改札を出て魚の棚商店街へ。圧巻である。兵庫どころか日本屈指の市場商店街。売り方が上手い。しずる感が横溢。店頭の呼び込み声もしっかり出ている。
姉妹のお目当ては「明石焼(玉子焼)」。鯨飲旅3軒目は店の中から店員さんが笑顔で出て来て「どうぞ〜」と呼びこまれた<とり居>へ。玉子焼15ヶをツマミに缶チューハイで乾杯。
神戸新長田っ子の私は玉子焼(明石焼)を出汁に浸し、ソースを少し垂らして味わう。これが無双。この店の玉子焼、フワトロよりもカリトロ系。焼き加減、味付けも精妙。完全に私好み。缶チューハイをお代わり。店内はあっという間に満席に。
明石駅へ向かう途中、再開発で移転を余儀なくされた<串カツ神鷹>の前を通る。定休日の札が。神鷹は名店中の名店。私も十数年前まで、明石に用事があれば必ず立ち寄っていた。
この店以外にも系列店がはず。姉妹は串カツ店を営む店長とバイト。ぜひ視野見聞を広げてほしい…。Mキ嬢がネットで調べ系列店に電話。すぐ近くで営業中という。
電話を替わる。しかし、教えられた場所を特定できない。情けない兵庫県民(私)である。すると女将っぽい女性が迎えに来てくれた。
牡蠣の天麩羅、串カツを肴に明石の地酒を4合瓶で乾杯。鯨飲旅4軒目は予定外だった<居酒屋神鷹>。女将風と栃木鯨飲女子たちの会話も盛り上がっている。いつの間にか4合瓶が空になり、さらにもう1本。まだ外は明るい。
4合瓶2本飲み干して明石駅から普通列車乗車。M子店長は寝てしまった。私も垂水を越えたあたりで舟をこぎだした。Mキ嬢に起こされ新長田で下車。外はもう暗い。
鉄人28号モニュメント前で定番ポーズの記念撮影後、タンク筋南下。鯨飲旅5軒目は我がソウルフード<みずはら>。私は瓶ビール、姉妹には謎のみかん水「アップル」を賞味頂く。
M子店長はかなり酔っていたがMキ嬢は絶好調。ねぎすじ焼と牡蠣おこダブルをご満喫。私は目玉焼2ヶでビールを2本。姉妹もアップルよりビールがお好きなようだ。
店を出た。もう満腹である。いちかばちか、すぐ真隣の店を開けてみた。奇跡的に客が吐けて誰もいない。鯨飲旅6軒目は<すし天>。黒ラベルで喉をさらに開いた後は。熱燗の大徳利で。M子店長は復活し始めた。Mキ嬢は最初から絶好調。
鱈白子焼、きずし(鰯・鯖)、社長巻(穴きゅうシャリ抜き)をツマミに私もピッチが上がる。もうどれだけ呑んだのか。姉妹は握り寿司を満喫。私は握りにたどり着けなかった。
時間は21時。タンク筋を北上し、駅高架下も超え北エリアへ。鯨飲旅の7軒目、初日ラストはスナック<ホーム>。ママのトークも絶好調。
M子店長も復活し、カラオケを熱唱。Mキ嬢がAンジェラ・アキ氏のヒット曲を伊達眼鏡をかけ熱唱。呑んで騒いで笑っていたら24時を回っていた。〔次夜その3〕
明石魚の棚商店街は夕方でも活気たっぷり。
初日3軒目。たこ焼でも明石焼でもなく「玉子焼」。
缶チューハイをヤリながら。
初日4軒目は名店<神鷹>へ。
串カツの探求に余念なし。
地酒2本目に突入。
新長田へ。
初日5軒目はタンク筋の<みずはら>。
初日6軒目はみずはらの真横の<寿し天>。
初日7軒目はスナック<ホーム>。呑み過ぎた。

