2022年02月20日

第2875夜:きままにドサンコ【田辺(和歌山)】

 どさん子。北海道民を表す「道産子」である。しかし、ひらがな+漢字の「どさん子」になると、私にとってはラーメンチェーンの「どさん子」である。

 二十数年前、4年間だけ札幌に住んでいた。十数年前から全国各地でラーメンを啜り歩いている。しかし、この一大ラーメンチェーンに足を運んだことはなかった。

 理由は2つ。私の普段の生活圏にこのお店が無いから。もう一つは、北海道系ラーメンは北海道で啜りたいから。コロナ禍以降、北海道入りする機会が滅失。再訪の見込みがたたない。

 11月中旬の日曜日の正午過ぎ。紀伊田辺に到着した私は、ブラブラ歩きながら商工会議所へ。途中、昼メシを腹に入れるつもりだった。

 前から<どさん子>の存在に気付いていたが、これまでタイミング、時間帯、気分、様々な要因で足が向かなかった。私が知る限りだが、田辺駅付近で昼に、それも日曜にラーメンを啜れる店をあまり知らない。どうせなら、入ったことのない店が良い。

 8泊9日の西日本シリーズ2日目。ここは紀南田辺だが、どさん子童貞を捨てる良い機会かも知れぬ。スーツケースを引きずりながら、未知なる北海道の引き戸を開けた。

 店内は常連風の若者が独り。カウンターの陣取り、メニューを見る。当然のごとく「みそラーメン」を注文するつもりだったが、思わず目を剥いた。550円。安すぎないか。

 麺類は10種類ほどあり、最安値の醤油ラーメンなど480円。感涙悶絶の昭和価格。札幌で進化系味噌を啜ろうとしたら、1000円は下らないかもしれない。

 チャーシューを追加トッピング。小ライスも合わせる。普段ラーメンを啜る際、ライスはあまりセットで頼まない。しかし、横浜家系と味噌系はライスが欲しくなる。

 店内備え付けのスポーツ新聞を読みながら水で喉を潤していると、ブツ降臨。コーンの黄が眩しい。ワカメ、メンマ、そしてチャーシューが身を寄せ合っている。

 胡椒をパラリし、まずはスープ。‥‥‥。オーソドックスな王道の味噌味。しっかりと味わい深く重層的。飽きの来ない常食系である。チャーシューも私好みの肩ロース(たぶん)。麺を啜り切り、スープを飲みながらライスを頬張る。ライスも、小でなく中サイズだ。

 常連風は店に入るなりメニューも観ず「ロースーメン」「カレー焼飯大盛」など注文していく。ロースーメンが何か分からぬが、なにやら旨そうである。カレー焼飯の値段は500円だった。これも安すぎないか。

 女子高生らしき3人組が入店。漏れ伝わる会話から、この店は初めてらしい。メニューを見て「うわぁ、安っす!」と驚いている。高校生でも安いと感じる正義と実直。

 女子高生たちはラーメン大盛にトッピングを追加したり、餃子も注文。実に心強い。日曜の昼に、難波や梅田や三宮でなく、地元田辺のラーメン屋で大盛を注文する女子高生たちの日常と青春。オヤジの私までウキウキと弾んだ気持ちで商工会議所へ。

 恒例の貸店舗ツアー。私が担当して7,8年になるだろうか。今回はどの物件も極上だった。私が借りたいぐらいの店も。特に駅前の物件は住みたくなった。

 ツアー終了後は<きまま>。帰って来た感ハンパなし。最終的に7人になり、楽しく呑み喰い。ママの料理も絶品。2か月前にお願いした「ジンジャーまん」、最強に旨し。

 2軒目はフィリピンのママが切り盛りするスナック。ボックスが空いていたけど超満員。それも、客が若い。

 年に1回の田辺貸店舗ツアー。終了後は毎回<きまま>と決まっているが、開始前は<どさん子>が我がルーティンになりそうである。

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パンダ列車@

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パンダ列車A

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パンダ列車B

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コスパ無敵級。

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年1〜2回の恒例。

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ママがオミヤに「ジンジャーまん」。
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2021年12月28日

第2837夜:気ままに帰省【田辺(和歌山)】

 秋の風物詩。もう8、9年になるだろうか。私にとっての秋の風物詩は、毎年秋に2回紀伊田辺を訪問することである。熱暑も過ぎ幾分の涼しさが感じられる頃は1回目、2回目は本格的な冬を迎える前にいかにも紀南地方らしいほんのりとした暖かさが優しい時分である。

 私は2010年度から田辺に御縁を頂き、回数の強弱はあれど丸10年は毎年訪問。この数年は年2回が定番。

 田辺ではいろんな夜のお店にお伺いした。美味しい料理もたらふく頂いた。すでに一周している。よって、私の田辺の夜は、19時からが田辺商工会議所。ミッション終了後は愛してやまない<きまま>で打ち上げという黄金ルートが確立されている。

 19時から21時までは会議所にてアヅマ祭り。この数年、恒例である。ブラブラ歩いて<きまま>へ21時半。帰ってきた感ハンパなし。ママも大変だったようだが元気そうで何より。

 ママの店は公務員や銀行関係、団体職員が多い。平時は最高の客筋だが、コロナ禍ではソトノミ自粛を強いられる人種業種。それでも創業31年の実績は揺るがない。

 田辺商工会議所が誇る漢の中の昭和漢、N本氏から前日のメールで<きまま>を予約している旨の連絡を頂いた。

 ミッション終了が21時として、なんやかんやで最短でも21時30分の店入り。コロナ前は当たり前だったこんな時間の居酒屋突撃が極めてシュールで新鮮だ。

 田辺は緊急事態宣言どころかまん延防止も適用されず、呑み屋はフルオープンが続いている。お隣の南紀白浜町は県外ナンバーで溢れているという。

 昭和オヤジのN本氏と爽やかで平成風味なY崎氏の創業ゼミ事務局コンビと生で乾杯。生が染み込むように旨い。


 この店では、生を1,2杯ヤった後は、焼酎のソーダ割。ママ手作りの昔ながらの激烈に塩辛い梅干をつぶさずに1ヶ投下する。この梅干1ヶでジョッキ数杯は軽くイケてしまう。

 事務局コンビやママと談笑しながら、ママの手料理を満喫し、鯨飲する。第1陣は玉子焼、天ぷら、もずく、茄子揚げ浸し、ヒジキ、南瓜煮。どれも微笑こぼれるおばんさい。私のような昭和オヤジの琴線に触れる味である。中休み的なサンドイッチも嬉しい。

 メインディッシュは手作りジューシーで最高のチーズ入りハンバーグ。デミグラスソースが私の中の少年を優しく愛撫する。

 ミニトマトを箸休めに第3弾は太刀魚酢〆、生姜、らっきょ、そして梅干。太刀魚はどなたかから50匹ほど頂いたそうである。他はすべて手作り。おふくろの味、家庭料理という表現は適当ではない。家庭では再現できないプロの味である。

 壁面メニューが一新されていた。毎回メニューなど見ずにママにおまかせするが、じっくり目を通すと実に味わい深い。

 塩さば、もずく、からあげ、ミートボール、たまごやき、ポテトフライ、ハンバーグ、白身フライ。

 子供と大人が好きそうな品が混在している。そのメニューと並列で「パン」「酢のもの」「にもの」「とーふ」とある。これらはメニューというよりカテゴリー。パンと堂々とあるのもシュール。「にもの」など抽象的すぎて禅問答の世界である。

 気づけば時間は24時を大きく回っている。ママに1カ月半後の再訪を依頼。日曜定休だが、明けて下さる。ママは「ショウガマン」を用意しておくと気合が入っている。よく分からないが、楽しみであることだけは確かである。

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壱の陣。

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弐の陣。

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参の陣。

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志の陣。

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伍の陣。

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混在の陣。

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盤石の陣。

posted by machi at 08:03| Comment(0) | 和歌山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月09日

第2661夜:渡る世間は会議所だらけ【田辺(和歌山)】

 商工会議所&商工会。1999年からまちづくりを生業にするまで、この秘密組織がどんな活動をしているのかほとんど存じ上げなかった。何となくそろばんとかの検定を担う組織ぐらいに感じていた。事業者や自営業者でなければあまり接点はないかもしれない。

 まちづくりを生業にして二十余年。特に2010年以降フリーになってから、私は日本中の商工会議所や商工会にお世話になっている。週に5日間、すべて別の商工会議所へお伺いすることもある。商工会議所や商工会で地域活性化に熱心な経営指導員やその活動に理解を示す事務方トップが居られる地域はシアワセといえる。

 この数年で思いつく限り北から挙げてみる。富良野、池田、美唄、八戸、能代、宮古、釜石、鹿沼、小山、日光、寄居、蕨、越谷、ふじみ野、川口、守山、伊丹、田辺、八尾、北九州、長崎、那覇、宜野湾、北谷、沖縄……。ミッションとしてではないが、彦根や長浜にもお世話になってきた。1回だけやごく短期間の御縁を挙げると数限りない。ここに記載忘れがあればごめんなさい。

 我が社員ゼロ自宅事務所超弱小零細会社(鰹、業タウンマネジメント)は神戸が拠点だが、北九州商工会議所と鹿沼商工会議所の地区外会員である。地区内と地区外の違いに詳しくないが、会議所の議員選挙における選挙権がないらしい。

 そんなお世話になり続けている商工会議所や商工会の中でも、フリーになって以来ほぼ毎年御縁を頂戴し続けている商工会議所がいくつかある。その1つが、田辺商工会議所である。

 2020年霜月最後の日曜日。北九州からいったん神戸の自宅に立ち寄って南紀田辺へ。

 2020年度も田辺に2回来訪。2回目ミッション(貸店舗ツアーのコンダクター)終了後、懇親会は当然8人で<きまま>。焼酎炭酸割ママ手作り梅干落とし無敵。ママの手作り料理無双。

 2軒目は5人で<一吉>へ。1129の日ゆえ2種のステーキをツマミにハイボール。〆は私のオリジナル裏メニュー「カツカレーうどんのうどん抜き」。年に1度注文するかどうかだけどきっちり厨房に通るあたりがステキ。最後は泥酔。

 田辺商工会議所様と御縁を頂き11年目。今回の懇親会でご一緒した政策金融公庫の融資課長が折尾在住で3カ月まで北九州支店勤務。私は前日まで北九州に居て、田辺の翌日も北九州、それも折尾。当然のごとく、課長と北九州商工会議所の知人話で盛り上がる。

 ちなみに北九州商工会議所の知人(K坂元氏)は、今回の田辺創業ゼミのメイン講師であるY本氏もご存じ。Y本先生は以前高槻商工会議所の経営指導員をされていたからだ。長期間の研修で一緒だったという。

 この7,8年、私の田辺入りをすべて調整して下さるのが、田辺商工会議所のN本氏。そんな氏を2019年度から年2回はご一緒している栃木県の小山商工会御所S氏はご存じ。S氏は北九州商工会議所のK坂元氏も友人である。

 世間は狭すぎる。しかし、この狭き世界は充実している。我が行く先々で会議所だらけ。ただし私が出会う会議所の皆さまは、鬼のように仕事ができるサムライぞろいである。

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貸切に。

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ママの心のこもった手料理@

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ママの心のこもった手料理A

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ママの心のこもった手料理B

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ママの心のこもった手料理C

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毎年御縁頂き多謝。

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元高槻商工会議所Y本氏(左)と政策金融公庫田辺支店融資課長様(右)。課長は前任地が北九州。

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昭和の香り漂う男の中の男・田辺商工会議所N本氏。

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2軒目は<一吉>。ステーキをツマミに再鯨飲開始。

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私の田辺での〆は毎年<一吉>のカツカレーうどんのうどん抜き。メニューにはござんせん。
posted by machi at 07:58| Comment(0) | 和歌山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする