2020年04月13日

第2419夜:一輪の花【守山(滋賀)】

 T貴族。安さとボリュームでサラリーマンをはじめ酒飲みの心をつかんで離さないウルトラ居酒屋チェーンである。しかし、私はこれまで1回しか足を踏み入れたことはなかった。

 ある年末の17時。守山駅前の<鳥K族>へ石G氏と足を運んだ。朝昼呑みの習慣がないらしい守山らしく、17時は客皆無。しかしあっという間にほぼ満席に。

 確かに安い。ボリュームもたっぷり。人気の理由は分かる。しかしイスに根が張りそうな石Gを急かし、1時間で切り上げてもう一軒行くように指令する。

 氏が向かったのが駅前の新しいホテル1階の奥まった分かりにくい立地の小料理屋<花一輪>。トリキもこの小料理屋もI上氏が所属するまちづくり会社「鰍ンらいもりやま21」がサブリース。MM21、設立当初の10年以上前から御縁を頂いているが、年々パワーアップしている。

 <花一輪>、かなりいい雰囲気だ。美人女将は飲食未経験で創業1年らしいが思いっきり上客を掴んでいる。値段も良心的。

 私は地酒を熱燗でヤリながら特大エビフライ、地酒の粕汁を満喫。大皿のおばんさいの肉じゃがも味が染みて旨し。イチゲンが常連になる理由を体感できる。私も守山に再訪したらこの店がファーストチョイスになるだろう。次回はボトルを入れよう。

 屋号の通り、まさに守山駅前の隠れた奥に咲く可憐な一輪の花のような店。実力のあるステキな店は立地を選ばない好例だ。

 12月に新たにほたる通り商店街にオープンした海鮮炉端店も広めのお店だが満席。私自信、自分が創業をお手伝いした店が満席で入れない時ほど嬉しいことはない。それが5回連続で断られたりすると少々微妙な気分になるけれど。

 I上氏は帰路に。時間はまだ19時半。決して空腹ではないが、守山駅前の天一でこってり締めを企んだが満席で入れない。電車の都合もあり待たずに断念。

 新快速に乗った瞬間爆睡。起きたら三ノ宮の手前。慌てて降りる。地下鉄方面に向かっていたが、急に角度を変えて<希望軒>へ。かなりの混みっぷりだったがカウンターが一席空いていた。啜ってという神の啓示。いや、主治医のお墨付きと言い換えるべきか。

 今朝は年に1度の健康診断だった。15年診て頂いている先生から「合格!」と力強い一言。服用している血圧と尿酸値以外は何一つ異常ないらしい。特に胃カメラ画像を観ながら私の食道、胃、十二指腸がいかにきれいかを力強く力説。

 自分の内臓を朝からたっぷりと映像で観たので、守山の1軒目は焼肉屋を石上から提案されたがさすがにスルーしてしまう。赤センマイにしか見えないからだ。

 この店に来たらチャーシューメンを頼まずにいられない。ラーメン鉢の淵をチャーシューが覆いつくしている。普通ならチャーシュー1枚か2枚。この店のチャーシューメンはまさに満開。これを適時丼に落としながら味わうのがたまらない。

 さらにテンションを上げてくれるのが、生にんにくとすりつぶし器。誰にも会わない昼や夜しかぶち込めない。この夜はなじみのスナックに顔を出そうと思ったが、にんにくの誘惑に負けた。

 鬼の首を取ったように5片もすりつぶす。後半は自分ですり下ろしたにんにく、ニラキムチ、海苔を大量投下し、狂乱の熊啜。

 もっこす、第一旭、希望軒、みなとや……。守山が花一輪なら、神戸は豚一面である。

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ほたる通り商店街。

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商店街の楽しみ方展@

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商店街の楽しみ方展A

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T貴族。

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旨しエビフライ。

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粕汁最高。

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<希望軒>のチャーシューメン。

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(蛇足)<第一旭>のCラーメン。
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2020年02月18日

第2381夜:二つの冬ホタル【守山(滋賀)】

 冬ホタル。恐らく私が知る限りそんなものは日本に飛んでいないはずである。唯一の例外を除いては。

 ある晩秋の土曜の午後。マンション建設ラッシュでホタル、じゃなかった子供が繁殖しすぎて小学校が足りなくなり、建設制限が掛かるという近畿屈指の高級住宅都市・滋賀県守山市のほたる通り商店街を現況視察していた。案内人は我が一番弟子の石Gである。

 巨大なゴキ、じゃなかったホタルの妙にリアルな巨大オブジェが街路灯をヤドリギとしている。マンション建設ラッシュの光と影を全力で露出している反対運動係争横断幕が不穏な空気を醸し出している。

 中山道のお寺境内ではアート系に激シブイベントが展開されていた。駅前には立派なホテルも建設され、私もお世話になった思い出の銀座商店街付近はアーケードが撤去され再開発が進み、マンションが建設中である。

 数年前、この銀座商店街に添うように流れる川で見かけた闇夜に舞うホタルの幻想が忘れられぬ。中心市街地に舞うホタルは、私の知る限り守山でしか見ることができなかったはずである。

 17時過ぎに駅前広場風の公園に人が集まりだした。守山市内のVIPたちによるイルミネーション点灯式か開催される。いわゆる「冬ホタル」である。

 ミッションとして令和元年より再び守山へ足を運ぶようになった。神戸新長田を離れ、最も最初に声をかけて頂き御縁を頂いた2大都市が、摂津伊丹と近江守山。この2都市に私は足を向けて寝られない。

 ミッションとしては5年ぶりほどなのだが、当時お世話になった方々とも会場でお会いし旧交を温める。有難いことである。石Gの成長ぶりに改めて目を細める。

 イルミネーションが一斉点灯。冬ホタルが舞いだした。子供たちの歓声が上がる。全国屈指の人気ゆるキャラ「モーリー」も大人気。グッズも増殖している。

 ミッション終了後、石Gが所属するまちづくり会社「みらいもりやま21」代表取締役であり守山商工会議所会頭でもあられるO崎会頭、市の飯J部長と居酒屋へ。焼酎ボトルがわずかの合間に滅失。ホタルなみの儚さだ。生、ハイボール、単品でドリンクを注文し、談笑を重ねていく。

 この夜は日曜だったゆえか、居酒屋系以外があまり開いていない。I島部長は帰路に着き、オトコ3人で駅前に頼もしく屹立し続けている<天下一品>へ。

 守山のラーメンマニア、呑んだ後の〆がラーメンでないと発狂する麺食い、天一を愛してやまない黒帯たちのために私が守山に御縁を頂いた2010年から夏も冬も関係なくこってりとした生の輝きを放ち続けている。

 生ビール、ハイボールをヤリながら唐揚をつまむ。〆はこってりラーメンのスープ大盛。守山の駅前にはイルミネーションと天一という二つの「冬ホタル」が酔っ払いの安全を導く灯台として光り続けている。

 翌朝に備え、私は守山駅前に新たに誕生した極上ビジネスホテルという名の巣へ戻った。

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冬ホタル。

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思い出深い銀座商店街も様変わり。

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シブいイベント。

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あまりにもリアル。

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燃えてるぜ。

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こってりはスープ大盛で。
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2019年09月30日

第2288夜:ドキッ💛オヤジだらけの水泳大会【守山(滋賀)】

 木浜町。守山市の郊外にある閑静な住宅地である。その地に守山の中心・銀座商店街から再開発事業の絡みで移り住んだご一家がおられる。<鉄人工房MATSUYA>様である。

 鉄人宅では銀座商店街時代、年1回程度の頻度で「ギョーザまつり」が開催されていた。当初は女人禁制だったが、いつの間にか女性選手も出場可能に。今や比率は男子選手と変わらない。この宴に参戦するためには、ご一家(特に奥様)の審査を突破せねばならない。

 私は宴の発足当初から参加を許されている強豪である。当初は出場選手は数人だったが、今や軽く2桁を超え30人を超える一大イベントに。

 令和元年の盆。銀座から移転後初となる「ギョーザまつり」が盛大に開催された。30人を軽く超える選手が三々五々集結。日が暮れ風が涼しくなると居心地の良さがさらにMAXになる。

 奥様の絶品手料理を肴に選手たちが持ち込んだ酒を鯨飲する。私は最初に缶ビール3本ほど空けた後、ひたすらコロナビール。泥酔寸前からは赤ワインにシフトした。

 毎晩のように全国各地で呑んだくれている私だが、メンバーは商店街・まちづくり関係者、市(町)、会議所(商工会)。

 鉄人の宴は商業者教師、自衛官、市会議員、公務員、商工会議所、職業不詳など多種多様。今回はなんと愛知岡崎幕府の上様まで延岡から陸路で宴に降臨。もはや全国規模の宴である。

 24時ごろ、参加者のほとんどが帰路に。これからが室内で2次会である。奥様からお風呂を進めていただいたが、敷地内にオッサンが15人ぐらいが入れそうな子供用プールがある。カバーされているものの、水が張られており、温度もちょうど良い冷たさだ。

 鉄人ご夫妻に風呂(シャワー)代わりにプールへのダイブを懇願。快く首肯して下さった。上様と教育委員会とセイウチ(アヅマ)はさっそく上着とズボンを脱ぎすて、プールにダイブ。

 ……。言葉にならない爽快感と気持ちよさである。どんな温泉よりも心地いい。私の中で、プールが風呂に早変わりした。

 私はリラックスついでにパンツも脱ぎ、生まれたまんまの姿に化身。程なくして自衛官も衣服を脱ぎ棄て飛び込んできた。

 コロナビールを飲みながら月を眺める。巨大な家庭用プールで繰り広げられる、オヤジだらけの深夜24時に月光浴。プールを出た後はさらに鉄人ご夫妻と呑みながら怪談話。真夏の夜の夢である。

 翌朝、7時半に木浜町の講演へ。ラジオ体操に参加する。実質子供が一人という高齢化っプリに目が覚める。こんな時間に運動(体操)などしたことないので汗かいたが、爽快だ。普段食べない朝飯もパクパクご馳走になった。鉄人ご一家と送迎役の石Gに心から感謝する。

 帰路の新快速で爆睡してプチ寝過ごし。起きたら明石。

 せっかくなので改札の外へ。ちょうど甲子園で明石商業が熱戦の真っ最中ゆえか、普段賑わっている駅構内も商店街もガラガラ。明石市民はTVにクギづけのご様子だ。

 明石のソウルフード<江洋軒>まで空いている。中華(そば)と焼(そば)召還。店内のTVは明石商業VS八戸学院光星の熱戦中でしかも9回。明石商業勝利の瞬間、店内は笑顔と拍手と安堵感で包まれた。

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過去最大級の宴。

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気持ち良すぎ。

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朝からラジオ体操。

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明石に来たら立ち寄らずにいられない。

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我がソウルフード(明石市民ではないのですが)。
posted by machi at 10:58| Comment(2) | 滋賀県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする