2024年02月23日

第3362夜:七夕まちゼミと軒先【野田(千葉)】

 夏まつり踊り七夕。神輿パレードにならぶ野田の風物詩である。2023年8月最初の土日、4年ぶりに復活した。

 この日、併催イベントとして中心部の空き店舗内で「七夕まちゼミ」を開催。毎月お世話になっている工務店社長のネームプレートづくり体験、4カ月前の貸店舗ツアーに参加し本格出店を目指す女性の講座などバラエティに富む。

 私は商工会議所H井氏とまちゼミ会場内の来場者アンケート&出店相談ブースを担当。扇風機をガンガン回すが、暑い。水分をいくら摂取しても瞬間で蒸発する。

 16時から交通規制。お客が出始めた。複数個所あるステージで様々な催しが展開され、その間をびっしりとテキ屋や地元のお店の店頭屋台が並ぶ。

 日が暮れると、メイン通りはまっすぐ歩けないほどの人出に。浴衣姿、タトゥー、老若男女が入り乱れている。

 空き店舗ブースを軸に、時折ブラブラと会場を散策。しかし、なかなか歩けない。テキ屋の販売商品やサービスに抜群の工夫を感じる。見かけは変わらぬが、売り方は進化している。

 ギルドハウスでは「軒先」イベントを展開。空き店舗プロジェクトチームのI塚氏が試食に軒先で3種類のかき氷を試食させてくれた。どれもオトナの味。氷もシロップもすべて旨い。試食といえ、3杯もかき氷を食べたのは初めての経験だ。

 コーラ、サイダー…。いくら飲んでも汗で蒸発する。屋台は長蛇の列ができている。しかし、我らの空き店舗紹介ブース前は何故か真空状態。それでも土日の2日間で100名以上の方にご来場いただきアンケートにお答え頂いた。

 私は千葉県において野田市しか御縁ないので知らなかったが、県のマスコットキャラ「ちーばくん」入りの野田まちゼミオリジナルボールペン大人気。アンケートご回答でプレゼント。兵庫県のはばタン、埼玉県のコバトン。私が毎週通っている福岡県はなんだったか。

 21時、イベント終了。しかし、21時を回っても客足が衰えない。テキヤだけでなく、既存店舗の屋台ゾーンもギリギリまで販売を辞めない。普段、野田の街を歩いているとなかなか体感できない商魂のたくましさである。

 お宿がある隣町の春日部へ戻る。呑みに行く気力など1gもなく、缶チューハイみかん味を大量にコンビニで買い込んでホテルに戻る。とにかく、コインランドリーにすべての服をぶち込まねばならない。

 ユニットバスに湯を張り、寝間着に着替え、すべての衣類を袋に入れて、200円と洗剤を握りしめてコインランドリーへ。この日は日曜。もっとも宿泊客が少ない曜日である。ところが、洗濯機3台、乾燥機2台がフル稼働。そして、待っている宿泊客もいる。

 ヤラれた。そういえば、朝食会場、部活の大会に参加と思しき日に焼けた体育会女子高生の集団が列をなしていた。今は8月、夏休み。大会であれば、日曜も宿泊しているだろう。

 コインランドリーはしばらく空きそうにない。いったん部屋に撤収し、ちょうど溜まった湯につかり、みかんチューハイをカシュっと開けた。一気に飲み干す。

 TVを付けた。合わせたチャンネルは、洗濯機と乾燥機の使用状況のオンタイム表示である。

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空き店舗紹介ブース。

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スゴい人。

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軒先イベント@

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軒先イベントA

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ちーばくん大人気。

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これ、好き。

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凄い時代。

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2024年02月22日

第3361夜:牛肉炒飯【野田(千葉)】

 <元祥>。愛宕駅から徒歩十数分に位置する中国料理店である。我がミッション先に野田商工会議所からも近い。しかし、私はこの店の存在を存じ上げなかった。愛宕駅から商工会議所へのルートから外れていたからである。

 日中の殺人光線が強烈過ぎる日曜の午後。12泊13日の8日目、ミッション開始の90分前に愛宕駅着。この日は野田屈指の夏祭り「踊り七夕」が開催される。私は空き店舗紹介ブースの担当。撤収等を勘案すれば22時を超えねば固形物を入れる機会はないかもしれない。

 たっぷり昼飯を腹に入れようと<元祥>へ。ファミレスのような造りでもあり、店頭に「サラダ」など貼られている。おや、私のイメージと異なる。しかし、引き返せない。町中華的雰囲気の店と勝手に思い込んでいた。

 飛びこむ。カウンターがなく、4〜6人テーブルが占めている。時間は13時半過ぎ。4人掛けが開いていたので着座してメニューチェック。

 本格的な中国料理の一品メニューが並ぶ。大勢でしかも酒ありな夜ならまだしも、私はミッション前の一人でしかも昼。さらにパラパラめくるとラーメンゾーンに。

 目を剥いた。10種類以上ある。どれも一般のラーメンでない。フカヒレラーメンも1000円ほど。よく分からないが、安いのではないか。

 チャーハンだけでも10種類ほどあった。定番が五目だろう。大盛は200円増しとある。

 私はチャーハンが喰いたくなった。目を惹いたのが「牛ステーキたっぷりのチャーハン」。税抜980円である。牛バラ入りのニンニク味チャーハンと迷ったが、ステーキたっぷりに。

 ラーメンも食べたかったな。セットや定食はないのかな…。水を飲みながら見渡すが、そのようなPOPはない。

 待つ間、トイレに行こうと席を立ち、真後ろを振り向いた瞬間にランチボードが。

 様々なセットメニューがあった。カニチャーハンと小ラーメンなど、私が食べたかったセットでないか。しかもサラダバーとドリンクサービスらしい。私の注意力が不足していた。

 スマホをいじっていると、ブツ降臨。…。でかい。2人前は軽くありそうだ。ステーキというより中華風肉炒めがたっぷりトッピングされている。

 まずは肉の掛かっていないノーマル部分から…。旨い。しっとり系で味加減もベスト。私の大好きな味のチャーハンである。たっぷりステーキは味濃厚。シンプルなチャーハンとぴったりだが、白飯でも抜群だろう。トロミのあるほんのり甘いたまごスープが絶妙の箸休めだ。

 隣のテーブル客、巨大な唐揚、麻婆豆腐など盆にたっぷり品数が並ぶ。迫力のある定食である。女性客がラーメンを啜っているが、丼は洗面器サイズに見える。

 チャーハンを半分ほど食べ終えた。旨いのだが、飽きてくる。そこで、ステーキである。たっぷり絡めながら味変。後は一気呵成。気合で完食。お会計を済ませ、ギルドハウスへ。

 私が野田入りできるのは、あと4回ほど。ただし早めに野田入りしても、飲食店の昼休憩時間に入り時間がかぶってしまう。3時間前に野田入りすれば、この店も再訪できるだろう。ただし食べ終えてからの待機場所確保が悩ましいけどれど。

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商工会議所から徒歩5分ほどの帝国。

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圧倒的ド迫力。

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2024年01月17日

第3338夜:文政元年の鰻【野田(千葉)】

 <うなぎ川村>。東武野田線愛宕駅から野田商工会議所(またはギルドハウス)までの約15分間、私が知る限り唯一のイートイン飲食店である。200年以上も前の文政元年(1818)に創業されたというウルトラ老舗である。何度もこの店の前を通ったが、入る機会が無かった。

 ある夏の暑すぎる水曜日。朝6時半に会津若松を発ち、野田に10時半すぎ着。ついに、昼メシにダイブする機会を得た。愛宕駅からホタホタと歩いていく。

 店が見えた。暖簾が出ている。営業中のPOPも。ドアを開ける。…あれ?暗い。電気がついていない。そもそも人の気配がない。

 数秒して、奥にオヤジさんが一人で座っていたことに気づいた。よっこらしょという音が聞こえてきそうな動き。腰もかなり曲がっている。

 恐る恐るやっているか聞いてみた。2秒ほど間をおいて「ああ、いいですよ」。

 メニューは壁に貼られていた。オヤジさんは「普通にする?それともランチ?」。普通が何か分からないし、ランチがもし鰻じゃなかったら何しに来たのかわからない。思考力が滅失してしまった私は気圧されるように「ランチでお願いします」。

 「いや〜暑くて何もやる気がおきなくて」と言いながらオヤジさんは電気とエアコンを付けた。「もう少ししたら涼しくなるから」と私に語りかけ、映ることが奇跡のようなTVのスイッチを入れ、店を出た。そして、帰ってこない。

 数分間、ポケ〜っとTVを眺めていると、オヤジさんは濃度の高めなぶどうジュースのペットボトルを私のテーブルに置いた。戸惑っていると「冷たい飲み物、これでいい?」。

 わざわざ自販機まで買いに行ってくれたようだ。呆気にとられながら激しく首肯する。

 醤油、つまりKッコーマンの街・野田。江戸時代初期から醤油の聖地として日本中を席巻。東武「野田」線という表記からもその凄さ伝わる。1818年は江戸後期か。200年前から野田の、キッコーMン醤油でタレが作られたのだろう。歴史の厚みが凄すぎる。

 店内はオヤジさん独り。どうやら鰻を捌くところから始めるらしい。店名を模したオリジナル焼酎だけでも数種類。酒が進みそうなメニューが豊富である。壁面メニューではうな重の「W(ダブル)」が5000円、「上」が3500円。ランチの表記はない。

 ろくでもないひどすぎるTVニュースばかりに辟易していると、オヤジさんがゆっくりと盆を運んできた。蓋を外す。大きな鰻がまるまる1尾、びっしり横たわっている。吸物、香物(胡瓜)、それと何かの川魚の佃煮などを従えて。

 山椒をパラリ。まずは尾の部分をティスティング。かなり濃いタレだが、甘ったるくない。きりっとした濃い口。私好みである。熱々のご飯と一緒に頬張る。至福である。

 吸物はあっさり。鰻の濃さを引き立てる。内助の功的な香物が旨い。川魚の佃煮も飯が進む。200年以上の歴史と伝統が体内に吸収されていく。

 あっという間に平らげた。お会計で驚愕。たったの××××円。恐るべし、ランチ。

 店を出てギルドハウスへ向かう。これまで野田で昼飯を食ったこともなく、独りで飯を食ったことも吞んだこともない。そんな私だが、ギルドまたは会議所の途中に老舗サンドイッチ<サンズ>がある。十数種類のサンドイッチが安くて旨い。毎回、色々買い込んでしまう。

 この日は野田ミッション終了後、羽田空港経由で北九州へ。晩飯をゆっくり喰う暇なし。ホテル晩酌用に玉子、ツナ、コンビーフ、ハムカツを買い占めた。

 お会計の安さに満面の笑みを浮かべていると、「創業44年」という最近書かれたような新しいPOPが視界に。205年も凄いけど、44年もすさまじく凄い。

 万が一後継者がいないのなら、どんなことをしてでも後継者を見つけ出さねばならない。事業承継させねばならない。伝統を引き継ぎながら、100年後も200年後も愛されるお店であり続けるために。

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営業中?

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なかなかのカオス。

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驚愕。

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無双のコスパ。

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驚愕の営業時間。

posted by machi at 09:54| Comment(0) | 千葉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする