鬼チャーシューメン。佐野駅前徒歩圏内の佐野ラーメン店の砦<藤谷>さんのMAXメニューである。価格も2000円だが、すべての完成度がMAXである。
師走の月曜の午後。13時20分ごろ佐野駅に到着。市役所ミッション開始まで40分。そのまま市役所と駅の間に屹立する<青竹手打ち麺 藤谷>さんへ迷わず直行。
コチラは火・水が定休。私は何故か火・水の佐野訪問が多く、なかなか啜る機会に恵まれなかった。この日は月曜。満を持して飛び込む。唯一の不安は人気店ゆえ「スープ無くなり次第終了」だが、この日は「いらっしゃいませ〜」と元気いっぱいに出迎えて下さった。スープ、まだ残っていた模様。朝7時半に神戸の自宅を出て7時間後の脱力と運気である。
券売機と対峙、といってもこの日は前回の熊啜時(3カ月)前から決めていた。「鬼チャーシューメン」である。藤谷さんの佐野ラーメンは絶対的な旨さを実感済。チャーシューも最高。2000円だがむしろ安いと思えるほどである。
バイトさんに塩か醤油か聞かれた。佐野系は塩を頼む地元人が非常に多い印象だが、醤油を愛する私はシブい声色で「醤油で」とつぶやく。
水を飲みながらぼんやりメニューをガン見。おや、チャーシューをブロックで購入できるのか。塩バターコーンラーメンも冬季限定で少し気になる。次回は爆ネギラーメンを試してみるか。サイドメニューのミニカレーにも惹かれる…。
鬼チャー対峙前から次回の戦略を練っていると、表面張力限界の丼が静々と慎重に運ばれてきた。麺が全く見えない。チャーシューも凄そうだがそれ以上に大量のメンマが山盛り。
前回、メンマを切らしていたからとその分チャーシューを1枚おまけして下さった。その返礼か、もしくはこれが標準なのか。胡椒を少しだけパラリ。レンゲでスープ…。
具が鬼すぎてスープ激熱ではないが、最高の安定感。笑みがこぼれる。メンマは味が染みて柔らかいのに歯ごたえも楽しめる。ライスにも合いそうな一品。。
チャーシューは分厚く柔らかい。メンマの下に、メニュー名通り鬼のように揺蕩っている。噛みしめるほどに旨味があふれ出す。
ようやく麺を発見。啜り込む…。佐野独特の青竹手打ち縮れ麺がスープと絶妙に絡み合う。
チャーシューが減らぬというシアワセに打ち震えつつ無我夢中。とんでもない満足感。スープを啜り切った後に浮かぶ丼底の「ありがとう」の5文字。こちらこそ、ありがとうである。
店を出る前、オーナーのF谷女史にチャーシューのテイクアウトは予約か聞いてみた。年末は要予約で、それ以外はあれば出せるとのこと。この日は日帰りでない上に年末なので購入は断念。次回のテイクアウトを心に誓う。
「全国のまちづくりの仕事って、楽しそうですね」。オーナーは笑顔で私に尋ねられた。私は、苦笑いを浮かべた。
佐野駅前の至宝。
鬼チャーシューメン。メンマも鬼盛。
こちらこそありがとうございました。

