2026年02月24日

第3855夜:カッコいいカツカレー?【豊川(愛知)】

 『かっこいいカツカレー』。泉M之先生原作の深夜飯テロ連ドラの1話である。トレンチコートに身を包んだ主人公(T内力氏)が喫茶店でカツカレーを注文。いかにカッコよく平らげるか。独白スタイルで食べ進めていく。店主夫妻との(一方的な)心理戦が見どころである。

 強めの雨と晴れ間が交互に押し寄せる不安定に蒸し暑い夏の午前中。2週間ぶりに豊川へ。前回同様ミッション開始1時間前に諏訪町駅下車。理由は一つ。駅前の洋食堂<かどや>さんで絶品ランチをカッコよく決めるためである。

 2週間前は「ビフテキ」だった。その際、次は「カツカレー」と決めていた。私の3大昼食はこの20年間ラーメン、カツカレー、カツ丼。暑くなるとカレーの頻度が増す。

 神戸から諏訪町へ向かう道中、カツカレーのことばかり考えていた。食べ終わっても恐らく30分ほど時間がある。ミッション会場真隣の定宿に手続きだけ済ませ、ロビーの宿泊者無料コーヒーを楽しみながら紫煙を燻らせる。食後のプランまで練り上げていた。

 店内カウンターには常連客が数名。席に着く前に、前回は不在だったムキムキ長身の若い男性が水を運んできた。軽く会釈すると、男性氏はいきなり「アヅマさんですよね?」。

 エッ…?思い出した。5カ月前のすわポン商店会貸店舗ツアー夫婦参加のご主人だった。

 男性氏に「カツカレー」を注文。しかし、何故か落ち着かない。人目を気にしてしまう自意識過剰っぷり。カッコいいカツカレーを決めることができるのだろうか。

 店内TVでメジャーリーグを観ていると、ブツ降臨。野菜サラダと福神漬、熱いお茶を従えている。カツが分厚い。ルーの色は濃く、家庭風でなくプロの雰囲気を醸し出している。

 ふと気づいた。赤出汁がない。前回のビフテキはライスと赤出汁が寄り添っていた。カツカレーとは付き合いがないようだ。

 ここは赤出汁の本場・東三河地方である。メニューでは、赤出汁は150円。追加を考えたが、悪目立ちしそうなので何故か思いとどまる。

 卓上ソースをカツに垂らす。まずは分厚い揚げたてをひと齧り…。肉汁が溢れる。分厚いのに柔らかい。ルーと絡めると笑みが漏れる。家庭では再現不可能なプロの味にうなる。

 カツ、ライス、ルーの同時フィニッシュに向けバランスに留意。ライス大盛にせずとも充分な量。最後まで全力でワシワシ平らげた。ミッションに向けエナジーが漲ってきた。

 お会計を済ませるべくレジへ。冒頭、私に声がけして下さった5カ月前の貸店舗ツアー参加者と少し談笑。10月に店舗オープンに向け現在工事中という。隙間時間を活用し、人気の洋食堂でバイトとして験算を積んでいる。

 5カ月前の種まきが間もなく花が咲く。これほどヨゴレまちづくり屋として嬉しいことはない。私の中のエナジーが溢れそうになった。

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諏訪町駅前の名店。

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カッコよく平らげられるか。

posted by machi at 07:44| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年02月13日

第3845夜:ビフテキ恋慕【豊川(愛知)】

 ビフテキ。ビーフステーキの略と思われる。ステーキどころか(牛)肉そのものが貴重かつ憧れだった昭和時代、この4文字に憧憬を描いたものである。何となく洋食の香りが漂う響きがある。「ステーキ」よりも「ビフテキ」という字面に力強さと食欲を喚起させる。

 汗が止まらぬ蒸し暑い7月上旬。何やかんや乗り継いで11時過ぎに名鉄諏訪町駅着。ミッション集合場所は駅から歩いて5分ほど。集合時間は55分後。たっぷり時間がある。

 ミッション会場の商業ビル「プリオ」には地下にフードコートが。駅から向かう途中に洋食(食堂?)<かどや>さんが屹立する。この店の前を何度通ったことか数え切れない。そのたびに私の視界に飛び込んでくるのが「びふてき」と大きく記された袖看板。

 この店の前を通るたびに定休日や営業時間外、開いていても私の時間が無くレジ横に展開されるカツサンドや総菜をテイクアウトするのみ(ただし、絶品であります)。

 この日、思いっきり営業中だった。しかも時間も余裕あり。店内に飛び込む。「びふてき」が超高額だったら…。すでに先客が堪能されている。テイクアウト客や持ち帰りメニュー待ち客で賑わっている。カウンター席を案内される。

 初めてメニュー拝見…。これぞ「洋食」。ハンバーグ、エビフライをはじめ、カツ丼、カツカレーなども。三河地方らしく味噌カツもある。汁物は赤出汁だ。

 ステーキも数種類あった。私は「びふてき」に拘ったのでサーロインでもサイコロでもなく「ビーフステーキセット」。USサーロインとある。セットで1800円。

 ほとんどのメニューが1500円前後なので、ストライクゾーン。しかし、黒毛和牛でも2900円。USと黒毛和牛で1100円の違いなら国産と思ったが、「和牛サーロインステーキ」でなく「ビーフステーキ(ビフテキ)」に惹かれた。願わくばメニュー名も「ビフテキ」だったなら。

 ぼんやり店内のTVを観ていると、セットが運ばれてきた。

 ステーキ、思った以上に大きく分厚い。赤出汁がしみじみ旨い。3種類の卓上ドレッシングを駆使して生野菜に合わせる。

 大きくカットされたステーキを箸で…。柔らかい。絶妙である。すかさずライスで追いかける。笑みが零れる。ステーキ、赤出汁、漬物、ごはん、そして小鉢。日本料理である。日本で深化、進化、真価を遂げた洋食である。

 至福の満足感。焼肉とも異なる、肉を喰った感じ。お会計の際にレジ横にテイクアウトの総菜がある。お気に入りはロースカツサンド。ただし、すでにもう売り切れたらしくヒレカツサンドを680円でテイクアウト。

 この日は豊川諏訪町ミッション終了後、18時に諏訪町を発ち、5回乗り換えて栃木県佐野市の定宿には23時着予定。新幹線晩酌のツマミのメインはかどやのヒレカツサンド。

 ただ、それだけでは足らぬ。<Lピア>で追加仕入れせねば。しかし、どの品も量が極めて多い。戦略を練らねばならない。

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できれば「カタカナ」が嬉しいのだが。

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ビフテキ(定食)。

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絶品カツサンド。

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2026年02月07日

第3842夜:超弩級の進駐軍【豊川(愛知)】

 <Lピア>。令和になり最も勢いのある食品スーパーの群雄である。本社は神奈川(川崎)らしく、圧倒的物量の売場や商品は‘ミニCストコ’的雰囲気を醸し出している。

 国内外で軽く三桁を超す店舗網の中で、私が知っているのが北九州小倉リバーウォーク地下、神戸新長田アスタくにづか3番館地下、そして20255月下旬にオープンした愛知豊川プリオ1階である。新長田店は未踏だが、小倉店は2回ほど足を運んだことがある。

 この3店舗には共通点がある。戦後日本を占領し、復興への道標を形どった進駐軍同様、荒廃寸前の商業施設を圧倒的物量で制圧し、街の賑わい復活の旗手的役割を果たしている。平たく言えば、スーパーが退店してしまった商業ビル管理会社の救世主である。

 豊川プリオ店がオープンしてから約20日後、この店を尋ねた。以前は地元スーパーで、そこの稲荷寿司が私のお気に入りだった。

 退店を知った時は悲しむと同時に諏訪町エリアの核テナントが無くなるという衝撃に先行きの不安を感じたが、関係各位の見事な動きにより進駐軍の誘致に成功。本当に同じスペースかと信じられぬほど活況だった。オープン日は数百人が行列したという。

 私が訪問した前日、ネットのトップニュースでLピアが某法律に違反していると叩かれていたが、店はお構いなしの盛況。出る杭には打つヤツが出てくる。恐らく業界の妬み嫉みやっかみが齎したリークなのだろう。

 Lピアから徒歩1分のIT系事務所で打合せを終え、帰神前にLピアへ。買物するつもりだが、私のような独り暮らしには持て余す分量である。それでも何とかイケそうな商品、冷凍しておけばよい商品などをいくつかカゴに入れた。

・うなぎ姿寿司()

・濃厚!チーズケーキ(3)

・具たっぷり♪王道ミートグラタン

・沖縄風ソーキ蕎麦

・愛知県日間賀島産しらす干し

・お肉屋さんが作った肉まん(3)

 お会計は約4500円ほど。クレジットカードが使えない。その分、商品に安さで勝負してるのだろう。高いのか安いのかもわからないが、質量を考えればかなり安い気がする。

 諏訪町駅に入線した名鉄がたまたま名古屋まで乗り換えなし直通。着後、売店で発泡酒と缶チューハイのロング缶を買って新幹線に乗り込む。隣は誰もいない。2人掛けを独占。

 凄まじく腹が減っているわけでないが、まずは発泡酒を一気に半分。そして、Lピアの「うなぎ姿寿司()」のフタを外す。箸をもらい忘れたのでウェットティッシュをフル回転。

 度肝抜かれる旨さだった。鰻はおそらく中国産だろうけど、ゴムみたいな硬さでなく柔らかい。脂もあまりきつくなく程よい。タレのまぶした米迄旨い。ボリュームも大満足。これで1280円は御得の極み。

 ロピA効果で私が2024年度から本格的に関わらせて頂いている諏訪町エリアの新規出店プロジェクトにも間違いなく追い風に。夏の空き物件ツアーは7月上旬と中旬の2回。かなり気持ちが上がってきた夏の夕暮れである。

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爆誕。

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これ、旨いです。

(付記)

3日間かけて捕獲した品々を堪能。どれも実に旨かった。量が多すぎて独りでは途中から飽きてしまいそうになるけれど。

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