<Yめタウン飯塚>。飯塚市内の市場跡に屹立したショッピングモールである。
コロナ禍真っ最中に飯塚市商店街連合会の役員からオンライン呑み会のお誘いを受け、ゆめタウン進出対応の相談を受けた。それを踏まえ、ゆめTウンと商連との共存または戦闘の可否シュミレーションのため6回ほど飯塚入りした。
Yめタウンに抱きしめられる、または矢を射られるかどうかはっきりせぬまま時が過ぎ、いつの間にかオープンしていた。私は完成前どころか取り壊す前の市場の状態を見て以来、足を運んでいなかった。
2月中旬の土曜。前泊地の若松線の始発駅・若松駅から折尾、直方で乗り換えて飯塚で正午前に降りた。普段は新飯塚駅だがこの日は飯塚。何故なら、Yめタウンが飯塚駅に近いから。ちなみに翌昼に小倉へ行かねばならぬが、翌日は北九州マラソンゆえ市内のホテルは満室。福岡市内も空いておらず、かろうじて飯塚の定宿を一室確保。故に、飯塚入りした。
10分も歩かぬうちにゆめタウンへ。近畿以東にまず見かけないので、初の「タウン」。ゆめ「マート」は数え切れぬほどあるが、モールの「タウン」は初めて。
徒歩客を想定していないのか、超絶に入口が分かりにくい。平面に広い。土曜の正午なのにフードコートがゆったりとして快適そうだ。飯塚念願のシネコンは市民にとって大助かりだろう。映画は映画館で見ましょう。
Yめタウンを出て川を渡ると昭和通り商店街。長年お世話になっている学生服屋のT中氏が忙しそうにされていた。これからシーズンなのだろう。
アーケード商店街へ。N田氏が抽選会場で大活躍されいぇいる。この日は2カ月に1度の「百縁市」。飯塚に御縁を頂いて十数年。初めて現場を観た。
商店街を歩いていると、知人店主たちから声をかけられる。「どうしたの?」「今晩会議だっけ?」。まあ、私がブラブラ日中に歩いていたらそう思われてしまう。
飯塚に来る楽しみの大きな一つに酒呑みのパラダイス<わた惣>さんでのお買物。小浜の鯖缶3ヶ、低音フライトマト、そして百縁市商品で驚愕の100円だった長崎の松浦漬。ムヒムヒしてしまう。自宅至福晩酌を思い浮かべ不気味な笑みが漏れる。
定宿チェックイン時間まで90分。時間はたっぷりある。ブラブラしていると連合会M田会長が店頭で法被を着て100円商品を販売していた。久々に会長と話し込む。
定宿すぐ前の前の<Yめマート>で買物して14時に<ホテルニューGイア飯塚>。15時からチェックインだが清掃が終わっているということで部屋に入れてくれた。大助かり。
荷を解き、一直線にコインランドリーへ。一週間出張の中日。洗濯せねば下着が追い付かなかった。百縁市で男性用の下着は売っていたのかな。夢から現実への逆流である。
Yめマート飯塚
抽選会場は長蛇の列
大活躍のN田氏(右端の紳士)
<わた惣>さん、まさかの百円商品

