口の中のニンニクスメールをはっきり認識できる。3時間後に90分漫談が控えている。この日は車座ワークショップ付プラン故、漫談者(私)と聴衆(愛知県商店街振興組合青年部)との距離が異様に近くなる。
その前に、ホテルにチェックインする。全力で歯磨きせねば。匂いをチャラにする何かの薬も飲まねばならぬかも。それでもダメならマスクか…。
愛知県振連青年部ミッション終了。すぐ近くの居酒屋で1次会。2次会もすぐ近くの寿司居酒屋。それにしても愛知(県)は元気である。名古屋の圧倒的な経済的勢いを感じる。
勢いに圧倒され感心していると、青年部のお一人が「早い時間は賑やかだけど、遅くなれば閑散とする」とおっしゃる。にわかに信じられない。
東京から特別参戦されていた十数年来の戦友と激安居酒屋で2年ぶりにサシ呑み。積もる話に華が咲く。気づけば深夜0時。きっかり3カ月後の再会(札幌)を確認し、お開きに。
我が宿は巨大な名古屋駅構内を通り抜けねば辿り着かぬ。一瞬、目を疑った。常に人で溢れかえりまっすぐ歩けぬ構内が無人。何かのSF映画のようである。通り抜け、信号を待つ。太閤口周辺も普段は大賑わいだが、車は多いものの歩いている者を1人も見かけない。
ホテルの入口にたどり着く。すぐ近くのラーメン店の灯りが見えた。フラフラと引き寄せられる。更なる別のラーメン店も視界に入ってきた。煌々と灯っている。
私が飛び込んだのは「横浜家系」。券売機で「スペシャルラーメン」を選択。アラブ系と思しき外国人の方々が流暢極まりない日本語で対応下さる。玉葱のみじん切りとニンニクを別途お願いしたタイミングでスペシャル着丼。焼豚、5枚である。
ニンニクをたっぷりとぶち込む。もう、誰とも合わない。会話しない。
隣の若いサラリーマンはビールを呑んでいる。私も一瞬迷ったが、5時間以上ビールとハイボールを呑み続けた。水を飲みながら家系を夢中で啜り込んだ。ニンニクたっぷりスープを思う存分味わいながら。
その翌日。神戸に戻るだけである。宿から駅へ向かう(ほぼ)道筋に昨昼飛び込んだ<ラーメン豚Y>がある。他にも旨しラーメン店が目白押し。あんかけスパゲティ、ひつまぶし、味噌カツなど名古屋メシなど駅構内外に溢れている。
しかし、私は2日連続で<B山>へ。2日連続二郎系も初めてである。令和7年度になって下がっていた仕事運気を引き上げねばならない。日和っていられない。
ミニラーメン(野菜&ニンニクマシマシ)は昨日と同じ。しかし、豚を2枚でなく「8枚(ミニぶたダブル)」に。大ライスと生卵も追加した。二郎でライスを頼んだのも初めてだ。
圧倒的迫力の分厚い豚が8枚。圧倒的である。これだけで焼豚1本分はありそうだ。ちなみに豚6枚追加分の料金が500円。かなり良心的である。
紙エプロンを装着し、野菜に食らいつく、濃い味の豚を齧り、ライスを頬張る。麺を時折生卵に浸して啜る。ニンニクを気にせずに思う存分スープを堪能。2日連続でも飽きがこない。
豚2枚から5枚、そして8枚。私は出世魚ならぬ出世豚になりたいものである。2日後に51歳になる初老オヤジだけれども。
一軒目。
二軒目。
三軒目。
誰一人いない名古屋駅構内。SF的シュールさ。
誰もいない名古屋駅前。CG加工のような静けさ。
迷ったら、左。
チャーシュー5枚。たっぷりのニンニク。
豚8枚。もはやラーメンに見えぬ。

