カツカレーライスのライス抜きをお願いする。当然メニューにないが、「アヅマさん久しぶりですね」とマスターが声がけしてくれる程度に無理がきく。
絶品のルーたっぷりカツカレーをツマミにはハイボール数杯。コロナ以降、すっかりアニメオタクになった私は声優の凄さなどについて熱く語ってしまう。私の熱と反比例し、周りは引き気味に冷めていった。
【58皿目:小倉】「ガスト」ゴーゴーカレー監修ハンバーグ&チキン&ソーセージのブラックカレー
ゴーゴーカレー。漆黒と濃厚なとろみ、キャベツの千切り添えでカレーチェーン圧倒的ガリバー・ココイチを猛追しているっぽい金沢カレーの雄である。個人的にはもっと猛追して頂き、牛丼3大メジャーぐらい身近な存在になってほしい。
私はココイチは社会人になってから入った記憶がない。特に理由はないが、何故か足が向かなかった。今はそれにもう一つ理由が加わった。なんやかんやでかなり高額になるからだ。
私の住む神戸にゴーゴーは見かけない(注:2026年夏に爆誕していた)。どうしても食べたくなれば、関東出張の際に神田か秋葉原で途中下車する。我が第2の故郷・北九州にもゴーゴーはなかったのではないか。
熱波和らぐ曇天の午後。駅前の<ガスト>へ。この日、期間限定か分からぬがガストの定番カレーだけでなくゴーゴーカレー監修のカレーが思いっきり推されていた。トッピングやサイズ等の組合せで「10億通り」に幅が広がるという。
私は普段からゴーゴーではカツカレー、空腹の極みの際は「メジャーカレー」(ご想像にお任せします)。今回は「ハンバーグ&チキン&ソーセージのブラックカレー(ライス大盛)」。10億通りの組合せからトッピング例として掲載されていた3種の中の一つである。
ドリンクバーの熱珈琲と冷紅茶を交互に楽しんでいると、ロボットが運んできた。ブツ、 なかなかの迫力である。この日、朝からカレーを喰っていたが関係なし。食欲が喚起される。
生キャベツをまず片付けて無かったことにして、具から攻める。ウィンナー、チキンをルーに絡める。ビールが欲しくなる。ハンバーグも平らげて、後はライスとルーを一気呵成。
私はサラっとよりもドロっと系。むしろ家庭のカレーが大好きである。この1か月前、北九州若松のスナックレディがカレーが一番苦手な食べモノときいて度肝抜かれた。
ゴーゴーカレー「監修」とあったので、全く同じではないのかもしれない。故にか、確かにゴーゴーなのだが幾分マイルドな味わいに感じた。もちろん、旨かった。
カレーと鰻の後の熱珈琲と冷紅茶は格別。結局合わせて7杯頂いた。その間、配膳ロボットがずっと私の横でフリーズしていた。何故か、安心できる光景だった。〔次夜その3〕

