密談。その場として設定されそうなのが、大物の場合はいわゆる料亭か高級ホテルだろうか。私のような小物はそもそも密談機会などめったにないが、せいぜい居酒屋の個室か、周囲に人が座らないような喫茶店のテーブルだろうか。
ある秋の夜。北九州市の副都心・黒崎にて空き店舗漫談を2時間しゃべり倒した後、4人で打合せを兼ねた会食する運びに。時間は21時。向かった先は商店街エリアの焼肉屋。
個室に案内される。全員揃い、生ビールで乾杯。出てくる肉、掛け値なしにどれも絶品。生ビールやハイボールを鯨飲モードに。ただ、箸が伸びない。昼に豚骨ワンタンメンの店を2軒ハシゴしたため空腹感皆無だったことも一因だが、最大の理由はお受けした相談の内容がまあまあヘビーだったためである。スカスカの空気頭を叱咤しつつ、回答らしきモノを捻り出す。
焼肉は気ぜわしい。肉を焼かねばならない。焦がさぬよう集中しなければならない。じっくりの密談には極めて向かない。気づけば誰かが私の取り皿に焼けた肉を置いている。せっかくの絶品焼肉を心の底から味わえない、楽しめない難儀さに目尻が熱くなる。
24時になった。密談による方向性確定まで、もう一歩。そのまま4人で私が十年以上前から通っているバーへ。カウンターだけの店。ひたすらギネスを煽る。
このバーはどんな曲でもリクエストすればマスターが素材を見つけてジュークボックスのごとく流してくれる。ビーマイベイベー、ビーマイベイベー♪。私がリクエストしたのだが、とても密談できる雰囲気にならない。横一列カウンターゆえ、端と端で会話ができない。
マスターがロシアンピザを出してきた。皿に上にミニピザが4枚。その中の1枚が激辛。マスターの気遣いであり、場の盛り上げである。ただ、4人ともほぼ同時に齧ったが、「アタリ」が誰か分からない。普通に辛口の美味しいピザで、リアクション芸人のようにはならない。私がアタリだったら申し訳ないと思いつつ、結局アタリが誰か分からぬまま夜中2時にお開き。
翌朝10時にチェックアウト。前夜と同じミッション会場へ入るのは3時間後。それまで黒崎駅横のコーヒーショップチェーン(Dトール)でPC猿打。私は独りだったが、誰かと居たとしても老若男女でほぼ満席。とても密談できる雰囲気にならないだろう。
二日連続空き店舗漫談140分後、二日続けて密談。会場は、飲食店でなく某会社のオフィス。私は密談の仕切り役を仰せつかった。
密談開始前にさらに密談を致したくご指導いただくキーマンと連絡を図るもあえなく失敗。ミッション終了と密談前に独り黒崎駅横のコーヒーショップチェーン(Sタバ)へで時間消費。
日も暮れた黄昏時、密談場所へ。呑み屋でなく会議室である。こってり2時間密談を終えて延長戦は居酒屋。ただし私は当日中に帰神せねばならず、呑み放題の元を少しでも取ろうと30分で生ビール5杯。密談延長戦どころではなかった。
カムズと新天街の間。
個室焼肉。
大好きセンマイ刺。
ユッケもたまにはいいものです。
サシが眩しい。
H省バー。
やっぱりギネス。
ロシアンピザ。

