2020年09月13日

第2521夜:ダルマとタヌキ【若松・小倉(北九州)】

 Sントリーオールド。ロイヤルや山崎よりは安いが角よりは高価な、中味の分量が見えぬ真っ黒で丸みを帯びた独特の形状の歴史あるウィスキーである。ちなみに私は国産ウィスキーの中で最も愛している。愛称は「ダルマ」だ。ワールドベストは「ラフロイグ」だが。

 新型コロナで緊急事態宣言が延長された5月上旬、3週間ぶりに荷造りし、ガラガラの新神戸駅から新幹線で小倉へ。2時間が凄まじく長く感じられる。

 相変わらずガラ空きで車両には3人ぐらいしかいないが、同志に感じられる。車内PCするも、いつものピーク時の集中力と仕事の捌きが復活するにはかなり時間が掛かりそうだ。

 マスクが普通に安価で流通し始めたのに、稀につけていない輩をみかける。オッサンに多い。それも服装を含めビジュアルとして平時でもあまりお近づきになりたくない、電車で隣に座られると席を変えたくなるような香ばしいオヤジに多い。

 そういうマスクをしないオヤジに限って何故かサングラスをしている。隠すところが違うだろうと心の中でツッコミを入れつつ、ちなみに私は上下作業着にビジネスリュック。この方は長距離移動の出張に見えないためである。我ながら姑息である。

 小倉着後、駅地下のスーパーで冒頭の「ダルマ」を購入。今晩のミッション終了後のテイクアウト呑み会への差し入れである。平時は高価で泊れぬ<ステーションホテル>にチェックインし、若松へ。このご時世、若松入りできることに感謝に気持ちで溺れそうである。

 若松ミッション終了後、U島氏の八百屋内でテイクアウト呑み会。<いちご>のオードブル。<トマト>から様々な種類の肉盛り。<北山商店>の焼肉と赤ウィンナー。どれも絶品。

 この日の昼は若松の飲食店舗数店が無料で弁当を配布したそうな。男気企画である。

 500ml缶ハイボールが1ダース滅失。TOMATOオーナーの差し入れワイン、K山氏差し入れの魔王、アヅマ差し入れのダルマ。私はオールドのことを「ダルマ」と言っていたが、九州では「タヌキ」というらしい。初めて知ったが、どちらもなるほどと思わせる愛称である。

 3週間ぶりの人間との生身の会話。3週間ぶりのオフライン呑み会。楽しすぎて鯨飲して記憶ぶっ飛び。泥酔でかなりオソソウしたようである。

 翌朝。二日酔いのまま半年ぶりぐらいに減便中のモノレールに乗車しで香春口三萩野へ。黄金市場商店街の現況視察である。

 <ホッテントッド>でS開オーナーに珈琲をご馳走になりながら雑談。黄金市場商店街、それほど客足は落ちていないらしい。それどころか、一部は従来より売れているそうな。

 中心部に行かずに黄金で買い物している客が多いらしい。商店街はふきっ晒しなのでアーケードがあるとはいえ、お客にとっては密閉空間より快適で心強いのだろう。

 行列ができている<一葉>でおかずの盛合せと天ぷらを購入後、さらに<とり肉のワールド>で人だかりをかき分けながら和牛切り落とし、九州牛焼肉用、唐揚、手羽先、鶏肝煮などをテイクアウト。引きこもり生活だけでなく、今晩の自宅晩酌がさらに充実確実である。

 神戸の自宅事務所に帰ると、我が零細超弱小従業員ゼロ会社の守護神・大阪総合グループの先生方から高品質マスクが50枚、さらに久留米のK保氏から大量1sの辛子明太子が届いていた。

 人の優しさと暖かさに涙する土曜の夕方。タヌキのように人を化かすことなく、ダルマのようにどっしりと安定した縁起物になりたいものである。

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激安だった小倉Sテーションホテルの部屋からの眺め。

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若松テイクアウト祭り。

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ダルマ(タヌキ)投下。

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賑わう黄金市場商店街。

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酒友の<一葉>。

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新幹線貸切状態。

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黄金テイクアウト晩酌。

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帰宅すれば。多謝。
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2020年09月12日

第2520夜:アヅマ家の一族【黒崎(北九州)】

 家系図。ミステリとかの冒頭にヒントとして示される複雑怪奇な旧家の相関図のようなものである。似たような名前が多く不穏な空気に包まれている。

 私が拠点としている神戸市は平清盛公の時代以降、幕末に開港されるまで寒村だったらしくあまり旧家や江戸期から続く老舗という存在をあまり耳にしない。しかし私が訪れる全国の商店街等では北海道を除けば創業数百年の何代目か分からぬご当主と接する機会も少なくない。

 私はよく琉球人と言われる。または薩摩である。しかしそれは単なる見た目のビジュアルであり、私が知っている限り沖縄や鹿児島に親戚は一人もいない。余談だが私は弥生系ではなく明らかに縄文系である。ちなみに家族、特に父親とは1gも似ていない。

 父方が石川県、母方は徳島県が田舎であることは耳にした。しかし私はこの2つの田舎へ足を運んだ記憶もない。両親も私も生まれたときから神戸だが、先祖代々生粋の神戸っ子とは言えぬ。

 ある晩冬の真夜中。北九州黒崎の黒崎行政書士事務所内で呑んでいたら、見習い行政書士のF江氏(黒崎駅前新天街理事長)から氏の家系図を見せて頂いた。氏自身が調査し作り上げたという。

 そんなことができるのか。話の流れで、私の家系図も作ることができるという。しかも、私は個人情報の取り扱いにあたるだろうから作成代行を承認するだけでよいらしい。

 先述のように、私は田舎が何県であるか程度の知識しかなく、これまでご先祖様のことなど考えたこともなかった罰当たり。自分自身のルーツを知ってみたくなった。果たしてどこまでさかのぼれるのか。何かの法改正で今後昔の戸籍から調査ができなくなるらしいことも後押しに。

 それから2,3ヶ月後。詳細な父方および母方の家系図を所長のみっちゃん&こうちゃん(F江理事長)から受け取った。そこには、父方、母方ともに6代前まで遡っていた。

 母方(前田家)は、まあ昔は子だくさんだったんだなと納得させられる。家系図も複雑ではない。ところが父方(東家)はミステリ小説なみに複雑な系図が記されていた。説明も受けたし、何度も見直したがはっきりとよく分からない。

 私から6代前の「東九兵衛」なる北九州小倉黄金町のうどん屋のような屋号のご先祖様まで辿っている。しかし、東家というより同じく6代前の「南出家」と「山家」の流れを組んでいた。

 南出キク女史が東九兵衛氏の孫にあたる方と結婚して東性に。離婚か死別したがそのまま東性のまま山興三吉なる御仁と再婚。しかし何故か「山」を名乗らず東家のルーツとなった存在であることが分かった。

 こう書いていてもよく分からぬが、私は「南出朋治」「山朋治」ではなく天の配剤で「東朋治」になった。個人的には「山朋治」にシビれる。実に力強い響きではないか。

 時空を超えた自分探しの旅に出たい紳士淑女はぜひ時を駆ける「黒崎行政書士事務所」へご一報を。

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家系図の一部。

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左の紳士が時を駆ける探偵。

posted by machi at 08:37| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月08日

第2518夜:四連勝【小倉(北九州)】

 「カツ」を喰う。何のためにか。2020年3月末現在、地球規模で猛威を振るっている新型コロナに「打ち勝つ」ためである。

 そんな令和恐慌で自粛ムードで経済がどん底状態の中、新幹線で小倉へ。令和になってとんでもない台風2連発に、コロナ。世界はどこへ向かうのか。

 魚町商店街は人がたっぷり歩いている。小倉駅も通常の賑わい。旦過市場の若頭とお話しする。2月の方が厳しく、3月は回復してきたそうな。しかし卸中心の店舗は厳しいままだ。

 2夜連続の旦過市場ミッション。初日終了後、北Q州市役所の河川&商業チームの5人で最近私が小倉で最も気に入っている馬借の創作焼鳥<和や>へ。大将はコワモテだが優しい。

 店内はほぼ満席。小規模の実力店にコロナはあまり関係なさそうな気配が漂う。実際は厳しいだろうが。

 創作串焼コースを注文。名物の皮ごぼうはワールドクラス。他の創作串も夢幻のごとくなり。ホルモンカレーのライス抜きがハイボールのピッチを加速させる。

 河川チームと<ムーラン>へ。北Q州商工会議M渡部長不在に関わらず氏の超プレミアム焼酎ガバガバ。終電のお二人とお別れして店を出る。

 いつもの小倉駅北の定宿(東Yイン)ではなく旦過市場すぐの<クラウンPレス>へ。値崩れ中でT横インより激安。ホテルに向かう道すがら<M和前ラーメン>が。

 そこに山があれば登るように、そこにラーメンがあれば啜らねばならぬ。この店は酔っ払ってしか来たことないが、泥酔気味に啜る獣臭満点のネギチャーシューメン絶品。ここもほぼ満席だ。

 翌昼。かなりの土砂降りである。会議所M渡部長と合流し、境町の<サンタクロース亭>でランチ。何度も通りがかったことあるが、いつも閉まっている時間帯なので初ダイブ。

 カレー専門店である。券売機スタイルである。定番っぽいカツカレーライスに、さらにチキンカツをトッピング。ダブルカツ作戦である。コロナに喝・活・勝・克・カツ作戦を決行する。

 談笑しているとブツ降臨。サラリーマンが続々入店。チキンカツ、大きすぎて下段のトンカツが見えぬ。辛口ソースをたっぷりかけ、鬼のように福神漬をぶち込み、フォークでワシワシ。

 カツ、サクサク。カレーもオニオンの旨味たっぷりらしく絶品。こんな店が近所にあれば、毎日通ってしまいそうである。

 ホテルに戻る前に腹ごなしでブラブラ。<Bックオフ>でコミック2冊と文庫6冊捕獲。出張中で嵩張るのに。出張中に大量の漫画や本を買う癖は昔から治らない。

 2日目の旦過ミッション終了後、5人でアジア料理&串カツのハイブリッド店へ。串カツ盛合せを頼むと、ささみがたっぷり。紅生姜は鉄板。

 毛沢東チキンはエスニックなスパイシーで刺激的。この店は2度目だが、毛沢東チキンは定番である。この店も大流行りだ。

 2軒目は3人でバーへ。ラフロイグと黒ビールをやり、24時半ごろ解散してホテルへ。

 丸和前ラーメンが視界に入ったが、昨夜も啜ったし……。私は、小倉昭和館前の信号で角度を90度変えた。向かった先は<資さん>。ここもほぼ満席だ。

 卓上天かす入れ放題なので「肉うどん」で爽やかに〆よう。……。メニューを念のため拝見すると、カツとじ丼が……。ふと気づけば店員さんをお招きして「カツとじ丼、ミニうどん付で」。

 2泊3日の北九州小倉。滞在中に新たに市役所職員の感染が確認されるなど不穏な空気に満ち溢れていた。しかし、魚町も旦過も客足は戻りつつあるという。昼夜含めて数店舗ハシゴしたが、どこも新型コロナの影響を見た目では感じないほど頼もしかった。客で溢れていた。

 深夜24時30分、カツ丼がミニうどんを従えてきた。その12時間前はカツカレーライスにチキンカツを追加して腹に入れた。その3時間前には串カツを頬張った。

 ミニうどんに天かすととろろ昆布をたっぷりぶち込み、カツ丼に食らいついた。コロナに、不況に「勝つ」ために。

 最終日の昼。帰神前に旦過市場<黒兵衛>でとりかつ丼のダブル。昨昼からのカツカレー+チキンカツ、串カツ、かつ丼(豚)、かつ丼(鶏)で新型コロナに怒涛の4連勝を決める。

 超絶満腹のまま、看板も何もないオートロックマンシンョの一室にある女性限定完全予約紹介制のリンパ&オイル&整体のお店へ常連のT木女史の紹介で。

 ヒーリング音楽を聴きながら70分の施術中、気持ち良すぎて爆睡。途中、体が凄まじく熱くなって汗びっしょり。毛穴が全開になり老廃物が噴き出したそうな。これで異常なほど免疫力もアップ。新年度に向け鋭気満点である。

 先生から「元気なので(私が)お酒を飲んでも良い」という許可を頂き、帰りに旦過市場で総菜を買い込んだ。

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私が小倉で最も愛する焼鳥屋でありんす。

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<ムーラン>へ河川チームと。

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啜らずにいられない。

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カツカレーにチキンカツをトッピング。

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腹ごなしに捕獲。

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ガンガンいきます。

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深夜の危険すぎる背徳。

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フィニッシュは旦過のとりかつ丼。

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旦過市場は北九州ではなく西日本の台所。

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大量に捕獲。
posted by machi at 10:31| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする