2025年10月27日

第3782夜:SOS【小倉(北九州)】

 約130杯。令和7年2月中旬に約1週間の間で私が恐らく杯を空けた数である。例年のことだが、年度末に近づくとフィニッシュ案件が増え、必然的にミッション終了後の呑み会も濃く長くなる。50歳を超え、毛細血管までアルコールが滓のように沈殿している。

 そんな体中からSOSが鳴り響いている2月の夜。広島から北九州小倉へ移動し、旦過市場ミッションを終えて恒例の懇親会。この年は1月上旬から3月下旬までほぼ毎週北九州入りしていた。珍しく店選びの主導が私に回ってきた。

 20時半頃、<ムーラン>のマスターに電話を入れた。5人なので普段はカウンターだがボックスをお願いする。マスター快諾。

 ムーランは持ち込みパブである。ボトルなどはキープしてもらえる(マスターが呑まないようにする防御システムが半年ほど前から有料で発動中)。ただし私は毎回M渡アニキの激レア焼酎を勝手に鯨飲できる特別な許可を保有している。しかし、ビールやチューハイ、炭酸で割りたければ持ち込むしかない。

 マスターは客の腹具合に応じて料理を出してくれる。1軒目で空いていれば何品も。2軒目で満腹なら軽めに。ちなみに20分でお茶1杯でも3000円、料理数品喰って数時間鯨飲しても3000円。私のような輩には最高級に財布に優しいパブである。

 この夜は珍しく1軒目がムーラン。同行氏はビール党が多いので、コンビニか酒屋でビールを十数本持参せねばならない。

 コンビニに向かっていると、ムーランバイトのEミ嬢からスマホに着信が。どうしたのか。通話口に出ると、エM嬢の切羽詰まったSOSが聞こえてきた。

 「アヅマさん!M渡さんのボトルがもうほとんどないから、何か買ってきてください!」

 十数本キープなイメージのM渡ボトル。棚のほとんどが氏専用状態。あれだけの量が無くなったのか。私もせいぜい月1回程度のムーラン通い。それほどガバ呑みしていない(はず)。

 コンビニでなく歓楽街の小売もやっている業務用卸の酒屋へ飛び込んだ。缶ビール1.5ダース、炭酸2g、そして、私様にバーボン(ジムビーム)の業務用4g。ずしりと重い。

 21時前にムーランのボックス席へ。1ダース(12本)冷してもらい、半ダースをグラスに注いで5人で乾杯。小鉢を数品楽しみながら談笑。私は缶ビールを2本ほど呑んでから、バーボンのソーダ割に切り替えた。

 迫力の4gである。いくら濃く注いでも減った実感がない。浴びるように呑み、締めはマスターのミートスパゲティ。粉チーズをたっぷり振りかける。恐らくこの夜を足すと連続8日間で140杯。いた、145杯か。体内から発せられるSNSの悲鳴が絶叫に変わってきた。

IMG_9825.jpg

4gが鎮座。

IMG_9829.jpg

〆のマスタースパゲティ。

(付記)

私がフリーになったこの15年間で最も通ったかもしれない<ムーランルージュ>、2025年10月中旬に閉店。私にとっては「帰る場所」が無くなって悲しさいっぱいですが、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

posted by machi at 03:36| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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