旧あいちや。長年豊川市民に愛され続けた元食堂であり、すわポン商店会主催「あきみせかつどう2024」ワークショップ(上期初級編)の舞台でもある。旧あいちや物件オーナーのご厚意で、あいちやを舞台に様々なビジネスプランを発表する企画である。
2024年4月にスタートし、月1回ペースで3回ワークショップを実施。そして7月下旬、集大成となるプレゼン大会が決行された。
3つのグループが発表。「焼き菓子とペット洋服」「おむすび屋」、そして「きんにく処たんぱく室」。どのグループも見事なプレゼンだった。完成度が増していた。私は審査委員会の座長を仰せつかった(委員長ではない)。栄えある最優秀は…。下期実践編へ移行が楽しみである。
事務局メンバーで懇親会。会場は長年豊川市民に愛され続けている<お多香食堂>。食堂を舞台に展開した「あきみせかつどう2024前半」に相応しい。食堂の女将さんがワークショップに参加して下さり、この御縁で実現した。
瓶ビールが冷えて旨い。キリンラガー。これぞ食堂のビールである。
メニューを見る。恐ろしく安い。玉子丼が500円、日替わり定食が600円。一品料理もどれも300円前後。正しい日本の昭和である。DNAレベルで魂が打ち震える。
料理はお任せ。どれも抜群。フーチャンプル、わかめ冷奴、鯖照焼(白菜漬物)、ぷりぷりのエビフライ&串カツ(ハムサラダ)、冷しそば…。どれもひと手間ふた手間加えられている。これぞ、プロである。
瓶ビールを数本ヤった後は、焼酎を水割りで。ジョッキでナミナミである。それからハイボールをド鯨飲。
富士宮焼そばを追加。実に香ばしくて旨い。至福に浸りながら外で煙草を吸っていると、人懐っこい猫が。すっかり居ついたらしく、客が食い物を食べさせるのか丸々太っている。
大満足で店を出る。<一本屋>がラストオーダー終了していたので、メンバーと向かったのは<Nello>。イタリアンバールである。思いっきり住宅街にあり、目立たず分かりにくい。しかし、たっぷりと客はいる。遅くまで開いているようだ。
メニューを見る。平均600円程度。イタリアンバールにしては安すぎないか。
コロナビールがすっきりと旨い。料理はお任せ3品に。その前のお通しが迫力満点。普通でないハムとマカロニのセットである。たっぷりだ。アボカドのフリッターはサクサクのトロトロ。旨すぎる。
おまかせ3品には芯底度肝抜かれた。ローストビーフ、生ハムのサラダ、そして映えまくる説明困難な究極の一品。気づけば赤ワインも3本空に。
地域に愛されるお店は、立地がすべてではない。コスパだけでもない。客の期待を上回るシアワセな驚きを提供できるかである。成功の秘訣は、人気店を訪れればおのずと理解できるものである。
食堂で前期打ち上げ。
正しい日本の食堂。
何喰っても郷愁の旨さ。
ほぼ貸切状態に。
2次会はオシャレなバール。
お通しも気合満点。
至福。
悶絶。
満開。
いいチームです。