2016年10月02日

第1548夜:1974年産と1980年産【守山(滋賀)】

 1974年6月13日。私がこの世に飛び出してきた日である。それから42年の歳月を経た2016年6月13日。私は滋賀県守山市の銀座商店街<鉄人工房マツヤ>さん2階に居た。

 たまたま守山市役所と人事交流がある東京都福生市の若手優秀職員の歓迎会が開催されており、それに乱入させていただく機会を鉄人より賜っていた。鉄人宅で開催される「ギョーザまつり」はまちづくり業界の紅白歌合戦。これに参加させていただくことが何よりの名誉である。

 鉄人ご夫妻、御令嬢のEりちゃん、MM21コンビで福生未来のエースを歓迎する。奥様の心づくしの手料理がテーブルに乗りきらないほど、おでんに隠されていた大量の赤ウィンナーに笑ってしまった。さすが、分かっていらっしゃる。

 奥様の手料理、超極上の鮒鮨、鯖のなれ鮨などをツマミに缶ビール(Eビス・キリ●一番搾り滋賀づくり)をクイクイ空け、極上の日本酒に移行する。さらに杯を重ねていると、鉄人が冷蔵庫から白ワインを取りだした。なんと、御令嬢方から結婚●●年祝いとしてプレゼントされた1980年産のフランス。これをせっかくだから開けようとおっしゃる。

 ちょっと待って〜ちょっと待って〜鉄人さん♪(プレイバック一発屋)。それほど大事なボトル、私も含めたひと盛りいくらのまちづくり屋どもに開封するのはあまりにももったいない。ところが鉄人は「こんな機会こそ空ける!」と力強くコルクを抜く。鉄人ご夫妻に乾杯していただいた後、私もご相伴にあずかる。

 グラスに注がれた液体は、透明でなく琥珀色。36年も寝かせると、これほどまでに深化するのか。鼻を近づける。……。ワインの香に詳しくはないが、薔薇の香りに近いのか。

 口に含む。……。ええっ?これがワイン?トロリとしているに、サラリと滑る。鼻から花と蜜の香りが抜ける。私がこれまで口にしたワインの中で質、年代、すべてにおいて最高峰である。

 鉄人ご夫妻の今後ますますの仲睦まじさを祈願しつつお祝いしていると、1980年産白ワインの6年前に生まれた私の誕生日も祝っていただける流れに。42歳の誕生日など嬉しくもなんともないので照れくさいだけだったが、続々とサプライズが用意されていた。

 我が一番弟子・石G氏からは「久保田『萬儒』」が、福生市のF谷氏からは福生市内の蔵元の地酒が、孫弟子にあたるT岡氏からはカップ酒が私に。鉄人ご令嬢Eりちゃんからもおしゃれな扇子を賜る。そして、鉄人ご夫妻からは甚平の上下。それを着て泊まってねという嬉しい配慮だ。

 照れ笑いを浮かべていると、照明が消えた。ロウソクの立ったケーキが運ばれてきた。え、まさか?私のために?42をうらがえして24の数字に、長ローソク4本と短ローソク2本。42→24とは、ジャッキー・ロビンソンのようである。

 ふっと吹き消そうとした。その時、ケーキのど真中に見慣れた顔イラストが。息を吹きかけるより前に、涙が毀れそうになった。

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私の似顔絵ケーキ。人生初のサプライズに落涙。

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1980年産の白ワイン。ビンテージ感ビンビン。

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いつもありがとうございます。
posted by machi at 17:43| Comment(2) | 滋賀県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月08日

第1385夜:鉄人VIPルーム【守山(滋賀)】

 まつや亭ギョーザ祭。毎年暮れの滋賀県守山市守山1丁目の<鉄人工房マツヤ>2階で繰り広げられる夜会である。2年前までは女人禁制(鉄人の奥様と娘様除く)だった。私は守山市民を差し置きかなり初期から参加させて頂いている。

 まちづくり屋だけでなく、奥様のオメガネに適った者だけが入山を許される守山の鹿鳴館。鉄人ご夫妻の娘さんご家族やソ●プ嬢との婚約を破棄した後、部下に手を出し現在はシアワセな生活を営んでいる不詳の弟子ご一家など、親戚が集まる正月気分に浸ることができる。

 私は黒ビールが好物である。アサ●黒生無き今、ギネス一択である。嬉しいことに私のためのギネスを数本ご準備下さっていた。

 アイルランド(たぶん)の奇跡にノドを潤していると、奥様の手作りの料理がふんだんにたっぷりと並べられる。前夜呑み過ぎたのもあるが、私は体調万全を期すため朝昼固形物を抜いてきた。絶品料理の数々の栄養素がつま先の細胞にまで染み込む。

 夜会メンバーも入れ替わり立ち代わり。商人、IT経営者、まちづくり屋、教員、議員……。年齢も肩書きも関係なく談笑。私と伊丹マダムMだけ異邦人だが、温かく受け入れて下さる。

 奥様の餃子、いくらでも腹に入る。旨すぎる。ビールに飽きたら招待客差し入れプレミアム焼酎(森伊蔵)や持ち寄りの様々な酒類を。今年は出来が良いためかボジョレが目立った。

 開始早々、イベントを抜け出し再度現場に戻らねばならぬ日本一のダジャレ王が顔見せで駆けつけた。「森伊蔵」をお題にダジャレリクエストが飛ぶ。

 途中、我が不詳の弟子のラインを勝手にいじったり、初対面や旧知の皆さまと談笑しているとあっという間に時が経過。終電の時間が近づいてきた。同じ兵庫県民のマダムは帰ろうと誘って下さるが、帰るのが面倒になった。守山で呑むとき、結局寝過ごして終電まで行ってしまい、タクシー代の方がホテル代より高くつくことも頻繁だからだ。

 弟子が守山駅前の2大ホテルに電話確認してくれたが、ともに満室。3連休中の京阪神を含めた近畿全般はホテル確保が至難の業。参加者はほぼ皆さん既婚。私が気兼ねなく泊まれる若手であり、私の孫弟子にあたるT岡氏はシェアハウスだが実質的に独り暮らし。泊めてくれとお願いすると、彼女が来るんでと言い残し逃げるように去っていった。

 見かねた鉄人がVIPルームに泊めて下さることに。感謝感激。全員帰った後、鉄人ご夫妻と夜中3時頃まで呑みながら話し込んでいた。

 翌朝、一瞬どこか分からなかった。10秒後、鉄人宅であることを思い出した。奥様の手作り朝食を恐縮しつつ美味しくいただきながら、来年も呼んで下さるよう1年間精進しようと心に誓った。

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まつりの参戦者。
posted by machi at 06:50| Comment(2) | 滋賀県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月23日

第1374夜:下ネタ解禁?【東近江(滋賀)】

 オイルサーディン缶焼。東近江八日市にて商店街の旦那衆との勉強会終了後、4回に3回は訪れるイタリアンバール<ラ・ココット>さんのメニューなき我がワガママメニューである。

 八日市へは日帰りしている期間もあったが、遅くまで開いている呑み屋が少なく選択肢は限られる。21時半に勉強会終了し、実質的な呑み始めは22時前。何となくだが前述の創作イタリアンの後に駅前のバー<いかきん商店>さんというコースが定番になってきた。

 普段イタリアンなどめったに口にせぬ私だが(ナポリタンは別)、この店は創作系ながら何を食べても天晴。アルコールの種類も豊富でギネスもある。最初は商店街の皆様に注文をお任せしていたが、私は「極上の目玉焼き白トリュフの香り」「フライドポテト黒トリュフの香り」「オイルサーディンとパスタのサラダのパスタと野菜抜き(ただのオイルサーディン缶焼)」を頼む。

 話題は商店街や街の活性化、歴史など諸芸百般に及ぶ。ある晩秋の夜、昆虫マニアのK杉氏が下ネタではないが昆虫の生殖の話を始めた。生物界に置いて男女比は女性100対男性105であるらしい。これは人間だろうが昆虫だろうが共通しているそうだ。

 何となく頷ける割合である。男性(オス)の方が少しだけ多い理由は、女性(メス)より寿命が短いからで、それでバランスを取っているそうだ。メスの方がオスより生物として安定している。

 ちなみに昆虫に関してはクワガタとカブトムシ以外はメスがオスより立派で大きいらしい。何でだろうと世界を股に掛けて活躍するシステムエンジニアのK杉氏は尋ねられたが、私にも理由はさっぱりわからない。今までこんなことを考えたこともなかった。

 当然の流れで駅前の<いかきん商店>へ。「下ネタ禁止!」という墨書が額装されているレトロと熱帯魚ショップが入り混じった不思議かつ居心地のよい空間である。

 世界各国、老若を問わず、オスが集まれば話題の半分以上は下ネタである。しかしこの店は下ネタ禁止。アカデミックで上品な話題に終始せねばならない。

 サン●リーが新発売したトウモロコシを原料とした高級ウィスキー「知多」の炭酸割り(要するにハイボール)をヤリつつ私が訪れた日本中の街の話で同行氏らと談笑していた。

 宮城県の話になった時、「仙台四郎ってなんでヨコ●ンがはみ出しているんでしょうね?」。いきなりマスター自ら下ネタをブッこみだした。下ネタ禁止ではないのかと訝しんだが、主人自らの放言。仙台四郎氏は商売繁盛の神様であり、私は氏のプロマイドを常に財布に携帯している。

 ちなみに私は仙台に行けば仙台四郎氏に、鹿児島方面に行けば西郷隆盛氏に、沖縄に行けば沖縄人に、北海道に行けばアイヌ系と言われる。一番意外がられるのが生粋の神戸っ子である点。神戸のイメージが崩れるからヤメてくださいと言われたことも特に女性からはしばしばだ。

 話題は日本各地の郷土料理の話に。K杉氏が何でもおいしく食べるが、大根、特に大根の漬物だけがどうしても食べられないという。するとマスターが小杉氏の漬物嫌いを補足した。

 「この前K杉さんと呑んでいた時、絶世の美女の乳●に大根の漬物が張りついていても食べられないという話をしてました」。……。どうやらこのバー、下ネタ解禁のようである。

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究極のひと手間。これぞプロの仕事。オイルサーディンは我が缶詰最強の酒の肴(高価ですが)。

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東近江駅前の<いかきん商店>さん(朝に撮影)。

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独特な風味の「知多ハイボール」。

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下ネタ禁止のはずが…。
posted by machi at 07:10| Comment(0) | 滋賀県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする