ママ。居酒屋やスナックなど飲食店においては絶対的存在であり、法である。ママの人柄やセンスで売上も客数も壮絶に変動する。
台風が通り過ぎた延岡の日が沈み始めた逢魔が時。繁華街の居酒屋<夜桜>で新山下商店街の若手役員らと2階の座敷で懇親会。終了間際に美人過ぎる市議も参戦。
凝った料理がどんどん降臨。それも、ひとり一皿。どれも旨い。〆がお茶漬け、〆の〆はアイス。鶏たたきが宮崎(延岡?)名物とは存じ上げなかった。
呑み放題込のコース4000円が看板のようである。いろいろ呑んだが、宮崎っぽい「日向夏」「マンゴー」のサワーを試す。マンゴー、相当に濃厚だった。かなりお得に思えた。
2時間の呑み放題が終わってもドリンクを出して下さる。その理由は、終わり間際に店のママが我らの座に加わったからだ。ママからいろんなお話をお聞きする。商売の肝、繁盛のコツに激しく首肯。聞き惚れてしまう。
店内には濃いデザインのポスターが至る所に貼られている。ママが別経営しているらしいライブハウスでショーをするらしい。「仁義なき戦い 全国死闘編」。なぜかR18+指定である。
ヒロインがファイヤーYーコ氏。2021年下-1グランプリ覇者で、お股から火を噴く伝説のストリッパーとキャプションが。ちなみに、お股でスプーンも曲げられるらしい。ファイヤー女史は2025年で引退するらしく、全国ツアーを展開中という。めちゃくちゃ行きたい。
延岡は人口当たりのスナック数がおそらく世界一。1か月前の<来夢来人>も強烈だった。今回も2軒目には年配ママの場末感あふれる店をリクエスト。
商店街K梠理事長が向かった先は、我が定宿のすぐ近く。何件かスナックが並んでいるが、目的地は漆黒の闇。電気も何もついていない。入りにくさ、宇宙一かもしれぬ。
ものの1分もしないうちに、夜の闇から小柄な女性のシルエットが近づいてきた。両手に荷物を抱えている。スナック<ナミ>のママだった。
宮崎県限定「霧島」やウィスキー角をロックでヤリながら談笑。我らは4人で入ったが、しばらくして明らかに80代後半の男女2人組がご来店。延岡、恐るべしスナック文化である。
時間が経つにつれて、ママのテンションが上がってきた。ママはお店を立ち上げて47年という。ちなみに、直前までバイトに行っていたらしい。御年80代半ば。忙しくなると、K梠理事長がカウンターに入ってドリンクづくりを手伝う。二人が並ぶと親子にしかみえない。
翌日は土曜だが、接骨院を営むK梠理事長は朝から予約びっしり(その中の一人は私)、理事長の右腕のA部会計理事も不動産屋ゆえ土日は営業中のはず。市会議員のAヤ先生は店の客から呼ばれていろいろ相談を受けており、プライベートなき365日24時間仕事モード。私ももっと働かねばならない。
人気居酒屋。
濃厚なマンゴーサワー。
R18+。
行きたかった。
カギを開けるママ。
入りにくいビル。
カウンターに入る理事長は孫のよう。この後は満席に。

