キープしている壱岐焼酎が無くなりそうなので追加。私にしては珍しく野菜串中心に。ピーマン、茄子、玉葱、厚揚、ウィンナー、豚バラ……。健康になってしまいそうだ。玉子焼にマヨネーズをチョン付けして口に運ぶと笑みが止まらない。
お客がひっきりなしに入店されるので、早めにお暇して昭和の香りが充満している<なか川>へ。‘横丁先生’と書かれた壱岐焼酎ボトルをヤリながら、お通しのキンピラゴボウ。店内では常連が昭和の唄を熱唱されている。
〆は<満福>。出汁が染み込み絶品のおでんをツマみにハイボールを急ピッチ。〆はカレー焼きそば。この店のキラーコンテンツはカレー皿うどんだが、あえて焼きそばに。
……。香ばしさに悶絶。ハードな辛さ。オトコの焼きそば。これほど酒が進む焼きそばは世界に類例がないだろう。
大満足でブラブラと歩きながらホテルに戻る。足の具合も良くなってきた。12月下旬とは思えぬほど蒸し暑い。防寒仕様のロングコートの中は汗ダク。コンビニに立ち寄り、プリン体ゼロの缶チューハイを捕獲して部屋で一気に飲み干した。
翌朝。新大工町商店街へ。この日は長崎市内の5商店街(新大工・銅座・柳小路・城栄・平和通)の貸物件ツアー。前半(午前)は5商店街による出店希望者へのプレゼン大会。
昼食は<くさの総菜>でテイクアウト。購入直後に店に戻ってきたK野氏が揚げたてのミンチボールを差し入れしてくれた。買ってしまった冷えたブツはミッションを手伝ってくれる学生たちにプレゼントすることに。
念願の「まぼろしのみんちぼーる」との邂逅。揚げたて、最高に旨し。唐揚も冷えてもなお旨し。ビールが欲しくてたまらない。外は20度を超えているほどの陽気である。
13時からバスをチャーターして貸物件ツアー開始。私はインチキ不動産屋のごとき物件案内担当。途中、新大工の貸店舗内でカバンを置き忘れたことに気づいた。
パソコンさえなければ慌てないのだが、万が一無くなったら悲鳴どころの騒ぎではない。不安になり市役所のTカ氏に取りに行ってもらう。
銅座の物件を紹介しつつも、私はカバンの行方が気になり集中できない。
途中、タK氏から発見のメッセージが携帯に着信。心の底から安堵。
すべてのデータが幻と消えれば、私は慟哭どころの騒ぎではない。携帯など無くしても構わぬ、パソコンだけは絶対に死守せねばならぬ。一気にテンションを盛り返したので、元気いっぱいに物件案内を再開する。〔次夜後編〕
安全安心な日本三大横丁「思案橋」。
ボトルを追加。
ヘルシーなラインナップ。
2軒目でもキープは「壱岐」。
シミたおでん、無敵。
新たな深夜のキラーコンテンツ。
長崎市内5商店街がプレゼン。
昼飯は幻のみんちぼーる。
ディープなバスツアー。
異様な一団に。

