<アラスカ>。徳山駅前商店街の地下迷宮で圧倒的人気と存在感を誇る洋食店である。
汗ばむ陽気の3月中旬。正午前に徳山駅着後、普段とは逆の工場地帯である南口へ。その前に地元で人気のラーメン店があるとネット情報を得ていた。ところが、思いっきり定休日。ネットでは営業中のはずだが、やっぱり現地に足を運ばねば真実にたどり着けぬ。
気を落とす間もなく北口へ。一直線に向かうは冒頭の<アラスカ>。周南の皆さまからのこの店の評判と人気っぷりを半年前から耳にしていた。今回が我が9カ月に及んだ周南ミッション最終回。この機会を逃すと永久にすれ違う。
地下ダンジョンは3店舗が営業していた。そのうちの1店舗が<アラスカ>。外観から旨そうなハズレなしのオーラがだだ漏れ。店の前にイスが何客があり、女性2人組が並んでいる。
並んでいる間にメニューを店員さんから受け取る。開くと、夢の世界が広がっていた。
ミンチカツレツ、カニクリームコロッケ、ハンバーグ、サーロインステーキ、豚しょうが焼、エビフライ、チキンカツレツ…。特にカツカレーとカツスパゲティに惹かれるが、時間は正午。「アラスカ特製ランチ」を指名。
この日はミッション終了後に帰神する。帰りの新幹線、または自宅晩酌の肴に「ロースカツサンド」をテイクアウト。
メニューに見とれていたら店内へ誘導された。もっと外で読んでいたかったぐらいである。自宅本棚にある大傑作コミック『ダンジョン飯(全14巻)』を何となく読み返したくなった。
カウンターに着座。ゆったりとしている。厨房がすべて一望できる。若い5人で切り盛り。客層は老若男女様々。
スープが眼前に。熱いうちにどうぞと勧められる。昔懐かしいポタージュ。カップでなく大きな皿で味わったのはいつぶりか。
ライスを従えてランチが降臨。目がハートに。鼻が膨らみ、口角は上がり、目尻は下がる。
ランチ、圧巻である。ミンチカツ、ホタテフライ、エビサラダ、スモークサーモン、ロースハム、ベーコンエッグ、フルーツ。
カウンター越しの若い店長さん(オーナーさん?)が私にライスを渡す際に「足りますか!?もっと足しましょうか!?」。
店内でライス大盛を勧められている客など誰もいない。食べ盛りの若者や力士に等しい気遣いを賜ったアヅマ50歳、喜びと恥ずかしさを入り混じりつつ、苦笑しながら遠慮申し上げた。何故なら、2時間前に福山駅で朝ラーメンを腹に入れていたから。
ナイフとフォークなどいつぶりか。ミンチカツから…。ナイフを入れると湯気が立つ。デミグラスソースを絡めて口に運ぶ…。熱い!目を剥いてハフハフした後、キレのある旨味が押し寄せてきた。すかさずエビサラダで口内を冷やす。
スモークサーモンも圧巻。ワインか黒ビールが吞みたくなる。ホタテフライも軽くレモンを絞ってプリプリを満喫。昼からこんな贅沢をして良いのか。背徳感もスパイスに加わる。
ベーコンエッグはライスに乗せ、黄身をつぶして皿に残ったデミグラスも絡めて一気にワシワシ。笑みがこぼれる。フレッシュ極まりないオレンジでフィニッシュ。
食べ終わり、お会計と同じタイミングでカツサンドも出来上がった。出来立ても旨いが、寝かしてパンとカツとソースを馴染ませると旨さが倍加する。冷えても旨くなる。
周南(徳山)へ次年度以降も足を運ぶ機会はあるだろうか。もし機会があれば、アラスカの定休日を避けて日程調整せねばなるまい。
地下ダンジョンへの入口。
圧倒的存在感。名店のオーラ半端なし。
ランチのスープ。
眩しすぎる最高ランチ。
テイクアウト。
(付記@)
次年度(今年度)足を運ぶ機会が滅失。もっとアラスカしていればよかった。
(付記A)
つい最近、2026年2月に1日だけ徳山入りできる機会を頂戴した。アラスカできるか。

