2022年01月05日

第2844夜:追伸 鉄板こなもんの街から【新長田(神戸)】

 鉄板こなもんの街。特に定義もないが、神戸・新長田のことである(はずである)。

 拙宅にお泊り頂いた栃木県鹿沼市の盟友・Ⅿ越氏を10月上旬の日曜、新長田をご案内。

 まずは鉄人が屹立する若松公園へ。M越氏が中心となってJR鹿沼駅前にシウマイ像を設置したばかりだが、大きさは何倍あるだろうか。少なくとも製作費は200倍ほど違うだろう。

 新長田の商店街が開けだすのが10時ごろ。自転車も多いが通行客も多い。ただし通行客か通行人なのか微妙なところだが。

 新長田南地区の地下街は、食品スーパーが5軒は並んでいる。地上も含めたら凄まじいほどの激戦区。マンションなど、私が勤めていた初期の頃は分譲マンションなど4割は売れ残っていたが、今や買値の何割か増しで売却できるという。

 新長田1番街から国道2号線を渡って大正筋方面へ。地下道を通る。思わず目を剥いた。私が居たころは殺風景だったが、すっかりリニューアルして垢ぬけている。

 震災の復興の歩みを紹介したコーナーも大充実。長田区民には感心ないだろうが、栃木県鹿沼市からお越しのM越氏をご案内するには絶妙抜群のスポットといえる。

 新長田南地区商店街における再開発商業ビル第1号。アスタくにづか1番館1階の<ホルス>で食パン捕獲成功。ここの食パンは我がソウルフードの一つ。

 震災前の私の実家の裏口からホルスの裏口は徒歩3歩程度だった。いつも流行っている。食パンは予約せねば買えぬ時も。ラッキーにも捕獲できたのでM越氏のお土産に。

 大正筋を南下し、六間道へ。三国志の香りが残っている。懐かしい。

 六間道5丁目を超えると、4丁目がアーケードの解体工事の真っ最中。この4丁目で数え切れないほどイベントを実施してきた。雨や日差しから守ってくれた。

 4丁目には我が盟友・M井氏の呉服店(冨士屋)が。店内で氏はスマホいじっていた。鹿沼シウマイPJはご存じなかったが、私の鹿沼での串カツジューソーPJには関心を示された。

 丸五市場へ。入口の<富山商店>で私が銀河一好きな白菜キムチを買い込んでから、それから市場内の<西村鶏肉店>で焼鳥、手羽先、そして丸五市場オリジナルTシャツを購入。
 
 東端の本町筋へ。ここは震災前から変わらぬ。新長田全般で飲食店、それもベトナム料理店が凄まじく増加。私が居た10年以上前は無かった店舗が目白押し。空き店舗もなさそうだ。

 私が消え、ますます新長田は良くなっているのだろう。応分の責任を抱えていた私自身が活性化の足を引っ張っていたことをこってりと痛感させられる。

 大正筋に戻る。お仕えした新長田時代の親分の一人<味萬>伊T氏にご挨拶。70を超えても元気たっぷり。新商品開発など新展開にも余念がない。まちづくりに対する荒ぶる熱き想いと魂も健在どころか、ますます煮えたぎっていた。

 濃厚極まりない抹茶アイスと香ばしくてさっぱりで食感もよく世界でここでしか味わえない「玄米茶アイス」をご馳走になる。M越氏はご自宅のアイスクリームセットを発注された。

 時間は11時を回った。新長田といえば、鉄板こなもん「お好み焼き」。中でも私が物心つく前から通っている<みずはら>へ。4人定員である。

 M越氏に謎の液体「アップル」をご賞味いただく。兵庫県内も10月1日から時間制限あれど酒類解禁。いつぶりか覚えていないほど久しぶりに神戸市内で瓶ビールを頂く。缶よりも、生や瓶。しかも、午前中。喉を刺激し、五臓六腑に染み渡る。

 ねぎすじ焼、月見肉焼、モダン焼という私がこの店で注文する3大スターを二人でシェア。マスター夫妻とも久しぶりに話す。

 時間は正午前。M越氏は元町三宮界隈を少し散策されてから栃木・鹿沼へ還られる。ちなみに<みずはら>にはこれまで栃木県民の来店はなく、マスターは栃木県民とリアルで初めてあったそうだ。創業90年近い老舗である。

 鉄板こなもんの街・新長田からシウマイの街・鹿沼へ。20年前の私は鉄板こなもんの街づくりを進めるべく馬車馬していた。これからは、鹿沼のシウマイの街づくりを微力ながら影日向から応援していきたい。いつか、鹿沼と新長田の橋渡しができればステキである。

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六間道にて新長田時代の盟友と。

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このお店のキムチ、アタシは一番好き。

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丸五市場にて。

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大正筋の新長田時代の我がボスのお店にて。

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アタシのソウルフード。
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2021年12月21日

第2831夜:限りなく酒類に近い微アルドリンク【岡本(神戸)】

 微アル。ノンアルでもなく、アルでもない。アルコール1%未満の「ドリンク」である。

 残暑厳しい9月中旬の午後、数年ぶりの神戸屈指の名門商店街・岡本商店街へ。商店街が保有する好文園ホールで岡本商店街の理事たちと意見交換会。

 終了後、神戸新長田時代から20年近いお付き合いになるH谷姐さんにご挨拶。姐さんとその弟分であるS藤氏と姐さんの事務所の下の階のステーキハウスへ。

 微アルコールのドリンクメニューが充実していた。緊急事態宣言発令地域は飲食店における酒類提供禁止中。私は、知らなかった。1%以下なら酒類にならず販売できるということを。

 0.5%微ビールを召還、味はノンアルに近いが、たとえ0.5%でもアルコールが入っているだけで気分が違う。嬉しくなる。

 酒類でないが、限りなく酒類。アルコールは0.5%でも入っているので、未成年には提供できず車の運転もできないそうだ。これほど微アルというより「微妙」なドリンクがあるのか。

 店内は本格的なコの字カウンター。若いカップル、ご夫婦などでまあまあの入り。皆さん「微アル」を楽しんでおられる。

 姐さんがコース料理を注文してくれた。まずは肉のたたきとサーモンマリネ。トロサーモンなら私は絶対にムリだが、脂なき部分なので完食。スープと生野菜を口にしている間に、微アル「ビアリー」の2杯目が空になった。

 微アルメニューには「ほんのすこ〜しだけ、お酒を飲んでいる気分になれるかもしれない」。

 微ハイボール、微レモンチューハイ、微カシスソーダ、微ブランデー入りアイスコーヒー。「ビアリー」だけがアサヒから発売してる市販品らしいが(0.5%の微アル)、他は店のオリジナルなのだろう。1%以下にするために試行錯誤されていると推測される。

 微レモンチューハイを試す。……。居酒屋でジョッキのレモンチューハイを「ほぼ」飲んだ後、少し残っているチューハイに氷が溶けて薄くなった味に近い。4杯目から「ビアリー」に戻した。

 魚と海老をチゲ風に煮込んだスープもよろしい。気合のこもったコースである。薄切り極上霜降り肉で香草を巻いた逸品はあっさりで柔らかく、ジューシーで爽やか。コクもある。

 メインはカットステーキ。100gは軽く超えている。焼野菜を従えて、3種類のソースで味わう。凄まじい満足感。微アル「ビアリー」を流し込む。肉には、微でもビールだ。

 〆はガーリックライス。味噌汁と漬物もセットで。口に運ぶ…。魔性の旨さだった。別腹が発動。ご飯茶碗に盛られるところがニクい。軽く完食する。

 微アル「ビアリー」を4杯、微レモンチューハイ1杯。合わせてアルコールは3%程度なのだろう。缶ビールを半分呑んだ程度である。

 食後はさすが岡本という雰囲気の良い喫茶店で珈琲。19時半には解散。阪急岡本駅で電車を待つ。ふわふわと気持ち良い。もしかして、酔っているのか。わずか、缶ビール半本程度で。

 まさか天下の岡本商店街から1日限定といえシゴトのオファーが来るとは夢想だにしなかった。そして、2010年に神戸新長田と縁が無くなり、11年目にして初めての神戸市内ミッション。

 緊張感からの解放、20年ほどお世話になっている橋谷姐さんとの久々の会食、極上のステーキ、コロナ禍ゆえ久々のリアル仕事。様々な要因が微アルを濃アルに体内変換させてきたのかもしれない。

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岡本商店街。

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微アルなメニュー。

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2021年10月25日

第2793夜:ワクチンベルトコンベヤー【御崎公園(神戸)】(後編)

 ドアを開ける。店内は50年以上通っているんじゃないかという常連風ばかり。

 壁面メニューに度肝を抜かれる。「ラーメン450円」。令和3年である。パンデミックである。こんな時代に、450円。コロナなど微塵もなき昭和かここは。令和五輪ではなく昭和五輪の世界である。

 ワンタンメンも、カレーも中華丼も野菜炒めもある。もちろんビールも。隣のオヤジはビールをヤリつつ冷やし中華を啜っている。

 私も最も好きな街中華メニューがあった。「チャウシュウワンタンメン」。チャーではなく「チャウ」が味わい深い。

 チャウシュウワンタンメンを申し伝えると、水と一緒にスポーツ新聞が運ばれてきた。この店のスタイルなのだろう。苦笑しながら斜め読みしていると、ブツが運ばれてきた。

 透き通ったスープ。これぞ神戸の街中華。チャーシューは分厚いロースが数枚。その下に具たっぷりのワンタンがいくつも泳いでいる。これで650円はイニエスタ級のテクニックだ。

 胡椒パラリ。まずはスープ……。あっさり鶏ガラ。常食系。前昼が三宮高架下<第一旭>だったゆえ、その濃厚さからは百万光年以上の距離がある。しかし、ワクチン接種跡の恢復時にはうってつけの浸透圧。どこまでも優しい。療養食というか、医食同源な味わいである。

 麺はかなり柔らかい。常連の高齢者を気遣われているのだろう。私はもう少し硬めが好みだが。あと10年もすればこの柔らかさがベストマッチになるはずである。

 チャーシューを齧り、モヤシをシャキシャキ、麺をズルズル、スープをズズズ…‥。後は、ワンタンを残すのみ。

 すべての具を食べつくした後の、スープを吸い込んだワンタン。麺はスープを吸うと伸びて旨くないが、ワンタンは吸うほどの旨さが増す。チュルチュル啜り込む。

 外に出た。いきなりスタジアムが眼前に。そういえば、ここはノエビアスタジアムの正面だった。ワクチン接種のことなどすっかり忘れて夢中で啜りこんでいたようである。

 翌日の朝。新幹線で五輪競技が始まったお江戸へ。五輪開始というのに車中は3割も客がいない。時間は正午前。2回目接種から24時間経過。2回目の方が副反応がキツいという。

 1回目はわずかに注射跡が突っ張る程度で拍子抜け。2回目は……。ほぼ同じ。1回目より多少腕がさらに痛いというより激しく動かせば突っ張る程度。熱も無く、関節も痛くなく頭痛も無い。倦怠感に関しては私は毎日二日酔いみたいなもんだからよく分からない。

 一週間後に免疫ができるらしく、それからは無双状態。しかし罹らないのではなく重症化リスクが激減というだけらしく、罹ってしまったら他人様にうつしてしまう可能性もある。ゆえに全日本人の接種が完了するまではマスク順守の所存である。

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シブい壁面メニュー。

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昭和の香り。

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店を出たらスタジアム。

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お世話になりました。
posted by machi at 08:43| Comment(0) | 兵庫県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする