2021年07月20日

第2729夜:舟上花見、夢幻なり【岡崎(愛知)】

 舟上花見。愛知県岡崎市の中心部を雄大に流れる大河をボートで滑走しながら満開の桜を愛でる風流を極めた催しである。

 3月下旬の土曜日。4月上旬に桜が満開になる会津若松を発ち、新幹線に乗り込んで会津若松駅弁「会津を紡ぐわっぱめし」と地酒のカップなどやっていたら、愛知岡崎幕府の上様から船上花見への召還令状が。昨日が岡崎幕府(鰍ワちづくり岡崎)開府9周年という慶賀日とのお触れも。

 新神戸までの切符買ってたが、急遽名古屋で途中下車して上様に拝謁すべく参内することに。

 河畔や岡崎城内は桜で満開。「岡崎桜まつり」真っ最中。人道橋も新たに整備された。江戸文化と令和の先進が絶妙にハイブリッドしている。3密を避けながらも天晴な活況ぶり、まちづくりのセンスの良さ、様々な謎の利権に驚愕驚嘆させられる。

 岡崎の中心部は私が定期的に参勤交代していた9年前より明らかに栄えている。目視で分かるほど。再来年の大河ドラマは家康公が主人公らしいので、ますます賑わうこと確実。

 余談だが、目視レベルで明らかに十年ほど前により抜群に良くなった街は、岡崎の他では私のおひざ元のお隣の兵庫県明石市。ここも凄い。

 エスニック料理店から華麗に和風居酒屋に転身した<どんちゃん>へ上様と。オーナーのH谷川老中と久々にご対面。生やハイボールをヤリながら絶品の魚料理に笛太鼓。Y中調布藩主も早籠(バイク)を駆って参内する。

 19時。S大老、A子老中も合流し、船上花見開始。

 初めて見る桜の角度。寒くも暑くもない最高の環境。一生モノの経験である。舟に持ち込んだ俗世のダルマ(サントリーオールド)をヤリながら風流と夢幻の極みを思う存分満喫する。

 街中の呑み屋は大繁盛。かろうじて席を確保できたドラゴンズ愛溢れる、悪口など言おうものなら蹴り殺されそうな居酒屋で地酒や絶品のホルモン煮込。

 マスターに「立浪さんに似てますね」と言ったら見たことないドラゴンズサイダーを賜る。最後はラーメン屋でベトコンチャーシューメン。目玉焼とチャーシューと瓶ビールも。

 上様、S大老、A子老中、Y中調布藩主に多謝。私は上様の妾かもしれない。上様のスマホには私の画像が100枚以上入っているかもしれない。

 改めて、鰍ワちづくり岡崎設立9周年おめでとうございます。ちなみに今後、上様のことを「おやっさん」または「オヤジ」と呼称するように義務付けられた。

 名鉄で名古屋に戻る。愛知県では名古屋市内だけが時短営業中。23時過ぎはどこも閉まっていたが我がホテル対面の立ち飲み屋だけ開いていた。外まで人が溢れるほどの盛況ぶり。闇夜に浮かぶ一本桜のようだった。

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H谷川老中のお店にて0次会。

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滑走。

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ダルマと上様と私。

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普段見ることのない角度。

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幽玄な行燈。

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溢れるドラゴンズ愛。

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全国で布教中。

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名前忘れたけどハマりました。

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ベトコンチャーシューメン。なぜベトコンかは不明。
posted by machi at 09:08| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月02日

第2596夜:紙エプロンの惨劇【名古屋(愛知)】

 八丁味噌。言わずと知れた名古屋味噌で、赤だしとも違う独特の風味。味噌カツなどでは甘味が加えられ、名古屋人以外には賛否両論分かれるところだが、名古屋グルメの一つ「味噌煮込うどん」は、甘味がないので意外と攻略しやすい味である。ところが…。

 味噌煮込うどんで著名なのは、大正14年に名古屋・大須地区で創業した<Y本屋総本家>。多数ある支店の中、JR名古屋駅高島屋のレストラン街で、定番らしい玉子入りに挑戦した。

 鍋焼きなので時間がかかると読み、ビールを最初でなく料理と一緒に持ってきてもらう。ちなみに、ひとりビールは生より瓶が好ましい。手持無沙汰がほんの少しでも解消できるからだ。

 幾分ずらしぎみのフタが載せられた鍋焼きがきた。グツグツ煮えたぎっている。忘れてはならないのが、紙エプロン。恰好を気にして付けないでいると、シロウトは大惨事になる。

 まずは汁を一啜り。思ったよりさらりとしているが、深い。八丁味噌と白味噌をブレンドしていると雑誌で知った。冷えたサッポロ瓶ビールをグビリ。旨い。味噌煮込みうどんは、味が濃いうえに熱々で喉が渇くため、酒よりビールがよろしい。

 かまぼこ、ネギ、刻み揚げなどを肴にビールを呑む。玉子の固まった白身部分もいいアクセント。汁も十分にビールの肴になる。鍋フタが取り皿の役割を果たしている。なるほど。

 うどんをフタに入れ、フウフウして口に運んだ。熱すぎてとても一気に啜れない。口の中で噛むように食べる。

 ……!?なんだ、この硬さは?

 本当に煮えているのか。‘小麦粉と水だけで打つ独特のコシ’(某ムック本より引用)だそうだが、あまりにも独特すぎる。麺は固めを私は好むが、これは……。その代わり、麺が伸びるという心配が全くない。

 鍋焼将軍として、私はうどんにしばらく放置プレイを施した。具をつまみにビールを呑み、その間に柔らかくする作戦である。

 ビールも無くなり、麺に没頭する。多少食べやすくなった。この妥協のない硬さ(コシ?)が、この料理一番の個性かもしれない。他の店も同様なのだろうか…。

 後半のハイライトは、玉子を食べるタイミングである。鍋の中でつぶしてしまうと拡散してもったいない。

 鍋蓋にうどんを入れ、玉子を乗せ、汁を少し入れた。白身をつぶして黄身をトロ〜リ、と期待したが、大失敗。うどんと共に玉子も放置していたので、半熟が固ゆでになってしまった。

 玉子は前半で勝負すべきだったようだ。この料理、あまりにも奥が深すぎる。

 周囲のスーツを着た出張族のサラリーマン諸氏も、紙エプロンにたっぷり飛沫を付けている。私も現代アート画のごとく白いキャンパスに味噌飛しぶきが飛び散っている。ところが、地元名古屋人と思われるオヤジ氏は、紙エプロンを使わず悠然と啜っている。見事な技術である。

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ガラケーで撮ったと思しき画像が残存。

(付記)

新年あけましておめでとうございます。年越しそばは完全に定着しているが、某食品メーカーの戦略だろうが依然浸透しているとは言い難い「年明けうどん」。しかし私は激しく賛同。

ほんの少しでも片棒を担ぐべくうどんネタを死蔵ストックから探していたら、ありました。2010年4月頃のネタ。画像も奇跡的に残存。ほとんど覚えていないが、この頃はヒマを持て余していたので今より遥かにネチっこく書いている。

2020年は500年後の世界史の教科書でも太字で紹介される1年。私自身、いろいろ気づかされることの多かった1年でした。あくまでも私個人ですが、コロナ禍も決して悪いことばかりではなかった。どんなマイナス局面もプラスに転じさせるよう2021年も精進してまいります。

このバカブログをご笑覧の紳士淑女にとってもステキな1年になりますように。本年も御贔屓に!
posted by machi at 06:44| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月28日

第2510夜:続・お義父さんと呼ばせて【名古屋(愛知)】

 名古屋めし。あんかけスパ、きしめん、エビフライ、手羽先、カレーうどん、鉄板ナポリタン、ひつまぶし、味噌カツ、台湾ラーメン、小倉トースト、鍋焼うどん、ういろう……。

 思いつくまま列挙してみると、独特の濃さと世界観が横溢している。私もハマっているモノとそうでないモノがはっきりと分かれている。

 ある4年に1度しかない閏年の11時ごろ。盛岡駅フェザン地下<ひっつみ庵>でかつ丼を頬張る。ミニにゅうめんや生野菜、香の物がついて990円だが、何故か5%引きで940円。

花巻のブランド肉(白金豚)使用で「人気ナンバー3 迷ったらこれ!」。……。ナンバー3とは微妙なPOPであるが、確かに旨かった。少々硬い肉 質だった大満足。この時点で濃いめの料理はすでに満ち足りていた。

 腹も心も満たされたまま、新幹線2本乗り継いで神戸へ帰る。西に向かうに連れ、雨脚が強くなり始めた。その途中、名古屋で途中下車し、上様改めお義父さんと密談を兼ねて酒席をご一緒させて頂く光栄に恵まれた。

 上様の最側近である老中筆頭格(大老)S氏、若手の譜代大名O口氏も合流。新型コロナで疲弊した地域経済に少しでも貢献すべく名古屋メシを大満喫することに。

 まずは名古屋手羽先2強の一角<風来坊>へ。たっぷりと手羽先をハイボールで流し込む。途中の巨大手羽先が余計というか、圧巻だ。

 続いて手羽先相撲における東の大横綱<世界の山ちゃん>へ。手羽先75本を一気に注文。ホッピー痛飲しながら食べ比べる。……。どちらが好きかと問われれば、私の軍配は山ちゃんに。

 途中、詳細を省略するが、上様に婿入りすることになった。これで私も岡崎幕府の一員である。

 3軒目へ向かう途中、巨大な名古屋のシンボル「ナナちゃん」のお股をお義父さんと下から覗き込んだ後、味噌カツで著名な<矢場とん>へ。

 わらじ味噌カツとメニューにないカツカレーライスのライス抜きでルー多めを召還。カツカレーライスのライス抜きは私の必殺技。ハイボールに無敵である。店員さんの柔軟さも好もしい。

 〆は名古屋駅構内の<味仙>へ。新型コロナなどどこ吹く風。名古屋は大賑わいで行列ができているほどである。

 この日何本目か分からぬ手羽先にかじりつきながらビール。そして、ピリ辛というより激辛よりな台湾ラーメン。ビールで舌を冷やすごとに辛さが増すという不思議。

 汗を頭皮から滴らせながら、ミンチ肉を独特な穴あきレンゲですくいながら、汁1滴残さずシャチホコ啜。

 お義父さんたちとお別れし、22時半前の新幹線でチョコをツマミにウィスキーをストレートでヤリながら帰神。お義父さんたちに多謝。

 今度は神戸の名産を携えて、ネクタイして、岡崎の<みどりや>へ正式に挨拶に伺わねばならない。「ナナちゃんを私にください」と。

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盛岡駅地下にて。

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上様のもとへ参勤交代。

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風来坊。

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山ちゃん。

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矢場とんでメニューにない「カツカレーライスのライス抜き」。

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味仙。

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台湾ラーメン。

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ナナちゃん。

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ナナちゃんの×××。

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お義父さんと呼ばせて。
posted by machi at 13:21| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする