『どうする家Y』。2023年度大河ドラマである。私にとって上様とは、N長公でもH吉公でも家Y公でもない。愛知岡崎まちづくり幕府を10年ほど前に樹立したM井Y一郎公である。
12泊13日のバカ出張も大詰めな11日目の夜。朝に会津若松を発ち、午後からたっぷりと下野佐野でミッションをこなし、21時過ぎに美濃多治見へ。1週間ぶりの多治見、帰って来た感ハンパなし。その間、我が自宅事務所がある摂津神戸に戻れていない。
駅前の定宿へ。何も記入せずに鍵を渡してくれる。荷を部屋にぶち込み、定宿の斜め前の肉屋直営系居酒屋へ。私は初ダイブである。ウッディでアメリカンテキサスな雰囲気の店内にたじみDMOのO口社長と側近のM井氏が。私の無聊を慰めるべく呑みに付き合って下さった。
生で乾杯。この店、メニューを見て痺れた。豊富なのに、すべて私好み。チューリップ(唐揚)、ハム、鶏バター焼、赤ウィンナー(タコ形)、ナチョスチーズ焼、ポテトフライ…。味付けもケチャップ&ウスターソースな昭和洋食テイスト、ボリュームもたっぷり。
圧巻はポークステーキ。厚さを選べる。当然「極厚」に。1週間前のアウトドア系居酒屋でもポークステーキを味わった。多治見は鰻に続き、厚切りポークステーキが名物なのか。
ハイボールの杯を重ねる。側用人が所用で帰路につき、入れ替わるようにたじみDMOのミューズ・T平嬢が参戦。嬢の明るさと笑顔に萌え癒された。疲れも吹き飛んだ。
翌朝。Wi−Fiビンビンな定宿の一室でオンライン会議。岐阜(多治見)に居ながら栃木(下野)とオンラインできる科学の進歩っぷり。50年前の大阪万博時、この未来は予測できていたか。
昼は<味の龍王>で激ウマすぎる冷やし中華で超満腹。夜はたじみDMOプレゼンツ「真夏のアヅマ祭り」シーズンV最終回(全3回)。2023年5月に「カマヤ」内でスパイスカレー<タナカリー>をオープンさせたT中氏と私のトークセッション。私は聴き手。
T中氏とは2年前から知り合い。のんびりかつのらりくらりな雰囲気で創業経験を語ってくれた。しかし、芯が通っていた。私も聞き入ってしまい、30分の予定が75分。T中氏がビールを飲んだので、私も地ビールを飲みながらトークを進めた。
1時間ほど経過したら一人の紳士が来館。2023年夏現在、日曜夜8時からの話題を独占しているあの大河ドラマの舞台・愛知県岡崎市の上様ことM井将軍。主人公のマツジュン氏、奥様を亡くされた翌週の回から急に上様に寄せてきた。特に髪型を。
新著発刊間近の上様、肩書はいくつあるか分からない。最も新しく追加された肩書は、焼きイモ屋のオヤジ。第二創業されたそうな。1年間ご尊顔を仰がぬうちに、大活躍である。
なぜ上様がご臨席されたのかよく分からぬが、トークセッションは予定を30分オーバーして終了。懇親会は多治見屈指の超人気店<cook’る>。受講生だけでなく上様のご臨席。
最強のお通し5種盛。生を数杯後はハイボール。刺身の鮮度と歯ごたえに笑みが漏れる。
23時を回った頃、ドカンと分厚いポークステーキ降臨。歯ごたえ柔らかく旨味もたっぷり。
一週間前、昨晩、そして今晩。一週間で3度もポークステーキを味わった。どこか昭和テイストな味わい。多治見名物は鰻だけじゃない。ポークステーキも。昭和オヤジの私は「トンテキ」と呼びたい。12泊13日目、最後の安堵と至福の夜である。
11泊目のチューリップ。
11泊目の赤ウィンナー。
11泊目のポテトフライ。
11泊目のポークステーキ。
12泊13日のラストミッション。
地ビールを呑みながら進行。
最後の夜のお通し5種盛。
最後の夜の刺身盛合せ。
最後の夜のトンテキ。
最後の夜を彩る中部日本のツートップ。