佐藤さん。恐らく日本で一番多い苗字のはずである。以前は鈴木さんだったか。佐藤さんが抜いた記憶がある。ガキの頃、「鈴木」「佐藤」と銘打たれたスナック菓子も売られていた。
私も佐藤さんという知人は多い。生まれ育った地域ガラ(神戸市長田区)もあるだろが、鈴木さんはそれほど多くなかった気がする。田中さん、渡辺さんも極めて多いイメージだ。
神戸新長田時代、イベント時に「はたっこ太鼓」さんに大変お世話になった。子供の太鼓グループで親御さんが引率されている。その際、親御さんにご挨拶した際、(ほぼ)全員が「仲さん」だった記憶がある。にわかに信じられなかったが、40人クラスで30名以上が仲さんとお聞きしたような。神戸市内(北区)にそのような集落があったとは度肝抜かれた。
私の訪問先で「佐藤さん」がとにかく多かったのは山形県酒田市。ミッションに来られた半数以上が佐藤さんで、当然のごとく下の名前で呼び合っている。私も初対面だが下の名前で声がけするしかない。こういう時、たまに変なあだ名を付けられている人がいると大変困る。
残暑厳しい8月下旬の朝。小山から両毛線で佐野へ向かう。市役所に立ち寄ってから「さのまちづくり梶vへお伺いし、F本氏、K藤氏と意見交換させて頂く。
そういえば、加藤さんも多い。藤本さんも私には身近。長崎市平和町の藤本さんにも凄まじくお世話になった。ちなみに、今回、なぜ苗字のことばかり触れているのか。
まちづくり会社訪問後、再度市役所へ。指定された会議室へ向かう途中、藤色のノボリが室内にはためいていた。「歓迎 佐藤さん御一行様」。
サブキャッチは「ようこそ 佐藤さんのふるさと佐野市へ」。これだけなら何のことか意味不明だろう。さらに驚愕が「佐藤さんおもてなし隊」。
令和4年度から佐野市と御縁を頂き、令和7年夏まで平均月2回ペースで佐野に通ってきた。数え切れぬほど様々な方とお会いし、名刺交換をさせて頂いた。しかし私のボンクラ頭でも、佐野市内で佐藤さんという方とお会いした記憶がない。
なぜ佐野が佐藤さんふるさとなのか。市のS田氏から説明をお聞きしたが、佐野市内に佐藤姓が多いわけでないらしい。歴史上の由来があるようだが、何故か説明が頭に入ってこない。佐藤さんという名字の発祥が佐野というわけでもないらしい。「佐」しかカブっていない。
立派というか、あまりにも力強い苗字の場合、本人とギャップが甚だしければ名前負けしてしまう。珍名かありふれた平凡な苗字のどちらかを選べられるなら、私は平凡を選ぶ。
私は「東(アヅマ)」である。ありふれているはずだが、何故かそれほど「東さん」とお会いする機会はない。東朋治という漢字も含めた同姓同名の方とお会いしたこともない。一度会ってみたいものである。どんな気持ちになるのか。照れくさくなるのだろうか。
もし私が「佐藤朋治」なら、佐野市内でもてなして頂けるのだろうか。佐野ラーメン注文時、チャーシュー1枚サービスなどがあれば改名を検討してしまいそうである。
予備知識ゼロで他市他県の佐藤さんが佐野入りしたら困惑必至。
このバナー、たまに佐藤さん歓迎バナーに入れ替わり。
帰路は「さとう」ふみや先生作画の「金田一さん」と一緒に。

