鬼岳(おんたけ)。五島列島の中心・福江島に聳える島民のシンボルという。名称のイカつさも味わい深い。
初めて福江島を訪れた午後。鬼岳とは全く異なる島内中心商店街エリアのカフェで五島牛焼肉定食をランチした後、ホテルチェックインまで少し時間あったのでコンビニへ。
少しのスペースに五島名産コーナーがあった。陳列棚には湯がかねばならぬ乾麺の五島うどんや粉末のあごだしスープ。湯を注ぐだけのカップならともかく、このテの調理が必要な名産はいくら説明書き通りに挑んでも旨く作れない。私の料理技術の無さが最大の要因だが。
五島列島の麦焼酎と芋焼酎がそれぞれ300mlのセットで販売されていた。原材料も五島産とある。重いが購入し、焼酎の肴を求めて近くの菓子専門店へ。五島土産なら当店で、といったキャッチが心強い。
圧倒的推しが「治安孝行」。何かの賞を受賞した五島を代表する銘菓らしい。名称に意味は分からぬが深みがある。様々な種類があり、全5種類を1ヶづつセットにした890円商品が抜群の惹き。五島列島の焼酎の肴に五島銘菓は悪くないどころか粋な取り合わせである。
翌朝。8時半過ぎにホテルをチェックアウトし近くのバス停に向かう。商店街から一本外れた空地に猫が7匹ほどたむろしている。アーケードのジョイント部分に鳩が数羽暴れている。理事長や研修参加者が困っていた話を眼前にできた。極めてよく状況を理解できた。
空港行きバスは15分も掛からずに福江空港へ。フライトまで余裕あるので2階の土産物売場へ。なかなか充実している。
前日に福江島中心部のコンビニと菓子屋で五島列島土産である芋焼酎と麦焼酎の300ml瓶を1本づつ、銘菓5品セットは捕獲済。ただ、銘菓だけでは焼酎600gを受け止められない。
塩辛類、練物類に惹かれる。前日の懇親会で話題になった地ウィスキーならぬ五島の「地ジン」(ゴトジン)は超話題らしく、購入にも本数制限があるほど。ウィスキーと異なりジンの価格帯はよく分からぬが、ゴトジン1本でダルマ(タヌキ)3本買えそうだ。
別コーナーで激しく推していたのが「鬼鯖鮨」。‘鬼鯖’とは力強い名称である。パンフを観ると、私がいる福江島には列島のシンボル「鬼岳(おんだけ)」が聳え、その名にちなんで五島西沖で獲れる鯖を用いているという。
それよりも前文の「長崎から西へ100q。九州の最西端大小152の島々からなる五島列島…」に度肝抜かれた。てっきり5つの島の列島と思い込んでいた。152もあるのか。
この日は2種類の鬼鯖鮨があった。「鬼鯖鮨シングル」と「あぶり鬼鯖鮨」。この日は無かったが「ダブル」もあるという。鯖は少し炙った方が旨い。「あぶり鬼鯖鮨」をレジに。五島列島の芋&麦焼酎、五島銘菓5種類、そして鬼鯖鮨。自宅晩酌の陣容が固まった。
話題の地ジン。
買わずにいられない。
晩酌の戦利品。
あぶり鬼鯖鮨。
五島銘菓。
零さずに食すことが難しい銘菓。

