【47皿目:小倉】「黒船」とろとろ玉子のキーマカレーピザ
盆明けの21時。あまりにもタフ極まりない悩ましさチョモランマ級の旦過市場会議終了後、いつものレギュラーメンバー4人で<黒船>へ。私のリクエストである。かなり広い店ゆえ予約せずとも入れるであろう点、料理が旨い点、旦過市場から近い点、そして我が馬借の定宿から極めて近いからである。
生で乾杯。3杯目からメガハイボール。グランドメニューからは焼鳥盛合せのみ注文し、後は別紙のこの日のオススメから選択。
きびなご唐揚、天麩羅(ハモ・アスパラ)、パリパリピーマン、白なす田楽…。どれも抜群に旨い。季節を思う存分満喫する。アタマと肩の凝りが酒と会話ほぐれていく。
この日のオススメの中で唯一季節感ないのが「とろとろ玉子のキーマカレーピザ」。プルプルの半熟卵をつぶすセレモニーがタマラナイ。生地全体に黄身と白身が広がる。
キーマのカレー風味と黄身のコクが生地の上で混ざり合い、官能を繰り広げる。笑みが漏れるエロい味。私ひとりで半分食べてしまった。
【48皿目:小倉】「シロヤ」焼カレーパン
盆明けの正午過ぎ、小倉駅に向かっていると途中の<シロヤ>の前に行列が無かった(それでも客は5人以上)。あまり並ばずに買える。買う予定はなかったが、つい列に並ぶ。
食パン1/2本、アンバターコッペ、バタークリームパンを選択。店舗改装に伴い会計システムがぐっと近代的に。列を移動しつつレジに向かっていると「焼カレーパン」なる商品を発見。「カレーパン」は実食済だが「焼」は初めて観る。0.2秒ほど迷った後、レジに追加した。
・黒毛和牛だけを使用した本格自家製カレー
・お肉の食べ応えUP!!
・スパイシーさな夏にぴったり
他の商品にPOPはないが、この焼カレーパンだけが「推し」状態。焼カレーといえば門司港。チーズや玉子がトッピングされている感じはない。具の中に潜んでいるのか。
その日の夜。神戸の自宅でアニメ録画晩酌。散々食べ呑み散らかした後、シメ(ペヤング復刻限定DEAR NOODLE SHOYU)の前(プレシメ)として焼カレーパンを袋から取り出す。
オーブントースターでカリッと温める。取り出した後は半分にカット。半分はそのままで。もう半分はとんかつ(お好み焼)ソースをタラリと垂らす。
まずはそのままで…。カレーのコクが深い。濃い。確かに肉肉しさが増している気もする。しかし、どのあたりが焼カレーか分からない。明らかに「揚げカレー」だからである。しかし素晴らしく旨く、しかもこのご時世190円という良心の前に疑問は滅失した。〔次夜その4〕