2026年02月13日

第3845夜:ビフテキ恋慕【豊川(愛知)】

 ビフテキ。ビーフステーキの略と思われる。ステーキどころか(牛)肉そのものが貴重かつ憧れだった昭和時代、この4文字に憧憬を描いたものである。何となく洋食の香りが漂う響きがある。「ステーキ」よりも「ビフテキ」という字面に力強さと食欲を喚起させる。

 汗が止まらぬ蒸し暑い7月上旬。何やかんや乗り継いで11時過ぎに名鉄諏訪町駅着。ミッション集合場所は駅から歩いて5分ほど。集合時間は55分後。たっぷり時間がある。

 ミッション会場の商業ビル「プリオ」には地下にフードコートが。駅から向かう途中に洋食(食堂?)<かどや>さんが屹立する。この店の前を何度通ったことか数え切れない。そのたびに私の視界に飛び込んでくるのが「びふてき」と大きく記された袖看板。

 この店の前を通るたびに定休日や営業時間外、開いていても私の時間が無くレジ横に展開されるカツサンドや総菜をテイクアウトするのみ(ただし、絶品であります)。

 この日、思いっきり営業中だった。しかも時間も余裕あり。店内に飛び込む。「びふてき」が超高額だったら…。すでに先客が堪能されている。テイクアウト客や持ち帰りメニュー待ち客で賑わっている。カウンター席を案内される。

 初めてメニュー拝見…。これぞ「洋食」。ハンバーグ、エビフライをはじめ、カツ丼、カツカレーなども。三河地方らしく味噌カツもある。汁物は赤出汁だ。

 ステーキも数種類あった。私は「びふてき」に拘ったのでサーロインでもサイコロでもなく「ビーフステーキセット」。USサーロインとある。セットで1800円。

 ほとんどのメニューが1500円前後なので、ストライクゾーン。しかし、黒毛和牛でも2900円。USと黒毛和牛で1100円の違いなら国産と思ったが、「和牛サーロインステーキ」でなく「ビーフステーキ(ビフテキ)」に惹かれた。願わくばメニュー名も「ビフテキ」だったなら。

 ぼんやり店内のTVを観ていると、セットが運ばれてきた。

 ステーキ、思った以上に大きく分厚い。赤出汁がしみじみ旨い。3種類の卓上ドレッシングを駆使して生野菜に合わせる。

 大きくカットされたステーキを箸で…。柔らかい。絶妙である。すかさずライスで追いかける。笑みが零れる。ステーキ、赤出汁、漬物、ごはん、そして小鉢。日本料理である。日本で深化、進化、真価を遂げた洋食である。

 至福の満足感。焼肉とも異なる、肉を喰った感じ。お会計の際にレジ横にテイクアウトの総菜がある。お気に入りはロースカツサンド。ただし、すでにもう売り切れたらしくヒレカツサンドを680円でテイクアウト。

 この日は豊川諏訪町ミッション終了後、18時に諏訪町を発ち、5回乗り換えて栃木県佐野市の定宿には23時着予定。新幹線晩酌のツマミのメインはかどやのヒレカツサンド。

 ただ、それだけでは足らぬ。<Lピア>で追加仕入れせねば。しかし、どの品も量が極めて多い。戦略を練らねばならない。

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できれば「カタカナ」が嬉しいのだが。

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ビフテキ(定食)。

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絶品カツサンド。

posted by machi at 09:30| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月07日

第3842夜:超弩級の進駐軍【豊川(愛知)】

 <Lピア>。令和になり最も勢いのある食品スーパーの群雄である。本社は神奈川(川崎)らしく、圧倒的物量の売場や商品は‘ミニCストコ’的雰囲気を醸し出している。

 国内外で軽く三桁を超す店舗網の中で、私が知っているのが北九州小倉リバーウォーク地下、神戸新長田アスタくにづか3番館地下、そして20255月下旬にオープンした愛知豊川プリオ1階である。新長田店は未踏だが、小倉店は2回ほど足を運んだことがある。

 この3店舗には共通点がある。戦後日本を占領し、復興への道標を形どった進駐軍同様、荒廃寸前の商業施設を圧倒的物量で制圧し、街の賑わい復活の旗手的役割を果たしている。平たく言えば、スーパーが退店してしまった商業ビル管理会社の救世主である。

 豊川プリオ店がオープンしてから約20日後、この店を尋ねた。以前は地元スーパーで、そこの稲荷寿司が私のお気に入りだった。

 退店を知った時は悲しむと同時に諏訪町エリアの核テナントが無くなるという衝撃に先行きの不安を感じたが、関係各位の見事な動きにより進駐軍の誘致に成功。本当に同じスペースかと信じられぬほど活況だった。オープン日は数百人が行列したという。

 私が訪問した前日、ネットのトップニュースでLピアが某法律に違反していると叩かれていたが、店はお構いなしの盛況。出る杭には打つヤツが出てくる。恐らく業界の妬み嫉みやっかみが齎したリークなのだろう。

 Lピアから徒歩1分のIT系事務所で打合せを終え、帰神前にLピアへ。買物するつもりだが、私のような独り暮らしには持て余す分量である。それでも何とかイケそうな商品、冷凍しておけばよい商品などをいくつかカゴに入れた。

・うなぎ姿寿司()

・濃厚!チーズケーキ(3)

・具たっぷり♪王道ミートグラタン

・沖縄風ソーキ蕎麦

・愛知県日間賀島産しらす干し

・お肉屋さんが作った肉まん(3)

 お会計は約4500円ほど。クレジットカードが使えない。その分、商品に安さで勝負してるのだろう。高いのか安いのかもわからないが、質量を考えればかなり安い気がする。

 諏訪町駅に入線した名鉄がたまたま名古屋まで乗り換えなし直通。着後、売店で発泡酒と缶チューハイのロング缶を買って新幹線に乗り込む。隣は誰もいない。2人掛けを独占。

 凄まじく腹が減っているわけでないが、まずは発泡酒を一気に半分。そして、Lピアの「うなぎ姿寿司()」のフタを外す。箸をもらい忘れたのでウェットティッシュをフル回転。

 度肝抜かれる旨さだった。鰻はおそらく中国産だろうけど、ゴムみたいな硬さでなく柔らかい。脂もあまりきつくなく程よい。タレのまぶした米迄旨い。ボリュームも大満足。これで1280円は御得の極み。

 ロピA効果で私が2024年度から本格的に関わらせて頂いている諏訪町エリアの新規出店プロジェクトにも間違いなく追い風に。夏の空き物件ツアーは7月上旬と中旬の2回。かなり気持ちが上がってきた夏の夕暮れである。

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爆誕。

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これ、旨いです。

(付記)

3日間かけて捕獲した品々を堪能。どれも実に旨かった。量が多すぎて独りでは途中から飽きてしまいそうになるけれど。

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posted by machi at 07:45| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月06日

第3841夜:よもだな味噌カツそば【名古屋(愛知)】

 「よもだ」。伊予松山の方言で「しょうがないねぇ」「なんだか憎めない」という独特のニュアンスが秘められているという。かなり使い方が難しそうである。

 松山から遠く離れたJR名古屋駅改札から名鉄へ向かうコンコース内に<よもだそば>がある。立ち席ではない座り席だが、入口券売機で購入するセルフ。いわゆる「駅そば」である。

 名古屋駅のホームは在来線も新幹線もいくつあるのかというほど立ちきしめんがきしめいている。改札を出た構内にもきしめん屋はあるが高級感がある。つまり、安くない。そんな中、改札外の駅構内で圧倒的リーズナブル感を出しているのが<よもだそば>である。

 この店の前を何度通ったか数知れない。しかし、何故か入ったことなかった。名古屋駅内外でメシを喰う際、きしめんやあんかけスパ、台湾ラーメンなどを旨し名古屋メシで溢れているから、いわゆる「立ち喰いそば」に入ろうという気分にならなかった。

 日中気温が30度を超える梅雨の晴れ間の午後。JR名古屋駅改札を出て名鉄乗場へ向かう。乗り換え時間20分。名古屋は一週間ぶりである。6月から8月にかけて名古屋駅を割と頻繁に利用する。つまり、名古屋メシに対する心の余裕がある。「よもだそば」チャンス到来である。

 実は以前からかなり惹かれていた。立ち蕎麦のタネはかき揚げ、海老天。いか天、月見、わかめ、きつねなどが一般的。しかしこの店、定番王道以外にかなりユニークなタネを推し出している。まさに、冒頭の「よもだ」を体現している。

 せっかくなので変わりタネを攻めたい。券売機と対峙…。「味噌カツそば」を見つけた。690円。味噌カツはこれまで幾度も喰ってきたが、そばは初体験。しかも、大盛無料である。

 チケットを手渡し、セルフ水を飲みつつ店内POPを眺める。朝定食も魅力的。インドカレーもそばと二枚看板の雰囲気。そして、冒頭の「よもだ」の意味と店主が伊予松山のご出身であることを記したPOPがあった。深く首肯する。

 時間は14時半前だが、店内はお客がひっきりなしに回転。常に満席である。JRの駅員さんも遅い昼飯に啜っている。JR駅内外で駅員さんを見かける店にハズレなしである。

 味噌カツそばを受けとる。一味をパラリ。出汁の色は濃い。店主は伊予松山だから西日本風の薄口醤油&昆布の透明な汁と思いきや、関東系の茶黒。

 出汁から啜ると、関東の立ち蕎麦のごときパワフルさ。私、関東系の濃口醤油&鰹節も大好物である。駅ホームのきしめん出汁とははっきりとベクトルが違う。

 味噌カツは4切。まずはソリッドなまま…。冷めているが、しっかりと味噌カツである。そのまんまである。蕎麦を手繰る。出汁を啜る。味噌カツを齧る。

 驚くまでに1+1=2。特段化学反応を起こすわけでもなく、別々に旨さを主張している。ふと気づいた。店内POPで味噌カツ丼は推しているが、そばは推していない。実に、深い。

 他にもたっぷり変わりダネがある。次回の訪問が楽しみになってきた。他の名古屋メシの誘惑を振り切ることができるだろうか。 

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大盛無料が眩しい。

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限定の変わりダネも豊富。

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「変種」とあります。

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朝からアツいぜ。

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カレー推し。

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圧巻のお品書き。

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味噌カツそばであります。

posted by machi at 09:28| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする