2020年10月07日

第2537夜:アヅマブランド?【守山(滋賀)】

 似顔絵。人には似顔絵に「し易い」顔と「し難い」の2種類に大別されると推測される。ちなみに私は極めて「し易い」らしい。輪郭、骨格を含めネアンデルタール系であり、縄文系である。

 ある梅雨の中休みのような好天に恵まれた、コロナ自粛が解除され3週間が経過した6月中旬の土曜。みらいもりやま21石G氏と守山駅前で合流し、途中で酒を買いこんで<鉄人工房MATSUYA>さんへ。年に1度のギョーザ祭ではなく、極めて少人数かつ私的にお招き頂いた。

 さっそく持参した甚兵衛に着替え、広大すぎる庭というか屋外で涼みながら樽生缶ビール、日本酒、ハイボールなどを鯨飲。

 七厘の炭が燃え出した。大量に盛られた極上肉をバーベキュー。取り寄せた極上オードブルに、奥様の絶品手料理。特にコロナ引き籠り中は家庭的な総菜に飢えていたので奥様手料理に頬っぺた落とし。肉を炭火で焼くという行為も何カ月ぶりだろうか。

 鉄人が木箱に入った高級珍味を持ってこられた。鮒ずしである。昔は先入観&食わず嫌いで鮒ずしは全くダメだったが、数年前に鉄人宅でご馳走になっていらい好物に。ただし、この珍味ほど高ければ高いほど旨い気がする。

 話し込んでいると、冷え込んできた。1年前の夏は屋外プールに風呂代わりとして飛び込んだが、とても寒くてそんなことはできない。経済活動が停滞すると温暖化もストップするようだ。

 屋内(鉄人宅)で2次会。石Gが眠り、翌朝5時から野球という鉄人が眠り、最後は奥様と深夜2時まで鯨飲。奥様曰く、私が寝室で横になった瞬間にいびきが聞こえてきたそうだ。寝つきだけは異様に良い。基本的にどこでもどんな状況でもたいてい眠ることができる。

 鉄人宅にお呼ばれする数日前、私は46歳の誕生日を迎えた。四捨五入すれば50歳。初老である。誕生日を迎えても老いを感じるだけで1oも嬉しさはないが、46歳の誕生日は違った。鉄人ご夫妻から私ごときに誕生日プレゼントが用意されていた。

 袋から取り出す。赤と黒のポロシャツが2枚。有難いことに3Lサイズ。さすが、分かってらっしゃる。私は特殊体型なので2Lでは特殊メーカー以外ピチピチになる。

 紺の布マスクも1枚入っていた。何かのプリントが施されている。……。私の似顔絵だった。

 ポロシャツの左胸にも似顔絵がプリント。その横に「Azuma」という5文字が添えられている。まちづくり系の「アヅマブランド」で売り出せるのではないか……。誰も買わないけど。

 鉄人工房はプリントが本業でもある。何かのSNSにアップされていた写真から似顔絵にプリントできるらしい。驚天動地感謝感激至福天国雨霰。心から感謝。

 さらに鉄人は上下スーツを持ってこられた。新品らしいが、サイズが大きすぎて誰も周りで着こなせる輩がいないらしい。

 羽織ってみる。……。上着は少々きついが、ズボン腹周りはピッタリ。有難く頂戴する。ただし、私の短足では裾が長すぎて思いっきり奥様に裁断していただかなければならないけれど。

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宴の始まり。

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肉フェス。

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鮒ずし。

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お世話になって11年目に突入。誠にありがとうございます💛

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ありがとうございます💛

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アヅマブランド?
posted by machi at 10:42| Comment(0) | 滋賀県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月20日

第2485夜:謎解き商店街【守山(滋賀)】

 商店街の楽しみかた展。守山駅前のほたる通り商店街で約2か月にわたって開催された一大フェスティバルである。

 2019年12月20日から2020年2月15日までの期間中、ほぼ毎週末マルシェやグランピングテントが設置された屋台が展開された。マルシェも「火祭り」「肉バル」「いちごいちえ」「守山冬のパン祭り」「こたつde熱かん学」「近江女子商人」など謎に満ちている。

 「謎解き商店街」という企画が大好評で、遠方からも商店街および謎解きマニアが殺到。有料で様々な謎を解きながら逃げ出した愛犬「ほたる」を探し出すという。よくわからないが。

 私は2月1日から2日にかけて特命ミッションを抱えて守山入り。あまりにもイベントが好評で我が定宿も満室で確保できないほどである。

 みらいもりやま21の石G氏と合流し、商店街というよりほぼマンション街と化したほたる通りを現調。途中、休憩がてらに<ふるさと>という激シブ純喫茶でホット珈琲。マスター曰く、店の中までは入らないけど謎解きマニアが店の前までは殺到しているそうだ。

 グランピングテントの中はコタツが設置されている。最高に暖かい。眠気が襲う。中に引き篭もっていると、通行人が覗いてくる。私が一人でボンヤリいると逃げるように離れていく。浮浪者にしか見えないのだろう。

 ミッション終了。開店前から行列ができているオープン間もない海鮮居酒屋<魚丸>へ石GとR恵嬢の3人で。痛風で痛む足がほぼ収まったとはいえ、油断禁物。1杯目からハイボールだ。

 お通しが胡瓜味噌。氷に突き刺さっており、実に映える。食べ放題という。

 メニューはオススメから5品。豆腐とオイル漬けフルーツトマトのカプレーゼ、炙り明太子ととろろのグラタン風、近江どりの砂肝コンフィ炭火焼き、炙り豚バラチャーシュー味噌バルサミコソース、あん肝と小かぶのソテーガストリックソース。

 普段なら絶対に口にしない創作系ラインナップだが、郷に入らば何とやら。店のオススメに見も心も委ねる。

 石Gのクレーマーな武勇伝を肴にハイボールを8杯ほど呑んだ後、私が守山で令和になって最もお気に入りの小料理屋<花一輪>へ。2度目だがママは私の顔を覚えて下さっていた。

 令和元年度の守山ラストミッションであり、今度いつ守山入りできるのか永遠の謎だが、角瓶をボトルキープ。ハイボールでガンガンヤる。

 〆は超人気焼肉店<結>で炙りユッケ、幻の上ハラミ、上ロース。ハイボールを数杯ヤったところで記憶がない。

 翌朝。起きたら定宿ではなかった。そういえば<ライズヴィル都賀山>だった。チェックインを覚えていない。

 かなりの胃もたれである。さすがに3軒目の焼肉はヘビーだったか。反省しながらスマホ画像をいじると、<天下一品>のこってりと思しき画像が。ネギを従えている。

 財布に明細が入っていた。こってりラーメン大盛。トッピングネギ。スープ増量。……。私の泥酔記憶なし後の行動の方がよっぽど謎である。

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大盛りあがり。

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屋台もムードあり。

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居心地最高。

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お通し食べ放題。

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日本屈指のブランド牛。

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記憶にございません。
posted by machi at 07:10| Comment(0) | 滋賀県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月13日

第2419夜:一輪の花【守山(滋賀)】

 T貴族。安さとボリュームでサラリーマンをはじめ酒飲みの心をつかんで離さないウルトラ居酒屋チェーンである。しかし、私はこれまで1回しか足を踏み入れたことはなかった。

 ある年末の17時。守山駅前の<鳥K族>へ石G氏と足を運んだ。朝昼呑みの習慣がないらしい守山らしく、17時は客皆無。しかしあっという間にほぼ満席に。

 確かに安い。ボリュームもたっぷり。人気の理由は分かる。しかしイスに根が張りそうな石Gを急かし、1時間で切り上げてもう一軒行くように指令する。

 氏が向かったのが駅前の新しいホテル1階の奥まった分かりにくい立地の小料理屋<花一輪>。トリキもこの小料理屋もI上氏が所属するまちづくり会社「鰍ンらいもりやま21」がサブリース。MM21、設立当初の10年以上前から御縁を頂いているが、年々パワーアップしている。

 <花一輪>、かなりいい雰囲気だ。美人女将は飲食未経験で創業1年らしいが思いっきり上客を掴んでいる。値段も良心的。

 私は地酒を熱燗でヤリながら特大エビフライ、地酒の粕汁を満喫。大皿のおばんさいの肉じゃがも味が染みて旨し。イチゲンが常連になる理由を体感できる。私も守山に再訪したらこの店がファーストチョイスになるだろう。次回はボトルを入れよう。

 屋号の通り、まさに守山駅前の隠れた奥に咲く可憐な一輪の花のような店。実力のあるステキな店は立地を選ばない好例だ。

 12月に新たにほたる通り商店街にオープンした海鮮炉端店も広めのお店だが満席。私自信、自分が創業をお手伝いした店が満席で入れない時ほど嬉しいことはない。それが5回連続で断られたりすると少々微妙な気分になるけれど。

 I上氏は帰路に。時間はまだ19時半。決して空腹ではないが、守山駅前の天一でこってり締めを企んだが満席で入れない。電車の都合もあり待たずに断念。

 新快速に乗った瞬間爆睡。起きたら三ノ宮の手前。慌てて降りる。地下鉄方面に向かっていたが、急に角度を変えて<希望軒>へ。かなりの混みっぷりだったがカウンターが一席空いていた。啜ってという神の啓示。いや、主治医のお墨付きと言い換えるべきか。

 今朝は年に1度の健康診断だった。15年診て頂いている先生から「合格!」と力強い一言。服用している血圧と尿酸値以外は何一つ異常ないらしい。特に胃カメラ画像を観ながら私の食道、胃、十二指腸がいかにきれいかを力強く力説。

 自分の内臓を朝からたっぷりと映像で観たので、守山の1軒目は焼肉屋を石上から提案されたがさすがにスルーしてしまう。赤センマイにしか見えないからだ。

 この店に来たらチャーシューメンを頼まずにいられない。ラーメン鉢の淵をチャーシューが覆いつくしている。普通ならチャーシュー1枚か2枚。この店のチャーシューメンはまさに満開。これを適時丼に落としながら味わうのがたまらない。

 さらにテンションを上げてくれるのが、生にんにくとすりつぶし器。誰にも会わない昼や夜しかぶち込めない。この夜はなじみのスナックに顔を出そうと思ったが、にんにくの誘惑に負けた。

 鬼の首を取ったように5片もすりつぶす。後半は自分ですり下ろしたにんにく、ニラキムチ、海苔を大量投下し、狂乱の熊啜。

 もっこす、第一旭、希望軒、みなとや……。守山が花一輪なら、神戸は豚一面である。

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ほたる通り商店街。

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商店街の楽しみ方展@

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商店街の楽しみ方展A

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T貴族。

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旨しエビフライ。

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粕汁最高。

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<希望軒>のチャーシューメン。

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(蛇足)<第一旭>のCラーメン。
posted by machi at 09:16| Comment(0) | 滋賀県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする