【49皿目:小倉】「一平」カレーヤキメシ大盛(スープ付)
残暑厳しい9月の夕刻。午後イチで小倉着後、ミッションを2本こなし、夜のメインミッションまで90分の余裕が生まれた。昼メシを喰いそびれた。夜メシ(呑み)は最短でも20時半。何か腹に入れねばタフなミッションをこなせない。
カツカレー、カツ丼、ラーメン。我が昼メシ不動の三銃士に身を委ねたかった。できれば、未体験ゾーンに突入したい。
フラフラと小倉駅周辺へ。<ダンダダン>の店頭ポスターに見覚えのある大物美人女優と浮名を流した料理人の笑顔が。「T羽シェフ監修 究極の餃子定食」。かなり惹かれたがランチタイム限定のようだ。ちなみにこのシェフ、一般男性に夢を与えて下さったので好感している。
魚町銀天街へ戻る。ラーメン中華<一平>に吸い込まれた。店頭にメニューが張り出されている。カツ丼やカツカレーはない。
ラーメン、カレーラーメン、カレーヤキソバ、カレー中華丼…。私の選択は「カレーヤキメシ」。『スープ付』に惹かれた。プラス100円で大盛に。
店内常備スポーツ新聞を斜め読み。鍋を振るう音が極上のBGM。カレー粉の香りにうっとりしていると、スープを従えてブツ降臨。福神漬の赤が眩しい。そこに卓上の紅生姜も寄り添わせる。赤と赤の抱擁がいじらしい。
スープは白濁。思わず小さくガッツポーズ。豚骨である。ラーメン欲も少し満たされる。胡椒をパラリ…。滋味。汗をたっぷりかいたボディに吸い込まれる。思わずラーメンを追加しそうになるも思いとどまる。
カレーヤキメシ。「ヤキメシ」というカタカナが味わい深い。スプーンで口を運ぶ…。限りなくドライカレーだが、中華の矜持が潜んでいる。ドライカレーを幾倍にも重層にしたインド人も中国人も驚嘆の習合である。
【50皿目:小倉】「ファミリーマート」こんがりビストロまん焼きカレー
残暑厳しすぎる9月中旬。9カ月ぶり以上に門司港へ向かおうと小倉駅1階改札へ。門司港ミッション開始2時間前。久々に門司港行きホーム(8番)の立喰かしわうどんを啜ろうと思ったが、暑さで断念。しかし、空腹は我慢できぬ。
煙草を買うついでに改札横のFァミマへ。レジの横の豚まん保温ケースに、ケースとほぼ同じ大きさの巨大激推しPOPがイヤでも視界に入った。
「ひとくちめからすぐおいしい!こんがりビストロまん ごろっと野菜の焼きカレー」
これから向かう門司港名物は「焼きカレー」。私の門出を祝うような逸品ではないか。税込180円。包んで頂き8番ホームへ。電車入線まで10分弱。熱々をかぶりつく…〔次夜その5〕