2019年06月20日

第2218夜:昇らなくてもよいオトナへの階段【長崎(長崎)】

 オトナの階段のぉぼる〜♪。80年代にヒットした名曲のワンフレーズである。当時この唄を耳にしたのは小学生か中学生の頃。オトナへの階段を憧れたものである。

 <長崎揚げかんぼこ研究所>は全世界に「研究所」と呼ばれる施設や組織がいくつあるのか存じ上げないが、世界屈指に魅力ある研究所である。

 3月中旬の夜。長崎市の2018年度ラストミッションを終え、この研究所へ向かった。22名の「研究員」が終結。打ち上げ懇親会のスタートである。余談だが、この2年半、長崎市の懇親会における乾杯の発声は何故か私が担当している。

 2018年度のミッションの大きな成果として、12月22日に開催した長崎市内5商店街空き店舗ツアー参加者が城栄商店街へGWに新規出店することが確定。誠に喜ばしいことである。高揚感と次年度以降への課題の反映を意識しながら杯を重ね、談笑する。

 揚げたてのかまぼこ、絶品である。チーズを挟んだハトシ風も極上。呑み放題で3000円の破壊力に研究所の底力を感じさせる。

 この日は遅めの昼に定宿からすぐの<キッチン政>でスタミナ野郎カレーライス(チキンカツと鶏肉玉葱炒めをトッピング)の大辛(5段階の真ん中)を腹に入れていた。基本サイズがすでに大盛ゆえ空腹感はあまりなかったが、その分酒のピッチが加速していく。

 この夜の主役は、長崎市商店街ミッションに無くてはならぬ長崎大学Y口研究室4回生たち。4月より社会人として巣立っていく。Y口先生をはじめ、学生の皆さまの献身が無ければ成立しないミッションである。

 皆さん、私が学生の頃と比較したら太陽とホコリ以上の差がある。信じられぬほど優秀。社会に出られて大活躍されることを心より祈念する。学生たちから最後に私ごときにまでメッセージカードが進呈された時は、一瞬涙腺が壊れそうになった。

 24時前。学生たちとお別れし、すっかり社会の波に揉まれて初々しさが滅失している中年男女7人で銅座エリアへ。武将門が24時で閉まってしまうので‘お化け屋敷’へ。

 途中、我ら中年男女は学生にはない財力を駆使し、銅座エリアで展開している長崎3大テイクアウト(桃太呂のぶたまん・雲龍亭の餃子・かにやのおにぎり)を大量捕獲。お化け屋敷に持ち込み、ウィスキーをやりながら大量摂取。炭水化物祭りが深夜2時まで続く。

 翌朝。6時のバスで空港へ。意識朦朧爆睡しつつ9時過ぎには神戸三宮着。凄まじい二日酔いの荒治療は二郎系ラーメン。「ラーメン(並)豚トリプル+ニンニク&魚粉増し増し・味薄め」。

 ……。二日酔いが悪化したような気がした。学生たちには私(たち)のような呑んだくれダメ人間への階段をのぼらないことを切に願うのみである。

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風情満点の研究所2階。

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素晴らしく優秀な学生さんたち。

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昼のカツカレー。

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お化け屋敷にて。

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炭水化物まつり。

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翌朝の二郎系ラーメン。
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2019年06月08日

第2209夜:女の都【長崎(長崎】

 バレンタインデー。日本中の雄が浮足立つ、チョコと共に愛を告白される(はずの)日である。

 そんな日本中が浮かれ気味の日の朝。私は一人で羽田空港内<T勝軒>でつけ麺大盛を武骨に腹に入れ、SKYで神戸空港経由の長崎空港へ。

 SKYでは365日機内サービスでKットカットがCAさんから支給される。乗車当日はバレンタインデー。乗継便だったので2ヶも頂く。何故か男性が配っていたが、モテモテといえよう。

 長崎到着後、定宿ホテルのフロントの若い女性から「バレンタインデーですのでご自由にどうぞ〜」とカウンターのチョコを紹介される。せめて手渡しして頂けたら…。チョコを自由に取ったら泣いてしまいそうだったので、お気持ちだけ頂戴する。

 ミッション開始前の日が沈んだ頃、メイン会場ではないがメルカに近い公園でランタンフェスティバルを見学。外国人(中国人)観光客多し。この時期の夜は幻想的。中心市街地がランタンで灯され圧巻である。まだ30年にも満たぬらしいが、凄まじい経済効果らしい。

 ミッション終了後、「揚げかんぼこ研究所」なる最高級に素敵な屋号と風情のお店へ。1階が魅力的な立ち飲みゾーン、2階が大正遊郭のごとき風情あるオモムキ。窓の外にはランタンの灯り。素晴らしいロケーションだ。文士気分を味わえる。

 謎の茶箪笥がある。ホーンがついており、紐を引きホーンに叫ぶと注文できる。2階の階段から叫んだ方が早い気もしたが、実に面白いシステムである。

 長崎大学Y口研究室の学生さんたち談笑していると、リンリンといきなり鐘がなった。お願いします!という声がホーンから聞こえる。茶箪笥の正体は食材運び用のエレベーターだった。これだけでも話題性充分である。その都度驚かされるけど。

 ビールで乾杯し、ハイボールや日本酒に切り替える。学生さんたちと話し込む。本当に優秀な生徒さんたちである。私の学生の頃とは天地の差。

 揚げ蒲鉾、どれも絶品。私は箸が伸びなかったがおでんの汁で雑炊を創るコースを満喫した後、最後はアラフォー4人で思案橋<武将門>〆な深夜1時。

 長崎の朝の楽しみは、長崎駅前BT立ち食いうどん屋の「肉吸い」。二日酔いがひどければひどいほど旨さが増す逸品。店内熟女が作る500円の肉吸い(おにぎり2ヶ付)は私にとってのチョコであり、ランタンである。一味唐辛子は多めで。五臓六腑に染み込む旨さである。

 早朝からビールをやっているオヤジが調理女性に衝撃的にツマラない話を下卑た笑みを浮かべながら大声で発している。愛想笑いの神髄をお姐さんから学ぶ。

 3時間半の長距離バスで小倉へ。動き始めてすぐ、ふと車窓に目をやると「女の都団地」バスが走っていた。すごい団地である。この団地に住めば、私は義理チョコの海に溺れることができるかもしれない。

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羽田空港(第1)では<羽田大勝軒>がお気に入り。

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SKYではキットカットのプレゼント。

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自由に取ったら泣いてしまいそう。

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ランタンフェスティバル。主要会場でもないのに気合のこもった装飾。

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2階からの景色が風流。

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二日酔いの長崎の朝はコレ一択。

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住んでみたいものである。

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2019年04月13日

第2172夜:3つの幻【長崎(長崎)】(後編)

 続いて柳小路へ。激シブ物件を4店舗ほど。昼の銅座や柳小路は夜と雰囲気が異なるので、味わい深い。それから城栄4物件。最後の平和町は3物件。

 この最後の物件は市場に出回らない幻の極上物件。本当にいい物件は市場に出ないので、これは今回の参加者の最高の特典である。参加者の喰いつきが最高だった。案内役のF本氏がいなければ幻に終わる物件だ。

 その夜は再び新大工へ。<喜助うどん>で打ち上げ。痛風発症中の私は最初からハイボール。一発目はイカと野菜を炒めたものが登場。イカ、柔らかくて旨い。

 イカはプリン体多かったかなと心に過った後、カキフライが運ばれてきた。めちゃくちゃ旨そうだ。しかし、激ヤバである。タルタルソースが光り輝いている。

 私は、じっと見つめた。震える手を抑えながら、箸を伸ばした。タルタルを絡め、口に運んだ。……。旨すぎる。海のエキスが私の右足首まで染み渡る。2ヶ目はソースで。タガが外れ、ハイボールから冷酒に切り替えた。

 10人なのに、カセットコンロが3つも設置された。巨大な土鍋が3つ運ばれてきた。同じ鍋かと思いきや、海鮮寄せ鍋、牡蠣土手鍋、もつ鍋の3種類だった。何という贅沢か。しかし、痛風発症中の私は海鮮寄せ鍋を攻めざる負えない。先ほどのカキフライで、私の背徳も打ち止めに。

 海鮮鍋は海老、帆立、鮟鱇、つみれの他にとり肉もある。野菜もたっぷり。極上の出汁を吸い、最高の味わいに。そして出汁に具の旨味が還元されている。シアワセの無限ループだ。

 たっぷり3時間以上飲み食いする。雨がポツリと落ちてきた。4人でタクシーを駆り、昼間に訪れた銅座へ。同じ場所を歩いても、昼と夜の顔はこうも異なるのか。

 ‘おばけ屋敷’はなかなかの賑わい。私の隣には、私と同年齢と思しきむっちりした熟女サンタが。熟女サンタが入れ替わると、私が生まれる前から銅座で働いていたと思しき熟女たちが入れ替わり立ち替わり。ブランデーをロックで鯨飲しながらの、カラオケである。

 飲食、水商売関係者の憧れの地・思案橋&銅座。ほとんど空き物件がない幻の地だが、開業できれば夢はきっと叶うだろう。今回紹介した物件はオーナーの男気(または女気)で賃料も信じられないぐらい格安である。

 二日酔いの長崎の翌朝は、長崎バスターミナル内の立ち喰いうどん店のうどん抜きメニュー「肉玉吸い」と決めている。攻めに行ったら、店が開いていなかった。日曜日ゆえか。やむおえぬ。近くのY野家で牛丼のあたま(肉)大盛と生卵を腹に入れるが、リズムが狂う。

 バスの発車時刻が近づいてきた。再度バスターミナルに行くと、うどん店のシャッターが開いていた。満腹である上に、肉玉吸いを啜る時間も滅失。私の肉玉吸いが幻になった。

 即身仏級のショックを引きづりながらバスに乗り込んだ。小倉到着まで3時間半、私の心は幻を追い求め続けた。ちなみに車内でカメラのバッテリーを充電していたら、車内に置き忘れてしまった。

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3つの異なる鍋。

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‘お化け屋敷’にて。
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