2025年07月30日

第3726夜:看板の流儀【春日部(埼玉)】

 武里西口駅前看板。いつから設置されていたのか存じ上げないが、日焼けして色落ちが目立っていた。西口名店会に加盟する商店名がびっしり刻まれていたマップだった。当然のごとく、店舗は入れ替わっておりマップとしての、看板としての機能はあまり果たしていなかった。

 令和5年度にスタートした武里スクラム商店会プロジェクト。その企画の一つに、西口駅前の看板リニューアルがあった。ただ、今の店舗名を掲示するだけでは能がない。店舗が入れ替わるで、すぐに情報が劣化する。

 看板のデザインは当初全国から公募することも検討されたが、賞品(賞金)の予算がないこと、そもそも時間がないこともあり、西口名店会T中会長が懇意にされているデザイナーさんに依頼。私も内容は知らされていなかった。

 2年間のスクラム商店会プロジェクト。様々な企画が遂行された。その集大成が看板のリニューアル。しかし、ただのリニューアルではなかった。そのお披露目式がスクラムプロジェクトがまもなく一区切りになる師走の土曜の午後、決行された。

 15時前に武里駅西口に降り立つや否や、陽気な音楽が聞こえてきた。この日のために結成された楽団がパレードでやってきた。

 何の告知もしていないので関係者だけかと思いきや、乗降客の多い東武武里駅の利用者が立ち止まり、一緒に式典を盛り上げて下さった。

 T中会長挨拶などの後、ついに除幕。エンドロールが鳴る。平成通り商店会S田会長、東口商店会S田会長が白幕を引く。看板が現れた。店舗名でなく、武里地区全体の魅力を発信する新たなマップ。柔らかく暖かな魅力にあふれている。

 秀逸なのが看板下に設置された5か所のA2サイズのボード。ココにスクラム商店会加盟3商店会(西口名店会・平成通り商店会・東口商店会)の組合員は自店の情報を無料で掲示可能。

 駅構内では相当な金額だが、この好立地で無料はまさに組合加盟の大きなメリット。組合員以外も安価だが無料で掲示可能。これが「自走」のための収益源になる。

 除幕式終了後は、そのまま西口イルミネーション点灯式へ移行。寒空の中、抽選で選ばれた小さな子供連れのご家族が点灯ボタンを押す。夜空が一斉に幻想の光に包まれる。歓声が上がる。抽選に外れた方にも豪華プレゼントをご用意。武里の冬が始まった。

 点灯式終了後、懇親会会場の東口商店会へ向かう。途中、同じくリニューアルされた東口商店会看板がライトで照らされていた。コチラはお店の名前がびっしり。呑み屋が集う東口らしい構成である。

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武里駅前3商店会の会長たち。

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夜空に煌めく灯台。

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東口もリニューアル。

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西口イルミネーション点灯式。

posted by machi at 04:05| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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