売店へ。徳山駅限定駅弁は売切。どうせなら山口県産、可能であれば周南市産で揃えたい。
地酒コーナーへ。獺祭などが並ぶ中、周南市の酒造メーカーの300ml純米酒「西都の雫 原田」をカゴに。米も米麹も山口県産とある。ミニカップは付いていないが、このサイズならラッパ呑みでも好感度は維持できる気がする。
ツマミ軍団は下関市のメーカーが強い。必死で探して…見つけた。周南市内のメーカーによる「肉のちょいつま」シリーズから「チーズウィンナー」もカゴに。温めた方が旨いとあるが、新幹線車内でそんなことはできない。楊枝もないので、冷えたウィンナーを手づかみで、地酒をラッパ飲み作戦を思い描く。野趣あふれる水軍である。
この2種だけでは2時間心もとない。缶ハイボールのロング缶を放り込む。もう一品は周南市でなく長門市のメーカーの「活魚揚げ」。3枚入り220円。これ、超絶に旨かった。ボリュームもあり、冷えて丸かじりでも絶品。地酒にもハイボールにも好適である。
今後の周南帰路の軍略が固まった。居酒屋で喉を開き、新幹線で地酒と地ウィンナーと地練物。ただ、ミッションが早く終わると居酒屋工程を割愛せねばならない。
約半年間、月イチのペースで周南入りすることに。U野氏&K村氏と久々に酒を酌み交わしたい。ゴルゴ談議に華を咲かせながら。K村氏がゴルゴマニアに堕ちていることを願う。
それから約1か月後。周南(徳山)へ再訪。初回と異なり視察無し。ミッション会場は徳山駅から南北通路で直結している異世界の風格漂うにぎわい交流施設の3階会議室。
休憩なしでたっぷり2時間の濃密を終え、新幹線改札口へ。1時間に1本程度というレアな徳山⇔新神戸直行便は約20分後に発車する。
徳山駅南口は日本有数のコンビナート群が広がっている。駅周辺はビジネスホテルが林立。観光客よりビジネス客が目立つ。まだまだ日差しはきついが、少し西日に傾いてきた。駅のホームは観光客よりビジネス客の数が圧倒している。
直行便ゆえ、新神戸まで約90分。この日は滋賀県守山市から始発電車でいったん神戸に自宅に戻ってから周南へ。さすがに疲労が濃い。
駅売店で缶ビールロング缶を1本だけ購入。冷たいうちに、駅ホームでほぼ一気飲み。人心地ついたころ、新幹線入線。乗り込み、少しだけ迷ったがPCを取り出し、電源を入れた。
会議場所から交流拠点まで建物として繋がっている。兵庫県神戸市から山口県周南市まで新幹線で移動し、ミッション2時間で帰神。掛け値なしに一歩も地上へ出ることがない。
これからもこのサイクルが続くのかもしれない。異世界に完全に取り込まれたスライム状態である。
現実に戻る(神戸に戻る)ための90分間。
ロング缶を一気飲み。
活魚揚げ、200円ちょっとで旨い。お気に入り。