ところがK理事長、両横から支えられている。立てないほど泥酔されていた。どれだけ呑んだのか。初めての光景に戸惑う。それでもK理事長、魂魄の気合を込め「ヨイヨイヤ〜!」。ちなみに20名弱の中で、小倉締めを迷いなくキメたのはK理事長と私だけだった。
K理事長の千鳥足に事務局はどうしたら分からず困惑。こんな時、殿の護衛を務めるのが足軽(アヅマ)の役目。私も小倉であることを周囲に告げて理事長と博多駅へ向かう。途中、小倉のクラブへ誘って下さった御仁と逸れてしまった。
駅へ向かう途中、理事長と商店街雑談。すると親分は徐々に覚醒。足取りも復活傾向に。本能というか、さすがである。ちなみにこの夜、親分曰くビールしか飲んでいなかったらしい。
すでに新幹線チケットを購入済のK理事長。私はいまだ未購入。同じく帰路チケットを捕獲済の岡山表町商店街Y部アニキ子分に理事長を委ねた。そして、私は博多駅で独りになった。
ミッション終了後から3時間。懇親会ではひたすら呑んだだけで固形物は口にしなかった。昼メシの麺焼そば(目玉焼・おにぎり2ヶ・餃子3ヶ・味噌汁付)も遥か彼方に消化済。安堵感とアドレナリンの滅失で、急速に腹が減ってきた。時間もまだ早い。
新幹線15分で到着の利便性と味気無さより、50分の特急でタフな一日を噛みしめたい。
20分後に発車する門司港行きの特急チケットを購入。そして、友は駅弁である。酒とコミック(ゴルゴ)も欠かせない。コンコースの駅弁売場はもう3種類しか残っていなかった。
最もツマミになりそうな「炙めんたいてりやき重」。炙り半生明太子、鶏照焼、かしわ飯のラインナップ。無限に酒が進みそうだが50分しかない。
コンビニで缶ハイボールのロング缶とカップ焼酎を捕獲。特急乗場へ向かうが発車まで15分。まだ入線していない。空腹を我慢できない。
駅のホームに立喰豚骨ラーメン店を見つけた。博多駅はそれほど詳しくないが、各ホームにうどん店、ラーメン店があったような気がする。この日、博多のラーメン屋はどこも大行列で啜ることができなかった。
7番ホームの<まるうまラーメンぷらっと博多No.3>へ。「1」「2」も別のホームにあるのだろう。券売機と対峙。最もシンプルな「白旨ラーメン」を押す。店内は混んでいたが何とか肩をねじ込んで席を確保。セルフ水を注ぎながら「バリカタ」と伝える。
程なく降臨。胡椒、ごま、高菜、紅生姜を投下。まずはスープ…。五臓六腑に染み渡る。濃さもちょうど良い。麺がノドを滑っていく。チャーシューが2枚なのも嬉しい。
駅のホームと侮るなかれ。有名店、専門店に引けを取らぬどころか、むしろ勝っているのではないか。商売繁盛ヨイヨイヤ〜!私の博多締めならぬ博多〆。別のアドレナリンの放出が始まったようである。
博多駅在来線ホーム。
最高クラスの呑みシメ。
特急車内でさらに深堀。
酒が進むアテばかり。

