムチの程良い辛さがごま油とミックスし、旨みがさらに増幅しています。夢中で口に運び続けました。体の芯から余分な老廃物が燃やされていくような清浄も楽しむことができました。
ただいま2012年2月7日午前6時30分。前夜に東京で深酒した私はこれから気仙沼に向かいます。昼食はどこで食べようか、今から嬉しい悩みに身悶えています。
気仙沼復興商店街<マンボ>自家製特製キムチ
<マンボ>必殺のキムチチャーハン

