トモキチ。井原町商店街と地域の未来を共に創る会(トモツク会)の‘秘密基地’の名称(屋号)である。秘密基地ではあるが、駄菓子屋として思いっきり地域や全世界に開放する。
2025年9月27日グランドオープンの3日前、18時からプレオープンが決行された。私はプレにお邪魔した。
17時半になると日が沈みこんでくる。逢魔が時に妖しく煌めく幽玄極まる4つの提灯。トモツク会メンバーやその応援団、市役所の皆さまが集結していた。看板を設置し拍手万来。
秘密基地(サードフレイス)ミッションが始まったのはプレオープンの1年2カ月前。その時から私は月1回ペースで井原を訪ねた。
トモツク会は商店主も加盟しているが、主婦や高校生、自治会員、他市の井原ファンなど多様なメンバーで構成。圧倒的な女性パワーがビンビンである。井原町を愛し行動力溢れる面々トモツクを引っ張るのは若き男性リーダーM上氏。今後40年に渡って井原町を牽引することは間違いのない未来である。
井原は「デニムの聖地」でもある。暖簾やスタッフエプロンのデニムが実に決まっている。この日の販売スタッフは背の高いイケメン高校生と笑顔のステキな妙齢の女性たち。高校生も遠慮することなく見事なレジ業務。実に頼もしい。
駄菓子のラインナップを眺める。この日の時点で私は51歳。40年前、いくつも近所に「駄菓子屋」があり、50円で楽しんでいた。100円使えるヤツはかなりのブルジョワ。それからすっかり呑んだくれダメオヤジになり下がり、駄菓子は場末スナックでたまに出されるチャームとしてツマむ程度に。
うまい棒が15円だった。40年前は10円だったか。5割の値上げとなると一般的な相場観だが、実質5円しか寝上がっていない。他の駄菓子も20〜40円程度。値上げ著しい令和時代、駄菓子価格上昇率の据え置き感が凄まじい。いつまでも子供の、安酒をたしなむオヤジ(私)たちの強い味方のままだ。
私もカゴを手にし、駄菓子を買うことに。ただし、酒のサカナになるモノを。最強無双「ビッグカツ」が無かったので、私の選んラインアップは以下。帰路の井原鉄道はいつもガラガラかつ4人掛け。途中で缶ビールを買って車内のツマミにする作戦である。
・ポテトフライ(40円)
・ジャッキーカルパス(12円)
・うまい棒明太味(15円)
・さくら大根(85円)
ポテトフライは子供の頃知らなかった。最強に旨すぎる駄菓子である。カルパスはサラミ風のオトナ味。うまい棒の安定感は言わずもがな。さくら大根は栃木県佐野市のメーカーの作品。分厚い2切入り。駄菓子というより、もはや総菜の領域である。
発車ギリギリに井原駅着。切符を買って電車に乗り込む…。まさかの横一列シート。ガラガラのはずが思ったより乗客がおられる。恥ずかしいが、ビールが冷えてしまう。思い切ってカシュっと開けた。駄菓子を封切る蛮勇は持てなかった。
プレオープンに向けて最後の準備中。
令和と思えぬ雰囲気。
レジ台もレトロに工夫。
いざ、プレオープン。
子どもも大人も殺到。
レジの訓練。
期待しています。
私の戦利品。
お待ちしています(毎週水曜14:00〜17:00)。

