2026年03月27日

第3880夜:イナセすぎる立ち飲み屋【京橋(大阪)】

 心斎橋筋商店街。難波〜心斎橋を伸びる、言わずと知れた西日本最強の商店街である。歩行者通行量や密集度を勘案すれば、日本、アジア、世界最強の商店街かもしれない。

 年末年始や盆前後の我が閑散期は、自宅(神戸)からJRや私鉄で行ける範囲(90分以内)で買い物客でごった返す市場商店街を散策し、空気感を体感するようにしている。聞く、読むなどの伝聞とは大違いの実感がそこにある。

 阪神三宮から阪神なんば線で乗り換えなしで大阪難波へ。時間は11時ごろ。地上に上がり、難波のアーケード商店街の<金龍ラーメン>でライス&白菜キムチ&ニラキムチ&ニンニク食べ放題を満喫。夏のエネルギーを注入する。

 炎暑故、難波からアーケード下に特化して心斎橋まで歩く。まっすぐ歩けない。ただし、通行客の8〜9割は外国人でなかったか。アジア系の外国人も髪型やパンツなどで明らかに日本人でないと分かる。当然、商店街も外国人対応は欠かせない。

 久々によく歩いた。汗びしょびしょ。心斎橋から神戸までは地味に戻りにくい。地下鉄に行くと、京橋まで乗り換えなしで行けることが分かった。久々に愛してやまない京橋でイッパイやるか。大阪第1〜4ビル地下、十三駅前、そして京橋は吞んだくれの聖地。上本町もか。

 京橋に来ると、ほっとする。外国人どころか日本人観光客すら見かけない。朝から呑める店ばかりなので、みなさんご機嫌にヤってらっしゃる。

 私が欠かせないのは立ち吞み<二升五合>。昼呑みサービスがあった。生ビール、おでん1品(焼豆腐を選択)、小鉢(ミニスパゲティ)、揚物(何かの天麩羅)で700円。生が瞬殺したのでドライの大瓶。キンキンに冷えて490円。至福である。

 この店は安くて旨いが、かなり歩いたので座りたくなったので店を出る。豊富極まりない店の連なりの中で「長田ぼっかけ」という表記が視界に。ふらふらと<京橋ホール>へ。

 サッポロ赤星大瓶396円とトンテキを味わいながら店内を見渡す。神戸長田のぼっかけが思いっきり推されている。オーナーは新長田の人なのか。5種類ものぼっかけメニューが(注文しませんでしたが)。ちなみにかなり広い店で座り呑み。カウンターで人心地着く。

 その店のすぐ横が立ち飲み<いなせや>。1階、なかなかの賑わいである。めったに京橋は来れないので入ってみた。300円のハイボールをやりつつメニューを見る。

ここ、近年の立ち飲み屋で最高だった。まぐろブツ(とろ入り)、国産牛たたき。ボリュームたっぷりで絶品。秀逸が「ビフカツ」。まさかの分厚い2枚で、マッシュポテトが添えられている。デミグラスでなく独特にタレだった。ハイボールを5杯ほどお替りする。

 やはり、私は京橋や十三が落ち着く。かなり満腹である。ほろ酔った。大阪で乗り換えず、普通電車で新長田まで1時間爆睡しながら帰るか。その前に立ち食いうどんで締めようか。 

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地域のブランド価値を上げるドミナント出店戦略のお手本。

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難波に来れば啜らずにいられないぜ。

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京橋に来れば立ち寄ってしまう名店。

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セット。これに天ぷらが追加で700円。

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490円の大瓶を追加。

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初ダイブ。

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「ぼっかけ」祭り。

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安すぎ。

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赤星でスタート。

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トンテキ。

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この数年で最高の立ち飲み屋。

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まぐろブツと和牛たたき。

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最高のビフカツ。たっぷりのマッシュポテト付き。

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外観はあまりかわらないけれど、

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味その他はかなり変わった気がしました。

posted by machi at 07:17| Comment(0) | 大阪府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年03月25日

第3878夜:大阪のご当地ラーメン?【梅田(大阪)】 

 大阪(府)を代表するラーメン。店舗グループで言えば<神座><金龍>あたりか。ご当地系で言えば東大阪布施の「高井田ブラック」は孤高のキラメキを放っている。

 残暑どころでない体感40度の盆明けの正午前。1年以上ぶりに大阪駅を下車し改札を出る。暑いのでそのまま地下街を抜けて大阪第2ビルへ。相変わらず旨そうな昼飯処が林立。大阪第1〜4ビル地下1・2階は魅力満点の飲食ラビリンス。あまり梅田へ来ることはないが。

 「太麺が好きです。」というキャッチが効いている<らーめん Yまちゃん>に惹かれた。ラーメンを平仮名(らーめん・ら〜めん)や漢字(拉麺)表記する店をあまり好まないのだが、旨そうなオーラがプンプンしていた。店内はカウンターが数席。1席だけ空いている。

 二郎系の雰囲気だが、券売機はない。着座し、張り出されたメニューを見る。麺は100g、200g、300g。まぜ麺やトッピングに派生する。ここが二郎系なら、300gは危険。「並」である200g(950円)にチャーシュー増しダブル(650円)、ニンニク(無料)を追加する。

 お客がどんどん入ってくる。皆さん二郎系の呪文にように慣れた雰囲気でカスタマイズしている。ただ、掛け値なしに全員が「250g」と注文。

 あれ、250gなんてあったか…?麺増し50gが0円とあった。なるほど、そういうことか。 私の注文はすでに茹でられているので断念したが、二郎系なら200gで充分だ。

 お客は入口横で水をセルフし、レンゲと割り箸も入口から確保している。私はルールが分からずマゴマゴ立ったり座ったりを繰り返す。後で気づいたが、思いっきりセルフの張り紙が。

 ブツ降臨。野菜たっぷり、こんもりニンニク、これでもかのチャーシュー…。しかし、刻み葱の迫力は二郎にない。スープの濃さも二郎系っぽいがそうでもない。

 胡椒をパラリ。まずはスープ…。懐かしさがこみ上げた。10年ほど前に啜った、私が知る限り大阪唯一のご当地ラーメン「高井田ブラック」でなかろうか。

 近鉄布施駅前から伸びるアーケードを抜けると、そこは高井田ブラックの聖地エリア。早朝から開いており、私も2年ほど布施の仕事で通っていた際はたまに啜っていた。

 チャーシューが濃くて分厚い。煮豚でなく、焼豚のようだ(たぶん)。麺量は200gでも充分だった。さすがに汁は呑み干せなかったがかなりの満足感。

 チェーン加盟店を募集している張紙が気になる。隣の第1ビルに近日オープンするらしい。加盟料、契約料は0円とある。他の情報はなし。売上ロイヤリティや仕入れ等はどうなるのか気になるところである。

 満腹で店を出る。入口に行列ができていた。まもなく正午。隣のラーメン屋も並んでいる。見たことのある屋号の<〜Hz>。こちらはまごうことなき高井田ブラックの有名店。梅田に店を出していたのか。これは啜らねばならない。

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衝撃の加盟金&契約金0円。

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二郎インスパイア系&高井田ブラック系?

posted by machi at 08:26| Comment(0) | 大阪府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月13日

第3671夜:なんでやねん【泉大津・高石(大阪)】

 なんでやねん!。いわゆる上方(漫才)定番の「ツッコミ」である。

 3回目となった泉大津市と高石市の市境に位置する北助松商店街ミッション。過去2回は15時から16時までには終了したが、一区切りとなるラスト3回目は17時半ごろ終了。

 これまで両市内で呑むどころか固形物すら口にしたことがなかった。時間も頃合い。街をより知るためにも、何かを刻み付けるためにも、どこかで。北助松でイッパイやって帰りたい。

 ところが商店街を歩けどあまり居酒屋がない。あっても定休日。東助松商店街エリアに寿司屋が開いていた。初見で寿司はハードル高しだが入ってみた。

 年配の大将と女将が明るく出迎えてくれた。カウンターで7席ほど。2階もあるようだ。

 安堵しつつ瓶ビールから。刺身を切ってもらう。マスターのお任せで刺身を切ってもらう。

 私は寿司や刺身で「おまかせ」はめったに頼まない。苦手なネタが入ることが多いからだ。お任せとはいえ、苦手なネタは自己申告。残してしまうよりもマシだろう。

 大将が女将に何か言った。女将は鋭く「なんでやねん!」。久しぶりに耳にした。実生活でもあまり聴かない。ふと神戸ではあまり使わないことに気づいた。大阪方言だったか。

 刺身は鮪、蛸、鯛。コリコリと新鮮。マスターが何か私に対してボケた。一瞬フリーズしてしまった。妙な空気が漂う。すると女将が小さな声で「なんでやねん!困ってはるやないの」

 いたたまれない気持ちになった。私はもはや関西人ではないのだろう。

 体操服を来た小学生を連れた若いお母さんがご来店。大将がヤンママに何か言って、ヤンママはすかさず「なんでやねん!」。…。ここは泉北地方という。ディープ大阪なのだろう。

 女将からどこから来たか尋ねられた。神戸と答えると「えぇーッ」。北海道や沖縄から来たかのようなリアクションに目を剥いてしまう。

 2本目の瓶ビールをヤリつつ小海老天ぷらを注文。量たっぷりで、出汁も絶品。改めてメニューを見る。巻物もアテも200円代から。寿司屋なのに安すぎる。

 どて焼も注文。寿司屋でどて焼など初めて。これぞ大阪の味である。神戸にはない。

 熱燗を2合でお願いすると、大将はニヤリとしながら「酒と女は『にごう』に限るで」。

 一瞬何のことか分からず、私はただ声大きめに笑った。すると女将さんが「なんでやねん!」。恥ずかしいことに、説明された。お酒の2合と女性の2号さんを掛けたボケだった。

 鉄火巻を注文。385円という刻んだ値段。これも旨い。スーパーより安いではないか。

 熱燗をお代わり。出汁巻玉子は外せぬ。たっぷりで480円。甘み無き関西風。絶品である。

 赤出汁を頼むつもりが、気になるシメ系メニューを見つけた。「きつねうどん」。さすがディープ大阪。頼まずにいられない。並で500円。小なら300円。もちろん並をお願いする。

 厨房は女将さんのご担当のようだ。パッケージらしいものを破る音が聞こえたが、詮索は野暮。女将さんは「玉子、落とす?」と聞いてきた。激しく首肯する。

 ブツ降臨。きつねにたっぷりの玉子が絡んでいる。一味をパラリ。出汁…。絶品。染みる。うどんの麺は、まあ、普段から自宅で食べなれた味。

 女の子とお母さんの二人連れ、大将と女将の娘と孫だった。大将は完全にジイジイとしてデレデレとふるまっている。女将はまだ18時半だが孫の横に座ってビールを呑み始めている。

 心地よい気分になった。まだまだじっくりと腰を据えたい。しかし、北助松から神戸の自宅まで約2時間、5回電車を乗り換えねばならない。

 お会計してもらう。1万円渡す。大将がお釣りを手に「ハイ、●千万円!」。

 あまりのベタに、「なんでやねん!」のツッコミチャンスを言い逃してしまった。

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寿司屋と居酒屋のハイブリッド。

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抜群のスタート。

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寿司屋でどて煮は初体験。

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たっぷりすぎる小海老天ぷら。サイズもほぼ「大」。

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鉄火巻は熱燗で。

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寿司屋で太刀魚バター焼。

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関西の出汁巻はやはり最高。

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寿司屋できつねうどんの玉子とじ。

posted by machi at 09:34| Comment(0) | 大阪府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする