<長崎揚げかんぼこ研究所>は全世界に「研究所」と呼ばれる施設や組織がいくつあるのか存じ上げないが、世界屈指に魅力ある研究所である。
3月中旬の夜。長崎市の2018年度ラストミッションを終え、この研究所へ向かった。22名の「研究員」が終結。打ち上げ懇親会のスタートである。余談だが、この2年半、長崎市の懇親会における乾杯の発声は何故か私が担当している。
2018年度のミッションの大きな成果として、12月22日に開催した長崎市内5商店街空き店舗ツアー参加者が城栄商店街へGWに新規出店することが確定。誠に喜ばしいことである。高揚感と次年度以降への課題の反映を意識しながら杯を重ね、談笑する。
揚げたてのかまぼこ、絶品である。チーズを挟んだハトシ風も極上。呑み放題で3000円の破壊力に研究所の底力を感じさせる。
この日は遅めの昼に定宿からすぐの<キッチン政>でスタミナ野郎カレーライス(チキンカツと鶏肉玉葱炒めをトッピング)の大辛(5段階の真ん中)を腹に入れていた。基本サイズがすでに大盛ゆえ空腹感はあまりなかったが、その分酒のピッチが加速していく。
この夜の主役は、長崎市商店街ミッションに無くてはならぬ長崎大学Y口研究室4回生たち。4月より社会人として巣立っていく。Y口先生をはじめ、学生の皆さまの献身が無ければ成立しないミッションである。
皆さん、私が学生の頃と比較したら太陽とホコリ以上の差がある。信じられぬほど優秀。社会に出られて大活躍されることを心より祈念する。学生たちから最後に私ごときにまでメッセージカードが進呈された時は、一瞬涙腺が壊れそうになった。
24時前。学生たちとお別れし、すっかり社会の波に揉まれて初々しさが滅失している中年男女7人で銅座エリアへ。武将門が24時で閉まってしまうので‘お化け屋敷’へ。
途中、我ら中年男女は学生にはない財力を駆使し、銅座エリアで展開している長崎3大テイクアウト(桃太呂のぶたまん・雲龍亭の餃子・かにやのおにぎり)を大量捕獲。お化け屋敷に持ち込み、ウィスキーをやりながら大量摂取。炭水化物祭りが深夜2時まで続く。
翌朝。6時のバスで空港へ。意識朦朧爆睡しつつ9時過ぎには神戸三宮着。凄まじい二日酔いの荒治療は二郎系ラーメン。「ラーメン(並)豚トリプル+ニンニク&魚粉増し増し・味薄め」。
……。二日酔いが悪化したような気がした。学生たちには私(たち)のような呑んだくれダメ人間への階段をのぼらないことを切に願うのみである。
風情満点の研究所2階。
素晴らしく優秀な学生さんたち。
昼のカツカレー。
お化け屋敷にて。
炭水化物まつり。
翌朝の二郎系ラーメン。

