2026年09月07日

第4003夜:巨星を偲ぶ酒場巡り【田辺(和歌山)】(前篇)

 献杯。2025年のクリスマスイブの夜。紀伊田辺の巨星・田辺駅前商店街T中前理事長の通夜でご焼香させて頂いた後、紀南最大の歓楽街・味光路で献杯をしたい気持ちに溢れていた。

 生前の理事長と親しくされていた田辺の皆さまはそれぞれ通夜振る舞いや故人を偲ばれる飲み会を開かれているだろうう。私ごとき神戸からの異邦人が加わって良いものではない。私に訃報の一報を下さった田辺商工会議所のO崎氏とN本氏も呑み会に加わっているだろう。

 通い続けて16年目。初めての田辺一人吞みの機会到来。この10年ほど、年2回の田辺入りの夜は<きまま>。私が唯一田辺呑み屋で顔が効くママである。ママの店で献杯するか…。

 通夜会場から田辺駅までO崎氏が車で送って下さった。O崎氏が私の無聊に付き合って下さることに。そうなれば、選択肢が無限に広がる。O崎氏はご家族とのイブは全く関係ないそうだ。N本氏はイブの夜を愛するご家族と過ごすためにご自宅へ帰られたらしい。

 T中理事長は毎晩、夕食を兼ねて味光路で呑んでいた。私も10年以上前、理事長のイキツケをご一緒したことがある。何軒かのイキツケをローテーションしていたようだ。

 そのローテを知り尽くすO崎氏に、理事長ゆかりの酒場を巡りたい旨を伝えた。久々に夜の味光路を歩く。驚くほどにクリスマスムード皆無。イブの日、呑み屋はヒマらしい。

 シブすぎる路地を迷いなく闊歩するO崎氏に遅れぬよう喰らいつく。向かった先は<徳乃>。カウンターは半分埋まり、座敷は大賑わい。外の静けさとのギャップに目を回す。

 カウンターに着座。生ビール2杯と、瓶ビール1本。それと、1つのグラス。献杯である。注文はO崎氏にお任せ。

 1品目は刺身盛合せ。田辺の刺身は久しぶり。鯛、イサキ、鰹…。プリプリ、モチモチ、コリコリ。紀南の海の実力を久々に思い知らされる。これには、熱燗だ。

 熱燗のチェイサーに「橙チューハイ」。徳島すだち、大分かぼす、そして田辺の橙(だいだい)。すっきり爽やかで、料理との相性もお見事。熱燗と橙チューハイのお代わりを繰り返す。

 2品目は「うつぼの湯引き」。これまで唐揚しか喰ったことなかった。とんでもなく上品で淡い旨味。外見とギャップがスゴイ。田辺の屋外と店の中のようである。

 3品目は「いわし梅肉揚げ」。めったに口にする機会はないが、それでも食べたことはある。この料理、こんなに旨かったのか。

 他にも舌鼓を打ちながら理事長を偲んでいると、私のスマホに着信が。イブの家族サービスを終えたN本サンタが合流するという。

 気心しれたメンツが揃い2軒目へ。カウンター居酒屋<恋々>。ママ曰く、理事長は週3日ペースだったそうな。もはや、居住である。何故か北九州黒崎のHアニキを思い出す。〔次夜後篇〕

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2010年から田辺に通い始め、2025年で初ダイブ。

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魅力的すぎる本日のおススメたち。

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無双の鮮度。

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橙の原液。

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爽やかな橙チューハイ。

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上品なうつぼ湯引き。

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精妙な鰯梅肉天麩羅。

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雨の味虹路。

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2軒目は理事長の‘居間’。

posted by machi at 06:25| Comment(0) | 和歌山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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