2026年03月28日

第3881夜:アンダー1000の無限世界【豊川(愛知)】

 1000円以下。令和7年における私のランチ価格基準である。999円で1000円は天地の開きがある。500円、600円を基準にしている猛者も多々おられることだろう。

 平成後期から店や地域によるが、1000円以下で満足たっぷりの昼メシを喰うことが難しくなってきた。ラーメンやカレーもトッピングするとすぐに4桁に。単品で注文するより、セットや定食に寄り掛かるようになる。ちなみに、ドリンクは無くとも良い。

 8月下旬の正午過ぎ。名鉄諏訪町駅前の肉食堂が定休日だった。この店でカツ丼を決もりが軌道修正を余儀なくされる。この店で1000円以下の昼メニューは少しあったか。

 ミッション開始まで90分弱。早く着きすぎた。諏訪町のシンボル<プリオ>地下のフードコートに行くか。そこには<Sがきや>もある。

 とりあえずブラブラと時間があるので某大型中古書店まで歩く。途中、一本屋を通り過ぎる。途中に幹線沿いには昼営業の飲食店が見当たらない。見つけても、火曜定休日。

 目的地に着いた時、隣接する中華料理屋が14時半までランチ営業していた。ここまで呑みに来ないのでもちろん未踏。ここにしてみるか。勇んで入ってみる。

 店内は広い。昼ラッシュを外したからか、ゆったり空いている。

 メニューを見る…。目を剥いた。ランチだけで凄まじい数。数種類のラーメンと数種類の丼物のセット。他にもセットが半端ない。夜のセットも充実っぽい。メインメニューを観ずともランチメニューだけで圧倒される。しかも、それも税込1000円以下。

 私がロックオンしたのは、5種類のラーメンと14種類の一品料理からそれぞれ1品選ぶセット。しかも、ライス食べ放題で漬物もついてくる。

 ここは名古屋じゃないが愛知県。名古屋名物「台湾ラーメン」を軸に組み立てる。台湾だけでも塩や豚骨がある。とりあえずノーマル(醤油ベース)で。一品は…。2秒ほど迷い、茄子と唐揚の炒め物。味は想像できるが唯一我が人生で食べたことのない料理だったから。

 これだけの品数と広さを何人で回しているのか。ホールは外国人女性が独り。厨房も1〜2人だけっぽい。この人員でメニューの無限マトリックス。恐るべしである。

 トイレから戻ってきたら、ブツが降臨した。ラーメンも一品料理もミニでなく普通サイズ。烏龍茶までサービスでついてきた。

 まずは台湾ラーメン…。あっさりだが、優しい。食べやすい。茄子と唐揚炒め、とろみたっぷりの熱々。味も濃くライスが無限に進む。半分ですでにライス焼失。お替りする。

 麺を啜り、残ったスープを友に炒め物をライスにオン。後は一気呵成。大満腹の大満足。お会計は税込900円という衝撃。素晴らしい店である。夜は来る機会ないが、昼の再訪を誓う。その勢いで大型古書店で漫画4冊購入。ずしりと重い。帰宅は4日後だけれど。

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神社仏閣以上のありがたみ。

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無限の組合せ。

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手軽だけど大充実。

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こっちも熱いぜ。

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そう来たか!

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私の選択。豊川D.jpg豊川D.jpg

posted by machi at 08:03| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年03月16日

第3870夜:よもだな朝カレー【名古屋(愛知)】

 『深夜の博覧会』(辻真先 創元推理文庫)。昭和12年の名古屋が舞台のミステリである。令和7年夏は関西万博。昭和12年に名古屋で万博が開催されているとは存じ上げなかった。

 作者のT先生は昭和12年の名古屋万博を実際に体験しているという。作者略歴によると、1932年愛知県生まれ。2025年時点においても第一線でご健筆。ちなみにこの続編的位置づけの作品は5年前(先生が88歳)で、このミス1位などミステリ界を席巻。T先生よりさらにご年配のM川博子先生も毎年のように極上の新刊ミステリを刊行。すごいことである。

 旅情ミステリはあまり手にせぬが、たまたま訪問中の街が舞台の小説に浸ることは愉悦の一つである。

 真夏の朝6時過ぎ。多治見から電車で名古屋へ向かう。車中でこの小説を読む。

 7時前に名古屋駅着。新幹線乗換まで40分弱。この日は夜までメシを喰えるタイミングがない。名古屋駅ホームできしめんを啜ろうか。しかし、それも芸がない。時間はたっぷりある。

 ふと思い出した。2カ月ほど前、駅構内の立ち蕎麦屋にかなりシビれたことを。たしか<よもだそば>だったか。

 改札を出て店に向かう。名古屋駅構内、早朝7時で壮絶なラッシュぶり。小説にも出ていた駅構内の通路もまっすぐ歩けぬほど人で溢れている。

 <よもだそば>到着と同時に店がオープン。券売機には2名ほど並んでいる。私は老眼だが遠くは見える。小さな券売機の文字や数字も。前の客のおかげで戦略を練ることができる。

 3種類の朝定食があった。その中で私の心をわしづかんだのが「朝カレー定食」。半よもだカレーと半たぬきそばのセットで550円。確かこの店はカレーもかなり推していたはず。バシッとボタンを押し、チケットを店員さんにお渡しする。

 私は5番目だったが、さすが立ち蕎麦。一瞬でブツを受け取る。半たぬきそば、1人前はありそうな充分さ。カレーは赤っぽい。想像していた蕎麦屋のカレーと大きく異なっている。

 まずはそばに全力。たぬき(揚玉)の油分が溶けこんだ出汁に絡まる麺が絶妙である。出汁も超絶。東日本と西日本のまさに中間の味わいである。

 蕎麦を啜り切った。出汁はあえて半分残している。そして、カレーである。目の前にカレーの紹介が。「本格和風インドカレー」とある。あるようでない、斬新なネーミングである。

 まずは一口…。酸味がある。さらりとしている。意外なほど、辛い。そして、旨い。食欲がさらに刺激される。私はインドに行ったことないが、日印友好カレーなのか。家庭の味から100万光年離れたプロの味だった

 ハーフサイズだったが、次回は通常で勝負するか。ちなみにこの半々セット。朝定食サービスらしく、通常は680円らしい。インド人もびっくりな剛毅サービスである。

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名古屋駅構内のオアシス兼良心。

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立ち蕎麦屋と思えぬ熱いPOP。

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朝カレー定食。まさに日印友好。

posted by machi at 08:43| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年03月09日

第3865夜:ほろ酔いセット考【豊橋(愛知)】

 ほろ酔いセット。アルコールと料理がセットになったお得な居酒屋セットである。まずはこれを注文し、それから本格に移行する酔客も数多いはず。しかし、センベロ(1000円でたっぷり呑める)はまだしも、このテのセットに私は常々不満があった。

 ドリンク1杯と料理が2品の場合、同時フィニッシュできないのだ。料理は1品で充分だからドリンクを2杯にしてほしい。特に暑い夏の夜のタフな仕事を終えた後。まずは1杯目をほぼ一気飲み。2杯目をヤリながら一品の料理を攻める。これなら同時フィニッシュが可能となる。

 昼から生ビールが呑みたくなる蒸し暑さ極めた夏の午後。愛知県豊川市諏訪町エリアで12時から17時過ぎまで「あきみせかつどう2025」。

 私の漫談、すわポン商店会メンバーとのトークセッション(私は聴き手)、バーチャル&リアル貸店舗ツアー、参加者とすわポン商店会メンバーとの座談会という5本立て。

 予定より少し早く終了したので、プリオ1階に2025年5月下旬オープンした<Lピア>でお気に入りのうなぎ姿寿司、キンパ巻とチーズケーキとスライスハム。後はポテロングと赤ワイン1本(税抜299円)をカゴに入れた。

 予定より30分早い名鉄に乗車できた。結果として新幹線乗車1時間前に豊橋駅着。酒のツマミはたっぷり(かどやのヒレカツサンド&ロピア総菜)。赤ワインもフルボトル1本。リュックに入れっぱなしのウィスキーのポケット瓶もある。

 後は、キンキンに冷えた缶ビールや缶チューハイを補充するだけ。しかし、乗車まで1時間もある。早く冷えた酒をノドに放り込みたい。天国を味わいたい。

 名鉄とJRが共有している豊橋駅改札内はかなり充実している。駅弁やご当地和菓子、立ち喰い蕎麦、ラーメン屋、カフェバーも。ミニ高級スーパー(S城石井)まである。

 名鉄豊橋駅からエスカレーターを上がった正面に、豊橋駅弁を統べる<壷屋>直営立ち蕎麦屋が屹立する。2年ほど前、確か「ポンポコラーメン」を啜った記憶がある。

 蕎麦気分でないのでスルーしようとしたら、ふと視界に「ほろ酔いセット」のポップが。値段が消されているが、生ビール1杯と小鉢2品とある。

 小鉢はともかく、生が呑みたい。この日、生が呑めると思わなかった。ひたすら5時間移動ゆえ、車内晩酌の1〜2杯目は缶ビールか缶チューハイのつもりだった。

 店内突入。券売機と対峙。「ほろ酔いセット」は最上段の大きなボタンのセンター。630円だった。駅改札内としては極めて良心的。すかさずプッシュする。

 チケットを渡す。30秒でセットが完成。生ビールのジョッキ、嬉しいことに凍らせている。小鉢はどて煮と枝豆。どて煮も三河地方らしく赤味噌濃厚系である。

 何はともあれ生ビール。今日も暑かった。一気にゴキュゴキュ…。染みる。1杯目のビールが旨い夜は、その日が充実していた証。大切に呑むつもりが一気の3分の2が滅失した。

 一味を振りかけたどて煮、味が濃く酒が進む。枝豆が爽やか。夏のビールと枝豆の相性の良さを改めて痛感する。

 ビールをチビチビ飲みたくない。私の立ち位置は券売機の真横。ガン見するが、生以外に酒は無い。…。生の単品は440円。蕎麦より安い。そうか、追加すればよいのだ。

 すかさず金を投下し、440円ボタンをプッシュ。2杯目を受け取る。今度もグビビと一気に半分。残ったツマミで気分最高。1070円で生2杯、小鉢2品。

 冒頭の私の不満に解決の解を得た。しかし、一抹の不条理を感じないこともないけれど。

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豊橋駅(JR・名鉄)改札内の至宝。

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消された値段が気になる。

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凍ったジョッキが立ち蕎麦屋と思えぬ芸の細かさ。

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生、単品追加。

posted by machi at 08:27| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする