2025年12月27日

第3815夜:源氏と煮干【大津(滋賀)】

 紫式部女史。言わずと知れた1000年前の大女流作家であり『源氏物語』の作者である。大河ドラマの主人公でもあった(1話だけ観て、同じ苗字ばかりで混乱して脱落しましたが)。

 何故か下野国(現在の栃木県)の小金井駅前に「紫式部の墓」と表記された立札がある。真偽分からぬが、平安時代なので栃木県出身でなくたぶん京都の女性だろう。

 下野の真偽分からぬが、京都から東方面の石山寺が女史ゆかりであることは史実であるらしい。ちなみに私は残念ながら未踏だが、青森県戸来村には「キリストの墓」がある。

 大河を初回で脱落した私が何故知っているのか。米原から帰神中の新快速車内。守山で途中下車して駅前の<T下一品>でこってりラーメンの麺&スープ大盛を決めようとしたが、能登川を越えたあたりで寝てしまい守山を通過してしまった。

 せっかくなので新快速の止まる駅かつ普段降りたことのない滋賀県内の駅で降りてみよう。駅前でラーメン店を探してみよう。草津を越え、石山に停車。気合一発降りてみた。

 改札を出ると、紫式部女史が展開されている。石山駅から約3qの石山寺が女史のゆかりとあった。何のゆかりか分からぬが、何故か得した気分に。私は『源氏物語』を通読したことないが、『源氏』という名称の店やスナックなら恐らく経験済である。パイも実食済だ。

 時間は13時半すぎ。スマホを取り出して「石山駅 ラーメン」で検索。何軒かヒットした。その中の1軒が駅から徒歩1分とある。

 営業時間や定休日などのネット情報は正直まったくアテにならないが、場所(地図)は移転でもしておらぬ限りほぼ正確。実際は1分でなく2分ほどかかったが目的地の<TOMOにぼ次朗>へたどり着いた。

 店内は大きなコの字カウンター。ギターが飾られ、ライブのポスターなどが貼られている。常連風の若い男性が何名か旨そうに啜っている。店主さんも若い。

 券売機と対峙。麺の量が100gから500gまでの5段階。300gまでは同一料金という剛毅である。味が「にぼ一朗(あっさり)」「とんこつにぼ一朗(こってり)」「鰹一朗(こってり)」「盛一朗(アブラそば)」「塩一朗(アブラそば)」の5種類。5×5のマトリックスにトッピングが加わる。

 私は汁そば派なのでアブラそばはスルー。気分はこってりなのであっさりもスルー。とんこつか、鰹か…。

 豚骨と煮干のコラボに惹かれた。「とんこつにぼ一朗」300gに「チャーシュー増し」を選択。店内に流れるサザンをBGMに水を飲みながら待つ。

 しばらくして店主から(味の)好みを聞かれた。「野菜増し」「脂増し」「タレ増し」が無料である。煮干の風味を殺さないため、にんにくはアブラそば限定と表記がある。

 屋号やメニューからも推測できたように、二郎インスパイア系のようである。ただし二郎の「朗」にこだわりが感じられる。「野菜増し」でお願いする。

 ブツ降臨。チャーシューは二郎系ほど分厚くないがたっぷりと。一味をパラリし、まずは野菜…。しっかり味付けされている。野菜だけでも旨い。

 麺は太く小麦の香りも芳醇。そして、スープ。それほど辛くなく、まろやかに煮干と豚骨が抱擁している。後は無我夢中。後半も苦しくならずスープも飲み干す勢いで一気呵成。

 石山下車は想定外だったが、思わぬ行幸。石山寺へ足を運ぶことは今後もないだろうが、石山駅で下車する機会はありそうである。ラーメンを啜るために。

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石山駅から徒歩で近し

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とんこつにぼ一朗300g+チャーシュー増し

posted by machi at 02:05| Comment(0) | 滋賀県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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