2026年04月12日

第3896夜:開店前の朝ラーメン【札幌(北海道)】

 <信>。20259月に宿泊したすすきの南7条西4丁目のホテルから横並びに徒歩30秒ほどに位置するカウンターだけのラーメン屋である。朝9時から女将が独りで切り盛り。そして、この女将はすぐ近くの34年続くスナック<GOLD HILL>のオーナーママでもある。

 札幌すすきの23日の初日。緊急七厘会終了後、Y本七厘会幹事長と氏行きつけのスナックへ。そこが<GOLD HILL>だった。日本酒を鯨飲し、ママからラーメン屋の話をお聞きした。9時営業開始だが、早朝から仕込みをしているという。9時から13時限定で「かけラーメン(580円)」もあるらしい。朝ラーに相応しいメニューである。

 ホテルは朝食付きプランでないので、朝ラーをお願いしてみた。ママは営業開始前でも7時以降ならどうぞとおっしゃる。そしてその言葉を真に受けて朝8時過ぎに<信>へ。当然暖簾は出ていないが、入口にバリケードのごとく脚立が置かれている。入っていいのだろうか。

 こんな朝からラーメン店で啜るのは数年前の会津喜多方以来。恐る恐る引き戸を開ける…。

 8時間ほど前まで一緒だったママがいた。かなり眠そうである。私はその眠そうな原因の一つなので申し訳なさでいっぱい。ママは「待ってたわよ」と力強い歓迎のお言葉。

 かけラーメン580円が申し訳なく、「正油チャーシューメン」1280円に。前夜に「かけラーメン喰いたい」とさんざん話していたのでママは少しびっくりしていたが、快諾して下さる。

 程なくしてブツ降臨。醤油の香りが香ばしい。食欲が刺激される。うまそうなチャーシューの華が咲き、中央に白ネギがこんもり。

 まずはスープ…。王道の札幌醤油である。ガツンとしたキレのある旨味の奥底に潜む重層感。麺は札幌らしく黄色いかん水。これが抜群に合う。

 チャーシューは噛みしめるほどに味わい深い。これだけでビールが、焼酎が呑みたくなる。気づけば汁1滴残っていなかった。

 少しママと雑談。チャーシューを仕込んでいる最中だった。何と、巨大なブロックを36本一気に大鍋で。ただ、12週間でなくなってしまうらしい。

 ママにブロックごと買ってよいか尋ねてみた。ママは戸惑いながらも、一晩寝かせないとダメだから明日ならとのこと。

 明日は10時にチェックアウトして帰神する。その前に立ち寄ればベストタイミング。ママに翌朝10時頃受け取りに伺ってよいかと尋ねたら、笑顔で「保冷バック用意しておくわね」。

 25時間後の再訪を誓い店を出ようとすると、若い男女5人連れが。まだ暖簾は出ていない。

 5人は常連のようで、ママに「お願い」と懇願。ママは苦笑いを浮かべながらも暖簾を出してお迎えした。脚立バリケードの意味が分かった。これがないと、暖簾に関係なくお客が入ってきてしまうかららしい。

 翌朝。9時頃にホテルを出で30秒ほど歩いてラーメン<信>へ。チャーシューのブロックを受け取るために。10時ごろ取りに伺うと伝えていたのだが、その時間には混んでいるかもしれない。開店直後の9時ならまだ落ち着いているだろう。

 店を覗く…。超満席。ママが必至でラーメンを調理中。とても話しかけられる状態でない。

 いったんホテルに戻り体制を再度整え、約束時間の10時に再チャレンジ。一番客軍団がひと段落したようで、ママが準備して下さっていた。

 巨大なブロックである。脂の好みを聞かれたので、少ない方をお願いした。保存法をお聞きする。そしてブロックは大量の保冷剤で固められた。酷暑の神戸でも安心である。

 ママに再訪を誓った。夜のスナック、朝のラーメン店の。「今度(札幌に)いつ来るの?」と聞かれ、言葉を濁してしまった。札幌入りする予定が今後皆無。白紙どこか透明状態だ。

 「昨日はどこで呑んでたの?」と聞かれ「1次会ホテル、2次会居酒屋、3次会ラウンジ、4次会ファミレス(びっくりDンキー)、ラストが山岡家(ラーメン)」と自慢げに答えた。

ママは呆れ笑いながら「昨晩、みんな来るかもと思って期待してたのに」。言葉を濁すどころか、申し訳なさで何も喉から出てこなかった。

信@.jpg

開店前。暖簾もなく脚立がバリケード。

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勇気を込めて入店。

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早朝チャーシューメン。

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開店前でもお客様が。

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翌朝。満席で入れず。

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1時間後にリベンジ。ブロックを捕獲。

posted by machi at 09:56| Comment(0) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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