2026年07月05日

第3957夜:鍵の掛かった町【豊川(愛知)】(前篇)

 『鍵の掛かった男』。2015年頃出版された有栖川有栖先生の傑作ミステリである。大阪・中之島のホテルを舞台に兵庫県も頻繁に登場。私も馴染の光景が浮かぶ。円熟の筆さばき、盤石のストーリー展開、そして何より読みやすい。内容は、タイトルからご推測下さい。

 豊川市の中心市街地・諏訪町エリアの夜は「鍵の掛かった町」である。人口規模や密集度と反比例するように昼夜問わず飲食店の絶対数がとにかく少ない。1回転目が終了する時間の21時以降なら、字義通り「鍵の掛かった(店の)町」になる。

 我が定宿は諏訪町駅から徒歩数分。私が知る限り、ホテルから徒歩5分圏内で21時以降に食事できる居酒屋は1軒しかない。ファミレスも牛丼チェーンもロードサイド型店舗も徒歩圏内では思い浮かばない。昔は徒歩15分にサイゼ〇リアがあったのだが。

 すわポン商店会&本宮presents「わたしの『理想のお店』設計図ゼミ(あきみせかつどう2025後期)」は11月から12月にかけて隔週で全3回開催。ただし夜間ゆえ終了は20時分。

 その時間帯で数人で入れる店を私は知らない(商業施設プリオ1階の外履き居酒屋を除いて)。その2週間前、さりげなく会議終了後に懇親会希望のジャブを入れたのだが軽く目の前をスルー。そして、この時間では神戸の自宅に(恐らく)帰りつけない。

 すわポン商店会と御縁を頂いて間隔が空いた時期もあったが約10年。これまで夜間ミッションでは必ず懇親会があった。昼ミッションでは帰宅していた。宿泊なのにフリー、つまり放置の夜は初めて。コンビニは徒歩3分にあるが味気ない。盤石の夜を過ごせねばならない。

 プリオ4階で開催されるミッション前に1階の大人気食品スーパー<ロPア>へ。発泡酒6缶、白ワインボトル、ウィスキーボトル、焼鳥、グラタン2種、ロコモコ弁当、カツ丼、タマゴサンド、チーズケーキ3種カップ麺、キムチ2種(ネギ・ニンニクの芽)などをカゴに。ずしりと重い。お会計は軽く8000円を超えた。ちなみにこの夜の宿泊費は6100円である。

 ロPアは‘ミニCストコ’と称される。つまり、量が多い。グラムあたりでは安いのだろうが、単品価格としては決して安くはない。大人数、大家族には最高だろう。しかし、独り暮らしや私のような孤独出張族には適していない。

 弁当らしきものやカツ丼など、独りサイズ商品を初めて見かけたので捕獲。ただし、一品が重い。当然すべて食べきれるわけはないので、余った商品は翌日自宅に持ち帰り、冷凍庫で寝かせるか2夜連続の独りロPア祭である。

 ミッションを終えた。会場を出て、気づけば誰もいない。寒空の夜風が冷たい。定宿1階の喫煙スペースで心をリセットし、部屋に戻ってユニットバスに湯を溜めて凝りを解す。さっぱりして冷蔵庫にぶち込んでいた発泡酒を取り出すがまだ冷えていない。〔次夜後編〕

251124鍵の掛かった男@有栖川有栖.jpg

傑作です。

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イカれてます。

posted by machi at 11:09| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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