胃にも優しそうな「あっさり塩煮干し」が一番クリアに味わえるだろうが、この店の定番「煮干し豚骨ラーメン」を試すことが王道でありマナーである。値段840円。特濃はプラス30円、あっさりはマイナス30円。
平日限定で選べるランチメニューがあった。5種類のラーメン6種類のサイドメニューの組合せで960円均一。満腹状態継続だが、プラス120円なら頼まぬ選択肢はない。
通常の最適解は、ラーメンもドンブリも選べる範囲内の最高価格の選択。この朝は2泊3日の最終日。今度いつ札幌に帰ってこられるか分からない。食べたいものを食べるべき。
唐揚3ヶ、餃子5ヶ、TKG(卵かけ飯)、チャーシュー丼、山わさび飯…「山わさびチャーシュー丼」を選択。濃厚と鮮烈の抱擁である。山わさびはテロ級の鮮烈さ。気を付けねば咽るなんてレベルで済まない。
紙エプロンの使用を尋ねられ、即答でお願い。卓上に家系定番のニンニクと豆板醤がないが、リクエストできる。そして、クーポンを使用。この店は「黒ばら海苔」無料トッピング。
セット降臨。まずはスープ…。ガツンとした魚介と豚骨のダブルスープ。むしろ、東京定番の味か。スープの色はかなり煮干し色。油膜があんかけのような重層感である。
山わさび、期待通りの峻烈さ。ラーメンも食べるほどに食欲が喚起される。割りスープをリクエストすることなく汁まで呑み切った。
狸小路の山岡家で初めて啜ったのは20歳の頃。生活圏に山岡家はないが、見かけると啜ってきた。31年の山岡家歴。少なくとも「にわか」ではない自負がある。
今回の札幌2泊3日で4回も山岡家グループを満喫した。4種類のアプリクーポンをすべて使い切った。しかし、アプリでの私のランクが「山岡家ビギナー」と表示されるのが奥歯を噛みしめたくなるけれど。
昨晩U井氏から聞いたが、氏の友人に山岡家が好きすぎて、アプリポイントどころか株の買い増しを続けている御仁がおられるという。万が一の苦境があっても買い支える気概らしい。
山岡家が上場していることも知らなかったが、私も20年ぶりに株に手を染めてみるか。ただし、私に株のセンスは掛け値なしに1oもないけれど。
店を出ると、すぐ並びに道内屈指の土産ショップ<たぬきや>。店頭に「全国商店街振興組合連合会青年部指導者研修会 御一行様」とデジタルサイネージが。
昨晩の宴会で<たぬきや>の商品券5000円分×6名の抽選からは外れたが、研修参加者は全員10%オフクーポンを有している。もちろん、私も。2泊3日で4回の山岡家グループ。たぬき腹を摩りながら、店内を眺める。さあ、何を買っていこうか。〔終〕
どう組み合わせるか。クーポンの使わんば。
鮮烈な山わさび。

